二次創作小説(紙ほか)
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- Fate-Originalcollect−
- 日時: 2019/01/26 08:29
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
前の作品を変えた作品、色々一旦変えます。
【序章】誤転送から >>01-05
【第一章】オルレアンの聖女 >>06-15
第一章オリジナルサーヴァント簡単説明 >>16
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.10 )
- 日時: 2019/01/24 20:49
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
セイバー「流石に押されてきてるな。それに集まって来たぞ」
アトス「敵側のサーヴァントも来やがった」
シャルル=アンリ・サンソン、カーミラ、その二体と数匹のワイバーンだ。
セイバー「マスター、ここは勿論」
セイラ「うん、全員でサーヴァント含めワイバーンたちを倒すよ!」
カーミラ「私たちを倒すですって?小娘の分際でよく言うわ!」
カーミラがセイラに襲い掛かり鋭い爪を振る。その爪からパーシヴァルが盾でセイラを
護る。カーミラは忌々しそうに舌打ちする。
パーシヴァル「マスターには指一本触れさせない」
アトスとシャルルがぶつかり合っている。アトスは一度距離を取り剣を構え直す。
アトス「処刑人と殺人者は違う。お前はもう処刑人ではない、ただの殺人者だな」
シャルル「…何を」
アトス「ここの人間を殺して来たといったな。処刑人は罪が重い者を裁く者だ、決して
罪を持たない者を問答無用で殺す者ではない。お前のやったことは狂った殺人者が
やったことだ」
シャルルはアトスに斬りかかる。その攻撃をアトスは躱しつつ攻撃する。シャルルの攻撃も
剣の扱いに慣れたアトスの前ではあまり役に立たない。アトスは周りを見た。
数十のワイバーンが辺りを囲う。
セイバー「離れろアトス!パーシヴァル、しっかりマスターを守れ!!」
セイバーの手には不可視の剣が握られているがその剣が光り輝いている。徐々に剣が
姿を現す。全員がその剣の名前を知っている。
セイバー「約束された勝利の剣!!」
辺りが一掃される。ワイバーンと共にカーミラ、シャルルが消えていく。
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.11 )
- 日時: 2019/01/24 20:59
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ダルタニアン「俺も…ここで負けることはできない!」
彼の剣が鮮やかな空色の光を放つ。辺りを青い光が包み込む。それを見てロシュフォールも
同じように構える。
ダルタニアン「銃士の誓い(エペイストギャージュ)」
ロシュフォール「はぁぁぁぁぁぁ!!!!」
光が消え、立っていたのは前に突き出した剣を鞘に納めているダルタニアンだった。
ロシュフォール「…負けだ。それとこれが、お前への賞品だ受け取れ」
ロシュフォールは紙を渡して消えてしまった。ダルタニアンは紙を握り、静かに笑った。
これでちゃんと仲を戻すことができた、と…。
アトス「ダルタニアン」
ダルタニアン「アイツは敵側から情報を盗んできたみたいだ。感謝してもしきれない…。
彼の思いを俺は無駄にしたくない。さぁ、先へ進もう皆」
セイラ「そうですね、止まっていても仕方ありません!」
ダルタニアン「竜殺しがいるのもここからそう遠くないようだから…その近くで一度
休憩しよう。結構疲れが溜まっているだろう、俺も疲れた」
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.12 )
- 日時: 2019/01/25 16:01
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
暗い建物の中、小さな蝋燭の灯りだけを照らし一人の少女は拘束された青年と話していた。
長い水色の髪は彼女が座り込むと地面についてしまう。
???「大丈夫?あと少しだから頑張ろう、もうすぐ誰か来てくれるから」
少女が小さく何かを呟くと鎖が解け消えていく。青年と少女が立ち上がり外に出ると
少女が見た人物たちがいた。
ジャンヌ「わわっ!ご、ごめんなさい!」
???「貴方たち竜の魔女を倒しに行くんでしょう?」
ダルタニアン「そうだけど君は何故それを?」
ダルタニアンは彼女にそう聞いた。少女はダルタニアンからジャンヌへと視線を移した。
???「私はノストラダムス、長いからノストラでもダムスでも好きに呼んでね。私は
少し力は弱まっちゃったけど預言者なの。それで貴方たちのことを知ったの、ジャンヌさん
お願い手伝って!彼の呪いを解くために貴方の力が必要なの!そうしたら私たちも
仲間になるから、この人は貴方たちの探してる竜殺しジークフリートだよ」
それを聞きジャンヌはノストラダムスの隣に立ち解呪の手伝いをし始める。
数十分して二人が息を吐きジークフリートが驚いたような顔をする。
ジークフリート「まさか本当に解けるとは…ありがとう二人とも」
ノストラダムス「いいのいいの、お兄さん重要なんだよ?この戦いでは」
