二次創作小説(紙ほか)

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東方夢幻灯
日時: 2020/02/23 20:43
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)


東方project二次創作


瑠璃川刹那と言う外来人が仲間になった幻想郷に新たな異変が発生する。

更に他の外来人まで現れ、霊夢たちと深い関係がある人物も現れる。

オリキャラ多数!

Re: 東方夢幻灯 ( No.4 )
日時: 2020/02/29 09:58
名前: 岩林 美杏 (ID: f7aWX8AY)

早苗と文のコントがいい♪
あと刹那の友達の名前が読めないのでどうやって読むか教えて下さい!

Re: 東方夢幻灯 ( No.5 )
日時: 2020/03/01 09:47
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

霧守千弥きりかみせんや

種族「人間」
年齢「22歳」
能力「???」
もしかしたら能力を持っていないのかもしれない。

刹那がいた外の世界よりも先の未来にいた外来人の青年。能力不明だが戦闘力は高い。
それは彼が優秀な軍人だったからである。


永遠亭に誰かが怪我を負ってやってきたと聞き霊夢等はやってきた。そこで腕や脚に包帯を

巻かれていたのは妖夢だった。

「何があったの?」

「実は…白玉楼に侵入者が現れまして私が先に対処したんです。しかし返り討ちにあってしまって」

数時間ほど前、九頭竜と名乗る男が白玉楼を訪れた。妖夢の勘は彼が怪しい人物だと判断し

彼女は強引に入ってくる相手を無理矢理返すことを決め勝負を仕掛けた。しかし相手も中々

腕の立つ相手だったようで返り討ちにされてしまった。

「じゃあ幽々子さんは?」

刹那が聞くと妖夢は俯き首を横に振る。そしてガシッと刹那の肩を掴んだ。

「こんなことを頼むのもどうかと思いますけど…私に手を貸してください!!」

「当たり前でしょ?友達なんだからさ」

刹那は笑って返した。霊夢は何かを感じ取り外に目を向け声を出す。

「そこで隠れてないで出てきなさいよ…千弥」

穏やかな印象を纏いつつ何処か厳格な印象も感じられる男は霧守千弥を名乗る。彼と一緒に

早苗も来ていた。

「妖夢さん、大丈夫ですか!?」

「私は大丈夫です。重傷では無いので」

千弥は刹那の隣に正座した。そして彼女のほうを見た。

「貴方の事は文さんの新聞で知っています」

「あぁ、文の新聞で…そっか。これからよろしくね千弥さん」

「はい。それで本題に戻りますが妖夢さん、そのまま行くんですか?怪我を負ったまま…」

千弥は妖夢の方を向いた。

「足手まといになってしまうけど…でも幽々子様を助けたいんです!」

「はぁ…じゃあさっさと行くわよ。妖夢」

霊夢はゆっくり立ち上がり妖夢に手を差し伸べた。妖夢はその手を握り立ち上がった。

「妖夢、重傷じゃないとはいえ怪我は怪我。何か違和感を感じたら戦闘を控えなさい」

永琳が釘を刺す。妖夢は頷き霊夢たちと出ていく。

「あら?早苗はいかないの?」

「はい…」

「だったら少し頼まれてくれる?さっきチラッと出てきた名前…彼が本当にいるなら手強い

相手になるわ」

Re: 東方夢幻灯 ( No.6 )
日時: 2020/03/01 11:01
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

