二次創作小説(紙ほか)
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- ポケットモンスター「クロニクル」
- 日時: 2019/12/04 16:00
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
「fortune」の大幅リメイク版。アニマ地方出身の新米トレーナーユニは
他の地方のトレーナーたちや新たな仲間たちと出会い楽しい旅をしていく。始まりは
ヴィーダシティ、そこに集まっていたのは他の地方のチャンピオンや博士、トレーナーたちだった。
- Re: ポケットモンスター「クロニクル」 ( No.2 )
- 日時: 2019/12/06 18:05
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
ヴィーダシティのすぐ隣にあるマヒナシティにやって来た。
「ユニ!」
上空を大きな鳥ポケモンが通っていく。そのポケモン、チルタリスはゆっくりと下降した。
フワフワしたチルタリスの上から降りて来た一人の男がゴーグルを外す。
「あ!お兄ちゃん!!?」
ユニの兄、レイ。ポケモンポリス、ジュンサーたちから独立したまた別の警察組織
ポケモンハンターである。警視というかなり高い階級を持っているためそれだけの実力がある。
彼がまず見たのはアランたちかと思いきやユニの肩にいるメッソンだった。
「そっちの人たちはカロス地方から来たのかな?俺はレイ、ユニの兄で今は警察をしている。
よろしく頼む」
「俺はアラン、こっちはマノンだ。一応プラターヌ博士の助手をしている。それで今は」
「今はユニと一緒に地方を旅してるの!」
マノンが先に言った。先に言うなよと言いたげなアランを余所に話は進む。
「ルーファス博士から今日、ユニが旅に出ると連絡を受けて急行して来た訳だが…
どうだ?一回だけバトルでも」
「え?でもバトルの事はイマイチ…」
「そっちにはプロがいるんだ。それに俺の使うポケモンは」
レイは手に持っていたモンスターボールを上に投げた。彼が使うポケモンはウインディだ。
ほのおタイプとみずタイプのメッソンではメッソンの方が有利である。
「じ、じゃあ…頑張ろうメッソン」
ユニの肩からメッソンは恐る恐る降りた。目の前の大きなウインディにビックリしている。
メッソンにユニは屈んで声を掛ける。
「大丈夫だよメッソン。じゃあ先手は貰うよ、みずでっぽう!」
かえんほうしゃの水バージョンである。
「ウインディ、かえんほうしゃだ」
「避けて!!」
少しタイミングがズレた。掠ってしまった。
- Re: ポケットモンスター「クロニクル」 ( No.3 )
- 日時: 2019/12/06 18:51
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
足元に倒れたメッソンに手を伸ばすがそれを止められた。
「まだ、決着はついてないぞユニ」
厳しいアランの言葉にユニは反発する。それでも我慢できないと。二人の間にレイが割って入って
ユニに下を見ろ、と合図している。フラフラと立ち上がるメッソンの体が光を放ち変化していく。
進化だ。メッソンの進化系ジメレオンだ。ジメレオンは少しユニのほうを見てスゥッと辺りに
透過した。ウインディが困惑している。
「気を付けろよウインディ。ジメレオンはかなり頭が良い…顔が変わったなユニ」
「勝てるかどうかなんて関係ない。ここまで来たらやるしかない!ジメレオン!!」
ユニの声と同時にジメレオンは姿を現した。そこはウインディの目前。
「ふいうち!ってね」
たった一度だけではあるが攻撃を当てることが出来た。だがウインディも黙っていない。
「りゅうのいかり!」
そこでもジメレオンの頭の良さは活躍した。なみだめになったジメレオンにウインディが少し
困った。そこを突き近距離でみずのはどうを放つ。ほぼ0距離でのみずタイプ技、経験の差は
あれどタイプとその頭脳で差を埋めて見せたユニとジメレオンに全員が心底驚いていた。
- Re: ポケットモンスター「クロニクル」 ( No.4 )
- 日時: 2020/01/04 23:29
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
次の目的地はカザシシティ。そこにはポケモンジムがある。ガラル地方の影響を受けて
ジム戦ではトレーナーたちはサッカーのユニフォームに似た服を着る。カザシシティに向かう道中、
ユニはくさ、どくタイプのロズレイドをゲットした。
「よーし2匹目!」
ユニが嬉しそうに声を上げた。進化したばかりのジメレオンが微かに笑みを浮かべていた。
「ユニちゃん、楽しそう」
マノンも笑顔を浮かべていた。それを見てアランも笑みを浮かべた。少し歩いていきカザシシティに
入った。そこで何やら声が聞こえた。
「困ったなぁ…」
「あの、どうしたんですか?何処かの研究者の人ですか?」
「えぇ。あ、いやでも他人に迷惑をかけるわけには…」
