二次創作小説(紙ほか)

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FAIRYTAIL東洋の魔導士
日時: 2019/03/17 19:04
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

東洋からわざわざやってきた少女ルナは妖精の尻尾に所属している。彼女を含めたこのギルドで
様々な困難を乗り越える。

【衝撃の滅竜魔導士、黒炎の滅竜魔導士】>>01-05
【聖十大魔道との手合わせ、ルイスの進歩】>>06-08

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.5 )
日時: 2019/03/17 15:00
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ルイス「…ルナ…」
小さな声で呟く。

掛けられていた鉄橋をルナは上る。ピスケススタイルで今の彼女の姿はセーラー服だ。
イリヤから外に上の階へ続く梯子があると教えられたのだ。見えた。
黒っぽい炎でよく中は見えないが足場はありそうだ。
ルナ「よし…」
両掌に魔力を集中させ一気に放つ。魔力が練り込まれた水は黒炎を段々と消していく。黒炎を
操っていた男イグナスはその水を浴びビショビショに濡れた。イグナスは溜息を吐いて
上着を脱いだ。その左肩には紋章がある。
エルザ「なっ!蛇姫のラミアスケイルの紋章!?」
???「あ、いたいた!」
赤髪の少女シェリアはイグナスの隣に立ち見上げる。
シェリア「もう!やり過ぎだよイグナス!!」
イグナスは軽く謝る。シェリアに続きリオンまでも姿を現す。
イグナス「まぁ許してくれよ、それとまさか黒炎を消されるとは思っても無かったぜ。
お前、何て言うんだ」
イグナスはルナの方を向く。元の姿に戻り一息ついてから名乗る。
ルナ「ルナ、ルナ・スメラギって言います」
イグナス「そうか名前が聞けて良かった。闇ギルドの居場所はもう無いしどうにか
なるだろ。これで解散だ」

イグナスたちがいなくなってからエルザにイリヤをギルドに入れられないかと相談した。
ナツ「お前、本当に勝ったのかよ!!?」
ルナ「ギリギリでした」
エルザ「とりあえず連れて行こう。マスターもきっと喜ぶ」
****

ギルドのある場所へ到着しイリヤの背中には橙色の紋章がつけられた。
ミラ「じゃあこれからは仲間ね、よろしく」
イリヤ「ん、あぁよろしく」

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.6 )
日時: 2019/03/17 16:26
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ルナ宛ての依頼書に目を通す。
マカロフ「この前の集いでその男にルナのことを話したんだ。そしたら食いついてきた」
ルナ「そ、そっかマカロフさん聖十大魔道でしたっけ…」
何か騒がしい。ざわついている。部屋の扉越しにレビィの声がした。
レビィ「マスターお兄ちゃん帰って来たよ」
マカロフ「ラルが…分かった中に入れてくれ」
扉が開き薄い金髪の男が入って来た。確かにレビィと似たような雰囲気はあるような…。
ルナ「あ、あのぉ…」
マカロフ「ルナはまだ知らなかったな。S級魔導士ラル・マクガーデンだ」
ラル「君が東洋から来た子か。よろしくね」
エルザよりも早くS級魔導士になった天才、それがラルだと言う。
ラル「じゃあ俺は彼女の付き添いをすればいいんですか?」
ルナ「あぁ頼んだぞラル」

****
その集合場所にはラルとルナだけでなく他の人物もいた。
ラル「あれ?貴方人魚のマーメイドヒールですよね?そこって男の人は所属できないのでは」
ラルは赤髪の青年に声を掛けた。右肩には人魚の踵の紋章がある。
カグラ「私が認めたんだ」
ラル「そうだったんですか。珍しいですね!」
ラルは驚く。
カグラ「下手したらレイは私よりも強い」
カグラがそう話す。ルナはレイのほうを見た。レイも気が付いたのか目を向け笑った。
慌ててルナは目線を逸らした。
ルナ「あ、向こうにいる二人ってナツが言ってたスティングとローグって人?」
ルナが見ている方向から二人の男が歩いてきた。確かにスティングとローグだ。
—私、居場所を間違えている気がする。

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.7 )
日時: 2019/03/17 18:05
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

やってきたロア・チェルシーはルナを指名し突然、試合を申し込んだ。
ロア「そう君だルナ・スメラギ、君の力を量りたいんだ」
レイ「ということは俺たちは観戦、ですか?」
ロア「そうなるな、じゃあ始めようか」
ロアが指を鳴らすと別空間へ移動した。空の上だ。

カグラ「…あのルナという子、勝ち目は無さそうだけど」
魔力の差が激しい、経験値もルナのほうが圧倒的に少ない。
ローグ「だけど聖十大魔道のロアは彼女を指名したんだ。きっと何かあるんだろ?」
ラル「あ、俺に聞いてたのか」
ローグ「アンタしかいないからな」
ラル「聞かれてもあんまりな。俺が実際に見たわけじゃねえし…」

