社会問題小説・評論板
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- bullying game
- 日時： 2009/11/28 05:16
- 名前： マユ ◆vars8VB/bg （ID: JD5DDSYn）
- プロフ： http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12791
お初です♪
クリックありがとうです！
初の社会問題系なので、メチャメチャになってしまうと思います。
なので、出来たらコメとアドバを頂けるとありがたいです☆
そして、友達になってくださいッ！！
〜*ルール*〜
1、悪口等は書きこまない！
2、チェンメを貼るのは止めて！
中には守らない人がいるので、よろしくお願いします！
〜*主な登場人物紹介*〜
上咲 舞(14)♀
普段は元気で明るい
クールになる時がある
虐められている
柊 美紗都(14)♀
クラスの不良のような存在
無口、無表情が多い
宮乃 加穂(14)♀
クラスのリーダーの的存在
舞を虐めている張本人
わがままで口煩い
神山 珊瑚(14)♀
加穂の友達
勉強・スポーツ共に成績トップ
本当は虐めは駄目だと思っている
黒川 千里(14)♀
加穂の友達
舞が好きじゃない
舞を虐める
沢尻 初芽(14)♀
加穂の友達
舞が好きじゃない
舞を虐める
宮川 桃(14)♀
舞の親友
気が強い
舞を心から心配している
君里 優羽(14)♀
舞の親友
舞を救えないことを後悔している
人に気配りができる優しい子
〜*たまに出てくるキャラ*〜
佐藤 幸弥(14)♂
加穂や舞と仲がいい
舞のことが心配
短気でよく騒ぐ
神宮 亮太(14)♂
よく舞と喧嘩をするが仲がいい
幸弥と仲がいい
女子によく悪戯をする
♪イメージソング♪
イメージソング「そらのむこう」
http://www.youtube.com/watch?v=m4rt1AfFBEw&feature=related
〜*来てくれたお客様*〜
舞桜姫☆s・ゆずき
それでは、本編へゴー！！
- Re: bullying game ( No.6 )
- 日時： 2009/11/12 08:54
- 名前： マユ ◆vars8VB/bg （ID: MLDU0m30）
- プロフ： http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12791
5、思い
あの日から、あまり激しい虐めはしてこなくなった。
しかし、虐めは止まらず、また今日も虐めは始まる。
だから、虐められる前に教室を出るようにする。
「舞ちゃぁ〜ん？」
気持ちの悪い口調。
加穂が女子を連れてくる。
「今日も遊ぼーねー？」
千里に腕を掴まれるが、無理やり腕を払って教室を出た。
どうせ教室の中は、醜悪な奴等がほとんどだ。
いたって意味はない。
扉を開け、屋上に出る。
屋上には、一つの背中があった。
「美紗都〜！！」
ブンブン手を振ると、美紗都は振り返してくれた。
「今日はガムだよ。はい」
「ん・・・」
美紗都は未だにクールだけど、最近はたくさん話すようになった。
「今から風船作りまーす！」
プクーと膨れている風船ガム。
しかし、すぐにパンッと破裂して、口の周りにガムがへばり付く。
「下手」
薄笑いしながら、美紗都は風船を作った。
皆は屋上の行き方を知らないから、此処は私たちだけの場所。
今度は桃と優羽も誘おうかな？
もしかしたら、美紗都と仲良くなれるかもしれない。
そんなことを考えていると、美紗都が立ち上がる。
「じゃあ、教室行こうか・・・。そろそろチャイム鳴るし・・・」
そういって、校庭の時計を差す。
もう5分前になっていた。
「うん！」
「・・・・・・」
無言で教室に戻る。
教室に着くと、視線を浴びながら、私は机に戻った。
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- Re: bullying game ( No.7 )
- 日時： 2009/11/12 09:22
- 名前： マユ ◆vars8VB/bg （ID: MLDU0m30）
- プロフ： http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12791
