二次創作小説(紙ほか)

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名探偵コナン+ExilE あらすじとキャラ紹介
日時: 2022/05/05 07:53
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

あらすじ

それはリヴンでの修正の必要がなくなり、ドニ(アトラスの故郷)を治そうとしたのだが、それがむずかしくなってしまった為、別の時代をレリーシャンを書き上げた。皆が平和に暮らせる事夢見て。

だが、彼は気づいていなかった。

シーラスとアクナーの行いにより、滅びかけた世界の生き残りが、復讐の炎を燃やし、自分の世界を壊そうとしている事に……

そしてついに彼はやって来た。
RIVENで、自分を助けてくれた、友人共言える、コナンと平次、リールがいる時に

はたしてどうなってしまうのだろうか?

設定
MYST3ExilEに、コナン君を混ぜてみました。
色々謎解きもあるので、コナン君達が最適でしたが、タイトル付がメチャ難しかった。日本をを英語にし、またそれをどう読むのか調べたりして・・・

今回は前回と違い、アトラスの方から、彼等に手紙と接続書が送られてきます(どうやって送った?っというツッコミはなしにして(汗))
なかなかこういう関係で、2次創作書く人いないんですよね。

まあ、だからじっくり書けるわけですが。

今回は、MYSTⅢExilEのOPと同じで(セリフは少々変えました)で、どういう話かと言うと、ほぼOPと同じなのですが、平次達が、アトラスに呼ばれ、アチコチ物色していると、そこへアトラスが来て、レリーシャンを見せてくれるという事で、鍵を取ってこようとした次の瞬間謎の男が接続してきて、赤い宝石の様な物を、カーテンにぶつけると発火し、驚いている所で、その男はハンマーでガラスのケースから、レリーシャンの書を持ち去ってしまいました。

平次は消火活動当たろうとしますが、アトラスは、
「ここは私がなんとかする。君達は、レリーシャンの書を頼む!急げ!」
と言われて、ジェナーニンに接続(試練の世界という意味です)

そして、そこから物語が始まります。

キャラクター

アトラス
ドニ人の末裔にして、本の中に世界を作る事が出来る能力を持っており、今までは、ドニ人復興に力を注いで来た彼ではあるが、あの頃には、戻れないとさとり、彼等の為に、新しい世界レリーシャンの書を作った。

キャサリン
アトラスの父、ゲーンの作った世界の生き残りで、これまでシーラスとアクナーを産んですぐ、どこかへ姿を消すが、リヴンに戻ったさい、ゲーンによって捕らえられてしまい、ずっとそのままだったが、平次とコナンの手によって自由の身となり、アトラスを手伝っていた時、妊娠した為、アトラスはトマーナという世界を作り、彼女は無事出産し、その子をイーシャと名付けた。

サーヴェドロ
以前アトラス、シーラス、アクナーと面識があり、アトラス達が去った後、その世界その物を壊し始めた彼等に復讐するべく行動を開始し、トマーナに来て、アチコチ荒らしたり、色々な世界を変えてしまったり、自分の日記の一部を開けてちぎってそこに置き、シーラスとアクナーへの恨みだとして、突然平達の前から、レリーシャンの書を奪い取って逃走してしまう。

名探偵コナン

江戸川コナン(工藤新一)
ご存じ名探偵の江戸川コナン。
前回の本に入ってでのドタバタ騒ぎで、色々聞かれてかなり大変だったもよう、今回は、アトラスからの手紙が来た時、嫌な予感がしていたが、早速それが当たってしまい、苦笑いするしかなかったが、サーヴェドロを追いかけて、服部平次と共にジェナーニンに来てしまい、物語を繰り広げる事に

服部平次 高校2年で、今回は、ようやく中間テストが終わって、やれやれと思いつつ、MYSTで出会ったリールの飼い主になってしまう。
そして、リールは人語を解する事を悟られぬようにするが大変なようではある。今回は、アトラスから、手紙と本を受け取り、彼等に会いに来て、事件に巻き込まれてしまった。(もちろんリール付きで)

リール
人語を解するブルーサファイヤハムスターの♂で、一人称が俺というどこにでもいそうなハムスターではあるが、そのうちには変な術を使いこなし、たまに平次とボケツッコミをする仲である(本人たちにその気はないのだが)

>>1 >>2 >>3 >>4 >>5 >>6 >>7

アマテリアの世界! 2人の推理が光り、シンボルゲット ( No.3 )
日時: 2022/05/05 06:54
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 到着して、皆が最初に見たのは、建物があったのだが、何かのキーを読み込むような装置があり、遠くで雷鳴が聞こえる。
「なんや変なとこやな~ここ……ん?」
「なんでこんなとこにも接続書が有るんや?」
これには、コナンが答えた。
「アトラスが言ってただろ? 試練の時代って事は、その試練から出る為の物で、多分最後までできた人が、一番最後の接続書に辿りつけるって事だよ」
「なるほど。で?」
「え?」
「どっから行く?右も左もあるけど」
「そうだな。じゃあ左の道から行ってみるか」

そして2人は、6角形の階段を下りて、何所に行こうか考えていると、エレベーターらしき物が有った。
「これ、何所に続いているんだ?」
「上がってみるで」
「ああ」
と、平次はコナンをいきなり抱え上げた。
「お、おいちょっと!」
「しゃーないやろ。こうでもせんと乗られへんねやから」
と、レバーを上げて、エレベーターを動かすが、すぐに止まった。
「ん? なんやそんなに高こう上がれんちゅう事か?」」
「そうだな……ん?」
コナンは不審な物を見つけた。一見ボールに見えるが、何なのかがまだ分からなかった。
「おーい工藤。行くで~」
「お、おお。ん?なんだ?この紙?……後で見るか」
と、コナンはそれをしまい、2人はエレベーターから下りると、外に出た。そこは道がガタガタしており、そこを渡ると、何か見えた来た。それはレールの様に見え、よくよく見ると、何かの操作盤っぽい物が見えた。
「なんや?あれ」
コナンはすぐに眼鏡を使い、見てみるとそれは、何かの装置で動かす事ができる様ににも見える。
「行ってみよう」
とコナンが言うと、平次も走った。
やって来てみると、コナンの左側に、棒みたいな物が見え、それを引っ張ってみると、なんとそれはレバーで、いきなり床が動いた。
「うわ!」
と、危うく平次は落ちそうになるが、どうにか無事だった。
「いきなり動かすなや!」
「ア~ワリィ。まさかレバーだとは思わなかったから」
「たく。ちゅうかなんや? これ。ん? この横の棒は何や?」
と平次がそれをスライドさせると、空中に何かが浮かびあがり、白い何かが投下されると、こちらに走って来たと同士に、コナンが見た、あのボールが転がって来て、そのボールはしばらく走るが、途中で割れてしまった。
「どうやらさっきの白いボールを、このレールの上に乗った状態で、通らさなあかんちゅうこっちゃな」
「ああ。ん? 待てよ。確かクリスタるが半分そして、このギアに……! ひょっとしてこれは!」
と、コナンはいきなり、床を下ろし、奥の方へ走り出した。
「お、おい工藤。どないしてん」
と平次が追うと、ようやくコナンは見つけ、そして、平次がいない間に撮った写真を見合わせて、謎が解けた。
「なるほど。そう言う事か」
「おいコラ! なんなんや。いきなり床降ろして走りよってからに」
と、平次が言うと、リールは分かった。
「何かわかったようだな」
「え? 何かって何がや?」
「あの場所にボールをうまく落とさずに、渡らせる方法は、既に得ていたんだよ。で、もしかしてと思って来てみたら、これがあったのさ」
「これって、重りの付いた人形?」
「それで、さっきのこの玉。さっきと似ちゃいるが。視点を変えると」
と、次の動画を見た時、平次の頭もひらめいた。
「なるほどそう言う事か」
「そ。そう言う事。だから、あのギアをあの場所に合わせ、ここに有る物で、重りを作ってやればいいんだ」
「そういう事なら、手えかすで」
「ああ」
そして、2人は作業を終え、再び戻って来ると、ギアの位置を変えて、再びボールが投下された。
そして、どんどんボールが近づく。
「さあ」
「どうなる?」
2人が緊張していると、無事にボールはレールを抜けて行った。
「よっしゃ!」
「やった~!」
「「イエーイ!」」
と、嬉しそうにハイタッチする2人にリールは呆れた。
最初は失敗した場合、もう一度あの場所に戻るつもりでいたが、どうにか上手くいった。

