二次創作小説(紙ほか)

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ポケットモンスター*セイバーズ
日時: 2020/03/06 08:49
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

カナン地方、東洋の雰囲気が漂う地方。

メッソンを相棒に少女トレーナーエレノアはポケモンたちと共に旅に出る。


<注意>
・ポケモン二次創作
・オリジナルトレーナー

Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.5 )
日時: 2020/03/07 09:54
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

ベリーさん、ありがとうございます!

第四話


電車の暴走が収まって数時間後、エレノア、マノン、アランの三人のもとへジュンサーとは違う

警察組織「ポケモンハンター」の幹部を名乗る男タイキが礼を言いに来た。

「ご協力、ありがとうございました。貴方たちも気を付けてください、知っているかもしれませんが

今現在、ロケット団のみならず様々な組織が動いている」

仏頂面だが実力がある警察のようだ。

「あ、それ!キーストーンだ!!」

マノンはタイキのネクタイにあるキーストーンを指差す。アランもまたそれを凝視する。

「…失礼、事後処理の仕事があるので」

タイキは足早に去って行った。数時間後、どうにか電車は動き出し次の街カザマキシティへ

辿り着くことができた。有名なレストラン「トライアングル」があるカザマキシティ。

場面はエレノア達ではなくトライアングルのシェフたちの方に移る。そこに三兄弟が

訪れていた。

「えぇ!?皆さん三つ子なんですか!?」

イッシュ地方からやってきたデント、コーン、ポッドは驚く。

「そう言うお前らは三兄弟なんだな」

彼らの前に並ぶ三人はソックリな顔立ち背丈だ。唯一違うのは目の色。三つ子の中でも長男の

イグニは赤い目、次男のヴァルナは青い目、三男のイドラは緑色の目をしている。イグニはそっと

皿を置いた。

「皆さんのジムもジムリーダー三人なんですね」

イドラは丁寧な口調で話す。イグニ、ヴァルナ、イドラはそれぞれポケモンにアチャモ、

ミズゴロウ、キモリを連れている。一方、デント、コーン、ポッドはそれぞれヤナップ、

ヒヤップ、バオップを連れている。デントはイグニが見ている新聞に目が行った。

「この記事…」

「今年は特別に色んな地方から客が来るからな。色んなグループが動き出すんだよ。ジムリーダーは

その町のリーダー的な役割も果たす」

イグニが説明する。

「あ、ねぇこれ!地味に写ってるのエレノアって子じゃない?」

ヴァルナに言われて写真を凝視すると確かに見覚えがある少女が写っている。

Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.6 )
日時: 2020/03/07 11:28
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

第五話


カザマキシティジムの扉をエレノアは開けた。幾つものテーブルや椅子が並べられた

レストラン。真っ先に気が付いたジムリーダーの一人イドラは彼らに一礼する。

「ようこそ、トライアングルへ。本日は食事ですか?それともスペシャルメニューを

お望みでしょうか?」

緑色の目がエレノアの黒い瞳を射抜く。エレノアは頷いた。イドラは「ついてきてください」と

言う。奥に進んでいく。そして辿り着いた場所はバトルフィールド。

「ようこそ、カザマキジムへ。ここでのバトルはダブルバトル。こちらからは私イグニと

弟のヴァルナが御相手致します」

赤い目のイグニと青い目のヴァルナが前に出る。

「じゃあ彼女とのタッグは僕が組んでもいいかな?」

自ら参加を希望したのはデントだった。それを聞きイグニは許可する。

—vsサイレントフレイム イグニ、ポジティブフォール ヴァルナ

イグニ、ヴァルナはそれぞれアチャモとミズゴロウを繰り出す。変わってエレノアとデントは

それぞれメッソンとヤナップを繰り出す。

「お互いに弱点を付けるポケモンがいるね。君は炎タイプのアチャモを攻めるんだ」

「はい!メッソン、水鉄砲!!」

「アチャモ、なきごえだ」

アチャモの使った技「なきごえ」でメッソンの攻撃力が下がる。相性が悪い水タイプの技の

威力を弱め一撃で倒れるのを避けるためだ。掠ったが大したダメージではないらしい。

「ミズゴロウ、マッドショット!」

動きながら地面タイプ技「マッドショット」を放つミズゴロウに対してデントのヤナップは

「タネ爆弾」で相打ちを狙う。

「みずのはどう!!」

そう指示を出したのはエレノアだ。技の標的は勿論アチャモ。それに対してアチャモは躱しながら

距離を詰め「ひっかく」で攻撃。メッソンが少しよろめいた。ヤナップのタネ爆弾は運よく

ミズゴロウに直撃し倒した。

「悪い。先に倒された」

「大丈夫だ。後一体、いるだろ」

イグニの言葉にヴァルナは頷き二体目のポケモンを繰り出す。そのポケモンはシャワーズだ。

「メッソン、頑張れ!アチャモに水鉄砲!!」

エレノアはメッソンに指示を出しアチャモを撃破、次にイグニが繰り出したのはブースターだ。

Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.7 )
日時: 2020/03/07 15:53
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