ジャンヌ「とにかくこれでまた戦力が増えました。向こうの戦力も削ることは出来ましたし、
これからどうしますか?マスター」
セイラ「えぇ!?マ、マスター?」
セイラが聞き直すとジャンヌは笑顔で頷いた。本契約してるのはセイバー、アーサーだけ。
一人一体の契約のはずだ。
パーシヴァル「仮契約、それでいいじゃないですか。私も同じようなモノでしょう」
ノストラダムス「これからジークフリート共々よろしくね、マスターセイラ!」
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.13 )
- 日時: 2019/01/25 19:08
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ノストラダムス「竜殺しのジークフリートさんにサーヴァントの力を引き出すことが
出来るマスター、セイバーさんにパーシヴァルさん、ダルタニアンさんにアトスさん、
そして聖女ジャンヌ・ダルクさんと預言者の私がいる!これはもう攻めるしかありません!」
ジークフリート「俺がワイバーンたちを倒そう、他のサーヴァントは君たちに任せていいか?」
ダルタニアン「任せてくれ!そうだジャンヌさん、君はオルタと戦うことになるかも
しれない、一人でも頑張れるかい?」
ジャンヌは頷いた。最初から彼女には黒い自分と戦うことは覚悟の上だ。
ジャンヌ「ここまで来て逃走などしません!それに私は一人ではありません、マスターがいます」
アトス「…どうせ全員決意してるはずだろう。この戦いをさっさと終わらせようマスター」
アトスは小さく微笑む。
セイラ「じゃあ早速オルレアンに乗り込もう!」
****
オルタ「随分と仲間を連れてきたのね、私?」
ジャンヌ・ダルクと瓜二つの少女がジャンヌの前に立つ。ジャンヌは顎を少し下げ彼女を
睨む。
ジャンヌ「私と同じ体だとしても貴方は私ではない。私は貴女を否定するために、この戦いを
終わらせるために来たのです!もうここを貴方の好き勝手にはさせない!」
オルタ「何を言っているの?貴方を理不尽な理由で殺したのは何処の誰?そう、このフランスの
兵士、住民じゃない!憎まないはずがないわ」
セイラ「…なら貴方は聖女ジャンヌ・ダルクではない。英雄でもない」
オルタ「黙ってくれる?それに見えないのかしら?ここにはファヴニールに竜たちも」
ジャンヌ・オルタの隣の黒い竜がセイラを見据えている。その竜がファヴニールだ。
ノストラダムス「私には見えるよ、ジャンヌ・オルタが散っていく未来が、そして
その御自慢のファヴニールやワイバーンが私たちと竜殺しによって潰され驚く貴方の顔がね!」
セイラの前にパーシヴァルが立ち、盾で彼女をファヴニールの炎から守る。
ジークフリート「貴様の敵はここにいるぞ、ファヴニール!このジークフリートが貴様を
葬ってやるぞ!」
アーサー「お前らの主が倒れるのと我らが全員倒れるの、ここで大勝負としようじゃないか!」
ジャンヌ・オルタが忌々しそうに下唇を噛む。
オルタ「潰せ!そいつらを潰せ!!」
- Re: Fate-Originalcollect− ( No.14 )
- 日時: 2019/01/25 19:45
- 名前: azuno* (ID: s00TEuml)
ジャンヌ・ダルクを手伝うのは他にもいた。
ジャンヌ「あれは…ジル!?」
ジル・ド・レェ、彼が率いる軍隊は竜に砲丸を当てている。
ジル「撃てぇぇ撃て!!恐れるな、我らには聖女がいる!」
オルタ「これは想定外でした…」
セイバー「はァァァァァァァァァァ!!!」
叫びながら剣を振るい竜たちを薙ぎ倒していく。その時、彼の前に黒い瘴気を纏った
見覚えのある人物が立っていた。
セイバー「貴様、確かカーミラか…」
カーミラ「あの時の屈辱、貴様の血で補ってもらうぞ?セイラとかいう娘を守る騎士の血は
私が全て奪ってやろう!」
別の場所でもアトスとダルタニアンはそれぞれヴラド三世とシャルル=アンリ・サンソンと
戦っていた。二人は互いに背を向けたまま話す。
ダルタニアン「ふぅ…これは本当にジークフリートとノストラダムスちゃんにワイバーンを
任せることになりそうだね」
アトス「…」
アトスは黙って頷く。そして二人は同時に地面を蹴り上げた。
ノストラダムス「それそれそれぇぇぇぇぇ!!!」
青い星型の魔法弾が辺りを飛び回り竜に被弾する。
ジークフリート「確かに数は多い、が。無限というわけではなさそうだな」
ノストラダムス「よぉし、このまま粘って粘って粘りまくるぞ——!!」
竜殺しと預言者の勢いは止まることはない。
オルタ「さっきは度肝を抜かれましたが所詮はこの程度、ということですよ。貴方など私には
遠く及ばないということです、それが分かれば大人しくしていなさい」
オルタが剣を振り下ろしジャンヌが目を閉じた。その剣をパーシヴァルは盾で弾き、
ジャンヌ・オルタを盾で押し倒す。
ジャンヌ「パーシヴァルさん!」
セイラ「ジャンヌさん、頑張ろう!見えるでしょ?何体もいるワイバーンと戦うジークフリートと
ノストラダムスの姿、敵側のサーヴァントと戦うアーサーやダルタニアン、アトスの姿も…
私には出来ることは少ないけれど応援ならできる!大丈夫、パーシヴァルが守ってくれてるでしょ」
セイラは笑ってそう語る。確かに見える、彼らが奮闘する姿が。
ノストラダムス「あ!やっと来たよ〜」
アトスとダルタニアンが一足遅くやってきた彼を見て笑った。
アトス「遅刻だ、アラミス」
白い銃を持った青年、アラミスは不敵に笑った。
アラミス「悪かった」