その時、機械の方で音がして、半開きになると、一瞬橋が浮かんでいるのが見えたが、すぐに消えてしまい、代わりに別のパネルらしきものが出て来たので、すぐさまスマホで撮影した。

さて、これからどこ行く?」
「そうだな~」
「これの事も気になるし」
「ってお前いつの間に!」
と言っていると、リールが、
「2人共左の壁を見ろ」」
と言った。
「あん?」
2人がそっちを見ると、何かの絵が描かれているが、何を意味しているのかは分からなかった。
そして、そのまま進もうとすると、今度は上から声がした。
「何をしている?こっちだ。そこから上がって来い」
「リール! おまいつのそんなとこに上がったんや?」
「上がって来たら教えてやる」
「しゃ~ないな~」
「ハハハ」
と2人が昇って来ると、そこにもレールが有ったがなんとか行けそうになっていたが、そこにもさっきと同じ機械が有った。
「またこれか」
「みてえだな。ん?これ、あの爺さんの日記の一部だ。あ、そう言うたら俺も持ってんで」
(お前も人の事いえねえじゃねえか)
とコナンは心の中でちょっぴり怒った。

そして、平次が床を上昇させると、5つのリングに大きなリングが1つ有る、なんとも不思議な建物だった。
「なんだあれ?」
「一回転がさなしゃーないな」
「ああ」
と、平次がレバーを操作すると後ろに有った建物の一部が浮かび上がり、ボールが落ちて走っていくがすぐに割れてしまった。

これを見た2人は、まず、そこを調べる事にした。
床を下ろし、一番奥の方に行ってみると、そこには、人が通れるだけのスペースがあり、何かのダイヤルが付いていた。

それを見た2人はすぐにピンときた。
一応そのボールが通りそうな場所に行き、一か所ずつ直していくと、2人は再び、ボールを落とした。
すると、今度はうまく言ったらしく、通過していくと、また消えてしまい、半分閉まる所で、また橋が上がった映像が見えた。しかも一番手前だ。
そして、あの紋章が現れ、またスマホで撮った。
「さて、次どこ行くんや?」
「もう見つけてあるよ。こっちの方に、行ける道が有ったんだ。そこへ行こう」
と、皆が底へ行くと、赤い扉があり、中に入って辺りを見回すと、また日記が有った。

そして、平次が床を上げると、今度は変な装置に赤い3つのチョークの様な物が出て来た。
「それじゃあ降ろしてみるで」
「ああ。頼む。まずはやってみねえと分かんねえからな~」
と、コナンが言うと、またもボールはあの中央の建物からやって来て、ボールが上のレールに乗ると、1周して止まり、割れてしまった。
これを見て、すぐにピンと来たのは、リールの方だった。

つまり、これは、止まってほしい所の穴に赤いチョークを入れればいいだけの話だ。
彼はすぐにそれに気付き、2人が顔を見合わせている間に、チョークを入れて、ボールを出すと、全てうまくいった。
「……」
これには、コナンも平次もびっくりだ。

まさか自分達が考えている間に、ハムスターが解決してしまったのだ。
「リ……リール?」
と平次が呼ぶが、本人は、顔の掃除をしていた。
「ん? なんだ?」
「あ、いや別に……」
「それより早く地上に降ろせ」
「あ、はいはい」
と、平次が床を下に降ろすと、また平次の肩に乗った。

平次はさっき、どうしてすぐに分かったのかを聞いてみたかったが、怖くてやめた。

今までずっと家で飼っていてた、これと言って問題はなく、ごはんもトイレもちゃんとしていた。

しかし、知能は所詮ハムスターだと思っていた。

それがここにきて、間違いで有った事を知った。

このハムスターは普通じゃないと、改めて気付く事になった。
「お、おい服部……あのハムスターって普通じゃないよな?」
「あれで普通やったら、世界中が終わっとるわ」
と、声で話していて、2人の言葉を感知していたリールはもう一発雷を落とした。
流石にこの攻撃には、2人はたまらず、逃げ出したくなったが、なんとかこらえ、日誌もいつの間にやら、リールが全部持っていた。

そして、リールは持っていた鞄を返した。
「あ、お、おおきに……」
「ほら、先に行くぞ」
と、リールが歩き出すと、皆も続いた。

赤い扉を開け、次に行く所を確認し、進んで行くと、なんとスタート地点に戻っていた。

「おれ?ここで、俺達が一番初めに着たとこだよな?」
「そうかもしれんけど、行ってない所は一か所あるわ」
「え?どこに?」
「あの中央の建物や。それに見てみ、この六角形のボタンがあるやろ、そこに、これをこうすると、と平次がしてみると、
「バコン」
という音と共に、扉が閉まった。
「なるほど。そういう訳か」
「流石の工藤も気づいたな」
「ああ。で、後どれだ? 入れてないの」
「これとこれや」
「よし」
と、2人が入れていくと、全ての道がつながり、やん位続くレールの上に出た。
すると、レールの一部が、いきなり開き、平次達が中に入ると、いきなり右から、階段が現れた」
「これが最後の謎解きっちゅう訳やな」
「さて、これからどんな謎時かな?」
と、既に2人の心はうきうきしており、まるで、子供みたいだ。
そんな2人を平次の肩越しに見てた、リールが呆れるが、笑顔で2人を見ていた。
そして、一番上まで上がると、何かがあり、平次はそれを押すと、椅子らしきものが出て来た。これか~。まあ、座り心地はあんまよくないけど、吸われん事はないわな」
「俺も座れるか?」
「俺の上に乗れるんやったらOKやで」
「わ~い」
と、コナンも加わり、少々平次は迷惑そうな顔をすると、何かのボタンが有った。
「ん?なんやこれ」
なんとこれは、サーヴェドロの映像だった。
「どうしたんだ? アトラス何か迷っているようだな? ナラヤンに来た時には、ずいぶんと偉そうにしていたではないか出来る限りの事を学んでほしいのだよサーヴェドロと。最初はアマテリア、エダーナ、ヴォルタイク、最後にナラヤンから学ぶんだ。息子達色々と教えてやってほしいのだよ。ナラヤンの伝統がどんなものか、見せてやってくれないか? 文明がこの時代にどのように芽生えたかを頼んだぞ。そしてすぐ、やつたはやってきた。我々の所へ奴等だけで、な訓練が全て終わると息子達を連れ帰り、お前は二度と戻らなかった。だが、シーラスとアクナーは戻った」という映像が切れ、次にコナンが上を見るとレバーらしき物が有ったが、後ちょっと届かず困っていると、突然コナンの体が浮き、無事にレバーを引く事が出来た。
「な、なんだ? 今の?……!」
「ちゅう事はこれは、サーヴェドロの日記ちゅう事か」
彼は気づいた。
リールの目が紫色に光っている事に

だが、今はやるべき事がある。
コナンはとりあえず、リールの事は後回していると、レールが上に上がり、上がりきると、台座が固定され、新しいパズルの様な物が出て来た。

それを見て、2人はピンと来た。これは、恐らく、下のレールを正しい手順に合わせろという事だと。
そして、これまでの経験から考えた2人は順調い球を転がしていると、ついにすべての道がつながった。

そして、コナンがリールの力を借りて、青いボタンを押した。

すると、いきなり、外側が開き、土台の固定が外れた。
「な、なあ工藤……俺、めっちゃヤな予感してんなんけど……」
「そうか? 普通だろ?」
「だと良いけ……ど!?」
と彼等が話すより先にボールが落とされ、まるでジェットコースターのように進んで行くが目まぐるしい様に進んで行くので、平次はかなり泣きっつらだが、コナンとリールは楽しんでいた。

そして、赤い橋を渡ると、土台が固定され、ドリルのような音と共に、玉が壊されると、すると、そこにはシンボルがあり、それがどういうわけか自動で紙が現れ、その図を丁寧に書いてゆき、ついに一つ目のシンボルを手に入れた。

そして、すぐ下にはジェナーニンへの接続書が有った。
「よっし。第一関門突破だ」
「ああ。おい平次! 何押している! 起きろ!!」
「う、うう……工藤……リール……」
「おい服部大丈夫か?」
「大丈夫?……ンなわけあるか~~~~!!!!いっきなり上から玉ん中入れられてグルグル目え回されたこっちの身になれっちゅうんじゃドアホ―――――――!!!!」
と、平次が凄い大声と共に叫ぶと、流石の2人は耳を塞ぎ、リールに至っては飛ばされそうになった。
「ま、まあ良いじゃねえか。ちゃんとシンボルも手に入ったんだし、それに、他にまだ後2つあるんだ。俺達には、それを手に入れなきゃならないんだから、早く戻ろうぜ。試練の世界へ!」
「~~~」
相変わらず、平次はぶっちょずらだが、それは言えているので、深くはツッコメなかった。

こうして、アマテリアでの長い冒険は終わったが、後の2つではどうなるのだろうか?

