二次創作小説(紙ほか)
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- 名探偵コナン 謎の接続書 RIVEN
- 日時: 2022/05/04 16:02
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
これはMYSTの世界の続編版のストーリーです。
ちなみにこれ、多分もうないんじゃないかな~と思って書きました。
(なにせCD5枚いるからねこれ(汗)
それではまず筋書きと、今回のお話についてをちょっとだけ言います。
今日はみなさん。今回はMYSTの続編、RIVEN(リヴン)の世界に行きます。
じつはこの世界は滅びかけており、その世界をどうにかつなぎとめようと必死になるアトラスは、緑の本に閉じ込められた後も、ずっと執筆を続けており、コナンと平次、リールのおかげで解放されましたが、本当の解放ではなく、彼は戻って来た2人+一匹に、妻であるキャサリンの救出、及びゲーンを捕獲する為の牢獄の本を渡され、皆はアトラスがずっと執筆していた世界に接続します。
はたしてどうなるのやら……
ちなみにこのリヴンは4つの島を巡って謎を解いていきます。
はたして2人はリールの力を合わせて解けるのでしょうか!?
言うの忘れてました。若干これ、ネタバレ入ってる箇所がいくつかあるかもなので、自分の力でゲームを楽しみたい人は見ない方が良いかもです。
それでもこれを1つの物語として読んでくれる方はどうぞお読みください
キャラクター紹介(名探偵コナン)
江戸川コナン(工藤新一)
帝丹小学校1年
少年探偵団に入れられている可哀そうな子であり、蘭を守ろうと奮闘中で、灰原の事は相棒と思い、分からない所があれば、彼女に聞く事が多い。
今回は、小さいのをちょっと悲観する場面もしばしば。
はたしてどうなるのか、お楽しみに
服部平次
高校2年せいではあるが、コナンに頼まれ、学校を休まされた事がある。
コナンの事になると放っておけず、ついつい手を貸す事もしばしば。
今回の話は、MYSTでの冒険の後、アトラスの元へ戻って来ると、RIVENの世界に行って欲しいと言われ、行く事に。背が高い分、ちょっとは苦労しているようだ。果たしてどうなってしまうのか?
リール
ミスト島で出会ったブルーサファイアのハムスターで、♂
平次の肩が特等席で、いっつも乗っており、普段はあまり話さないが、いざとなると頼りになる。
キャラクター紹介(リヴン編)
アトラス。
ドニ一族の末裔で、本で時代を作れる事の出来る。
今回は、滅びかかっている世界を支える為、ずっと執筆しておかなければ、ならないという宿命を押し付けられており、コナン達は、その本の世界に入る事になった。
ゲーン
アトラスの父親で、こちらも時代を書く事は出来るのだが、失敗が多く、自分が納得できるまでの間、自分が作った世界をないがしろにして、すぐに捨ててしまう冷たさを持っている。
キャサリン
アトラスの妻で、現在は囚われの身となってしまった。以前ゲーンの元で助手をしていた事があるらしく、こちらも時代を作れ能力を手に入れ、更に、有る物を使えば、簡単にその時代へ行ける世界を、独学で作り出した。
そして、その世界の事を、ゲーンの作った世界の人間達に話し、キャサリンの世界レベルに避難するよう呼び掛けている最中に拘束されてしまった。
>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7 >>8
- 謎多き第4の島へ ( No.4 )
- 日時: 2022/05/04 12:54
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
コナンと平次は、歩きながら、これまでの謎を整理していた。
まずは、コナンがこれまで集めて来た、丸い球に関してだ。
平次も一応目を通したのだが、どうもあのボールは、彼が付けた物ではなく、ゲーンの日誌に有った、モエティという種族が付けた物らしく、キャサリンについてもいくつか書かれていたが、具体的にはなく、どうも彼女の方が、ゲーンより凄い頭脳を持っており、一見何の変哲もない、小さな窓見たいな物をその接続書の、繋がっている所に置くだけで、接続する事が出来るというのだ。
しかし、それが、気に入らなかったのか、ゲーンは彼女を捕らえて幽閉してしまい、ゲーンは、世界を作っては捨て、作っては捨てを繰り返し、ついには100を越えるぐらいの値でやっと世界が出来たと書かれていた事を、コナンに話した。
「こりゃ、ゲーンを早くとっ捕まえねえと、犠牲者が出そうだな」
「とにかく、どないかして、あの本を取り返さんといかんな」
「ああ。少し急ぐぞ」
「ああ!」
そして、2人は長い橋を渡り、第1の島へ戻って来た。
コナンはチラリと下を見た。
「おっし。動力は送られてる」
「ほな行くで~」
と、平次がレバーを倒すと、ついに橋と第1の島がつながった。
「ほな、行くで……」
と、平次が言うと、コナンがコクリと頷いた。そして、中には言うと、今度はハンドルが見え、平次がそれを回すと、全てのドームの内部がつながった。
そして、もう一つの出口に出てみると、通路が途中で途切れていた。
「あれ? 道が途切れて……」
「こいつや」
と、平次が壁のボタンを指し、押してみると、下で何かの装置が起動したのか、通路がつながった。
「サンキュ」
後は、あの開いてない所がこれで開くはずだ。
コナンは、そう確信し、扉のレバーを上げようとしたが、ちょっとだけ届かなかった。
「う、くそ……この!」
「ほれ」
と、平次がレバーを上にあげて、開けてあげた。
すると、ゲートルームが現れ、そこを通り越して、一番最初の場所へ来た。