ルナは赤いメイド服スコーピオンスタイルだ。
ロア「成程纏う魔法か…」
ロアの纏う空気が重くなる。ルナは腿のホルダーにあるナイフを投げる。ロアの周りを360度
囲い数百とあるナイフがロアを襲う。だがロアは不敵な笑みを浮かべたまま動かない。
ロア「グラビティ」
ナイフが地面に落下した。重力操作の魔法でナイフが落ちたのだ。ズルズルとルナが引っ張られる。
ロアに引っ張られていく。引力だ。
ルナ「こ、これって…」
ルナの服装がディアンドルに変わる。タウロススタイル、重量を操作することができる。
ロアは腕に力を入れる。引力が更に強くなり体が浮いた。—不味い!腹部に鈍い痛みが走り
魔装を解きルナは蹲る。
ルナ「うわっ!」
ルナの体が地面に埋まっていく。
ルナ「ッ、ピスケススタイル…!水界!!」
セーラー服に身を包み自身の体を水に包む。
ロア「水も操れるのか…確かに面白い」
ロアは歯を見せて笑った。
ロア「君の実力は測り切れないや」

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.8 )
日時: 2019/03/17 19:02
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ルナは疲れ切っていた。
ロア「大丈夫?」
ロアはルナに手を差し伸べた。ルナは手を取り立ち上がった。
ルナたちはギルドに戻って来た。
マカロフ「随分奮闘したようじゃなルナ」
ルナ「えぇまぁ…体が痛いです。そういえばイリヤさんは…?」
マカロフ「お主よくアイツに言うことを聞かせたな…旅に出るとか言って何処かに
行っちまったよ」
自由だなぁ…あの人ら良いと言えばあの人らしい。
ルイス「‥‥ルナ」
目を泳がせながらルイスはルナに声を掛けてきた。白髪が微かに揺れ一瞬だけ虹色に見えた。
ルイス「その‥‥」
ルナ「?」
マカロフは微笑みながら見守っている。
ルイス「…その仲良くしたいん、だけど…」
ルナ「ッ!!うん!!これから友だち、だね!!」
ルイスが小さく微笑んだ。
マカロフ「(よく言ったなルイス。大きな一歩だぞ)」

時間を遡ること数時間前。
マカロフ「ルイスそろそろ心を開いたらどうだ?」
ルイスは伏せていた顔を上げた。不安そうに見ていたミラジェーンが微笑んだ。
隣に座っていたウェンディも心配していたようだ。
ルイス「…誰に」
マカロフ「素直じゃないな…ルナに決まっているだろ」
ルイス「…知らない…興味ない…どうせ上辺だけだろ」
そう言ってまたルイスは伏せようとした。それをウェンディたちが引き留めた。
ウェンディ「それは違いますルイスさん!ルナさんはすっごく優しい人なんですよ!!」
ミラ「ルイス素直になりましょうよ。彼女は貴方の過去を理解しているわ」
こんな容姿で生まれなければと何度思っただろうか、ルイスには数えきれない。
だけど…もし本当に彼女が信頼してくれているのなら…。

Re: FAIRYTAIL東洋の魔導士 ( No.9 )
日時: 2019/03/17 21:25
名前: azuno* (ID: s00TEuml)

ウェンディ「そういえばルナさんは遠い東洋の島からどうやって来たんですか?」
ルナ「…?船だけど…途中で行くのを手伝ってくれた人がいたんだよ」
グレイ「行くのを、か?誰だそれ」
ルナ「私もあまり覚えてないけど…エルザさんに似てたような…?」
ルナはエルザを見ながら呟く。
エルザ「私にか?」
ルナ「うん、まぁでも曖昧だから確信できないけどね!」

****
ギルドにルナを探しに一人の男がやってきた。炎のような赤髪に緑と赤のオッドアイが
特徴的な男アルゴ・ハーマン。
アルゴ「お前の船長をしていた男と仲があってな。その男から色々預かってるんだ」
ルナは彼から箱を受け取った。
ルナ「あのその人のこと色々聞きたいんですけど」
アルゴは困ったような顔をする。
アルゴ「その人から自分のことは秘密にしてくれって頼まれてるんだよねぇ」
ルナ「な、なら!せめてその人に言伝しても良いですか!!?その人に有難うございましたって
言ってなかったので…」
アルゴは微笑んで頷いた。彼はルナに背を向け帰った。箱を開けると紙袋と手紙が入っていた。
紙袋の中には桜を模ったペンダントが入っていた。
ルーシィ「可愛い!」
手紙を開いた。
【ルナ・スメラギへ
無事生きているのなら良かった。君の綺麗な魔力を見てどうにか救わなければと思って
正解だった。すぐ正体は分かる。自分の大切なものを君に預ける】
その大切なものがペンダントだろう。そんな大切なものを預かって大丈夫なのだろうかという
不安もある。


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