二次創作小説(紙ほか)

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銀魂!オリジナル!!
日時: 2018/12/24 22:28
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

一人の少女、三島八重と万事屋たちの物語。

Re: 銀魂!オリジナル!! ( No.1 )
日時: 2018/12/25 10:29
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

神楽「八重ちゃん、いるアルか〜!」
神楽は戸を開けそう叫んだ。階段を駆け下りてきた少女が声を出す。
八重「いるよ」
新八「あれ?伊庭さんは」

伊庭七郎、八重を親代わりで面倒を見ている青年だ。少し小柄だが
かぶき町ではアイドル的存在の剣士だ。その腕は確かなモノで
真選組にも彼は手を貸している。

八重「屯所だと思います」
銀時「ちぇっ、からかってやろうと思ったのに」
新八「そう言うこと言わないでください」
銀時「そうだ、吉原で仕事があるんだ。手伝ってもらうからな八重」
新八と神楽は驚いた。
新八「ちょっと!危ないですよ彼女を連れてくのは」
神楽「眼鏡の言う通りネ!」
八重「い、いや大丈夫だって」

本人も言ってるしと銀時は呟き外に出ていった。

Re: 銀魂!オリジナル!! ( No.2 )
日時: 2018/12/25 12:38
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

吉原桃源郷、明美は不安そうに窓から外を見ていた。
花魁を始めここに来てから一度も太陽を見ていない。怖くなり
逃走も試みたがそう簡単にはできなかった。
???「今度は窓から逃走とか考えてないよな?」
明美「ッ!!?」
明美は首を振った。藍色の中華服を着た夜兎の青年が明美を
見据える。彼女が逃げたくても逃げられない理由、それは
この青年、神也が部屋にいるからだ。
神也「ここってお前の部屋だっけ?読書が好きなのか?」
明美「え、えぇ…そうですけど…」
神也「一冊、借りるぞ」
そう言って神也は本棚から一冊本を取り出し開いた。
窓の外に明美は見覚えのある少女が見えた。
明美「(八重ちゃん…)」

****
神楽「八重ちゃん、どうするアルか?先に行っても良いネ」
八重「ここに友だちがいるからその子を探すよ」
銀時「そうか気を付けろよ」

頷き八重は通路を曲がって、ある部屋の戸を開けた。
明美「八重ちゃん!」
八重「明美ちゃん、大丈夫!?」
明美は駆け足で八重との距離を縮める。だが途中で一人の男により
二人の距離は縮まることが無くなった。
神也「忘れてもらっちゃあ困るな」
神也が拳を振り上げた。八重が目をギュッと閉じる。ゆっくり目を
開くと目前で拳は止まっている。
神也「俺は夜兎の神也、このまま引き返すなら良しだがそれでも
コイツを助けたいなら痛い目に遭ってもらうぜ?」
不敵な笑みを浮かべる神也はそう言い放った。元から夜兎との
戦闘があるであろうことは予想済み。
八重「ここまで来て引き下がれない…」

八重はベルトの銃に手を掛けた。

Re: 銀魂!オリジナル!! ( No.3 )
日時: 2018/12/25 14:37
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

発砲しながら八重は明美の手を引きながら逃げていた。
明美「八重ちゃん」
八重「大丈夫、上に上がって一旦隠れよう。私、真ん前から戦う勇気
残念なことにないから」

神也の視界から逃れ、すぐに近くの部屋の地下に隠れた。
八重「流石、明美ちゃん」
足音が聞こえ二人は口を塞いだ。
神也「ここに隠れてるんだな。3秒だ3秒で出てこなかったら…
ここを壊す」
八重「明美ちゃん、こっち!」

八重は明美の手を引き扉付近の真下に移動した。同時に上の床が
崩れてくる。明美が小さく悲鳴を上げる。
神也「さてと…かくれんぼ、俺の勝ちだな」
神也が拳を握り八重の顔に向けてフックを放つ。八重は即座に
屈んで避けた。その動きに神也は驚きつつ笑みを浮かべた。
八重「(兎に角、銀さんたちが戻ってくるまでは頑張らないと)」

明美「八重ちゃん、こっち!」
明美が先に階段を上っていた。
****

少し離れた場所で隠れ八重は銃の標準を合わせる。
八重「そこまで怖い思いはさせられてないんだね」
明美「うん、あのねだからできるなら殺さないで」
神也の姿が見え八重は標準を彼の肩に合わせる。そして引き金を
引いて発砲する。
その弾丸が彼の肩を貫くことはなかった。

刹那、吉原の天井が動き明るい光が見え始めた。神也は慌てて
番傘を開いた。
八重「よしタイミングバッチリ!」
神也「オイ」
明美「神也さん…ここで一緒に住みませんか?もしかすると」
明美は神也に耳打ちした。神也がガリガリと頭を掻いた。

神也「…たまになら来てやるよ」

Re: 銀魂!オリジナル!! ( No.4 )
日時: 2018/12/25 15:53
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

真選組の屯所前までやってきた。
???「八重、ちゃっちゃと中ァ入れ、お呼びだぜ」
八重「月路さん…」

月路と呼ばれた青年は門の上から飛び降り門を開いた。
彼は夜兎族なのだがここで雇われて監視されている。

土方「遅ぇぞ八重」
近藤「八重ちゃん、さっき手当てし終わったよ。中に来てくれ」
中に上がり奥に行くと真選組隊士たちに囲まれている青年の剣士が
いた。
沖田「あ、やっと来たみたいですぜ伊庭の旦那」
伊庭「ッ!八重ちゃん」
八重の目線は伊庭の顔から左腕に移る。左腕の裾が腕の付け根当たりで
縛られている。
八重「もしかして…腕が…」
月路「鬼兵隊と春雨が組んで、やり合ったのか。それも厄介な奴と」
伊庭「まぁね。でも大丈夫、ほら右腕があるからね」
八重「大丈夫じゃないに一票」

伊庭「大丈夫だって。じゃあ僕、帰りますから何かあれば
いつでも頼ってください」
近藤「いつも悪いな。頼らせてもらう」


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