そこから橋につながる方の、ゲートを開けると、ドームに入って、レバーを上にあげ、橋が上に向かい、それを確認したのち、コナン達は、さっきの通路の真下に行ってみた。
「よし、これで、おそらくはあのドームに行けるはずだ」
「ほな、このデカイのは後回しやな」
「ああ」
2人がそんな話をしながら歩いていると、やはり、ボタンが有った。
「やっぱり!」
「ほな、ドームを開けに行こか」
「ああ!」
と、コナンボタンを押すと、通路が沈み、ドームにつながる道に出た。
そして、あのドームの場所に着き、平次がボタンを押すと、コナンが素早くメモをした。
第1のドームは、おそらくすぐに使うだろうなと言う事を見越していた。
そして、その後、ゲートルームには、第3の島から来た入り口を使い、ゲートルームを回転させて、ドームへの入り口にした。
すると、ドームの上に行ける様になっていた。
「よっしゃ! 後はこの上やな」
「……」
「どないしたんや?工藤」
「何か、何か足りないんじゃねえかなってな」
「だって、ドームは……あ、そうかまだ全部やないな。それに、この装置が何を意味してるかも分かってへんし」
と、2人が言っていると、リールが、
「分からなければ、上に行ってみるだな。それで答えを見つけるんだ」
と言った。
「リールの後押しを受けた2人は再び歩を進めた。
確かに足りない物が有ったとしても、何がどう足りないのかおをチェックする事ぐらいなら出来るからだ。
そして、ドームの上の動力装置は開いており、2人は、その装置を見ると、そこにあったのは、四角い穴と枠組みがされた物と、カラーボールだった。
「これが、動力装置?」
「こんなちっこいので、どうやって動かすんや?」
「とりあえず、これで取ったらどうだ?」
と、リールはポラロイドカメラを出してきた。
「お、おお。すまんな」
と、平次はそう言って、その場所は写真に収め、すぐに写真になって出て来た。
「後は、これの謎をとかなあかんな」
「そうだな。多分そのヒントは、次の島だ」
「ああ。俺もそう思とる。とにかく、島に戻って、あの島に行くで」
「そうだな」
そして、2人はそこから降りると、ゲート―ルームを回して、通路の道を出してから、だい3の島に戻り、研究所をからトラム呼び出しボタンが有ったので押すと、すぐさま平次が乗り込んだ。
その時、2人は違和感を覚えた。
なんと、トラムの発着所が二か所有ったからだ。
「2か所か。とりあえず、こっちから探ってみるで」
「ああ」
そして、彼等は第4の島での探索を開始した。
ここが一番重要なヒントが隠れているとはつゆしらず
- 玉の謎が解かれ、現れた接続書 ( No.5 )
- 日時: 2022/05/04 13:07
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
第4の島に着いたコナンと、平次とリールは早速上に上がってみると、
其処は何もない一本道だが、有る所だけが変わっていた。
なんとそれは、壁に巨大な剣が突き刺さった様になっていたのだ。
そして、道なりに進んで行くと、何か変な模様の岩があちこちに有った。
「なんなんや?これ」
「ああ。確かに変な形してるけどこれって……ん?もしかして、2階あから見ろって事か?
「何をや?」
「ほら、よく見てみろよ、上にこちらを見下ろせる場所が有るだろ?もしかしたら、上から見れば、何かわかるって寸法なんじゃないかなって思ってよ」
「なるほど。一利あるな。おっしゃいってみようで」
と、彼等は走るが、途中で行き止まりになっていると、リールがボタンに気付いた。
「ん?そのボタンはなんだ?」
「え? あ、ホントだ。こんなとこに」
と、コナンが押すと、いきなり床が上がりは始める。これはエレベーターだったのだ。
そして、2階に着くと、彼等はすぐさま前に走り出すと、まさにそれは、この世界の地図を現していたのだ。
「やっぱり。こうい事か」
と、彼が言うと、平次がボタンに気付いた。
「なんや?このボタン」
と、平次が押してみたのは、一番最初に来た島だった。
すると、水がウネウネとうねり、何かの形になっていく
「あ、これもしかして……工藤。お前確かなんかパネルの写真撮ったやんな」
「あ、ああ」
「ちょっと見してみ」
と、平次が見てみると、やはり、それは、最初に訪れた島だった。
「なるほどそういう事か。て事は……」
と、コナンが走っていくと、後ろの建物に入れる様になっているのだが、小さなコナンではちょっと視にくかった」
「ひょっとしてこれ」
「ああ。あのドームの位置……!」
この時、コナンが有る事に気付いた。さっきのカラーポールと穴の開いた変な物。あれは要するに、ドームの位置に合わせるのではと考えたのだ。
「そうか。このボタンは、ドームの位置。後は、そのドームの位置にいれるポール。つまり、ここで最後の謎を解けって事だ。
それに気付いた平次も、コナンと協力し、ドームの有る位置とそれを確認し合う。
と、コナンはココにもドームが有る事に気付いたが、その開閉装置は壊れており、一応止めは出来るが、マークが分からず、自分で直接見に行って、確認した。
そして、ドームを開いた。
そして、全ての謎を解き終えると、後は、これで有っているかどうかの確認だけだが、今はまず、この島の反対側に何が、有るのかを確かめる事だけだ。
2人はトラムまで戻り、反対側に出た。
そして、用心深く扉を開けてみると、そこには、メープルの様な色をして、何かがあり、その側には、レバーと鎖が有った。
2人が近づくと、ようやくその意味が分かった。
「そう言う事か。ほな早速……」
「待てよ服部、俺にもやらそろよ」
「あ、アハハ。すまんな~コナン君」
