二次創作小説(紙ほか)

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ポケモン探検譚【擬人化】
日時: 2018/11/24 17:32
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

ポケモン擬人化物語。

その世界の中でたった一人イノリは人間だった。
彼女はあちこちを冒険する。そしてある事件に立ち向かう。

ラスとラティアを救うまで >>01-06
恐怖体験 >>07-08

Re: ポケモン探検譚【擬人化】 ( No.4 )
日時: 2018/11/24 11:24
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

???「へぇお前が噂の人間か」

左腕がない眼帯をした青年が突然カイゼルとイノリの前に現れた。
黒目の紅い瞳孔がイノリを捕らえた。

カイゼル「ルカン、だったか…」
ルカン「お前に名前を呼ばれるたぁ嬉しいぜ。まぁここで
やる気はねえけどな。人間、テメェは特別である限り必ず
過酷になることを覚悟しておけよ?そこでへばったら——
俺が喰い殺す」
イノリは固唾を呑み頷いた。ルカンは何処かに消えていく。

カイゼル「厄介な奴だ」
???「ふむふむ…華奢な少女とがっちりした武闘家か〜。腕が
鳴りますな〜!!」
イノリ「今度は誰?」

ブラウンのベレー帽を被った女の画家だ。
???「私はブルーノ、画家。ちょっとモデルになってね」
イノリ「画家なんだね。私も絵を描くのは好きだよ」
ブルーノ「そうなんだ。絵を上手く書くコツはしっかり本物を
見ること。どんな体付きをしているか、どんな髪をしているか…
武闘家さんなんて簡単よ。大体の人たちはヒョロヒョロした人
なんていないしカイゼルは細いけどちゃんと筋肉があるからね。
それをどう描くかで印象が変わっちゃうし…完成!」
ブルーノがスケッチブックを閉じて二人に頭を下げた。

【ルカン…サメハダー擬人化】
【ブルーノ…ドーブル擬人化】

Re: ポケモン探検譚【擬人化】 ( No.5 )
日時: 2018/11/24 13:14
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

???「人間の子よ…私たちを助けて」
???「私たちは——にいる」

マリア「イノリさん、大丈夫ですか?」
イノリは目を開いた。また眠っていた。
ジュナル「どうした?何か聞こえでもしたか?」
イノリ「うん、二人とも銀髪で男のほうは後ろで髪を結んでて
女のほうは二つに髪をまとめてたよ。服装は貴族みたいな」

カイゼル「ラスとラティアか…夢幻の存在で水の都の守護者だ。
だが何者かに封印され声も何も…待てよ、イノリ声が…何処に
いるんだ?二人は」
イノリ「えっと水の都って…」
カイゼル「なら早く行くぞ」

 ****
港、そこに船が止まっている。といってもそこまでの大きさではない。
ゲール「水の都に行くんですか?」
驚いたようにそこの船長である男ゲールは言った。
ゲール「今は少し厄介で…ラス様たちの力が封印されてしまったから」
カイゼル「いいや俺たちはそれを戻すために行くんだ、だから」
ゲール「分かりました。出来る限り飛ばすんで捕まっててください」

船が動き出し水の都へ急ぐ。
【ラス…ラティオス擬人化】
【ラティア…ラティアス擬人化】
【ゲール…ブルンゲル擬人化】

Re: ポケモン探検譚【擬人化】 ( No.6 )
日時: 2018/11/24 13:34
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

水の都の中心部にやってきた。そこには大きなキューブが
浮いている。

カイゼル「…囲まれてるな」
辺りには黒い獣がわんさか集まっていた。
マリア「イノリさんは下がって!ここは私たちに任せて」
イノリ「う、うん!私はこっちをどうにかしてみるよ!」
イノリは上を見上げる。なんとなくだが二人の人影が透けて見える。

ラス『鍵を…解放の鍵を…』
イノリ「解放の…鍵?」
白い光を纏った鍵がイノリの手元に落ちる。これが解放の鍵だろうか。
ラティア『この都の宝具です。それを空へ掲げて唱えて』