エネルギーの世界ヴォルタイクで、シンボルを手に入れろ! ( No.4 )
日時: 2022/05/05 07:11
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 2人が帰って来たのは、展望台の中だった。
「あれ?帰ってくる場所が変わってる」
「とりあえず、これをまず入力せんとな。え~っと……ん? これか?」
と、平次はお皿の様になっていつ所に、さっき手に入れたシンボルを置くと、上に電気が付き、下から何かの装置が動くと、それは、平次が持って来たシンボルとを照合すると、一致したのか、接続書の入っている、カゴが上がって来て、またサーヴェドロの声が聞こえた。
「どうしたんだアトラス。手間取っているようだな。なんと無様な姿だ。些細な事も見逃すな、全てを見てみろ。あっちはどうだ? こっちは? とな。シーラスとアクナーにとって、ナラヤン等どうでもよかったのだ。あいつ等は不安定性差を取り戻すと約束し、歴史は書き換えた……そのせいで、内乱が起こり、とうとうナラヤンは滅びようとしている。あの二人のせいで!覚悟しておけアトラス!俺はお前を許さない」
という声と共に、映像は消えた。

さて、こっからやけど、どこに行く?」
「俺が? う~ん……じゃあ、一番気になっている所で良いか?」
「どこや?」
え~と確か、船っぽいマークの……あ、これだ。リールちょっと台座か何か出してくれ。2段で頼む」
「俺はパシリじゃない!」
と言いつつちゃんと2段の台座を出してやり、コナンはそれによって、マークの位置とピンとを合わせ、それをスマホで撮影した。
よし、後は、どうやってあれを開けるかだな。場所からすると……あそこか。よし、行こうぜ!」

そして、コナン達は、外に出ると、さっきの船のマークが付いていた扉の前に来るが、ドアノブが全く開かないうえに、そのすぐ上に、何かボタンらしき物は有るものの、どうすれば、良いか分からなかった」
「くそ~こいつさえ開けられれば……」
「お~い工藤これちゃうか~」
と言う平次の所にやって来たコナンは、見ると、それは海の上にある、何かの装置とそれを動かすハンドルが近くにある。

明らかに何かあると読んだコナンは、そのハンドルを回し続けると、見事光が反射し、その光はすぐ近くにある装置に当たり、それが、トーテムポールらしき物に当たった。
これは、平次とコナンがサーヴェドロを追いかけて来た時から有った物で、コナンはずっと気にしており、ついにある答えに辿りついた。
「ひょっとしてこれは!」
「なんかわかったんか?」
「なあ服部。これ、覚えてるか?」
「ん? あ、これなら……あ! ひょっとしてこれ」
「ああ、そう言う事だ!」

そして、その後の2人の動きは早かった。すぐに仕掛けの意味を理解し、協力しあって、物の数分で扉を開けた。

「今度は俺だ」
と、コナンはまたもや台座を出してもらい、ヴォルタイクの設定の通りにボールを動かして、それがキチンと重なると、接続書が降りて来た。

エネルギーの世界 ヴォルタイクへの接続書を。

接続すると、そこは、何かの扉の前だった。そして、バスケットボールを連想させる形のボールの中に、接続書が有った。
つまり、ここがスタート地点だ。
「ほな行こか」
「ああ。さて、どんな謎が待っているやら」
「乗って来たな工藤」
「当然だろ?こんな謎だらけの物を見せられてら、探偵の血が騒ぐのは」
「ハハハ、そらそうやな」
そして、2人が歩き出すと、割れ目が二つあり、明るい側と暗い側が有った。
「どっちに行く?」
「そうやな~……ほな、ジャンケンで決めよか」
「OK!」
「最初はグー!」
「ジャンケンポン!!」
結果は平次の勝ちだった。
「よっしゃ~!」
「~~~~~」
「そないすねんなや工藤。どのみちこの島全部回らなあかんねんから」
「まあ、そうだけどよ。俺小さいからな~。ハア~」
と、コナンはぼやきながら進むと、通路の見えづらい所にサーヴェドロの日記を見つけた。
「こ、これは……おい服部、これ!」
「ん?……ああ。またあれか……ん?これからすると、一番最初の頃らしいな。ちゅう事は、ここからが本当の始まりやけど。全部集めんのはかなり骨やで」
と言うと、コナンは、
「まあ、それは集められたらだ。恐らくあのサーヴェドロの性格からすると、あちこちに落としてあるだろうから、集められるだけ、集めてみようぜ」
と言った。
「せやな」
そして、2人が歩いていると、扉らしき物が有り、入ってみようとするが、中から鍵がかかっている為入る事は出来なかった。

なおも道を進んでいると、青い道に出た。
「ん?なんでここだけ色違うんや?」
と平次が疑問に思っているが、コナンは先に行ってしまう。
「っておい工藤置いてかんといてな~」
「ワリィワリィ……ん? 服部、ちょっと俺を抱えて、そこのモニターを見せてくれ」
「ん? ああ、これか? よっと」
「どこにも動力が送られていない。と言う事は、動力をどこからか、引っ張んっ手来るしかなえな」
と、コナンが言うと、リールが出て来た。
2人共、壁に耳を当てて見ろ。何か聞こえないか?」
「ん?……! 水の音!」
「と言う事は、まずはどこからか水門が有るはずなんだけど……ん?この上か?」
と、とコナンは梯子をがると、一つは壊されているが、もう一つのハンドルは無事で、それを回すと水門が開いた。
「よっしゃ! 後はあそこやな」
と、平次は、ある穴の中へ入って行った。赤いボタンを押して中に入ると、ハンドルを回して、上の機械とを直結させた。
「後は、水やな」
彼はそこからすぐに出ると、コナンの元へ戻り、水車を作動させた。

凄まじい勢いで回っているのか、道がかなり揺れた。
「相当な量の水やな~」
「ああ。だけど、これなら、あそこの入り口を開けられるはずだ」
と、コナンと平次がノブを下にすると、それは、横の鍵が外れ、縦になると、扉ごと落ち、道が出て来て通れるようになり、そこには、梯子が有った。
「後はこん中やな」
「だな」
と、2人が入っていくと、アマテリアで見た、あのホログラムの装置が有った
「あいつのホログラムか。聞いてみよ」
と平次がボタンを押すと、
サーヴェドロが現れた。
「20年だぞアトラス! この孤独の20年間! 奴等は俺を縛り付け、ミストの書を目の前で焼き捨てたんだぞ! 奴等は俺から全てを奪い、更には、2人の幼い娘まで! ようやく、ナラヤンに帰り着いた俺が見た物は、想像絶する地獄だった」
これを聞いた2人は、サーヴェドロがどうして、こんな事をしたのか。ちょっと考える様になった。
彼には娘もいたのだが、その娘さえも、シーラスとアクナーに奪われてしまったのだと。
「……ここでこうしているだけでもしょうがない。俺達は、俺達に出来る事をしよう」
「俺等に出来る事?」
「レリーシャンの書を取り返すのさ。その為に、俺達は、ここに来たんだ」
「! そうやなあの爺さんには悪いけど、あれは、アトラスハンが作ったもんや。ここで引き返すわけには行かん!行くで工藤」
「おお!」
そして、2人が進みだして、しばらくしてから、道がなくなった。
「な? み、道が……ってびっくりした、斜めになっとた」
平次に続いてコナンも梯子を下りて来た。

そこにあったのは、かなり巨大な機械だった。
「でかいな~」
「その分俺達の責任も重大って事だ」
「そうやな。ほな、まずは、この機械をどうするか、ちゅう事やな」
そして、平次が機械を見ると、構造上は簡単そうなパズルだったが、ちょっとコナンでは届かなかった。
「あ~も~いつもの事ながら、なんでこんな目に遭うんだよ俺だけ!!」
と、怒るコナンに、平次が苦笑する。
「アハハ。リール、工藤に足場作ったってくれへんか?」
「やれやれ」
と、リールも呆れながらも、ちゃんとした足場を作り、コナンでも使える様にしてやった。