第六話


「…ん?」

エレノアは声を出した。メッソンに水鉄砲の指示を出した時、メッソンの体が光り出す。

「これはまさか…進化!?」

「驚いたな。ここで進化か」

イグニは冷静な口調で話す。メッソンの体は少し大きくなり陰気な印象が出始めた。メッソンの

進化系ジメレオンだ。ジメレオンがブースターに放ったのは攻撃技ではなかった。ブースターが

涙目になっている。

「ジメレオンの技なみだめ、か。少しやりにくくなったな」

「僕を忘れてもらっては困るよ!ヤナップ、タネ爆弾!!」

シャワーズに向けてタネ爆弾を放つ。

「れいとうビーム」

ヴァルナは冷静にシャワーズに指示を出す。タネ爆弾を相打ち。れいとうビームはヤナップに

直撃する。効果は抜群だ。

「大丈夫かい?ヤナップ。つるのムチだ!」

「ブースター、かえんほうしゃ!」

「イグニ…」

イグニのブースターが間に入りフォローする。

「行かせない!ジメレオン、みずのはどう!!」

「シャワーズ、ハイドロポンプ!!」

「ソーラービームだ、ヤナップ!」

「ほのおのキバ!!」

四匹のポケモンが同時に攻撃をする。巻き上げられた砂に咽ながらゆっくり目を開けると

立っていたのはヤナップとジメレオンだけだ。

「や、やった〜!!」

ジメレオンをエレノアはギュッと抱きしめた。

「してやられた。おめでとう、エレノア」

イグニは少し柔らかい顔をして彼女にバッジを渡した。

「バディバッジ、初対面でペアを組むトレーナーに柔軟に対応し俺たちに勝った証だ」

「ありがとうございます。デントさんもありがとう!」

「どういたしましてエレノア」

バトル後のポケモンを治療した後、再びイグニたちに声を掛けられた。

「そろそろ暗くなる。ここでゆっくりしていけ」

「いいの!?」

「仏頂面をしてるけどね。なんやかんやイグニはお人好しなんだよ」

「聞こえてるぞヴァルナ」

イグニはヴァルナの耳を引っ張る。

「いてててててて!!?痛いよ、イグニ!!」

「さっさと準備するぞ」

襟元を掴まれイグニに引きずられるヴァルナ。二人の後に寡黙なイドラは迷惑をかけて申し訳ない

という思いも込めて頭を下げ厨房へ向かった。

Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.8 )
日時: 2020/03/07 15:54
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

カザマキジム
炎タイプ サイレントフレイム「イグニ」
三つ子の長男。目の色は赤。

水タイプ ポジティブフォール「ヴァルナ」
三つ子の次男。目の色は青。

草タイプ ノウレッジフォレスト「イドラ」
三つ子の三男。目の色は緑。

第七話


「誰だ?時間的に食事をしに来たわけじゃないだろう。…名乗ってもらうぞ」

突然、乗り込んできた青年二人をイグニは睨む。

「…ロケット団か」

「そうそうロケット団のリュウとエドだよ。早速で悪いんだけどここを賭けて勝負だ!」

リュウはウインディをエドはユンゲラーを繰り出した。エレノアはジメレオンをイグニは

ブースターを繰り出した。今、ここにいるのはエレノアとイグニのみだった。

「「かえんほうしゃ!」」

「水鉄砲!」

「サイケこうせん」

火炎放射同士の競り合いと水鉄砲、サイケこうせんの競り合いからバトルは始まる。

「サイコキネシス」

ユンゲラーのサイコキネシスで辺りの食器やテーブルが宙を浮く。

「ジメレオン、なみだめ!」

指示を出す。ユンゲラーがなみだめになっていき食器やらテーブルやらは床に落ち着く。

「ジメレオン、みずのはどう」

「ほのおのキバだブースター」

二体のポケモンに向けて技を放ち倒す。悔しそうな顔をしたまま二人が逃げていく。

「イグニ、帰って来た」

イドラが声を掛けた。

「やっぱり活発になってきてるなロケット団」

「そうだな…お前らも気を付けろよ。奴らはそんじょそこらの不良とは違う」

イグニは出ていくエレノア達に忠告して見送った。

Re: ポケットモンスター*セイバーズ ( No.9 )
日時: 2020/05/05 09:54
名前: 日菜子 (ID: FRnJyOeS)

初めまして
小説読みました
更新からかなり経っていますが、すごく面白かったです
もしいたら、更新お願いします


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