二次創作小説(紙ほか)
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- エクソシスト深海美羽
- 日時: 2018/11/03 12:03
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
日本人の少女、深海美羽がエクソシストになり
頑張っていく物語。D.Gray‐man二次創作。
- Re: エクソシスト深海美羽 ( No.3 )
- 日時: 2018/11/03 14:39
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
ロアは右腕、右脚が氷に覆われレフは左腕、左脚が炎に覆われていた。
ブックマン「太陽が出ていても雪が解けていなかったのは
ロアとレフのイノセンスが原因だろう」
ラビ「ジジイ!?」
美羽「言われてみればそっか。日が出てれば雪が解けてるはずだもんね」
ロアの手に氷の槍が握られる。一歩踏み出し左腕を引き槍を投げる。
炎を上手く使い宙に飛んだレフが槍を掴み、狙いを定め槍を突き刺す。
AKUMAが黒い粒子に変わる。透けたダリヤの顔は笑顔だった。
—ありがとう。
そう言ったように感じた。
アレン「ダリヤさんをAKUMAに変えたのは千年伯爵です。ダリヤさんの
気持ちを利用し彼女をAKUMAに変え貴方たちのイノセンスを奪おうとした」
レフ「イノセンス、ねぇ…」
レフの左肩には火傷の痕、ロアの左肩には霜が張り付いている。
ブックマン「珍しいタイプじゃな。レフもロアも」
ロア「冷凍庫にあったドライアイスを幼い頃に左腕全体に被ってな。
あの後からこの霜ができてた」
レフ「俺も、ガキの時に妹が転んで投げ飛ばした鍋に入ってた熱湯を
右腕に被ってそれっきり消えねえんだよ」
美羽「何だろう、すごいほっこりする話」
アレン「とりあえず二人とも、僕たちについてきてくれませんか?
イノセンスの適合者ということで」
- Re: エクソシスト深海美羽 ( No.4 )
- 日時: 2018/11/03 17:03
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
化学班から渡された団服にロアとレフは袖を通した。
ジョニー「二人とも似合ってるぞ」
ロア「…慣れない」
レフ「全くだぜ」
コムイ「兄弟揃って寄生型のイノセンス適合者か。珍しいね、
二人には早速任務に出てもらう、アレン君と美羽ちゃんも一緒だし
頼ってね」
****
美羽「この人」
アレン「今存在する元帥で一番若い20代、アルベルト元帥ですよ」
写真には瑠璃色の髪に山吹色の瞳をした青年が写っていた。
駅にアルベルトと合流することになっている。
列車が止まり、駅に足を踏み入れた。フィンランドのある駅だ。
ホームにはすでに写真の青年が立っていた。
ロア「あの人か…」
アレン「アルベルト元帥!」
アルベルト「ん、おぉ来たか!」
アレンはロアとレフ、美羽のことを紹介する。
アルベルト「美羽ちゃんか、教団が言ってた和風美人って!俺は
アルベルト・ロヴィッサ、長いからアルでもいいからな」
アルベルト、アル元帥に連れられ彼の拠点へ。どうやら地下にも
部屋があるらしくかなりの豪邸だ。
アル「仕事があるんだ。来たばかりで済まねえが手ェ貸してもらうぜ」
そう言われ彼についていく。すでにその場所では数体のAKUMAが
暴れ回っていた。
アル「さて、と…仕事をするぞ仕事を!」
アルはネクタイを緩め指ぬきのグローブを身に着ける。
アル「イノセンス、引力人」
アルが掌を上に向けると吸い込まれるように何体かのAKUMAが
引き寄せられてくる。拳を握り一体のAKUMAを殴り飛ばす。凄まじい
衝撃波、全員が吹き飛ばされないよう踏ん張ることで精一杯だ。
美羽「よし…変幻ノ勾玉・桜式三分咲き!」
二丁拳銃から同時に発砲された二つの弾丸が空中で爆発、AKUMAたちが
落ちて消える。
- Re: エクソシスト深海美羽 ( No.5 )
- 日時: 2018/11/03 18:30
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
ロア「イノセンス、アイスファング」
レフ「ファイヤファング!」
アルはロアとレフに目を映す。
アル「炎と氷か…」
ロアが一歩踏み出すと弧を描くように氷が連なりAKUMAを貫く。
レフが腕を振るうと赤い炎がAKUMAを焼き尽くす。
アレン「これで全部、ですかね…」
アル「面倒な奴が残ってるぜ」
煙を掻き分け一人の青年がこちらに歩み寄ってくる。後ろ髪が長い
青年だ。
アル「恤のオリヴァ、だったか」
オリヴァ「随分とエクソシストがいるな。新人が三人か」
オリヴァは美羽に目を止める。彼女の前に立つ。
オリヴァ「日本人のエクソシストか〜大和撫子のエクソシストに
殺されるのも悪くないな。まぁ死ぬ気なんてないんだがな」
美羽「ち、近い…」
美羽が仰け反る。
オリヴァ「なーんか戦う気が失せるな〜」
そう言ってフラフラと踵を返していく。よく分からないノアだ。
- Re: エクソシスト深海美羽 ( No.6 )
- 日時: 2018/11/03 18:52
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
ロード「オリヴァ、ユリウス〜暇だよ遊んでよ〜」
ロードはオリヴァと黒と赤のオッドアイのノア能の
記憶を司るユリウスの肩に手を回し口を尖らせる。
オリヴァ「やめてくれロード、俺は眠い、寝たい」
ユリウス「俺も遊ばねーぞロード」
ロード「えー、遊ぼうよ!」
千年伯爵「ロード、オリヴァとユリウスと遊びたいんデスカ?
我輩が言ったことを言えば遊んでくれますよ♡」
ロード「え!ホント!?」
ロードに千年伯爵は言葉を伝え去っていく。ロードは悪戯っぽく
笑う。
ロード「遊んでくれないと日本人エクソシストを殺しちゃうぞ〜?」
二人『それだけはやめろ!!遊んでやるから!!』
****
美羽「に、日本!!日本が次の任務!?」
コムイ「勿論!といってもこれは結構重い任務だ」
美羽は心の中で喜ぶ。首に掛けている御守りを片手で握る。
中国で協力者の手を借り日本へ行く。
ロア「任務だけど日本に行けるのは嬉しいな」
レフ「だよな!日本に行ってみたかったしな!」
- Re: エクソシスト深海美羽 ( No.7 )
- 日時: 2018/11/03 19:00
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
数日掛けての中国到着。天青楼という場所でスキンヘッドが
特徴的な大柄な女性マホジャに案内されアニタという女性と出会う。
アニタ「まぁ美羽ちゃん日本人なの!?」
美羽「え、えぇまぁ日本人です」
アニタ「日本人って落ち着いた理性的で優しい人が多いって
聞いてるの。それが本当だとすぐ確信したわ」
アニタが美羽の手を握る。本来今の時代の日本は鎖国中だが
将軍様に頼み日本を守るために日本から飛び出したのだ。
アニタ「それで日本に行くために手を貸してほしいって話よね。
いいわ船を出す、明日には出航できるよう準備しておくわね」
リナリー「ありがとうございますアニタさん、マホジャさん」