と言いながら、コナンはレバーを前に倒してから、戻してみた。
すると、やはり鎖が沈みだし、下から何かが上がって来た。
「出てくるで~」
と、平次が言うと、それはエレベーターだった。
「エレベーター……あ、そうかこの世界の水って障害物を避ける様にできてるんだったな」
「そう言うこっちゃや。ほな、下に降りんぞ」
「ああ」
と、平次がボタンを押すと、エレベーターは沈むが、何やら人工物の中に入っていく。
そして止まると、外側の扉が上にスライドして開き、エレベーターの入り口が開いた。
2人は、さっきの謎が解けた物を見ながら、残りのドームの形を確認していた。
後、止めてないのは、第2の島だけだった。
「んで?どうやって第2の島に帰るんだ?」
「う~ん」
と、言っていると、リールがまた警戒態勢に入る。
「どないした?リール」
「気を付けろ。誰かいるぞ」
「え?」
と、そ~っと進んで行くと。確かに誰かおり、その人物は、わきの道へ入って行くのを見て、慌てて2人は後を追うが、時すでに遅く、トラムに乗って行ってしまった。
「あ~くそ~逃げられた~!」
「だけど、何してたんだ?こんな所で」
「あ、そういやそうやな。なにしとったんやろ?」
「とにかく、調べてみようぜ」
「ああ」
と、2人が行ってみると、そこは巨大な水槽の様だった。
「でけえ!」
「これ、水槽か?なんも居れへんみたいやけど」
「とにかく、階段を上ってみよう」
と、コナンが走り出し、平次も後に続いた。その階段はかなり高く、流石のコナンもばてた。
「ハア、ハア、ハア。たく、なんて長いんだよこの階段は……」
「ほら、摑まり」
「ワリィな……」
と、コナンを抱いた平次は、彼を椅子に座らせた。
「ハア、ハア、ハア」
「大丈夫か?工藤」
「な、なんとか……」
「あ、なんだ?このボタン」
と、コナンがボタンを押すと、なんと水槽が一望できるようになった。が、魚らしきものは何もいない。
しかもこの椅子には、レバーらしき物が付いている。
彼はまず、右の方を下ろしてみた。
すると、そこには、今までのドームのマークが付いていた。
「おい服部!これってまさか」
と言うと、彼も覗き込む。
「ああ。見たいやな。一周ずつ回していこか」
「ああ」
そして、2人はさっき分かったドームのマークにいろを合わせるが、一か所だけ壊れており、それは後々考えるという事で合意し、作業を続けていると、あるマークの所で、水槽の電気が赤く光った。
すると、
「グオオオン」
と、クジラの様な音を出す生き物が現れた。
「これだ! え~っと確か……有った。これはクジラだ。これで全部揃った。
「ほな、これで、あの玉の謎が全部解けたっちゅう事か」
「ああ。それと、第2の島のドームの色が赤だけど、マークがハッキリしねえけど、まずは行ってみてからだな。
そして、全てが終わると、今度は反対側を下ろしてみると、それは、第2の島の村の湖面を映していた。
「なんだ?これ」
「村人を見張っとるんとちゃうか?」
「いや、それなら別の所にするはずだけ……ああ!!」
「こ、これって……」
コナンと平次がびっくりしたのも納得できる。なんと、村の入り口の洞窟と、水面が合わせって、魚型になっていたのだ。
「これで全部揃った。後は、これをどこで使うかだけだな」
「ほな、こっちのはなんや?」
「と、平次が勝手に押すと、そこには女性がいた」
「女……あ、もしかして!」
と平次が言うとコナンが言う。
「間違いねえ。キャサリンさんだ!あいつ等はここから彼女を見張ってたんだ。
「とにかく、急いでここを出て、2番目の島に行かんと」
「ああ。まだ謎だらけなのはあの島だけだからな」
と、2人はトラムの呼び出しボタンを押し、しばらくすると、それが来て、さっきと同じように、平次が先に行き、コナンが後から来た。
トラムの外をざっと見てみると、前に有る木製のエレベーターしかつか会えない。しかもかなり年季が入っているせいか、レバーが真っ黒で、ここから2階までの後がくっきりと付いていた。
「かなり年季入っとるな~」
「ああ。でも、別に壊れてるわけでもなさそうだし、良いんじゃねえか?」
「まあ、それもそうやな」
そして、トラムの呼び出しボタンとレバーが有った。
「ん?なんだ?このレバー」
と、コナンが倒してみると、
「ガガガガガ」
という音と共に、階段が現れた。
「ここで降りるか?」
「いや、降りるんは後や。まずは、この上に行ってみんとな」
平次はそう言うと、レバーをもう一つ上げると、左にずれて、更に上昇した。
そして、到着すると、其処には鉄でできた道が有り、その先には、ドームが有った。
「ほな、行こか」
と、平次が言うと、コナンも元気いっぱいに飛びだした。
やはり、探偵のサガというより、コナンは完全にワクワクした子供の様にも見えたが、平次はそんなコナンを見ると、こっちの方が自然かと思えたが、あえてそこは黙っておいた。
ドームのすぐ左の道に、ドームを停止させる機械が有り、平次は慎重に見て、それを押してから、その絵をコナンに渡した。
「流石に紙がいっぱいになってきたな~」
「なあリール。これをまとめられる奴あれへんか?」
「ああ、こういう奴か?」
と彼が呼び出したのは、確かに一般に売られているファイルだ。
どこで覚えたのか、聞いて見たくなるが、あえて黙っておいた。
今やるべき事に集中しなければならない。
アトラスが外から、ここにペンを入れて、必死に世界を支えているのだから。
そして、ついでにリールは2人に肩掛け鞄を出してあげた。
しかも丁度いいサイズで、2人が並んでも邪魔にならない奴だ。
「ほれ、リール種やで」
「今はそれより、やる事が有るだろ?」
と言いつつしっかりと食べている彼に、突っ込みたくなったが、流石に今はやめておいた。