「あれ?妖夢、もう一本の剣はどうしたんだよ」

魔理沙に指摘され妖夢の顔が曇った。

「奪われました…九頭竜という男に…」

「楼観剣、だよね」

刹那が言うと妖夢は頷いた。

「白楼剣は今現在時点で妖夢にしか扱えない。その九頭竜って人は予めそれを知ってた。

楼観剣には斬れないものはあんまり無い、そこまで知っていたとして相手はそのあんまりを

絶対に変えられるような能力を持っているとも考えられそう」

刹那の推理に全員が驚かされた。少しのヒントで刹那はどうにかあり得そうな仮説を

立てたのだ。



白玉楼では意識を失った幽々子をゆっくり西行妖の根元に寝かせる。その根がゆっくりと

彼女の体を包んで妖気が大きくなる。

「おぉ、やっぱり!この子が鍵だったんだね。よしよし順調だ」

九頭竜紅漸くずりゅうくざんは笑みを浮かべた。彼が狙うのは西行妖の満開だ。幽々子が

成しえなかったことを成し遂げようとしていた。蕾が芽吹き始める。

「嘘…西行妖の花が!?」

妖夢の声だ。紅漸は振り向き両手を広げた。

「ようこそ、幻想郷の住民。どうかな?西行妖の花は」

「あ!わ、私の楼観剣を返してください!!」

妖夢が叫ぶ。すると彼は少し考え刀を構えた。

「なら奪ってみなよ、こっちは一人ってハンデを与えてあげるから」

「随分と余裕なのね。乗ってやるわ!負けても文句無しよ!!」

霊夢が言い返す。同時に多くの弾幕が飛び交う。刹那は目を細め相手を見つめる。

「刹那さんの考え、当たっていたようですね。切り裂く程度の能力と言うところでしょう?」

「能力を教えたつもりは無かったんだけど…頭いいんだね!!」

紅漸は刹那に嬉しそうに拍手する。刹那は少し笑った。刹那はスペルカードを構える。

—舞姫「クロワゼ・デリエール」

クロワゼ・デリエールとはバレエでの足の方向の一つ。右斜め前を向き右足が後ろにある状態。

霊夢たちと違い刹那は外の世界の文化に由来するスペカを使う。リボンのような白い弾幕が

ゆったりと動いている。

「ただ単に遅い弾幕ってワケじゃなさそうだね。君、結構頭が回りそうだし」

「そうだね…こんなの当たらないって思うじゃん?」

紅漸の右頬を何かが掠った。一直前に伸びた細いレーザーだ。

Re: 東方夢幻灯 ( No.7 )
日時: 2020/03/01 11:40
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