そして、2人は力を合わせて、パズルを解くと、機械が作動し始め、2人はそこを離れたが、途中で、日記が落ちているのに気づき、拾っておいた。

これで後残る問題は、明るい所に有った、あの機械だけだ。

そして、急いで外に出て、次の場所へ向かった。

だが、その道のりは結構長かった。
「ハア、ハア、ハア。ちょっと、走り過ぎてしもたわ」
「お、俺も……ゲホゲホゲホ」
「おいおい大丈夫かいな工藤」
「悪い……俺が子供って事忘れてて」
「ハハハ」
と、平次は苦笑しつつ、少し落ち着いてから、2人は大きな丸い物の裏側に来ると、そこには飛行船らしきものが有ったが。空気が抜けている。
「こいつに蒸気を送って、使えるようにするっちゅうんが、次のパズルか」
だが、コナンがバルブを回しても、何の反応もなく、何かないかと探していると、梯子を見つけた。
「あ、これだな。服部、これで上に行けそうだぞ」
「ああ、今行く」
と、コナンが昇り始める頃、平次も梯子を上がった。
そして、梯子を登りきると、また日記を見つけ、コナンが拾った。
「そして、その間、平次は新たな道を見つけていた。
それはなんと、パイプの上だった。

しかもかなりの高さが有り、その道しかなかった。しかも崖の中を時折、キツイ風が吹いてくる。そんな中を行かなければならないとなると、覚悟を決めなければならない。

と、そこへ、コナンがやって来た。
「どうした? 服部」
「な、なあ工藤……お前……高いとこ……平気か?」
「え?まあまあ平気だけど、それがどうかしたのか?」
「次の場所……このパイプの上通らなあかんらしいわ」
「え?」
と、コナンがパイプに近づいてみると、
「え~~~~~~!?」
と、思わず絶叫してしまい、その声は風に乗って、どこかへ運ばれて行った。
「と、とにかく進むしかないわ行くで!」
「お、おい服部待てよ!」
と、平次が渡り始めると、出来るだけ前にだけ精神を集中させ、下を見ない様にするが、どうして少しは見えてしまい、その時は目を閉じて進む。
「工藤。ちゃんと来てるか~?」
「な、なんとか~」
「それより、まだなのか~?」
「もうちょいや」

そして、2人は無事にパイプを無事わたり切り、ヘロヘロになった二人にリールはスポーツドリンクとタオルを渡した。
「ほら、これを飲め」
「ありがとう」
「おおきに」

一息ついた所で、2人は、蓋を見つけた。
「こん中か」
と、平次が扉を開けると、そこから少し行った所に下から光が見えた。
「あっこまでか。行くで工藤」
「ああ!」
そして、蓋を開けると、平次が先に入り、コナンは平次が受け止めると、そこには扉が有った。
「あれ?ここってもしかして」
「さっき開かんかった扉やな。まあこれで、帰りも少しは楽になるな」
「で?どうすれば、良いんだ?」
「まずは、ここの蒸気をどうにかして、あっちに送らんとあかん見たいやな。
リール。今回お前に悪いけど、ここで待っとってくれへんか?」
「それは構わないが、何故だ?」
「今回は、かなり暑いとこにいかなあかんみたいやからや。とりあえず、用が済んだら戻って来るさかい」
と言っていると、コナンが下から」
「あのマグマをどうにかしねえと開かねえぞ」
「あ、ああ今抜くわ。え~っとまずは、あのマグマを入れてるとこを……こうやな」
と赤いレバーを回すと、中の仕掛けが作動し、マグマは止まり、排出口からなくなっていった。
「よし、いまなら入れるぜ」
「あ、ちょっと待て。2人共、これを持って行け」
「ん?グローブ?」
「そいつは耐熱性に特化した物だ。今のお前達には、一番必要な物だ」
「ありがとな。ほなちょっと行って来るわ」
と言って、平次は梯子を下りた。

そして中を見ると、コナンが有る物に気付いた。
「ん? 服部。排出口の蓋を閉めてくれ」
「おお」
と平次がそこを閉めると、コナンはスマホで何かを撮った。
「よし、次はマグマをここに入れよう」
え~とマグマを入れるんやったら……!」
なるほどそう言う事かいな」
「ああ。後はそれが有るかどうか……」
とコナンが思っていると、案の定スイッチが出て来た。
「これだ!」
と、彼は、そのスイッチを回すと、上の方で、換気扇の回る様な音がした。
よし、後は、この排出口を開けたまま、マグマを流し込めば、蒸気を循環させられる」
と、コナンはそう言って作動させ、排出口を開けて、一旦上に戻ると、レバーを回した。
すると、排出口とマグマを入れる所が二つとも開いた状態で、扇風機らしき物がものすごいスピードで動き出した。
「任務完了やな」
「ああ。それじゃあ戻って確認してみようぜ」
「せやな。行くでリール」
そして、2人はドアの方から出て、また飛行船の方に行った。

すると、全ての口から蒸気が漏れている。
「後はこいつやなマークが付いとる。ちゅう事は」
「ああ。こいつをどうにかして、この線に合わせれば、OKだ。まずは……」

と、2人は話しながら、バルブを調整していき、しばらくすると、ついにラインにピッタリになった。
「よし! 後はこれで」
「飛行船が動けば……」
と、平次がバルブを開いて行くと、蒸気は飛行船に送られ、見事に動き出した。
「やったぜ服部!」
「お前もやったで工藤!」
お互いをたたえ合う2人に、リールも嬉しそうに見ていた。
「ほな、リールも来い」
と、平次が腕を出すと、リールは腕を駆け上がり、肩のに乗った。

そして、2人は、洞窟の入り口近くでエレベーターーを見つけた。
「こいつだな」
とまずはコナンが下りると、それは回りながら、降りて行き、そこにも日記が落ちていた。
「ここにも落ちてる」
「コナンはそれを拾って、丁寧に鞄に片付けた」
そして、次に平次が降りて来ると、2人は先へ急ぎ、一番端に有ったレバーを引くと、丸い扉が放射状に開き、線にそって出て来て来ると、少し押した所で停止した。
「ほな乗ろか」
と、平次が奥へ行き、手前にコナンが座ると、平次がレバーを前に引いて飛行船に揺られながら、割れ目を線に沿って進んで行く。
でも、そこから見るのは絶景だった。

そして、しばらく行くと、また飛行船が止まった。
「あれ? 止まりよった……ん? あそこになんかあんぞ」
「俺、ちょっと見て来るさかい、工藤はここにおれ」
と言って、平次がレバーを倒すと、飛行船はゆっくりと進んで行き、それと同時にとんでもない事が起きた。

なんと、出発点だった岩に亀裂が入り、浮き上がったのだ。それもかなりの高さまで。
「ウッソ~!」
「な、なんや!?あれ」
と、2人がびっくりしていると、リールはある仮設を立てた。
「もしかして、お前達は、確か、あそこの装置を作動させたな」
「あ、ああ……! そう言う事か」
平次は納得し、コナンもすぐに検討が付いた。

これは、要するに、巨大な磁石の様になっていて、電気が送られたため、NとSが、NとNになった為、反発しあって、浮いたのだ。
そして、コナンが戻って来て、平次がレバーを引くと飛行船は更に進んで行き、島に辿り着くと、接続書が入っていた物が倒れ、飛行船は着艦すると、電気が供給されているのを、2人は確認し、すぐさまレバーを下に引くと、さっきの扉と同様にな作りだった。
「これで最後だな」
「行くで」
と、2人がはいると、慌てて両側にしがみついた。

なんと、ここには、床がなかったのだ。
「お、おいなんで床がないんだよ!」
「いや、床は有るみたいやけど、下まで降りるしかないな」
と、2人はしがみつきならが、なんとか一番下まで降りると、バルブがあり、割れ目が付いている。
「しっかりつかまっとけよ!」
「ああ!」
「開けるで!!」
と、平次がハンドルを回すと、フタが開き、下には、いくつもの石が浮いており、そこに、シンボルマークが現れ、ついに2枚目を手に入れる事が出来た。
「よっしゃ! 2枚目ゲットや!」
「後は、ジェナーニンに帰るだけだけど……」
「お、工藤そこ触ってみ、一か所だけ、なんか違うやろ」
「あ、これか?」
と、コナンが触れると、そこにジェナーニンに帰る接続書が現れた。

そして、2人は接続し、ジェナーニンに戻った。

いよいよ残るはあと一つ。

はたして、どんな世界が待っているのだろうか?