こんな所で騒ぎを起こせば、何が起こるか分からないからだ。
そして、道なりに進んでいると、監視塔からこっちを見た監視員達は、なにもせずに逃げ出した。
「なんで逃げるんや?」
「もしかして、もうゲーンがいないの知ってるんじゃないか?」
「この世界にか?」
「ああ。だからあの怯えようで、大体の見当はしていたんだけどな。ま、その方が俺等にとってはやりやすいだろ」
「まあそうやな」
さて、次は……ってなんや? あれ」
平次の見つめる先に有ったのは、何やら茶色か黒か分からないが、それに、薄黄色の線が入った円頂系の建物だった。
「なんか変な形してっけど。何なんだ?これ」
「開けてみるで」
と、平次が開けると、そこには、何かの骨で作った椅子と、左右にレバーが付いており、流石にこの椅子では、2人一緒には乗る事が出来ない。
「工藤。悪いんやけど、そこで待っててくれへんか? あいにくやけど、この椅子、2人座るんわ無理や」
「分かった。そっちも気を付けろ」
「分かっとる」
と、平次が椅子のレバーを引くと、椅子が回転しながら上昇し、丁度処刑台の真上に出た。
「これは……」
と、彼はもう一つのレバーを押すと、フタが閉まった。
「なるほど。処刑の時にもこの手を使ことったちゅうわけか」
そして、彼は下に戻ると、その事をコナンに説明し、早速、魚の口から外へ出て、急いで桟橋に向かった。
潜水車で処刑台に行くと、其処には、三角形の割っかが有った。つまり、これを使って、処刑人を下ろし、それを上から見た奴が、床を開けていたという事になるのだ。
まずはコナンがそのわっかを引こうとするが、なかなか届かず、仕方なく、平次が引いてやると、足輪が降りて来たので、コナンはそれに乗り、上に行くと、今度は平次が上がって来た。
が、ここで1つ問題が生じた。
それは、床の長さだ。
それがかなり細く下手をすると、落ちてしまいそうな程だった。
「だ、大丈夫や……下見ない下見ない」
と、平次は呪文を唱えながら、なんとか渡りきった。
そして、コナンが牢の中を覗くと、そこには男性らしき人影が見えた。
「あ、お兄さん。大丈夫?」
と、声をかけるが、返事がない。恐らく言葉が通じないと思ったのだか、あまり突っ込まないでいると、平次が気付き、一番右端に有るレバーを回すと、
「ガガガガガ」
と、古い鉄がこする様な音を立てて開いた。
「よし、これで……あれ?いなくなってる」
「どないした?工藤」
「俺、ずっとここに立ってたんだ。それなのに、さっきの男がいなくなってたんだ。
「そんなアホな!」
と、平次とコナンがアチコチ見て回っていると、リールが有る事に気付いた。
「排水溝の中を見て見ろ」
「排水溝の中?」
と、平次が見てみると、何かの割っかみたいな物が見えた。
「これってまさか!?」
と、彼が思いっきり引っ張ると、
「ズズズズズ」
と、岩と石がこすれるような音が聞こえて、奥に道が現れた。
「こういう事かいな」
「確かに俺も、あの時ここにいたけど、考え事してて気づかなかった」
「とにかくや、この奥に何かあるっちゅう事は分かった。後はその何が有るっちゅうか調べんとな」
と、皆は走りだし、一番先まで走っていくと、水が音がした。
「ん?水の音?」
「あ、服部見ろ!」
これは、すぐ近くが海かいな。けど、ここでなにせいて……」
と、平次がなやんでいると、コナンが有る物に気付いた。それは、木の棒に取り付けられた灯りを見つけた。
そして、振り向くと、もう一つ灯りが見え、それでコナンは気づいた。
「そう言う事か。服部。分かったぜ。これはまずは、ここまで来させて、帰って行くと、全部の電球が見えるって事だ」
「あ、なるほど!」
と、彼等はそれをやり、ついに一番最初の所まで、灯りをつけた。
「後は、もう一度ここをもう一度通って」
「何か有るかを見つける!」
「だな」
そして、歩いて行くと、途中にとっての様な物が付いた、岩を見つけた。
「これか。せーの!」
と、平次が力を入れて、その扉のノブを引くと、もう一つの道が現れた。
そして、彼等が行く先には既に灯りが付いており、そのまま進むと、広い場所に出た。
「なんや?ここ」
と、平次がアチコチ見て回っていると、コナンはとっさにある紙を取り出した。それは、第2の島で見つけた、音が鳴り不思議な数字が書かれた玉。
「そうか!解ったぞ!あのボールの意味が!」
と、コナンは今まで見つけた通りの順番に、岩を触っていき、最後の5番目の岩を触ると、目の前の水が、壁の溝に流れていき、それが空になると、フタが開いて、接続書が現れた。
それは、ゲーンが作った物ではない、キャサリンオリジナルの時代の物だ。
「この先に、あの部族が……」
「ああ……ほな、行くで」
と、皆は飛び込んだ。
その先に待つ有る物に気付かずに……
- ゲーン捕獲とキャサリンを救助! この世界から脱出せよ! ( No.6 )
- 日時: 2022/05/04 15:10
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
接続した先に有ったのは、さっき見た建物なのだが、ここからあちらに渡る手段がない。
「おい、どーすんだ? 服部。これじゃあ、この世界に来た意味がないじゃねえか」
「シャーナイやろ。まさかこうなっとるとは思わんかったし」
「とにかく、向こうへ渡る何かを探そう」
「せやな。ほな、俺はこっち行くから、工藤とリールはそっち頼むわ」
「ああ」
そして、離れたそのすぐ後、平次から連絡有った。
「どうした?服部、なんや変なもんが置いてあるもんがあるし、その周りはあの剣みたいな物がギョウサん刺さっとるねん」
「分かった。こっちもそっちへ行ってみるから、そこで待っとけよ」
「あん?なんで中に入ったアカンねや?」
