二次創作小説(紙ほか)

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怪盗×探偵 (マジ快×KZ)
日時: 2019/06/04 18:21
名前: アリス mirror (ID: o.w9FXPe)

初めまして!よろしくお願いします。
(彩side)
その日、ママは突然言ったんだ。
「彩、実はあなた、立花家の人間じゃないの。」
...は?
「ちょと待って、それどういうこと?じゃあ私の実の親は?」
「それは...」
でも丁度その時奈子が帰ってきて、私も秀明に行く時間になって、結局その日は答えを聞けないまま終わってしまった。
次の日、私はいつもより早起きして学校に行くための支度をした。それから下に降りて朝食の準備が終わったママに聞いたんだ。
「ママ、私の実の親は誰なの?」
「それはね...黒羽家よ。」
黒羽...家?

Re: 怪盗×探偵 (マジ快×KZ) ( No.11 )
日時: 2019/08/21 13:14
名前: アリス mirror (ID: o.w9FXPe)

電車に乗ってやってきたのは米花町にあるショッピングモール。
白を基調としたおしゃれな外観が清潔な感じがして私は結構気に入ってたりする。
まあいつきても人混みであまりきたことはないけれど。
「ええと花屋は…この通路を右か。遅くなるかもしれないし行きたいとこあったら先行ってていいぜ。」
「あ、うんありがと。私、書店行ってるから。でも花屋で何買うの?」
「んーバラの花。赤と青の二種類。」
なんで二種類?って思ったけど快斗がもう行ってしまったから聞けなかった。
書店でいくつかテキストや参考書、問題集なんかを買ってから外国文学のコーナーに行く。ちなみにまだ翻訳されてないやつ。
自分で言語を翻訳する方が勉強にもなるから。それに表現が綺麗なやつとか見つけると楽しいしミステリーやファンタジーなんかのジャンルもすごく素敵。だから私は最近書店にきたらこのコーナーに立ち寄るようになっていた。今日は下見だけど気になるのがあったら今度買うつもり。それから書店に隣接されているカフェスペースで買ったものを広げたりそれを読んたりしていたらすぐ時間が来た。
トントン
肩を叩かれて振り返る。そこには快斗がたっていた。赤と青、二種類のバラの花束を抱えている。
「買い物終わったし家に帰るぞ。」
「ん、わかった。」
慌てて買ったものをビニール袋に入れ、荷物を持って立ち上がった。
「そういえば快斗、なんでバラ赤と青の二種類だったの?」
「べ、別に!ただ隣に住んでる青子って幼馴染によくマジック見せてるからその時のために買っただけだ!」
そう言った快斗の顔は少し赤らんでいてなんだか可愛らしかった。

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番外編、楽しんでくれましたか? そうだったら嬉しいなby彩

Re: 怪盗×探偵 (マジ快×KZ) ( No.12 )
日時: 2019/08/23 13:42
名前: アリス mirror (ID: o.w9FXPe)

そっと足を踏み出す。下に地面はなかった。
「え?キャー!」
思わず叫びながらも止まるすべもなくそのまま落ち続ける。
「よっと。」
快斗が着地したところから離れると次の瞬間、
「わっ!」
ぼふっ
と音がした。カチカチカチっという音とともにライトがつく。周りを見渡す。そこにはチュークボックスや車種はわからないけれど白い、かっこいい車など、いろいろなものが置いてあった。床はチェス盤みたいな白と黒のタイルが交互に敷いてあってなんだかオシャレ。ていうか…
「ねえ快斗。ここは?」
「ああ。ここは、まあ見ての通り、隠し部屋さ。」
え。はぁ!?
どういうこと?
「なあ彩、驚かずに聞いてくれ。」
いや、もうこれだけでも驚いてるんだから多分無理…。
「実は俺、いや、俺と亡くなった父さんは…。怪盗キッドなんだ。」
え、えぇ!思わず叫びそうになったけど、声を出さなかった私は偉いと思う…。

Re: 怪盗×探偵 (マジ快×KZ) ( No.13 )
日時: 2019/08/23 14:02
名前: アリス mirror (ID: o.w9FXPe)

「ど、どういうこと?」
それから快斗はお父さんのこと、パンドラのこと、それを狙う組織のこと、そして死の原因まできちんと話してくれた。
「知らなかった。お父さんがそんな事に巻き込まれてたなんて。快斗はお父さんの仇を取るために怪盗キッドになったんだ。でもなんでそのことを私に言うの?」
「あぁ、このことは母さんも知ってるしいつかはこのこと気づくだろうからさ、あらかじめ言っておいて後で誤解を招かないようにしようかなって。」
快斗は静かにこちらに近づくと私の後ろにまわり座っていた赤い椅子の背もたれに腕を乗せ、手を組んでこちらをのぞきこんだ。
「あ!ごめんずっと座ってたね。」
私が椅子から慌てて飛びのくと快斗は大丈夫なのに、と言いながらクスッと笑った。
それにしてよよく見ると椅子も高そう。赤い1人掛けのソファーでヴィンテージ感があり部屋の雰囲気とよくあっていた。やっぱり黒羽家、お金持ちだよねぇ。
「おっと、もうこんな時間か。よし、昼飯食いに行こ。ほら、こっち。」
「え、快斗待って!」
20分後、私と快斗はおしゃれなカフェの前にいた。