自然との調和した世界エダーナで最後のシンボルを手に入れろ! ( No.5 )
日時: 2022/05/05 07:27
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

ヴォルタイクから帰って来た平次達は、早速そのシンボルを乗せ、読み込ませると、今度はフタが開いた。

後1つ終われば、あの時代に行く事が出来るのだ。

そう思う2人に、またあのサーヴェドロの映像が浮かび上がった。
「いかがかなアトラス?どうやら、レリーシャンの書をあきらめきれんと見えるな~はたしてそううまく行くかな? お前の日記を読んだよトマーナの日記。捨てられていた接続書を、この天文台の外で見つけた後になドニの事も全て読んだぞ。どうやってあの世界を再生した?、お前に本当にそんなが事ができるのか? ならばあんな事になってしまったナラヤンでも取り戻す事が出来るというのか? 俺は信じぬ! 業深い我らの血にまみれたこの手で、歴史を書き換える事等出来る訳が無い! さあ、紋章は後1つだ。ナラヤンを救ってみろ!」
と言って、映像が消えた。
「あいつ、俺等の事をアトラスやと思とるんか?」
「確かにな。恐らくレリーシャンの書をアトラスが書いていたのを知っていたのは間違いないんだけど、それにしては、俺達の事については、何も触れていない。つまりあいつは、俺達の事を知らないって事になるんじゃないかな?」
「確かにな」
「ここで考えててもらちがあかねえ。最後のシンボルを取りに行こう。リール台座を頼む。
「わかった!」
そして、リールが台座を出すと、コナンはその上に乗り、ピントとその他を合わせ、それをスマホで撮影した。
「よし行こう」
「ああ」
2人は梯子を下りると、左に向かって走り出した。

最後のシンボルを求めて。

そして、平次達は、まだ行っていない牙に来た。
だが、入り口まで橋が届いていない。
「後はこれをどうやって伸ばすかだけど……ん?梯子?」
「下りてみるか?」
「ああ」
「そして、2人が下りた先には、様々な植物が生え、面白い事に、耳の様な形をした植物が有った。
「なんやこれ? 耳みたいやの~」
と平次がそれで遊んでいると、本当に耳の様に橋の音や風の音が聞こえて来る。
「お~マジで聞こえるでこれ。工藤もしてみるか?」
「服部。遊びに来たわけじゃねえんだぞ」
「わかっとるって。あ、この梯子、続きがあるで」
と、平次が降りていていくと、コナンも後に続いた。

そして、ある場所に、何かが有るのを平次が見つけた。
「なんやコレ?」
と、屋根の部分を触ってみると、何か小さくて可愛らしい動物が顔だけ出すが、すぐに引っ込んでしまった。
「なんや今の?」
「何か言いたげだったけど……ん? なんだこれ?」
と、コナンがすぐ近くにある植物を触ると、それは、まるでスライムの様にペシャンとなった。

そして、平次が再びさっきの屋根を押すと、動物は嬉しそうに、ある植物の所に行って
「クイクイ」
という鳴き声で、それを膨らませて食べ始めた。
「!」
これを見たコナンは、有る事に気付いた。これとあれは、全く同じ物。だとすれば、コナンが耳シダに行って、動物の声を耳シダに流すと、結果は大成功で、ついにエダーナへの道が開けた。

そして、扉を開けると、これまでしてきたようにして、ボールが中央に来ると、エダーナへの接続書が降りて来た。
「これが最後や。これで全部そろたら、次はナラヤンやな
「ああ。だけど、サーヴェドロがいる。できれば、何をされたかを言えば、俺達も、シーラスとアクナーの事を、直接アトラスさんに、伝えるしかない。恐らく向こうは、アトラスさんのいる所にはいけないはずだ」
「せやな。ほな工藤一番最初に行き」
「ああ」
と、コナンが最初に接続し、続いて平次も接続してきた。

そして、彼等が降り立った時代エダーナは、自然を生かした物が殆どで、花がレンズになっているなど、面白い所が見えた。
そして、平次がその花を覗いて見ると、接続書が有った。
「あそこがゴール地点ちゅう事か」
「……他には、特に変わった物もないし、とりあえず、アチコチ見て回ろうぜ」
「せやな」
と、2人が進んで行くと、らせん状になっている植物が有った。
「これは、階段か?」
と、コナンが足を乗せた瞬間、なんとそれは階段ではなく、植物だったのだ。
「わわわうわ~ちょ、ちょっとうわ~」
とコナンが情けない声を出していると、平次も続いて上がって来た。
「しかも、思いっきり変な体制だったので、危うく転びそうになったが、平次は転ばなかった。
「こらオモロイな~」
「どこがだ!?」
「そな怒りなて工藤。ほら、行くで……ん?」
平次がふと見ると、下から大きな鳥が飛んできて、どこかに着陸した。
彼は、その鳥達を脅かさないように慎重に近づいて、レンズの入ったような花で、巣の中を見てみると、雛にエサを与えていた」
「へ~オモロイやんこれ。工藤も見てみるか?」
「そんなに面白い物なのか?」
と言いつつ、コナンは平次に支えられながら、見ると、確かに大自然に触れた感じは十分にあった。

しばらくすると、降りて、2人は先を目指した。すると、コナンが、水がいっぱいに溜まっている奇妙な植物を見つけた。

すると、巣から飛び立つ鳥が下へ向かって一直線に飛んで行った。
「エサを取りに行ったのか? にしてもこれ、なんだ?」
「おい工藤行くで」
「お、おお」
と、2人は一番上まで上がっていくと、大きく葉を広げた植物を見つけた。
「なんだこれ?」
と、コナンが触った次の瞬間、なんとその植物は、一気に折りたたまれた。
「な、なんだ?これ?……ん?あれは、ジェナーニンへの接続書。こんな所に有ったのか。
「ほかに特に、何もなさそうだな」
と、コナンが行こうとしたその時、
「おい工藤。オモロイモン見つけたで~」
と、平次が良い、彼を呼び寄せると、それは、見た目は大きなひまわりだが、それは後ろが開く様になっており、それを開けると、光が集中している。
「これのどこが面白いんだ?」
「色んなとこ、それで覗いていってみ」
「ああ。お前は視ないのか?」
「ある所で何があるか、大体わかったからのーお前には、そっちで見せた方が早いやろ思てな」
「?」
「とりあえず、コナンがその花でアチコチ照らしていくと、一か所だけ有る事が起きた。

なんと、さっきまで水をたっぷり含んでいたあの植物が破れ、大量の水が、皿のようになった植物に流れ込み、それを、植物が飲んでいくのが見え、徐々にそれはさっき上がって来た時の植物になった。
「そう言う事か」
「な? おもろかったやろ?」
「ああ。後はあの植物で何所へ行くかだな」
「ほな、行ってみよか」
「ああ」
と、コナンが先に足を乗せると、それはいきなり動き出し、平次もそれに続く。
だが、今度は下りだった為、かなり怖く感じた。

そして、どれくらい下りただろうか?