「それが有るって事は、見張りがいる可能性が高い。つまり下手をすると、奴等に捕まっちまうて事だ」
「わかった。外で待つ」
と言って、平次は通信を切った。
そして、ほどなくしてコナン達が合流して、それに近づこうとした、まさにその時、後ろに2人の男がおり、2人は麻酔の塗られた吹き矢を撃たれ、眠らされた。
もちろんリールも
そして、しばらくして、コナンがうっすらと目を開けると、あの丸い球体に近づきつつあった。
其処は、外から見ると、ただの丸い球だったが、かなりの人が住んでおり、家からは煙が上がり、時折、いい匂いがしてくる。どうやら夕食の時間なのかもしれない。
そして、2人を担いでる男達は有る事を話し、平次とコナンは有る一室に閉じ込められた。
一方、その頃地上では、コナンと平次が本と一緒に消えた事で、大騒ぎになり、捜査が進められたが、その本の痕跡も、平次もコナンも居なくなってしまったのだ。
これには、流石に蘭も普通に振舞わなきゃと思い、園子が蘭と和葉を自分の家に泊め、携帯を2人は視るが、何の連絡も入ってなかった。
そして、こちらが電話をすると、全くつながらないのだ。
「蘭ちゃん……大丈夫?」
「う、うん……あいつに電話してるんだけど、どっちもダメみたい。
「ホンマに一瞬の事やったから……私が平次の手を咄嗟に掴もうとしたんやけど、間に合わへんかった……」
「和葉ちゃんのせいじゃないよ」
と、蘭が言うと、彼女の友人で鈴木財閥のご令嬢の鈴木園子が聞いて来た。
「ねえ。蘭、本当なの? そのおじさまの頭に本が降って来て、2人共消えちゃた話」
「うん。あの時、皆で何所を観光しようかって話になってて、何所が良いかな?って話していたら、突然お父さんにかなり分厚い、何かの専門書ぐらいの分厚い本だったわ」
「う~ん。あ、で、なんでガキンチョと平次君がいなくなっちゃったの?」
「それが、私にもサッパリ分からないの。まずコナン君が黒い部分い触れたら、服部君が触れて、その時、服部君は本の端っこを持っていて、それで一緒に消えちゃったの」
「う~ん……私そう言うの、専門じゃないんだけどな~」
「コナン君……新一もなんで電話に出ないのよ~」
と窓の外の星を見ているころ、その声が聞こえたかのように、コナンが目を覚ました。
「蘭!……夢か」
「ん?……あ! 服部……服部オイしっかりしろ」
と、コナンが揺するとようやく平次も目を開けた。
「工藤。無事やったんか」
「あ、ああ。それより、ここは?」
と、コナンが聞くと、リールが答えた。
「どうやらあの球体型の中らしいな。まさか球体の建物に、これほどの文明が進んでいるとは」
「なあ。だったら、その鍵を壊して、ここから出る事は出来ないか?」
「そんな事をしても、行く当てのない我々に何が出来る?」
「……」
2人が困っていると、
「ガチャリ」
と、鍵の開く音がした。
入って来たのは、女性の様だが、言葉が通じなかった。そして、女性はこちらに手を向ける。まるで、何かを待っていてくれと言いたげにして出ていった。
「何を置いてったんや……!」
「おい工藤これ!」
「牢獄の本じゃねえか! もう一つは……」
と、コナンが見てみると、それはキャサリンの日記で、アトラスに宛てようとした手紙が入っており、最後の方に、何かのコードキーが書かれていた。
「二つじゃ嵩張るな……服部。ワリィけど、牢獄の本は俺が持ってるから、この日記、お前が持っててくれ。いざゲーンを前にして、ゴソゴソするわけにはいかねえだろ?」
「確かにな。分かった」
「サンキュ!」
そして、そこへ、先ほどの女性が入って来て、今度は本らしきものと、窓の様な物をその本の上に置いて去って行った。
2人が近づいてみると、なんとそれは、ここに接続したときの接続書だったのだ。
「これで戻れる!」
「ああ。せよけど、その前に」
「ゲーンを捕らえる。これが一番だな」
「急いで帰られえと、流石に行方不明者扱いになっている事は確かだろうし」
「確かにな~。あの親父の事やから、何もせえへんとも限らんしな……」
「とにかく、今はあのドームを動かす事だ。そして、ゲーンの世界に行き、奴を捕らえる」
「わかってる。時間はそう長くねえ。行くぞ」
と、2人は元の場所に戻ると、走って行ってドアを開け、左の道に進むと、梯子が伸びて下りれるようになり、そこからトラムの呼び出しボタンを押すと、まずは平次が行き、受信したコナンが渡った。
ところが、さっきと様子が違う。
何と扉が閉まっていたのだ。
「お、おいちょ~待てここ閉められたら、中に……」
「ガゴオオオオオオ」
という音共に、扉が開き、あの映像に、ゲーンらしきに人間が映っていた。
「まだ近くにいるかもしれない。
「ああ。気いつけんとな」
そして、石の扉を上げ、進んで行って、途中の扉を開けてみるtが、誰もいなかった。
「誰もいない!」
「おっかしいな~俺等がつくまで3分程度しかあれへんのに~」
「とにかく今は急いでドームの接続書を起動させないと。
「そうやな」
改めて確認し合うと、2人はゲートルームへ向かい、橋が上になっている部分でストップし、階段を駆け上がらう。
ところが、今度はまた別の問題が出て来た。
なんと、1人ずつしか入れない仕組みになっていたのだ。
「あっちゃ~どないすんねん?これ」
と、平次が本気で困っていると、コナンは、これまで手に入れてきた情報のドームの位置にカラーボールを置き、黄色を除いて、全部入れ終わると、平次に、
「服部、そこにスライドできるものが有るはずだ。そいつを下げてくれ……」
と言うと、平次はスライドを下げると、機械が降りて来て、ロックされている状態になった。
「頼む!」
「うまくいけよ!」
と、2人が願いながらボタンを押すと、
「ドーン!!」
と爆発音の様な音がして、動力装置は稼働し始めた。