イノリ「開け!むげんを閉じ込める扉!」
鍵が光に変わりキューブに吸い込まれた。眩い光が辺りを包む。
黒い獣が逃げ出し破壊されたキューブの破片がキラキラ光り
落ちていく。

ラスとラティアは地面に降りイノリに感謝の言葉を告げた。
ラス「誰が私たちを閉じ込めたかは分からない。でも相当力の
ある者が結界を張ったようだ」
ガオル「何のためだ」
ラティア「私たちにも分かりません。でもこの世界に危機が
迫っているのは確かです。そして結界を破るための解放の鍵を
扱えるのは人間である貴方だけ」

Re: ポケモン探検譚【擬人化】 ( No.7 )
日時: 2018/11/24 16:00
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

古い屋敷、その中に一人の男がいた。黒い目の赤い瞳孔が
不気味に光を放っている。
???「ギーラ様この人間などどうでしょう」
顔に二本の傷痕がある青年が提案する。彼の服は縫い目だらけで
鼻と目以外はほとんど肌が見えない暗い色の服を着ている。
彼の名前をヨギリ。
ヨギリ「イノリという人間の子です」
ギーラ「そうか…では彼女に怖がってもらおうか」
???「お、じゃあ攫ってきていいのか?ギーラ様」

暗い紫の髪をした青年が寄ってくる。赤い目に黒い瞳がある。
目の下には黒い涙のメイクがされている。彼の名前は
ゲンジュ。
ギーラ「あぁ、だが一旦人が少ないところに引き込んでからに
することだ。後の方法はゲンジュに任せる」
ゲンジュ「おっしゃ!じゃあ行ってくる」
ゲンジュが影に消えた。その後、数人が影から現れた。

黒いメイド服を着た少女が指を鳴らすと蝋燭に小さな火が灯る。
黒髪の青年と青髪の青年が笑みを浮かべながらヨギリから
写真を奪った。その二人は目元に仮面をつけているのに…。
二人の名はそれぞれダンギとギルという。メイドをドウルという。

ギーラ「さぁお客を迎える準備をしよう。ドウル、カップを
用意しておいてくれ」
ドウル「かしこまりましたギーラ様」

【ヨギリ…ジュペッタ擬人化】
【ゲンジュ…ゲンガー擬人化】
【ダンギ&ギル…ニダンギル擬人化】
【ドウル…ランプラー擬人化】
【ギーラ…ギラティナ擬人化】

Re: ポケモン探検譚【擬人化】 ( No.8 )
日時: 2018/11/24 16:32
名前: 虹原虹 (ID: s00TEuml)

今は夜、イノリは家へ向かっていた。あちこち歩き回っていたのだ。
ゲンジュ「見〜付けた♪」
不気味な声にイノリは振り返った。赤い目と黒い瞳孔が怪しい光を
放っていた。
イノリ「誰…貴方…何処から?」
ゲンジュ「お前の影さ。ずっと潜んでたんだぜ?クカカッ」
ゲンジュはイノリの腕を掴みニヤリと笑った。
ゲンジュ「ごあんな〜い♪」
イノリは夜の影に吸い込まれていった。

イノリが体を起こすと近くに紫の火が灯ったランプが転がっていた。
それを握り彼女は館を歩く。少し進み角を曲がるとイノリの真横を
二本の剣が飛んできた。尻もちをついた。

イノリ「何…ここ…早く出なきゃ!」
走り出したイノリの足を何者かが掴む。そして影の中に強制的に
引き摺り込んだ。

背中を強く打ったイノリの顔をダンギとギルが覗き込む。
ギル&ダンギ「驚いた?」
イノリ「うわぁぁ!!?」
ギーラ「二人とも、そのぐらいにしておけ。心肺停止で倒れて
もらっては困る。驚かせてすまなかった」

****
イノリ「は〜なんだ話したいだけか。悪い人じゃなくてよかった」
ギーラ「人間を驚かすのは彼らにとって楽しみの一つなんだ。
特にゲンジュは人の恐怖心が大好きだから。でも悪い子じゃない、
そこにいるヨギリも傷痕だらけだが悪い子ではないさ」
イノリ「そうなんですか…あ!私、帰らないと」

そういってイノリは屋敷を出た。


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