植物の最下層まで来てしまった。

そして、一歩踏み出した時、また日記を見つけた。
更に、電気で餌を食べている、奇妙な生物も見つけ、コナンと平次を楽しませた。
「そろそろ行くでー」
「あ、おお……ん? なんだ? これ」
と、植物のボタン部分に触れると、それは水を吸い込みさっきの生物ごと吸い込んでしまった。

しばらく歩き、橋を渡っていると、
凄まじい鳥の鳴き声が聞こえた。
しかもその声は、さっきエサを与えていた鳥の声だ。
「服部! 今の」
「ああ。行くで!」
と、2人は走りだし、植物のツルを押してみると、明るくなり、巻いていた植物を広げると、通れると思ったのだが、あの橋が邪魔をして動けない。

その時、平次は上にある何かを見つけた。
なんとそれは、かなり頑丈で、前の橋さえ、どうにかなれば、行けそうだ。
「くそ~あの橋さえどうにかなれば、先に進めるんやけど……」
と、平次が言った時、コナンは有る物を見つけた。
「あれは……服部、その空中ブランコみたいなのを貸してくれ」
「え?どこ行くんや?」
「良い作戦思いついた。まずは……よっと!」
と、コナンは隣まで飛び、上に有る木の実を1つ落とすと、少しだけずらして、奥に有った滑り台の様な物で、平次の元へ戻って来た。
「どないするつもりや?」
「まあ、見てなって」
と、彼が言ってしばらくすると、エダーナに来る時の鍵になったあの生物が出て来た」
「!なるほど。そう言う事か」
「そう言う事!」
と、コナンが仕掛けを作動ずると、その生物は、橋の上で声を出し、当然その声に反応して、お互いを支えられなくなり、下に落ちた。
「やったで! 工藤」
「そんじゃ! 後は」
と、平次とコナンは飛び、念の為、すぐ近くにある、ツタを道の様にしておいた。そして、明るくなった通路を通っていると、ウツボカズラに捕まった、鳥が、こちらを見ている。
それを見たコナンは言った」
「待ってろ。今助けてやるから」
「諦めたらあかんぞ!」
「この2人はちゃんと行動している。お前にもヒナがいる。必ず助け出す!」
と、今回はリールも必死だった。

道なりを進んで行くと、そこには、壁画の様な物が有ったが、大体誰がやったかは既に検討は着いているが、つい最近描いたばかりなのか、道具がそのまま残っていた。
「あいつ!自然を何だと思っているのだ!全くこれだから人間という奴……は?」
と、平次がリールをこついて黙らせると、さっきの植物と同じような物が有ったので、膨らませると、それと同時にエイまで一緒に来ていた。
それを見たコナンは、有る事を思い出した。
それは、サーヴェドロを追って、平次だけがエレベーターで上に行っている間に見つけた物だった。
偶然電気を使ったもので、電気のコードとウツボカズラをくっつけると、思いっきり口を開けたのだ。
この現象をコイツにやらせれば、あの鳥を救い出せるのではと。

だが、肝心なのはここからだ。
この場所は、日当たりが良くない。なんとかしてどこからか、日の光を入れなければ、意味がない。コナンが必死に考えていると、平次が面白い物を見つけた。
「おーい工藤。おもろいモン見つけたでー」
「おもろいもん? なんだよそれ?」
「いいからこっち来てみ」
と平次がコナンに見せたそれは、わずかな光を反射している花だった。
「うわ! なんだこれ」
「な。スゴイやろ?」
「! やったぜ服部。これを使えば、ウツボカズラを開ける!」
「お、おい工藤どういう事はや? それ」
「お前がサーヴェドロを追って行った後、俺は下に残って、色々触ったりしたんだ。その時見たんだよ。電気がウツボカズラに当たると、開くって言うのをな。
「あ!そうか。この反射してる奴を、順々にやっていったら」
「ああ。出来るかもしれない。さっき、一度やっただろ? ここへ降りてくる途中の水を溜めこんで太陽の熱で、破裂した花を。だから、これにもそれと同じような現象を起こせる。まずは、その調整からだ」
「よっしゃ!」
そして、2人の動きは早かった。
すぐさまエイをウツボカズラの真下に流し、光を集めるあの花を合わせる。
そして、全ての反射する花をセットした。
「おーい工藤。ええか~」
「よし! OKだ!」
「ほないくで~!」
と、平次は反射するその花をある部分に合わせると、反射するその花は、順々に光り、ついにあの花に達した。

そいて、花があの時の様に破裂すると、エイは思いっきりウツボカズラの下で電気を起こした。

すると、コナンの読み通り、口が開くと鳥は逃げて行った。
「やったぜ!」
「これで。先に行けるな」
「ああ。あ、そうだ。日記、見つけたんだけど、お前も持ってるか?」
「あ~そう言えば、まちまちになっとたな。ここ終わったら、合わせてみいひんか?」
「そうだな」
と、その時、彼は有る事を思い出した。

それは、偶然森に隠れててわかりずらかったが、サーヴェドロのホログラムが映っていた。
だが、今回は、なぜか憔悴している彼が映っていた。
「朝、目を覚ますと、俺はタームラの顔が思い出せなくなっていた。私は彼女を必死で、思いだそうとするが、どうあっても、思い出す事が出来なかった……しかし無理だ。彼女はもういない」

これを見たコナンは、平次に後で説明するつもりだった。
その映像を見た2人は、改めて、サーヴェドロのがああなってしまった彼が、なんだか可哀そうに見えた。
「シーラスとアクナーが、こんあ酷い事……」
「どうする? 工藤。この事は……」
「アトラスさんに伝える。もうあの2人はいないから」
「せやな。これからイーシャを育てなあかんからな」
「ああ。それより、先へ急ごうぜ」
と、2人は改めて、下に降りると、かなり暗くなっていた。
「さて、これからどうする?」
「これだけ暗いと、何所に何があるか分からねえからな~とりあえず、光の有る所に行こうぜ」
「せやな」
と、彼等は、光に通じる道に出た。
すると、そこにはさっき使ったあの花が有った。
そして、平次はそれをいじると、花らしき物から、ピョコっと何かが立った。
「なんやあれ。なんか花から立ちよった」
「花か……とりあえず、途中まで戻ってみようぜ」
「お、おう」
と、コナンが戻ると、途中から道が分かれていた
そして、こちらにも、同じような花が有ったが、こちらは果肉が潰されていて、さらに虫がたくさん集まっていた。
「これは……! こっちの花と同じ。と言う事は……」
「あの虫を移動させれば、何かがが起こるっちゅうわけか」
「そうだなって! お前いつの間に!」
「さっきからや。ホンマお前は推理しだすと周りが見えんようになるな~」
と、嫌味ったらしくいう平次に、
「ほっとけ!」
と言うが、今はそれを言っている時ではない。
「とりあえず、まずは、ここの光を塞がないとな」
と、コナンが言うと、平次は有る事を思い出した。
「ちゅう事は、あの植物が有るはずや」
「あの植物?」
「ほら、一番最初の頃、覚えとるか?あの水を溜める時に触ってた奴」
それは、一番上に有った葉っぱを広げて光を塞いだり縮めて光りを届く様にしたりする事を思い出した。
「ああ、あの時は、確か、縮めて光を……!」
「な、分かったやろ」
「ああ。とにかくまずは、光を遮ろう」
と、2人は走り出すと、光が入ってきている所に、光を遮る植物が有った。
「こいつをこうして」
と、コナンは、その植物を触り、花を大きく広げさせた。

一報平次は、光がなくなったのを確認してから、考えていた。後は虫を向こうに渡らせるには、どうしたらいいか。
と、その時、リールが有る物に気が付いた。

それは、一見すると、クッションにも見える植物だったが、それをどうすれば良いか分からないでいると、何の気なしに、リールがそれに触れると、突然中心部が膨らみ、ガスの様な物を発生させると、虫達はさっき平次が動かした花の所へ行き、それを開かせた。
彼が覗きに行ってみると、やはりそれは膨らんでおり、かなり大きな果肉が有った。
「使えそうやな」
「どうした?服部」
「見てみ、あの花」
「ん?……あ!あの花って確か」
「そうや。とりあえず、調べてみる価値は、有りそうやで」
という平次にコナンは、
「まずはあの中に入らねえとな」
と、2人は入口らしき物を探したが、それはアッサリ見つかるが、問題が1つ有った。入り口が小さいのだ。
これではコナンは入る事が出来ても、平次が入れそうにない。
「まずいな。工藤は入れても、俺が入られへんし……」
と、困っている所へ、リールが姿がを見せた。
「そうでもなさそうだぞ」
「え?リール!お前どこ行っとったんや?」
「どうやって入るか調べていた。

「それより、そこ有る奴の日記を回収しろ」
「あ、ああ」
と、コナンが回収し、コナンが先に入って、行くと、リールも続き、平次は、果肉の下にいた。
「こんな所からどうやって入るんや?」
と、平次が言っていると、上からサスペンダーが下ろされた。
「あ、そういうわけか」
と、平次がサスペンダーを掴むと、ボタンを押して上がり、無事にコナン達と合流出来た。
「ほんで、こっからはどうするんや?」
「俺の推理どうりなら、恐らく」
と、上に有った太い枝らしきものを引っ張ると、何かの胞子と共に、
「ブオーン」
と少し高い音が聞こえた。