「よっしゃ~!」
「後はこれで」
「ゲーンを捕らえ、キャサリンを救出だな」
「ああ。行くで!」
そして、2人は、ドームに着くと、スライドきーを開けて、ドームを起動させると、やはり、接続書が使える用になっていた。
2人が黒い部分を見ると、そこはどう見ても、人が住めるような環境ではなかった。周りは岩だらけで、本当に凄まじい事になっていた。
「工藤、俺に考えが有るんや。恐らく、ゲーンは、俺等に先に接続させて、それから自分もっていう風にするやろう。せやから、離れんように、今の内に手を打っとかへんか?」
「確かにこれまでのゲーンの性格上、あり得ない話じゃないな。分かったって……いうか、俺とお前じゃ身長差が有り過ぎるぞ! チビな俺にそんな事出来るわけないだろ?」
「あ、いやそうやの~て……」
「落ち着けコナン。手はある。」
「え?」
要するに、繋いでおけば済む話、ゲーンは恐らく、情報でしか、我々の事を知らないだろう。つまり、怖くて平次のズボンの裾を持っていれば、単に怖がっている子供としかとられないという事になる」
「! そうか。相手はこちらがどう動くかを全く予想していない。つまり、俺が完全子供様に演じていれば」
「油断したゲーンは舐めてかかって来る可能性は高いっちゅう事やな」
「そうだ!私は、お前の服に隠れさせてもらう」
「わかったほな行くで!!」
そして、彼等が接続したのは、なんと檻の中だった。
「な、なんやねん。これ!」
「どうやら、相手を選ばないという事だな」
「でも、このままじゃ、ゲーンを……? これは」
と、コナンがボタンを押してみると、扉の方から、誰か来るのを感じたリールがすぐさま服の中に入って来た。
そして、彼等の望み通り、ゲーンが現れた。
「やあ、君達か。あちこっちでドームを開けたり、島中をウロウロしている者と言うのは……君達、名前は?」
「ぼ、僕江戸川コナンです……」
と、コナンはかなり怖がりの様に装って見せると、流石のゲーンはそれを信じ、次に服部の方を見る。
「君は?」
「服部平次や。で、このガキの面倒見てるもんや。こいつ頭はええねんけど、子供なんかしらんけど、人を怖がってし舞うんで俺が面倒見とるんや。オッサンの方は、なんでここにおるんや?」
「すると、ゲーンは机からタバコを持って吸い始めた。
「私はゲーンという。それも有る奴からよう聞いとる」
「アトラスからか」
「!」
「驚く事はないだろう?既に知っているはずだ。ちなみに私がどれだけ色んな事をしようとすると、皆は怖がり、逃げていく。そしてキャサリンはそれを利用して、引き入れようとしている」
「それがモエティか」
「ほう、そこまで知っていたのか」
「キャサリンさんの日記に書いて有ったんや」
「ほほう。つまり君達は、キャサリンを救出に来たという訳だね。では取引と行こう。君達は、ドニの本を持っているはずだ。あのアトラスの事だ。それくらい用意しているのだろう?」
「工藤あれを」
と、コナンは平次にそれを渡した。
「これや」
「ありがとう」
そして、ゲーンはページをパラパラとめくり始め、コナン達に緊張が走った。ど、その時ゲーンがこちらに近づいて来た。
「君がまず、接続してみてくれ」
と言った瞬間、皆は平次にしっかりと捕まり、本の中に入った。
そして、その時を待った。
すると、思った通り、彼は銃を持って、本を開き、こちらを見ている。
「こねえぞ」
「よほど用心深いんやな」
と、皆が緊張し始めたその時、ゲーンがこちらに接続し、彼等は本の外に出た。
「や、やったー!!」
「おっしゃ~!!」
「フッ。ゲーンらしくない最後だな」
とリールが言うと、平次は本を閉じて、コナンの鞄に戻した。
そして、彼の部屋を見て回ると、1つだけ、何やら、変なレバーの様な物が有った。
「なんだ?これ」
と、コナンが倒してみると、それはケージの開閉スイッチだった。
そして、その時、平次も何かを見つけた。
それは、ゲーンがこの世界でも、執筆しているのを知ったのだ。
「あのオッサン。まだ世界作りよったらしいの~」
「ああ。その為に、虫を殺し、木を伐採して、本の道具を集めていたんだ」
「かなり回数を失敗したようだからな」
そして、その時、コナンがこの世界の動力を入れると、下へのハシゴを見つけた。
「ん?ここ、まだ下が有るみたいだぜ」
「あ、ほんまや」
下りてみると、そこは、窓から外を一望できるが、決していい場所じゃない。何故ならここへ来たゲーンも、帽子とゴーグルと手袋をしていたからだ。
その時、コナンが、第2の島で見つけたのと、同じ物を見つけた。
「あれ?これは……」
と、ハンドルを回してみると、そこには、女性らしい人が映っていた。
だがやはり、言葉は通じず、すぐに終わってしまった。
そして、平次とリールは、ある物を見つけた。
リールは音のする不思議な球体と、平次の方はゲーンの日記だった。
「あのオッサン相当な悪やったらしいの~」
と、平次は半分あきれ顔になっていた。
そして、リールの方は、それが気になるのか、何回も同じ音を繰り返す、その球体で遊んでいた。
「おいリール。そろそろ行くで。はよキャサリンさんを助けたらんとな」
「あ、ああ。済まない。行くか」
と、リールはそう言って、平次の肩に登った。
そして、□マークが1つだけある島に、皆は接続し、第5の島にやって来た。
その場所は、まるで巨木を倒したような根っこに、小さな建物が有るだけだった。そう言えば書いて有ったな~どこぞの島の巨木倒したって」
「とにかく急ごう」
「ああ」
2人が階段を上がると、幸い誰もおらず、キャサリンを捕らえた牢獄まで一本道だったが、ここで難関が起きて、何をどうすれば、良いのか分からないのだ。
そこには、左にレバーの有る丸い装置に、三つの糸の付いた何かが有った。
