二次創作小説(紙ほか)

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【ぷよテト】エスの混乱
日時: 2022/11/23 06:37
名前: ほしう💫 (ID: nQqcPBd1)

もう軽く1年ぶりかな?
岩林美杏こと優羽ことほしうららことほしうです!
もうpixivとかで小説を書くようにはなったのですが、雑談掲示板によく現れてます。
てことでこちらで小説書こう!
って感じです。
まぁすぐ消えちゃうかもしれませんが。

※あてんしょん※
・ぷよぷよテトリスシリーズのネタバレ
・ティエス要素があるかな…?多分。
・エスちゃん大丈夫か!ってくらい暗いかも
・不定期

それでもいいよって方はどうぞ!

目次
1話 >>01
2話>>02
3話>>03
4話>>04
5話>>05
6話>>06
7話

Re: 【ぷよテト】エスの混乱 ( No.3 )
日時: 2022/09/25 06:54
名前: ほしう💫 (ID: nQqcPBd1)

エスはティに航路図を提出し、部屋に引き篭っていた。
なんだか最近は何もかもが億劫なのだ。だから仕事が終わるとただ何もせず時間を溶かすことが多い。
それでいいのか、と自問自答もするがただでさえ寝不足で疲れてるし、別に良いだろう。

(...そういえば一緒に寝る、みたいな話あったわね)

正直エスが悪夢にやられている、というのを他の皆に伝えるのは嫌。でも効果があるとすれば?
自分のプライドと自分の体の悲鳴が同時に聞こえてくる。
なんだかうとうとしてきてエスはベッドに座った。時間帯が変われば寝れるかも。

(はやくこの夢が消えますように)

小さく願ってエスは眠りについた。

Re: 【ぷよテト】エスの混乱 ( No.4 )
日時: 2022/10/16 19:41
名前: ほしう💫 (ID: nQqcPBd1)

「エスー入るぞー」

また返事がない。このまま入ったら今朝みたいになってしまうのは容易に想像できる。
しかし、今回は仕事の話だ。そんなこと言ってる暇はない。

ガチャリ

「あれ」

エスはベッドの上で寝息を立てていた。

(疲れるような仕事だったかな、今日)

こつん、と額をくっ付けてみる。熱はない。
ふとエスの顔を見ると目にクマが出来ていたことが確認できた。

「...寝れてないのかな」

ティはエスを撫でた。
少しでも楽になれるといいな。
そう考えて。

...ティも一緒に寝落ちしてエスに叱られるのはあと数時間後のお話

Re: 【ぷよテト】エスの混乱 ( No.5 )
日時: 2022/11/03 07:02
名前: ほしう💫 (ID: nQqcPBd1)

「本当にすごいクマだね」
「...アイ」

ティから頼まれた仕事を片付けるため、アイの居る部屋に行くと第一声がこれだった。
なんなんだこの人...いや、犬...犬面人?
流石にクマはエス自身もやばいことには気づいていた。

「寝れていないのかい?」
「関係ないでしょ」
「...全く、エスらしいね」

アイは小さいため息をつき、何処かへ向かった。その間に用事を済ませてしまおう、とエスは道具箱を漁る。

「はい、エス」
「え?」

ぽんと手渡されたのはアイマスクだった。
少しは寝やすくなるかもよ、とのこと。
余計なお世話よ、なんて言いつつ正直効果は気になるので使ってみようか、なんて。

...あれ、「本当に」?
誰かに聞いたと言わんばかりのその言葉に引っかかった。
ジェイやエルが喋った?それはそれで迷惑なんだけどなぁ...

Re: 【ぷよテト】エスの混乱 ( No.6 )
日時: 2022/11/23 06:36
名前: 優羽 (ID: nQqcPBd1)

「パパー!」

そう、パパを呼んだ。
しかし、エスの知らないパパだった。
あのフォルムは何処へやら、スラッとした体格をした、男性。
エスは、その男性に抱きかかえられる。
その温かさが妙に懐かしかった。
しかし、その懐かしさが辛くて辛くて。

「…また夢」

今回は比較的緩めな夢だった。
しかし精神ダメージが大きいことに変わりなし。
…あれ、周りが暗い…?
しかも温かい…
エスが顔を上げると、
艦長の寝顔があった。

「へっ?!」

思わず変な声が出てしまった。
いや、なんで。どうしてこうなった。
よく見るとここは…ティの部屋だし。
本当に何があったか理解が追いつかない。
前、ティが2度目の不法侵入で隣に居た…ってことはあったけど。

「んん…」
「ひゃっ?!」

寝ているティが、何かを呟きエスを強く抱きしめた。
恥ずかしい。でも、温かい。
少しだけ、この温もりに、心囚われてみたい。

Re: 【ぷよテト】エスの混乱 ( No.7 )
日時: 2023/01/08 06:24
名前: 優羽 (ID: nQqcPBd1)

…で、抜け出せない私が居た。
だってあったかいんだもん、心地良いんだもん。
言い訳ばかりが頭をよぎる。動け、驚け、一般人なら普通こんな状況受け入れないわよ。

「…ティ」

返事はもちろんない。今回は来なくて良いのだ。

「エスはなんでここに居て、なんでテト号の外に出て暮らしたことがないのかしらね」

閉じこもってばかり。外を知りたいとは思った。しかしこの歳までこもっていると臆病になってしまう。
その臆病さが故に、という夢は沢山見た。

「…何があっても、オレはエスを守るよ」
「ん…えっ」

え、起きてたの?そなの?なんでさっき反応しなかったのよ。

「あは、エス真っ赤」
「誰のせいよ!誰の!」
「誰のせい?」
「ティのせい!なんか知らないけど一緒に寝てるし!他の子に言うべき恋愛テンプレセリフ吐くし!」

ティはクスクスと笑った。笑い事じゃないわよ、ほんとに。

「やっと笑った」
「え?」
「最近よく寝れてないのは知ってたし、夢で苦しめられてたのも知ってる。だからこそ、笑ってくれて嬉しい」
「…夢」

なんで、それを知っているの?
パパには誰にも言わないでって言ったし、パパに限ってそんなこと…

「え、エス!どうした?」
「…ほっといて」

私はむくりと起き上がり、自分の部屋へ向かう。そして…
































「あと、アンタの隣、嫌じゃなかったわ」


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