すると、あの鳥が入って来て、枝を掴むと、平次達ごと足で掴んで飛び立った。
そして、平次達はエダーナの正体を知った。
「俺等、あの柱みたいな中におったんか」
「ああ。そして、独自に進化を遂げる様に書いたんだ。本当にすごいよ。アトラスさんは。さあ、ここで決めようぜ、もうすぐシンボルが手に入る。
「となると、全てのシンボルが揃って、ナラヤンに行ける」
「それであいつがアッサリ本を返すかどうかってとこやな」
これにはコナンも同意見だった。
「ああ。あの様子では、すんなり返してはくれないだろうな」
「俺の意見にも耳を傾けそうにないな」
「あのな……ハムスターの言葉なんぞ聞くわけないやろが」
と言っていると、いきなり巣の近くに降ろされ子供達の姿が間近で見えた。
「かわええの~」
と平次は、楽しげだ」
「こら坊主、そろそろ行くぞ」
「あ、ああ。あ、ちょっと待って!」
と、平次は親鳥とヒナの様子を携帯で撮影した。
「よし、このくらいやな。で、どっからおり……わ~!」
「お、おい服部!」
なんと平次は巣からずり落ち、まるで滑り台の用な所を滑って行くと、そこには、最後のシンボルが有った。

そして、いつものように、シンボルが描かれ、平次達の手に渡った。
「これが最後のシンボル」
「そして、ナラヤンへ入る鍵。一体どんな所なんだ」
「とにかく、それを持って帰るぞ。幸い、接続書は、もう目の前だ」
「わかってるがなリール。ほな、行こか」

そして、彼等は、エダーナからジェナーニンに帰った。

最後の1つのシンボルを、認識された時、彼等が目にするであろうナラヤンが、どんな世界かに、心躍らせながらも、サーヴェドロからレリーシャンの書を奪い返す事が出来るのか!?

(最終章 サーヴェドロから書を取り返し、彼の願いを叶えろ!) ( No.6 )
日時: 2022/05/05 07:43
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

 エダーナから戻ったコナン達は、最後のシンボルをシステムの上に置くと、
システムが反応して読み込み、ついに最後の橋が現れた。

すると、今度はホログラフに映ったのは、サーヴェドロではなく、アトラスだった
「よくやった息子達よ。だが、後ひと仕事残っているぞ。そこにある接続書は、ナラヤンという時代に接続できる。ナラヤンは壊れやすく、微妙なバランスの上で、文明が芽生えた世界だ。そこで別の時代の人々と初めて出会うだろう。だが恐れるな。ここで身に着けた知識を駆使するのだ。そうすれば、道は必ず開かれるだろう。
と言って、映像は終了した。
「いよいよやな。あ、その前に日記を整理してまうか?」
「あ、ああ。そうだな」
と、2人はこれまで集めて来た日記を全て広げ、きちんとした順番に並べて、1つの日記にした。

後は、彼の世界へ行くだけだ。
「どないや工藤……緊張するか」
「ああ。だが、さっきアトラスさんが言ってただろ? 知識を駆使すれば、必ず道は開かれるって。俺達は、その為にここまで来たんだって思う」
「流石やの工藤。俺も同じや」
「それじゃあ……」
「行く(ぜ!)(で!)」
と、2人は同時に接続書に触り、ナラヤンの世界に入った。

そしていざ着いてみると、そこは奇妙な所だった。タペズトリーには、色んな言葉が書かれており、入口は何かのバリアで封鎖されて入れなかった。
「これが、ナラヤンなのか?」
「おっかしいな~。まさか、あのサーヴェドロのオッサンが言うてた通り、ナラヤンは、滅んでもうて、ここしかいるとこが、のうなってしもたんか~?」
「まだ情報が少なすぎる。どれも電源が入ってないみたいだし、とにかく一番上まで行ってみよう」
そして、平次とコナンが、屋上に着いて、コナンがレバー見つけてそれに触ろうとした時、ガチャリという音をがかすかに聞こえた。
「ん?」
「誰かくんぞ?」
と、平次も身構え、リールも戦闘態勢に入った。

なんとそれは、タペストリーの一部をちぎって体に巻いているサーヴェドロだった。

そして、彼がこちらに近づいてくると、明らかにおかしいというような顔をして、こちらを見て言った。
「誰だ? お前達か? 奴は? アトラスは何所にいる? こいつが目的なんだろう? 早く出て来い」
「アトラスさんはいないよ」
「何? 奴は来ないのか?」
「アンタがやらかした火事のせいでな」
「なんだと!? お前達は、レリーシャンの書を取り戻す為だけに送り込まれたと言う訳か……愚か者どもめ!! ホントにそれでうまく行くと思っていたのか!誰か違う適当な人間を送り込めば、それで本当になんとかなると? ふざけるな! お前達がナラヤンを描き変えるというのか? アトラスのの指示通り絵を描き上げて!? 見ろ! この世界を。何が残っている!? アトラスの指示通りお前達はただの使い捨てのコマだと言う事が、未だにわかっていない様だな!! 俺達は、もう終わりだ。分かるか? 俺達は閉じ込められた。ジェナーニンに戻る接続書はもう無い。アトラスの書斎から戻る時に落としてしまった。ナラヤンに行こうにも……周りを見ろ。入口は、この部屋以外に無い!アトラスが作った障壁を通り抜ける事は不可能だ。
「え? これって、この世界じゃないの?」
「何も知らない坊主だな……そうだ。この周りのバリアは全て、アトラスが作った障壁だ。出来る事は全てやったが、絶対に抜ける事は出来ない。お前もこの俺と同じなのだ。このレリーシャンの書をを開くまでは、妻や友が目の前で死んで行く悲しみを、アトララスにも思い知らせてやる! 仮にここから抜け出せたとしても、決して気を抜かず、注意を怠るではないぞ何故なら接続書によって開かれた扉は、お前が通った後も閉ざされるわけではない。
と言って、彼はまた奥の部屋に引っ込んでしまった。
「この障壁……アトラスさんが作ったんだ。でもどうして……」
「それより、これからどうするんや? 工藤」
「とにかく電源を入れて、何をすべきかを考えよう」
「まず、俺の気になっている所から始めたい。良いよな?」
「ああ。で、何をするんや?」
と平次が聞くと、
「実はここに来た時から、ずっと引っかかっていたんだ。俺達が集めた、シンボル。持ってるだろ?」
急に言われた平次は、それを探すと、確かに有った。
「あ、ああ。え~と……あ、これやな。これのどこが気になるんや?」
「有ったんだよ。全くそれと同じ物が、あのタペストリーに。つまり、あのシンボルには、続きがあるんじゃないかと思うんだ」
「続き?」
「バタバタしてて、分からなかったけど……有った。見てみろよ。このアトラスさんの日記。色が濃い目に書いてる所があるだろ?そして、このシンボルを一緒に考えると」
「! ちゅう事は。あのシンボルとその言葉を組み合わせろっちゅう事か!」
「そういう事。多分、その分大丈夫と思う。だが、俺のは、ただの推理に過ぎないが、やってみる可能性は、あるだろ」
「ああ。今の推理、試してみよか」
「よし! やろう」
と、コナンの推理を試してみる事にした。

下に行って機械が動き出し、フタが開いたき、リールが台座を出した。
「まずはこれだ。今までのシンボルと、足りないシンボルがないかをどうやって決めるかだけど……!もしかいて」
と、コナンは鞄を探り、いつの間にかアトラスから貰っていた日記をめくっていくと明らかにそこだけ太くなっていた。
「お、お前いつの間に!?」
「やっぱりだ。服部、そこからのこの部分の紋章を探してくれ」
「よっしゃタペストリーからそれに近いシンボルをここに入れればええんやな?」
「多分な」
「ほな、俺はタペストリー絵を描くさかい。リール、紙とペン頼めるか?」
「わかった」
そして、2人は協力し合い、ついに1つの台を白に変える事が出来た。
「よっしゃ!これで間違いやない言う事がわかった。次行くで次!」
「おう!」
「段取りがわかると、彼等は素早かった」
その結果、ついに彼等は、内側の障壁を消す事に成功した。
「よっしゃ~!! まずは1つクリアや~!」
「服部。騒ぎすぎ。また後1つが、なかなか解けてないんだよ。ここは一応探してみたけど、シンボルが無いんだ」
「ちゅう事は、この下ちゃうか?」
「下?」
「さっき出た時、下にも同じ様な物がギョウサン有ったんや」
「とにかく見てみるか?」
「おお」
と、2人は階段を下りると、トマーナの接続書を手に入れ、コナンはシンボルを探すと、無事に見つけられた。
「有った。後はこれをあそこに入れれば、なんとかなるかもしれねえ。服部、悪いけど、下のシンボルの絵を……」
「解っとる。お前がやるべき事と俺のやるべき事は一緒や、ただ、違うだけでな」
「お前……」
平次はフッと笑うと、奥に行き、シンボルを探した。
「お、おいちょっと待ってこれこれ」
「あ、ああスマンスマン。忘れとった。
「たく‥‥‥」
「ふんふん。なるほどな。よっしゃそれじゃ始めるで!」
「ああ!」