「なんやこれ?」
と、平次が適当に触っていると、リールが思い出した。
「スマン。その装置に私を近づけてくれ!」
「あ、ああ」
と、平次が近づけると、彼は、覚えた音の後にレバーを左から右にやった。
すると、突然鉄格子が後ろに周り、ゆっくりと上昇し始めた。
「まさかあれがコードだったとはな」
「すげえ偶然」
「ホンマすごいの~偶然て」
と、2人言うと、パリパリとリールの体が放電し始める。
「あ~スマンスマン。冗談や冗談」
と言っていると家に、たどり着くと、すぐさまキャサリンが駆け寄って来て、こう言った。
「すぐに動かなければ、ゲーンの仲間が気付いたようだわ。モエティ達の所に一度戻って、もう一度仲間を集めるわ。本を見せて!」
「はい!」
そして、それをキャサリンは安堵しながら言った。
「やったわね。私達はもう、自由よ。ゲーンを捕まえたのね。でも仲間達が残っているわ。げーンがいなくなったらどうするかしら?まず、村の人々を安全な所へ誘導しなければ、あなたはテンプルアイランド。つまり、第1の島に戻って、もう一度裂け目を開けて頂戴。危険だけど、これしか方法はないわ!私も後でそちらへ向かうけど、待っていてはダメ!」
「忘れないで。入口のコードは私の日記よ。頑張って」
と、彼女はそれだけ言い、ドームのコードを知っていたらしく、すぐさまドームの回転音が聞こえた。
そして、平次達は、この後が大事だった。
自分達が本当にやって来た理由。
それは、自分達の世界へ帰る事だった。
「いよいよだな」
「あ~。長かったな~ホンマにどないしようかしら思たで」
「まあ、それももう終わりだ」
「だが、お前達の世界に戻れるとは限らないぞ?」
「「え?」」
「アトラスが言っていただろう?」
2人は思い出した。確かにあの時、言った。
これがうまく行ったらっと。
はたして、彼等は無事に帰る事が出来るのだろうか!?
- 叶えられたアトラスの願いと、帰って来たコナン達 ( No.7 )
- 日時: 2022/05/04 15:53
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
ゲーンの部屋に戻った2人は、またケージの中にいた。
恐らく、彼がいなくなった事に気付き、邪魔をしようとしているに違いなかった。
でも、もう彼等は何も怖くない。
すぐさま最初の島に接続すると、今度は床が上がっていたが、こんなの子供騙しだった。
橋を下ろし、そこからゲートルームを抜けて、裂け目を開ける機械を探そうとしたが、それもすぐに見つかった。
「これか。ちゅう事は、その解除コードって言うのをここに入れる、ちゅうわけやな」
「ああ。え~っとコードコード……有った」
コナンがコードを入力すると、それは開いた。
「よし、後は、このレバーを下に向けて、ボタンを押すと」
「ガウウウウ」
という不気味な音と共に、下へやっていると、リールが有る事に気付いた。
「ちょっと待て」
「ん?どうしたリール?」
とコナンが聞くと、彼は、つっかえ棒を外した。
「これで良しだ」
そしてそれからどんどん降ろす。そして、後一回で全部が終わる時、コナンがスコープを覗くと、そこには満点に広がる綺麗な白い星が見えた。
「うわ~すげ~」
「ホンマや」
という2人をリールが残念そうに見ていた。
後1回で、この全てを終わらせないといけないからだ。
そして、コナンは最後の一回を押した。
すると、ガラスが割れ、空気が吸い込まれると、スコープが吸い込まれ、辺りは暗くなり、稲光が鳴っている。
もうこの世界は崩壊する。
既にゲートの側に有ったモエティの剣も落ちた。
と、そこへ、アトラスが走って来た。
「もう時間がない。キャサリンはどこだ? そして本は」
「アトラス!」
と、彼女は階段から降りて来た所だった。
2人はハグをかわし、喜び合うと、ゲーンを捕らえた本を見せた。
それからこちらにやって来る。
「皆レべルの時代に行ったわ。もう大丈夫よ。ありがとう」
「私からも礼を言うよ。期待していた以上の大成功だ。私の全てを取り戻してくれた。さ、私達の道はここに」
と、アトラスは接続書をキャサリンに見せ、彼女あhそれに触れて接続し、「さあここでお別れだ。またきっといつか会おう」
「会おう、ちゅうたかて、俺等別の時代の人間やのに、無理やろ?」
「そんな事はない。必ず、会える時が来る事を私は信じている。それまでは、サヨナラだ」
と言うとアトラスが接続すると、接続書は、裂け目の中に消えた。
「お、おいアトラスハン」
と、平次は飛び込み、コナンとリールが続いた。このままこの接続書が、またいやな奴に盗られてはいけないと思ったからだ。
だが、裂け目を抜けた時は、本当にまるで宇宙空間にいる様だった。
その時、アトラスの声が聞こえた。
「今、私は全てを理解した。始まりと終わりはいつも裂け目に有るのだと。
リヴンの時代は永遠に幕を閉じたが、人々は自由を手に入れ、そして、私にも休息が訪れた。これからの事を考えながら。そして、できれば、また願っていた。
星の中を落ちていきながら、ず~っとそんなアトラスの言葉が、自分達に流れて来ていた。
そして、どのくらい落ちただろうか?下から青い光がひび割れながら、こちらに近づいて来ていた。
「な、なんや!?」
「まぶしい!」
と、平次は咄嗟にコナンを抱きしめた。
すると、青い光の玉が、下に見えた。そこは、もう夜になっており、いつのまにやら、自分達の住む世界へ、帰って来ていたのだ。
「ここって……米花町? なんで……」
「どうやら帰って来れたみたいやな」
「てか、なんなんだこの青い光は」
「わからんけど、とりあえずどこ行く?」
と、平次は言うが、この位置からでは、警視庁しかなかった。
