二次創作小説(紙ほか)

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東方幻想書
日時: 2020/05/15 11:55
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)

東方project二次小説。オリキャラが登場します。

泰守琉璃は外から来た外来人の少女だ。外の世界での彼女は何の変哲もない高校生。

何故、幻想郷にいるのかというと外の世界にある古ぼけた神社を見つけて紫によって

ここに招かれた。同じように幻想郷に来る人物が稀にいるようだ。


Re: 東方幻想書 ( No.6 )
日時: 2020/05/15 22:11
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)


—幻想「サキュバスブック」

三人の弾幕を物ともしないラギーを襲ったのは瑠璃のスペルカード。ハート弾が敵を襲う。

ラギーは地面を蹴り愛世の前に立つ。愛世はラギーを迎え撃つために蹴りを放った。

それを躱してラギーは愛世の胴に攻撃を叩き込む。

「悪いが手加減は出来ない。軽く始末して来いって言われててね」

ラギーは笑みを浮かべ地面を殴りつけた。

—護符「クリスタルパレス」

床が割れ大きな氷が現れる。無造作に。

「なっ!?足が凍ってる!」

氷は直撃、レミリア、咲夜、フランは大ダメージを受ける。上手く守り切った琉璃は辺りに

目を向ける。愛世は能力を持っていないようだ。

「守る程度の能力。冥土の土産だ」

「自身に向けられた攻撃に対して高い防御力を発揮する…知ってるさ。だからこうしよう」

月路は凍土に足を踏み入れた。

—武闘「八卦剛拳」

月路は床を殴った。一瞬で氷が粉々に砕け更にラギーにもダメージが入る。一撃で大きなダメージを

負ってしまった。更に月路は追撃する。ラギーの顔が真っ青になる。

「冥土の土産に喰らって行け」

—「武想塵滅」

大きな断末魔と同時に血だまりが出来上がってしまった。ラギーの体が消えていく。

Re: 東方幻想書 ( No.7 )
日時: 2020/05/16 22:08
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)


魔理沙の元を訪れていた瑠璃。

「魔理沙にも兄弟がいるの!?」

「あぁ、血は繋がって無いけどな。私にとっては自慢の兄貴だぜ」

魔理沙は自身の胸を叩いた。近くに置かれているのは幼い頃の霧雨兄妹。魔理沙は母親が

違うのだと言っていたので二人の父親から金髪は遺伝しているのかもしれない。窓の近くに

ある机に近寄る。その上にはキラキラと光る金属の装飾品が飾ってあった。

「綺麗…!凄く細かいところまで作られてる」

瑠璃は身を屈めてそれらを見つめる。

「そう言って貰えると有難いな。泰守瑠璃ちゃん」

小さく悲鳴を上げて瑠璃は振り返った。魔理沙をそのまま性転換したような姿をした男は

微笑んだ。霧雨響生。金属を操る程度の能力を持つ魔法使い。

「兄ちゃん、何時のまに帰って来たんだよ」

「ついさっき。鍵、開いてたぜ」

瑠璃は首を傾げて魔理沙の方に近づいた。

「やっぱり…何か違う。よね?魔理沙」

さっきまで笑顔だった魔理沙が真剣な表情で頷く。確かに容姿は同じだが雰囲気が違う。

「兄ちゃんが使ってるのは魔力だけだ。だけどお前からは…神力を感じるぜ」

魔理沙と瑠璃は家を出た。その二人の後を響生?は追って外に出る。

「案外鋭いな泰守瑠璃ちゃん」

「やっぱりだ。兄貴は年下にちゃん付けはしない。全員呼び捨てだぜ」

姿が変わり黒いローブに身を包みフードを目深に被った男が姿を現した。

「慣れてもないことをするもんじゃねえな。妹ならまだしも初対面からも気付かれるとは…。

クソッ、やっぱり俺、下手くそなのか?」

男は悩んだように言い始めた。そのマイペースさでシリアスな雰囲気ぶち壊しだ。

「とりあえず名乗ってくれると嬉しいんだけど…え?私たち、もう帰っていい?」

「いや待て!勝手に帰るなよ。俺はネロ、宣戦布告って奴だよ。特にお前にな」

ネロと名乗る男は瑠璃を指差した。

Re: 東方幻想書 ( No.8 )
日時: 2020/05/16 22:28
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)


