二次創作小説(紙ほか)

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柱と無惨様で箱根駅伝。
日時: 2020/05/07 11:33
名前: かろん (ID: k7pNoPCO)

※鬼滅の刃の二次創作です。
※何でも許せる方向けです。
※キメ学軸ではありませんが、学園ものです。
※現パロ。

重要:箱根は女子が出られませんが、柱でわちゃわちゃしてるのを書きたかったのでお許しください。


設定。

監督→お館様

4年→悲鳴嶼・宇随・無惨

3年→冨岡・伊黒・不死川・煉獄

2年→甘露寺・胡蝶

1年→時透

学部も。

社会学部→時透

経済学部→無惨

商学部→甘露寺

教育学部→宇随・煉獄・冨岡・不死川・伊黒・悲鳴嶼

薬学部→胡蝶

(追記:やらかしてました・・・。冨岡さんたちって先生なんですよね確か)
(追記:ごめんなさい、伊黒さん&悲鳴嶼さん。教育学部多いね)
こんな感じです。

全員記憶持ち設定です。


箱根まで書くつもりですが、ちまちま進むのでなかなか終わらないかもしれません、、、
長い目で見ていただけたら幸いです。

では、どうぞ!

Re: 柱と無惨様で箱根駅伝。 ( No.6 )
日時: 2020/03/25 09:07
名前: かろん (ID: k7pNoPCO)

第四話:みんなの考えpart4

岩柱・悲鳴嶼行冥は図書館にいた。例の箱根の話が出てから5日。誰が参加表明したのかは知らないが、恐らく数人は言いに行っているだろう。

悲鳴嶼はそろそろ言いにいこうかと思っているが、実は不死川に止められている。
何故かはわからないが、絶対だめだと言いつけられている。

「おや、行冥」「お館様」

お館様の声に、悲鳴嶼は振り向いた。お館様はにこにことしながら、悲鳴嶼の隣にやって来る。

「本、か。いい心掛けだね」

そして、笑みを深めて「考えてくれたかな?」。

「ええ。ですが、不死川に止められていて」「無理もないよ。だって、実弥はまだ参加表明していないからね。反対しているのかもしれないね」

そうなのか、と納得する。しかしどこか腑に落ちないことがあって、お館様に聞いてみた。

「何故、箱根駅伝を目指したいのですか」

悲鳴嶼の質問に、お館様はちいさく目を伏せた。

「そうだね。前世で、やりきれなかったからかな」

お館様は、寂しそうに微笑んで語り始めた。


無惨戦の前に、上弦との戦いで柱はすでに5人だった。

だからこちらに生まれ変わったとき、皆で何かしたいと思ってね。何がいいかと考えていたんだ。

それで正月、箱根の山を目指して挑み続ける大学生の姿に胸を打たれたんだよ。

ちょうど今年、全員揃った。だからだよ。


そこまで言ってお館様は顔を上げた。

「僕は体が弱くて、走ることなんて到底無理だ。だからせめて、監督としてサポートしたい。そう思っているよ」

その瞳には、凛々しい光が宿っている。

「参加します。箱根を走ります」

目の奥がツーンとなって、涙を流す悲鳴嶼を見て、お館様は優しく笑った。

「なら、行冥に頼みたいことがあるんだ」


「残りの3人を説得してくれないかな」


そして翌日、残りの3人が折れて、箱根への戦いが幕をあけた。

【ここで令和コソコソ噂話】byお館様&時透

お館様「無惨は高校時代、3000mの選手だったんだよ。無一郎は?」

時透「僕は5000でした。無惨が経験者って、意外ですね」

お館様「そうだね。因みに箱根は一人当たり大体20km走るんだよ」

時透「練習、頑張らないといけませんね。あ、次回、第五話、練習開始」

Re: 柱と無惨様で箱根駅伝。 ( No.7 )
日時: 2020/04/01 09:38
名前: かろん (ID: k7pNoPCO)

第五話:練習開始

「というわけで、全員が参加表明してくれたね。なので、今日から練習を始めるね」

9人+無惨がそろい、お館様は微笑んでそう言った。

「まずは一度、全力で5000を走ってみよう。今の実力を知りたいからね」

ということで、全力の5000を計ることになった。


「5000って、こんなに、きついもんなのか」宇随の言葉に、無惨が「10000のほうがきついぞ」と返す。
皆、息も絶え絶えで、グラウンドの隅に転がっている。

「皆、大体17分ってところだね」「10000を34分で走ろうと思えば、悪くはないペースですね」
お館様と一緒に記録を覗き込み、けろりとした表情で時透が言った。時透は経験者だし、本職が5000なので14分台というぶっちぎりトップだった。

