二次創作小説(紙ほか)
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- 撫子の魔女【ハリー・ポッター二次小説】
- 日時: 2020/02/26 19:00
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
全オリジナル展開風作品。オリキャラ圧倒的に多い。
新たな入学生たちがホグワーツにやって来た。グリフィンドールの赤いマフラーを首に
巻いた黒髪の大和撫子。サクヤ・ヤマブキ(山吹咲夜)はこの辺りでは珍しい日本人の魔女だ。
「サクヤ・ヤマブキ」
出身「日本」
杖「桜、ドラゴン」
誕生日「1月10日」
黒髪の美少女。性格も良いためアジア人であってもほとんど浮いていないように見える。
杖の事もあって実力は高いのではないかと教職員の間では噂される。
「ホグワーツ生活の始まり」>>1-3
「ちょこっと仲間紹介1」>>4-5
「スリザリンとの揉め事」>>6-9
「ちょこっと仲間紹介2」>>10-11
「突撃、友達の家!」>>12-13
- Re: 撫子の魔女【ハリー・ポッター二次小説】 ( No.1 )
- 日時: 2020/01/01 22:04
- 名前: ベル (ID: Fpm6XJdC)
初めまして!!ベルです!
ハリポタで小説書くんですか!?私、ハリポタ大好きなので楽しみにしてます〜!!
頑張って下さい〜!!!
- Re: 撫子の魔女【ハリー・ポッター二次小説】 ( No.2 )
- 日時: 2020/01/01 23:49
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
獅子寮を案内しているのはグリフィンドール寮監督ライネック・ガードナーと所属する
高学年。扉の前に立つとスッと一人の女性の霊が現れた。
「ご機嫌麗しゅう、あら?まぁ素敵!とても好みよ!」
ウエディングドレスを着た霊はサクヤに目を付けた。だが彼女の服装を見て首を傾げる。
「あ、あら?女装、かしら?ハッ!ま、まま、まさか貴方…」
「フルーリア、ミス・ヤマブキは女子生徒だ。また迷子か?」
「んもう!迷いたくて迷ってるんじゃないわ!ここが悪いのよ!!分かりにくいったらありゃしない」
フルーリアと呼ばれたゴーストは腕を組み不機嫌そうな顔をした。未だ不機嫌そうな彼女を余所に
ライネックは腕時計を見た。
「すまない。後は7年を中心に進めてくれるか。1年生は上級生に迷惑を掛けないように」
そう言ってからライネックは急ぎ足で階段を下っていく。見送ってから真っ先にサクヤに
声を掛けて来た人物がいた。
「日本にも魔法学校はあるんだろ?お前、なんでそっちじゃなくてこっちを選んだんだ?
行きやすさなら日本の方が良いだろ」
ヴァイア・ナガルボルグ、最初にサクヤに興味を持ったフィンランド人の純血魔法使い。
ここでは純血主義もいるらしい。サクヤはマグルだ。
「え、なんかいいかもって」
「雑だな」
ヴァイアは一言そう返した。
- Re: 撫子の魔女【ハリー・ポッター二次小説】 ( No.3 )
- 日時: 2020/01/02 15:11
- 名前: 春先雪華。 (ID: xs5T8t9X)
ベルさん、ありがとうございます!頑張ります!!
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「はわわ〜こんないいお部屋で生活できるんですか?」
サクヤと相部屋となったのはお節介焼きの少女エリュアール・ルミリアン。通称エリー。
二人を部屋に案内した6年生ドイツ人のエリーゼ・エ—ヴェルヴァインは部屋を出ようとする。
「あ、困ったことがあったら何時でも来て良いからね」
「はい。あのありがとうございますエリーゼさん」
そう礼を言うと彼女は笑みを浮かべて部屋を出た。一方ヴァイアの相部屋はティーグ・リレンツ。
少々純血主義を持っている。
「お前、純血主義とか言いつつ結構サクヤの事を話題に出すよなぁ」
ヴァイアは呆れたように言う。
「それは当たり前だ。分からないのか?あの白い肌にまっすぐ伸びた綺麗な黒髪、儚い容姿でも
凛々しい雰囲気を醸し出している!その姿に俺は!!」
ティーグが鼻血を出して倒れ込む。こんな奴とこれから生活するのかと思うと胃が痛くなってきた。
「…放置しといて良いか」
翌日、グリフィンドール生はライネックを先頭に廊下を進んでいた。反対側から緑のマフラーを
身に着けた集団が歩いてくる。
「ライネックさん、おはようございます。どうやら珍しい生徒がいるみたいですね」
根暗な容姿の男はサクヤに目を向けた。サッとサクヤが目を逸らす。
「レオパルド、失礼。そろそろ急いだほうがいいだろう?お互い、授業時間が迫っている」
「そうですね」
獅子寮と蛇寮がすれ違った。スリザリン生の中で一人の男子生徒がわしゃわしゃと頭を掻きむしる。
「どうしたんだ?ベスタ」
ベスタというのは愛称であり本名はシルベスター・ソランジア、イタリア人。オネェ口調に
ナンパ好き、だが純血主義者でもある。女好きの彼が悩むことなど手に取るように分かる。
「あの…サクヤ・ヤマブキという子、なんて美しいの!もうあれは正しく大和撫子だわ!
キュン死だわ!なのに〜…マグルだなんて…」
大げさに落ち込むベスタの肩をヴィルア・アドルフは軽く叩いた。