Re: 怪盗×探偵 (マジ快×KZ) ( No.14 )
日時: 2019/08/29 12:06
名前: アリス mirror (ID: o.w9FXPe)

「よし、じゃあ入るか。」
快斗はそう言ってカフェのドアを開けた。カラン、とベルの音が響き中にいる数人の店員さんがいらっしゃいませー、と営業スマイルで挨拶する。
「何名様ですか?」
「あ、2名です。」
「わかりました、こちらへどうぞ。」
慌てて答えた私ににっこり微笑みながら奥の方のテーブルに案内する店員さん。プロって感じだな。
「それではご注文がお決まり次第そちらでお呼びください。」
「はい。」
お水と一緒に運んできたメニューをテーブルに置くと笑顔をキープしたまま店員さんが厨房の方に入って言った。
「彩は何食べたい?」
「えっと、ミートスパゲティ。快斗は何食べたいの?」
あ、快斗質問返しかよって顔してる!
「俺はオムライス。ここのうまいんだよ。昼時じゃなきゃパンケーキでもいいんだけどな。」
快斗って甘いもの好きなんだ。意外と言うかなんと言うか。
「じゃあもう注文それでいいか?」
「うん。」
店員呼び出しのボタンを押し、店員さんに注文する。フォークやナイフが入ったバスケットと一緒にサラダが運ばれてきた。なんか美味しそう。
「お、割と美味い。」
快斗が運ばれてきたサラダを食べながら言った。
「快斗ここに来たことあるんじゃないの?始めて来たような言い方だけど…。」
「あぁ、ここのサラダ日替わりなんだよ。前来た時は、その、魚が入ってて。」
小声でいうあたり、快斗は魚が苦手らしい。ていうか快斗にも苦手なものあるんだ。なんか意外。って失礼か。
「お待たせしました、ミートソーススパゲティとオムライスです。」
おぉ、さっきのサラダといい美味しそう。わたしのスパゲティにはモッツァレラチーズとナスが入っていて、快斗のオムライスはケチャップの代わりにデミグラスソース。半熟でふわふわしていて美味しそう。
「一口要るか?」
「うん。私のも一口あげるよ。」
「おう、サンキュ。」
私と快斗はそれぞれフォークやスプーンを持って相手のをひとくちぶんすくい、口に運ぶ。
ん、美味し。
「な、美味いだろ?ていうか彩のもかなり美味いな。」
わ、快斗なんだか目がキラキラしてる。なんか可愛いかも。
私はクスクス笑いながらスパゲティを食べ始めた。
その時私は気づかなかったんだ。この光景を誰かに見られていることに。
___________________________________________
KZメンバー全く出せずにすみません。次回ぐらいには出せる予定です。

Re: 怪盗×探偵 (マジ快×KZ) ( No.15 )
日時: 2019/08/29 15:24
名前: アリス mirror (ID: o.w9FXPe)

快斗と会ってはや3日。最近KZの活動はなかったんだけど昨日やっと集合がかかったんだ。
いつものように小塚君から電話がかかって来て集合って聞いた時はすごく嬉しかった。なんだか大袈裟な気もするけどKZは私の生き甲斐だから仕方ない。今日も休み時間にカフェテリア。
秀明に来たばかりだけどもう休み時間が待ち遠しい。
そわそわしながら授業を受けて休み時間が来た瞬間事件ノートとペンケースを持ち、飛び出した。階段を駆け上がる。
カフェテリアの前で大きく深呼吸。
「アーヤ速いね。」
「あ、小塚君。」
「せっかく一緒に行こうと思ったのに授業が終わった途端飛び出して言っちゃうんだもの、びっくりしちゃった。」
私はそれを聞いて顔を赤くして俯いてしまった。前にもこんなことがあったと思いながら。私、一つのことに集中するとなかなか周りが見えなくなっちゃうんだ。
「さ、行こ。」
小塚君がカフェテリアのドアを開けた。さっと中を見渡しいつものように端の方の席で集まっているみんなを見つける。もうみんな集まっていた。若武は三谷Bでクラスが違うし翼はハイスペックで塾そのものが違うのに。すごいな。
「遅れてごめんね。」
「大丈夫。俺らも今来たとこだから。」
黒木君がそう言って隣の席をひいてくれた。お礼を言いながら腰掛ける。
小塚君は若武の隣に座った。
それでは会議を始める。
「議題は?」
上杉君が中指で眼鏡を押し上げながら言った。
「これはズバリ…、アーヤについてだ。」
は?私?
「どういうことでしょ。」
「立花がどうかしたのか?」
翼と忍が怪訝そうな顔をした。若武以外のみんなもよくわからないって顔をしてる。私だって意味不明だ。
「本題に入る前に、アーヤ、この前の日曜日、何処に居た?」
「えっと、出かけてたよ?」
「何処に。」
「江古田…だけど。」
「ふうん?江古田までわざわざ男にあいに行ってたのか?」
…は?


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