「警視庁しかないだろ?この高さだと」
「せやな……ってどうやってこれ操るんや?」
「俺がなんとかしよう」
と、リールの目が光り、その玉を自由に操り、ビルの間を抜けながら飛ぶ。
「お前こんな事も出来るんかいな?」
「まあな」
「あ、そうだ。そこを右に行ってくれ」
「ん?ああ」
玉は右へ曲がると、なんと毛利探偵事務所に着いた。既に高木刑事と佐藤刑事がいた。
「やっぱり、俺等の事で集まってる」
っと、コナンが言った時、蘭がこちら側に気付いた。
「あ~~~~~~!!!コナン君!服部君!」
「平次? ホンマや平次もおるん!?」
「2人共何やってるのよ! それになんで青いボールみたいなのに入ってるの? そのハムスターは何?」
と、2人に色々言われ、困っているとリールは、
「降ろした方がいいか?」
と言って来た。
「ああ。頼むわ。後が怖いけどな」
と言うと、リールは玉を下に降ろし、同時に玉は破裂して消えた。
そして、また、定位置である平次の肩に乗った。
探偵事務所から出て来た2人は、とりあえず、大人数になってしまったので、1階のポアロで夕食を2人に奢り、それで何とか落ち着かせた。
そのガッツ気プリに和葉と蘭は、言葉が出なかった。
つまり、2人共に、ろくな食事を食べてなかったという事になるからだ。
そして、ようやく落ち着いた2人に、まずは目暮の質問からスタートした。
「それで、君達は本と一緒に消えたという事だが、どういう事かね?」
「まあ、そのままの意味やけど……信じてくれるかどうか怪しいからの~」
と言うと、和葉が、
「んまあ。私も平次がいきなり本持ったまま消えてしもて、どうなったんか分からん状態やったし」
というと、蘭も
「あんなの目の前に見せられてたら、信用したくもなるけど」
「まあ、目撃者が3人いるわけだが、一体何があったんだ?」
と、目暮の言葉に、高木も、
「えっと、蘭さんの話だと、偶然上を見上げた毛利さんの頭の上に、固そうな本が落ちて来て、偶然それを触ったコナン君を助けようと追いかけた時、本をつかんでいた為、一緒に本に吸い込まれたという訳だね」
「そうや。まあ、その後やな。めっちゃくっちゃ大変な思いしたんは」
「大変な思い?」
「何が有ったの?」
佐藤刑事の質問にコナンが答えた。
「えっと。これから話す事だけど、笑ったりしない?」
「え?」
「なんでそんな事聞くんだい?」
「だって、このお話は、現実世界ではありえない事だからだよ」
「現実ではありえない?」
それを聞いた小五郎は、コナンの頭にゲンコツを落とした。
「心配バッカさせあがっておとぎ話ごまかそうとすんじゃねえ!!」
「だ、だって本当の事なんだもん」
「小学1年の話す戯言なんざ、誰も聞きゃしねえよ」
「警部どの。これは私の推理ですが、何やら2人共、脳に何かをされた形跡があるかどうか、調べてみる必要があります」
「うむ~確かに信じられるほど重要な物なのだがな~」
という目暮に高木も、
「で、でも毛利さん。コナン君の持っていた鞄の中には、何か暗号らしき物が、こんなに出てるんですよ?」
「それに、この日記みたいな物も持っているので、我々としては、ちゃんとしたいんですけど……」
「それにおっちゃん!なんで平次の頭が悪いって決めつけんねん!」
「そうよ! コナン君だって無事に帰って来たわけだし、それに、そのノート。誰かが書いたノートだと思うし……」
とその時、完全に暗くなっているのに、気づいた目暮は、
「とにかく今夜は遅い。明朝、コナン君と服部君には、一応脳検査をしよう。だが、これは頭が悪いとか、そう言う事ではなく、何が有ったかを知る為だから、そこは勘違いしないでくれ」
そして全員が解散すると、蘭とコナン、平次と和葉とで寝る事にし、ハムスターは仕方ないため、平次の部屋に引き取る事になった。
こうして、ようやく長い旅を終えた彼等だが、話を信じてくれたのは、高木だけだった。
そして、明朝検査を受けた2人だが、やはり、どこにも異常は見つからず、結局そのまま平次と和葉は大阪に帰った。
だが、今回の事で、小五郎の事を悪く思ってしまう和葉と蘭であった。
そして、コナンも、
「この手に話は、おっちゃんにしない方が良いなと改めて思った。
- 後書きと言い訳 MYSTとRIVEN ( No.8 )
- 日時: 2022/05/04 16:01
- 名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)
いかがでしたでしょうか?
これは皆私がプレイして書いた物ですが、リヴンは注意深いくしたのですが、ミストの方は、見てみたら誤字だらけあ(汗)
なんとかしようと必死に頑張り、どこがいけなかったかもわかり、なんとかできそうですが、
これ、違法とかそういうにひっかからないかどうかが凄く心配です。
まあ、そんなに有名なゲームでもないしと思いつつ、新しいミストのゲームが出ていますが、
このお話とは全く異なる話になっています。
今出ているMYSTとこのMYSTは、PC版でプレイした物なんです。
本当は、最新版が出たと聞いた時は、これを止めようかどうしようか迷ったのですが、
全く違うので大丈夫だよね?
と、スッゴクドキドキしながら書きました。
一応Exileまでプレイして、そっちの方の小説も有りますが、どうしようか迷っています。
それに、今抱えている小説もあるので、しばらく間を置こうと思っています。
ここまで読んでいただいた事、感謝します。
それから、違法だと後で言われないかどうかもすごく心配です。
お願いだから。
それではここで本当のMYSTとRIVENの終わりです。
さようなら
FIN
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