「予選会には全然間に合いそうですね」
二人のもとにやってきたしのぶも、大した疲れは見せていない。彼女は高校で中距離に転向しているものの、15分台後半で走れた。

シード校以外の大学は、予選会に出る。その出場資格が、メンバー全員が10000m34分以内の記録を持っていないといけない。
予選会では10人の記録を足して、タイムが速かった大学10校を決める。

お館様はかなり驚いていた。二人と無惨は経験者だから速いだろうと思っていたが、ほかの者たちが皆18分を切らなかったのは予想だにしていなかった。このまま練習を続けたら、もっともっと記録を伸ばせるはずだ。

「いい出だしだ」無惨のそのつぶやきは、誰にも聞こえなかった。

Re: 柱と無惨様で箱根駅伝。 ( No.8 )
日時: 2020/05/07 12:01
名前: かろん (ID: k7pNoPCO)

第六話:目標と道標の先

初めての練習後、お館様は全員を集めてこう言った。

「箱根での目標は、シード権を獲得することに決めたよ」

まず、沈黙。そして、悲鳴。

「マジかよ!?」「お館様、それは無茶です!」「予選会通過さえ分からないのに・・・」

お館様の強権発動に、柱一同頭を抱える。その様子を見て、無惨は何とも言えない表情になった。
陸上という陸上をしたことがない彼らに中々ひどいことを言うという心配と、さっきの調子だと割といけるかもしれないという期待が無惨の中でうずめいた。

「まあでも、目標は高い方がいいんじゃないか。先ずは予選会だがな。」「そうだね、無惨の言う通りだよ」

こうして、鬼滅大学駅伝チームの練習が幕を開けた。

***

2か月が経った。

全員が最初のタイムよりかなり伸びてきた、とお館様は思う。

「もうそろそろ、記録会に出たらどうだ」

無惨にそう言われ、6月から他校の記録会に出ることを決めた。そして記録会で、箱根の予選会に出るための記録を出す。


しかしその記録会で、小さな事件が起こることはまだ誰も知らない。

Re: 柱と無惨様で箱根駅伝。 ( No.9 )
日時: 2020/05/07 12:20
名前: かろん (ID: k7pNoPCO)

第七話:記録会前の恐怖

6月。そろそろ梅雨に差し掛かるか、という時期に初めての記録会がやってきた。

ユニフォームは短距離部と同じ、紺に白いラインが入ったものだ。

「まだか」
無惨の苛立った声。蜜璃がまあまあ、となだめるが、皆困惑していた。

お館様が車を出すはずなのに、まだ来ていない。

「集合時間から15分経っているぞ」
冨岡が時計を見て呟いた。と、その時。

白のワゴン車が、右往左往しながらよろよろと、しかし猛スピードで大学前に滑り込んできた。
一列に並んで待っていた柱たちの、鼻先ぎりぎりで。

「ごめんね遅くなっちゃって。いやあ、車の運転は難しいね」

颯爽とお館様がワゴンから降り立つ。それとは対照に、10人の顔は真っ青だった。

お館様は、今日までペーパードライバーだったのだ。

恐怖のドライブに、皆顔が死んだ。


着いた時には、死屍累々。

Re: 柱と無惨様で箱根駅伝。 ( No.10 )
日時: 2020/06/14 11:37
名前: かろん (ID: k7pNoPCO)

第八話;結果と合宿へ


鬼滅学院大学駅伝チームは、いろいろな意味で記録会で目立つことになった。

まず、全員が公認記録を出した。これで、予選会への資格は取れたことになる。
他校からの質問は絶えず、お館様も監督たちに何度も声を掛けられた。

なので、ぐったりとして帰ってきた。
いくら柱(1名鬼だが)といえど、きついものはきついのだ。


これを機に、お館様は合宿を決めた。
場所は白樺湖、駅伝の夏合宿地としても有名だ。ここで合宿することによって、他校の走りを見れるしいい刺激になるだろう、と踏んでいる。
お館様の伝手で食料も確保できたし、みんなやる気だ。予選会に向けた大きな糧になる。

というわけで、例の白いバンに乗って合宿へ出発だ。


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