そして、2人は協力しあって、ついに外側の障壁を解除する事に成功した。

すると、赤い空の向こう側に。村か何かの灯りが見えた。
「間違いない。あれが、本物のナラヤンだ」
「サーヴェドロはずっとあそこへ……」
と言っていると、コナンの側に、彼がやって来て、驚いていた。
「こ、これは……まさか、生きていたのか?一体……」
「第4の紋章だよ。この、アトラスさんの日記に記されていたんだ」
サーヴェドロは何も言わず、レバーを右にすると、中の障壁閉じ、逆にすると、今度は外の障壁が閉じてしまう。

つまり、サーヴェドロを完全に開放するには、彼が内側のシールドより先、つまり、外に出た時に、シールドを開くしかない。
「チキショー!わずかな希望すら残さんと言う事か! だがな、俺にはこいつが有る。あいつが欲しがっている、この、レリーシャンの書がな。
それに気付いた彼は、ある提案をして来た。
「取引きだ。外の障壁を消せ。もしも外を入り口を開いたならば、レリーシャンの書を返そう。さあ、やれ!」
と、彼は、滑走船の前に立った。

この時、2人のやるべき事は決まっていた。
2人は二階へ駆け上がり、すぐさま電源を切った。
すると、内側のバリアが作動し、サーヴェドロは事実上、閉じ込められる結果となったのだ。
「な、なんという事だ。ああ……なんという……冗談じゃない!クソ~クソ~と、サーヴェドロは悔しそうに泣き始めた。
それを聞いたコナンと平次は、間に有る窓から、
「サーヴェドロさん。俺達だって、普通はこんな事したくないんだ」
「そうや。あんたの性格考えたら、あのままレリーシャンの書を捨てられかねんかったからの~。せやから、こうするしかなかったんだや。レリーシャンの書、返してもらうで」
「わかった。持って行け。その代わり、私を、滅んでいなかったあそこへ帰らせてくれ。今の私の望みは、それだけなんだ。なあ、頼む……ここから出してくれ。私はただ……ただ家族の元の元へ帰りたいだけなのだ。頼むここから出してくれ~うわ~~~~~~~~」
と凄まじい勢いて泣き出したサーヴェドロを見たコナンは、レリーシャンの書を鞄の中に片付け、平次はその間に、外側と内側のレバーをを外側に変えた。

そして、2人は2階に上がり、外の障壁を消した。

すると、サーヴェドロは驚いた。
そして、2階にいる2人に手を降ると、滑走船に乗って、ナラヤンへ帰って行った。
「これで一件落着やな」
「まあ、俺達しては、サーヴェドロさんの心を、アトラスさんに伝えないといけねえけどな」
「せやな。事の起こりは、シーラスとアクナーみたいやし、色々とキャサリンさん抜きで話さなあかんと思うしの~」
確かにそうだ。アトラスにいたっては、あの2人が赤と青の本にいた事しか知らず、ずっと暗い世界に閉じ込められており、こんな事が行われていたとは、思わなかったのだ。
「つうか、あいつ等がこんな事までやってた方にびっくりだよ」
「いつまでやっている。早くトマーナに帰って、アトラスにそれを届けてやれ」
「せやな。ほな、帰ろうか」
「ああ。って、ちょっと待った。まずは今のナラヤンの様子をアトラスさんに見せないといけねえからな」
「話す時は、キャサリンさんには、別室に居ってもらうしかないな」
2人が辛そうな顔をしながらも、2人は帰って来た。

そして、トマーナに戻って来ると、焦げている扉が有った。
「ずいぶんひどい火事になった見たいだな」
「ああ」
と、言っていると、書斎からキャサリンが出て来た。
「戻ってらしたのね。アトラス、アトラス早く来て」
「心配していましたのよ」
「良かったレリーシャンの書は?」
「はい。これだよ」
「ありがとうコナン君」
と言うと、アトラスは何かを探し始めると、キャサリンがカギを取り出した」
その鍵でレリーシャンの書を開くと、彼は安堵してこういった。おお神よ。無事でした。これで皆が救われた」
「さあ話を聞かせて」
とキャサリンが明るく言うが、平次達はそれよりも伝えねばならない、大事な話が有った。
「その前に、アトラスさんだけに伝えなアカン事が有るんや。申し訳ないんやけど、キャサリンさんは、ちょっと別室に居ってくれへんか?」
「え?」
「これから話す事はすごく大事な事なんや」
「え、ええ。それじゃあ、自分の部屋にいるわ。イーシャの世話も有るし」
と言うと、キャサリンは、席を外した。
「これで良いかな? それで? キャサリンに聞かれると、マズい事なのかい?」
「シーラスとアクナー絡みって言ったら、大抵予想はできるやろ?」
「!……まさか!?」
「そ。そのまさかや。あの2人が今回の事件の元凶。ちゅうた方が良いやろな」
「これを見て。僕達が、サーヴェドロを追いかける為に3つの牙を回った時に見た絵だよ。これ、サーヴェドロさんが描いた物なんだ。本当は、ホログラムを見せた方が早いんだけど。その代わり、日記を持って来たんだ」
「日記?」
「サーヴェドロっちゅう男知っとるな」
「あ、ああ。私がナラヤンに行く時に、ナラヤンの事を学ばせて欲しいと頼んだ青年だが……!まさか、彼がレリーシャンの書を」
「そうや。ま、あいつは、アンタが来ると思てたみたいやけどな」
「ホログラムで有ったよ。妻だけでなく、2人の幼い娘までって。これって、今回の事件で何か有ったと思う方が自然だよね?」
これにはアトラスも嫌な予感がした。
「もしやナラヤンは……」
「そこは大丈夫。ほら」
と、コナンがスマホで撮った、ナラヤンの様子を見せた。
「今頃、サーヴェドロさんも家族に会えているはずだ。もう、あんな過ちを指せない様にしてほしいんだ」
「ありがとう。また、ナラヤンに行く機会があれば、ナラヤンの人々に謝罪しよう」

そして、また何かを書くアトラスの言葉が有った。
「ようやく私にも安らぎが戻って来た。このレリーシャンの書と共に。再出発を望んで私が書き記した時代は、今も営みを続けている。もう心配すべきことは無い。
ナラヤンの事は彼等から聞いたが、無事に復興していた事に私は安堵した。サーヴェドロもこれでようやく落ち着ける事を祈り、今、私はこの日記を書いている。過去の秘密は封印を解かれ。かつての過ちはついに正された。我々はどんな過去からも逃げる事は出来ない。それを書き変え苦痛を和らげる事も許されない。我々の使命とは、過去から学び、先人達の知恵を受け継ぎ、そして明るい未来を作り上げる事なのだ。

そして、コナンと平次は自分達の世界へ帰って行った。
こうして過去の過ちは解決し、アトラスの方にも平穏が戻ってきて、2人はホッとしていた。

FIN

後書きと言い訳 ( No.7 )
日時: 2022/05/05 07:52
名前: 破壊神 (ID: RtQ9ht2V)

はい。無事に今回も終わりました。
何回も失敗し、ついに、この話も無事に終える事が出来ました。

最初はどうして良いかわかりませんでしたが、無事に乗り越える事が出来ました。

問題は、このMYSTシリーズが無事に著作権法違反にならないかとヒヤヒヤしています。

まさかMYSTがリニューアルしていましたが、全く違うので少しだけ安心しました。

そして、RIVENも無事に書き終える事に成功して嬉しいですが、まあ、これはCDが5枚組で1つですから、大丈夫とは思いたいのですが、心配です。

お願いです。

どうか私の書いたMYSTシリーズを、著作権法違法にしないでください。

私は商用目的でやったワケではなく、2次創作として、これを書いただけです。

別にこれを売りたいとか、そんな事は一切考えていません。

本当にお願いします。

今の願いはその一点だけです。

お願いします!!


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