中年科学者がそう言うとユニは首を横に振る。
「何をするかは私自身が決める。お願い、教えてください!」
「…実は—」
ジムリーダー不在中にやってきたR団を名乗る数人のグループがジムを乗っ取ってしまった。
彼らはジムに眠るポケモンを乗っ取ろうとしている様だ。彼と別れてからユニたちはジムに
乗り込む。
「どうやって入るの?」
「さっきの人からジム関係者しか知らない裏口を教えてもらったから」
ユニの後に続く。地面を少し手で掘り穴の中に入る。続く通路を歩くと階段を見つけた。
「ここから上に上がるみたいだな…人はいないな、上がるぞ」
アランは外を見渡し二人に告げた。彼に続いてマノンとユニが地上に上がる。電気がついてない
ため視界が悪い。ガシャッと電気が突然光った。
「あー怒られちゃいますよ。僕の仕事はここに侵入者を入れないことなんですけど」
- Re: ポケットモンスター「クロニクル」 ( No.5 )
- 日時: 2020/01/05 22:31
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
赤紫色の長髪をした青年ゼロはR団の下っ端を名乗る。周りには彼と同じ下っ端たちがいた。
ゼロはこの中では高い地位にいるのだろう。
「はぁ…出来れば避けたかったけど、良いポケモン見つけちゃったな。そのジメレオンと
ロズレイド、僕に頂戴?ダメって言われても力尽くで奪うけど」
ゼロはエーフィを繰り出す。続いて周りの取り巻きがルナトーンやソルロックを繰り出す。
全員ゼロの部下なのかエスパータイプに統一されている。
「俺も加勢する。マノンは下がってろ」
そう言ってからアランはバンギラスをユニはロズレイドを繰り出し対抗する。
「ロズレイド、リーフストーム!」
「バンギラス、かみくだくだ!」
二人が繰り出したポケモンが先制攻撃を仕掛ける。周りの取り巻きはどんどんやられていく。
そして最後の一人ゼロだけが残された。ゼロが俯きプルプルと震えている。そして顔を
あげると雰囲気がガラリと変わる。
「よくも邪魔してくれたなァ!!」
ゼロはもう一体のポケモン、フーディンを繰り出し攻撃を仕掛けて来た。
エーフィのサイコキネシス、フーディンのサイコショックが二体のポケモンを襲う。
「私が動きを止めます!ロズレイド、ねむりごな!」
粉が振り撒かれたとき二匹の動きがゆっくりになり次第に止まり、眠り状態になった。その
二匹をロズレイドのヘドロばくだん、バンギラスのストーンエッジが二匹にとどめを刺した。
同時に一人の女が入って来た。上半身は胸以外露出している。
「クソッ!ジムリーダー、ヘルタァ…折角あの人に貰った命令がァァァァ!!!」
「勝手に人の住処に侵入してどんな奴らかと思ったら随分と馬鹿げた連中だね。さぁ
負けたならさっさと出ていきな!ここは私のジムだよ、出ていかないんなら私が相手に
なってやろうか?」
ヘルタはモンスターボールを片手に握る。ゼロは歯軋りをしてジムを出ていく。
「面倒を掛けたね挑戦者。少し休んでからやろうか」
- Re: ポケットモンスター「クロニクル」 ( No.6 )
- 日時: 2020/01/05 22:48
- 名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)
「じゃあやるとするか…大海に愛された女と呼ばれた私の力を見せてやるよ!全力で
掛かって来な!」
ヘルタが繰り出したのは青いプルリル、ユニが繰り出したのはロズレイドだ。
プルリルがバブル光線を放ちロズレイドはそれを綺麗に躱す。
「良い動きするじゃないか」
「ありがとうございます!リーフストーム!!」
ロズレイドがリーフストームを放つ。プルリルが宙に打ち上げられ地面に落ちた時は目を
回し気絶していた。ヘルタはプルリルを引っ込めサメハダーを繰り出した。そして先制攻撃、
アクアジェットでロズレイドは大きなダメージを負う。それでも立ち上がるロズレイドに
ヘルタは感心する。
「中々トレーナー思いじゃないか。良いポケモンだ。サメハダーがジム戦での最後の
ポケモンだ。最後の力を振り絞りな!!ハイドロポンプ!!」
「対抗するよ!ギガトレイン!!」
ハイドロポンプを躱しギガトレインで回復。更にユニはリーフストームでフィニッシュ。
ヘルタはサメハダーを引っ込め、ふと笑みを浮かべる。
「ここが最初の壁。アンタはその壁を乗り越えて見せた、私には見えるよユニ。お前が
最高のトレーナーになっている姿が…これがカザシジムのジムバッジ、マーレバッジだ。
受け取りな」
ヘルタからバッジを受け取りユニは頭を下げ彼女と握手した。
「お前はやらないのか?ジム戦」
「いや、俺は観光で来ているから。やるつもりはない」
「そうかい…まぁ強制的にやらせるものじゃないね。ユニたちはすぐに出ていくのかい?
少しぐらい観光してから出るのかい?」
「少し見回ってから出るつもりです」
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