魔理沙も瑠璃を見た。

「お前まさかあれか?何か重要な秘密を握ったキーパーソンのお嬢様的な」

「無いない。それは無い。私、そんな凄いこと出来ないし。ほら、世界には同じ顔の人が

3人いるって言うじゃん?きっとそれだよ」

「そう言うことか!じゃあ俺の人違いだなってなるか馬鹿!」

二人の会話に乗ったネロは突っ込む。

「お前らなぁ…本当に危機感ってのがあるのか疑いたくなるぜ。足元、救われてるし」

魔理沙たちは視線を下に向けた。そして何もないことを確認して上を向いた直後、

雷を纏ったネロが目前に手を伸ばしていた。だがその手は二人に触れることが出来なかった。

ネロも驚く。彼らを隔てたのは金属のフェンス。金属は電気を通す。しかしこの金属は

電気を全く通していない。

「(一体何処から?周辺からは何も感じない。まさか離れた場所から?)」

「魔理沙—」

瑠璃は魔理沙の耳元である事を聞いた。魔理沙は「確か…」と言って答えてくれた。



紅魔館の大図書館。

「ねぇ響生、聞いてるの?」

響生と呼ばれた男の肩を軽く叩く咲夜。しかし彼は目を閉じ微動だにしない。

「やめておきなさい咲夜。ここから魔理沙の家までそれなりに距離がある。能力を行使するには

相当な集中力が必要よ。紅茶はそこにでも置いておきなさい」

パチュリーはそう指示して再び本を読み始めた。時折チラチラと彼を見ながら。

集中状態の彼に誰かが語り掛けて来た。魔理沙の声だ。礼の言葉を告げて来た。微かに

響生の口角が上がった。


「ネロ様、大丈夫ですか?」

イシュタリアはネロの元に駆け付けた。大鎌を杖代わりにしてネロは立ち上がった。傷一つない。

「大丈夫だ。だけど油断していたな、この辺りからではない。ここから離れた場所で

能力を使って俺の足止めをした」

残っていたのは金属の粒。予め怪しい輩が来ることを予想していたのか、それともたまたま

なのか。答えは恐らく後者だろう。

Re: 東方幻想書 ( No.9 )
日時: 2020/05/16 22:39
名前: 日の入り時子 (ID: xs5T8t9X)


紅魔館の大図書館に避難してきた魔理沙たちは真っ先に響生に礼を告げた。

「気にするなよ。気付いて良かった、お前が机の金属品に触れていたから操ることが出来たな」

響生は魔理沙にそう言った。彼の能力、金属を操る程度の能力は妹である魔理沙が触れた金属も

操ることが出来るようだ。遠くにあればあるほど操るにはかなりの集中力が必要になるらしい。

「お前が瑠璃か。俺は霧雨響生、よろしくな」

「はい、よろしくお願いします」

響生と瑠璃は握手を交わした。額からは汗が滲んでいた。

「大丈夫かよ兄ちゃん。汗だくだし、疲れた顔してるぜ」

魔理沙に言われて響生は笑顔を向ける。

「大丈夫だ。このぐらいでヘトヘトになってちゃいけないからな」

「あんまり無茶すると後に響くよ?」

「瑠璃の言う通りね。少し休んだら?ここで仮眠とってもいいわよ…って寝てるし」

パチュリーが話している間に既に響生は眠りについていた。


Re: 東方幻想書 ( No.10 )
日時: 2020/05/17 10:38
名前: 優羽 (ID: f7aWX8AY)

主人公の兄弟説多いですね!

新しく魔理沙まで!


小説更新頑張って下さい!


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