早苗は命蓮寺にやってきた。そこに九頭竜紅漸の能力を無効化できる人物がいるらしい。

永琳は命蓮寺の住職、聖白蓮に話は通してあると言っていた。

「もしかして早苗さんですか?こちらです」

白蓮直々に早苗を中に案内した。かなり奥まで進んだようだ。人気が無い。

「あの九頭竜紅漸の能力を無効化できる人って…?」

「この人ですよ」

白蓮が戸を開けた。早苗がハッと息を呑む。彼女が真っ先に見たのは彼の顔ではなく

彼の両腕。右腕は普通だが左腕は真っ黒で不気味だ。腰には霊夢のリボンと同じ柄の

スカーフを巻いている。

「驚かせたか?すまなかったな。妹が世話になってるよ早苗」

「妹…もしかして貴方は霊夢さんの!」

「博麗梁犠、お前が考えた通り博麗霊夢は俺の妹だよ」

彼はフッと笑みを浮かべた。左腕以外は普通の人間と変わらない。霊夢に似た顔だ。

「彼には事情は全て話してあります。さぁ、白玉楼に向かってください」

「世話になったな白蓮。恩は返すよ」

そう言って彼は部屋を出ていく。早苗と共に白玉楼へ向かう。隣にいる梁犠からは霊力と

もう一つ、妖力が感じられた。それが不思議だ。

「妖力の事か?昔、色々あってな。後でしっかり話す」



白玉楼ではついに西行妖が動き出していた。

「…!」

「どうしたのかな?あ、もしかして驚いてる?勝てないかもって思っちゃった!?」

紅漸は面白がっていた。だが数人は違う顔をしていた。何か策はあるはずだと考えている顔だ。

その顔をしていたのは刹那と千弥だった。千弥は手に持っていた剣を握り直し斬りかかる。

「うん、やっぱり女の子の力よりも強いね。だけど力勝負なら僕だって負けないよ?」

「なっ!?」

刀を納め紅漸は千弥の顔面を鷲掴みにして一気に降下。地面に千弥を叩きつけた。彼が吐いた

血で紅漸の右手はべっとりと濡れている。

—斬符「一閃」

大きな斬撃が全員を襲う。

「刹那!!」

霊夢は刹那を押しのけた。霊夢に斬撃が直撃する。刹那の手は霊夢に触ることが出来なかった。

「あれ?可笑しいな…」

刀をもう一度抜き上から下に振り下ろす。刹那も首を傾げる。斬撃だって使えるはずだが

斬撃は現れない。紅漸は悪寒を感じて後ろに刀を振るった。誰かが後ろに後退する。

「い、いやいやいや…そんなはずない!!なんで、お前が…お前がここにいる!?博麗梁犠!」

Re: 東方夢幻灯 ( No.8 )
日時: 2020/03/01 12:22
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

用心深い九頭竜紅漸。彼の考える計画でどうしても邪魔になる存在がいた。

博麗梁犠だ。彼を先頭不能に追い込まなければならない。そこで幼い霊夢を上手く利用し

彼を倒す計画を立てた。妖力を霊夢に開放させかければ梁犠は自身を盾にする。その作戦は

成功し彼はそのまま身を眩ませて実質、紅漸が勝ったはず。


だがどうだ。目の前には半妖になりかけた梁犠がいる。

「どうした?死んだ奴がいるわけが無い、そんな顔をしているぞ」

梁犠はすれ違い際にそう囁いた。彼は真っ先に霊夢のもとに向かった。

「う、嘘!?…兄さん…!!」

「ただいま霊夢」

霊夢はギュッと梁犠に抱き着いた。紅漸は歯軋りをしていた。

「クソッ!!どうやって生き延びた!?どうやって…」

「妖力を紫に抜いてもらった。完全には抜けなかったがこれぐらいなら支障はない。さぁ

リベンジマッチだ」

梁犠の左腕が大きくなり鋭い爪が露わになる。

「知ってるだろ?俺の能力。お前にはもう刃はねえぞ」

「解く程度の能力…能力を無効化する能力か。でも自分に向けられた能力だけでしょ?なら!」

霊夢たちの方へ刀を振るった。だが…。

—秘術「グレイソーマタージ」

—舞姫「プロムナード」

早苗と刹那の弾幕は魔理沙や霊夢たちを斬撃から守る。動揺する紅漸に追い打ちをかけるように

梁犠は攻撃を仕掛ける。

「おえぇ…な、んだ…これ…」

紅漸の体がくの字に曲がり地面を転がった。堪えようにも堪えきれず彼の口からはボタボタと

血が垂れていた。

「お、まえ…まさか!」

「教えるのはもう少し後にする。気絶してろ」

梁犠の蹴りで紅漸の意識が消えた。意識を取り戻した魔理沙たちと共に西行妖を見つめる。

「問題はこっちだな」

「どうするんだ?」

魔理沙が全員に問いかけた。

「あれって幽々子さんが埋まってて動いてるんだよね?なら…幽々子さんをあそこから

引っぺがせば止まるんじゃない?」

刹那の考えに全員が賛成する。近づいて助けるのは刹那と妖夢だ。彼女らと共に動くのは

梁犠。霊夢、魔理沙、早苗は弾幕でサポートをする。



博麗梁犠はくれいりょうぎ

種族「人間」
年齢「20代前後」
能力「解く程度の能力」
所謂能力無効化。自身に向けられた能力の効果を消すことができる。これ以外にも能力を
持っているようだが…?

博麗霊夢の実の兄。紅漸の策略によって過剰な妖力を体に埋められ消息不明だったが紫に
よって妖力を抜かれ今も生きている。半妖の状態に近いらしい。剣術、肉弾戦に秀でている。


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