二次創作小説(紙ほか)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- エクソシスト深海美羽
- 日時: 2018/11/03 12:03
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
日本人の少女、深海美羽がエクソシストになり
頑張っていく物語。D.Gray‐man二次創作。
- Re: エクソシスト深海美羽 ( No.1 )
- 日時: 2018/11/03 13:02
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
美羽「う〜さ、寒い…!!」
一面に広がる雪、そして冷たい風が吹いているここはロシア。
美羽は両手で身体を摩る。
アレン「ここにイノセンスが二つあるって言ってましたし…
頑張りましょう」
アレン、ラビ、ブックマンの後に美羽は続く。暗くなり始め
近くの小さな宿に四人は泊まることにした。そこで働いているのは
たった三人の若い人だ。雪のような白い髪の青年ロアと炎のような
赤い髪の青年レフと綺麗な金髪の少女ダリヤ。三人とも兄妹だ。
美羽「兄妹揃ってここを経営してるんですね」
ダリヤ「えぇ、小さい宿だから滅多に客は来ないけど、
エクソシスト様に来てもらえるなんて嬉しいです。ゆっくり
休んでいってくださいね」
アレン「うわー、美味しそうですね!」
ダリヤ「料理は三人で作ってるんです」
並べられた暖かい料理を食べ終わった。
ラビ「?レフとロア、その手はどうしたんだ?」
レフ「ん?あーこれはだな…怪我したんだよ、痕がエグイからな
見せないようにしてるんだ。んじゃ俺は少し席を外すぜ」
ロア「…俺も席を外す。ダリヤ、彼らの相手は頼むぞ」
ロアとレフが部屋から離れた。アレンの眼にダリヤと同じ姿の
魂が見えた。それに彼は困惑した。言うべきなのか?
悩んだ末、アレンはそのことを黙っていた。
- Re: エクソシスト深海美羽 ( No.2 )
- 日時: 2018/11/03 14:07
- 名前: にゃあこ (ID: s00TEuml)
アレンたちが眠った後、ダリヤは荒い息をしていた。
レフ「ダリヤ、大丈夫か…」
ダリヤ「ダメだよレフ兄…だって私」
ロア「AKUMAだろうが妹は妹、それは変わらないぞ。その姿形、声を
持っている限りな」
****
朝、アレンが決意をしてレフとロアに一つ聞いた。
アレン「もし、もしダリヤさんがAKUMAで人を襲い始めたら
レフさんとロアさんはどうしますか?」
その質問を聞き二人の顔が沈む。
ロア「…俺たちでやるしかない」
レフ「兄貴…」
美羽「ダリヤさん羨ましいな〜こんな優しい人がお兄さんでさ。
私は一人っ子だけど中には下の妹弟をこき使う兄とか姉とか
いるからね」
アレンが立ち上がり、階段からラビたちが降りてきた。
ラビ「アレン!」
アレンが頷く。外に出ると苦しむダリヤの姿が目に入った。彼女の
姿が変わっていきAKUMAへと変わった。
アレン「Lv.2…」
美羽の勾玉のブレスレットが形を変え二丁拳銃になる。
美羽「変幻ノ勾玉・桜式!」
桜色の弾丸が空気を切りながらAKUMAの額を狙うも弾丸を躱される。
ラビ「いけぇぇぇ!!」
巨大な大蛇のような火柱が上がる。それを躱しAKUMAが紫の弾を
乱射する。砂埃が混じった煙、ひんやりとした風が吹いた。
ロア「…せめてお前のことは俺たちが弔ってやるよダリヤ」
ロアの右腕、右脚が氷に覆われ壁となった氷が粉々に砕け散る。
刹那、全員の頭上を赤い炎が通る。
レフ「なっちまったモンは仕方ねえ。これは約束だからな!ダリヤ!」