昼休み。
「「柊さんと友達に？」」
桃と優羽の声が重なる。
私が頷くと、2人は顔を合わせてからニッコリして、
「「いいよ！」」
と声を揃えて言ってくれた。
美紗都に同じように話すと、あっさり了承してくれて、屋上のことも話した。
そんな楽しさもつかの間、教室に戻ると、加穂が私の傍に寄ってくる。
「ちょっとー！遊ぼうって言ったよねぇ？」
不機嫌そうに言って、私を強めに叩いてくる。
今は美紗都がいないから、今楽しもうとしている。
「その代償としてぇ、もっと楽しくしてあげる☆」
すると、珊瑚が本を投げてくる。
本の角が当たって痛い・・・。
「あはは！珊瑚ナイス☆サイッコー☆」
すると、本やチョークを投げつけられ、あっという間に逃げられなくなった。
「・・・止・・めろ・・！！」
「ん〜？聞こえないな〜。土下座で『止めてください加穂様』でしょ〜？」
「キャハハハッ！！それウケる〜！！」
周りは笑い声でいっぱいになった。
ボコ！
鈍い音がした。
激痛が走った瞬間、頭から液体が垂れる。
その液体を、そっと手ですくい取る。
真っ赤に染まった、血だった・・・。
それを見ると、加穂は笑いながら
「あっ！ごめんねぇ〜？間違えちゃった♪」
キャハハハハハッッ！！
この教室にいるのは、どれだけ醜い奴等なんだろう・・・・。
そんなこと、もう興味はないけど・・・・・。
そして、意識が遠のいて、其の儘目を瞑った・・・。
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- Re: bullying game ( No.8 )
- 日時： 2009/11/12 17:20
- 名前： マユ ◆vars8VB/bg （ID: m0jWhI/b）
- プロフ： http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12791
6、約束
瞼を開いた先には、白い天井があった。
薬品の臭いが鼻につく。
「大丈夫？」
突然傍から声がし、横に振り向く。
桃と優羽が、私の傍で立っていた。
「此処・・・」
「保健室だよ」
教室の扉にいた美紗都が、冷静に言う。
「上咲さん気がついた？」
保険の先生が近づいてくる。
「もうすぐ6時間目よ」
じゃあ私、一時間も眠ってたんだ・・・。
3人は保健室を出て、先生が身体を調べる。
手当をしながら、先生が突然口を開いた。
「貴方、いい友達を持ったわね」
「ふぇ・・・？」
私の素っ頓狂な声を聞くと、先生がクスリと笑う。
「だって、貴方の意識が戻るまで、授業を抜けて貴方の傍にいたんだから」
「そうだったんですか・・・」
嬉しいな・・・・。
照れ笑いをしながら、手当を終える。
「うん、もう大丈夫みたいね。もう教室に戻れるわよ」
「あ、はい・・・」
笑みは消え、私は俯く。
教室に、戻るんだ・・・。
「ありがとうございました。失礼します」
先生にお辞儀をしてから、保健室の扉を閉める。
やっとの思いで溜息を零す。
「教室・・・行きたくないな・・・」
ポツリと呟いた。
その呟きを、美紗都は聞き逃さなかったようだ。
「屋上行く？」
美紗都が尋ねる。
「うん・・・」
私は、美紗都の提案に頷いた。
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一旦止めます。
コメを〜！！(>_<)
- Re: bullying game ( No.9 )
- 日時： 2009/11/12 17:40
- 名前： マユ ◆vars8VB/bg （ID: m0jWhI/b）
- プロフ： http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12791
「此処が屋上かぁ〜・・・」
初めてくる桃と優羽は、周りを見渡しながら歩く。
「でも、ちょっと危険だね・・・」
優羽が苦笑いしながら言う。
此処は柵も何もないから、危険と言えば危険だ。
私もあまり気にしていなかったが。
「・・・・・」
誰1人何も喋らず、沈黙が続く。
「私・・・」
そんな中、優羽が沈黙を破った。
「私、舞を裏切らないからね！」
私の手を握り締める。
「勿論！私だって！」
桃も手を握る。
すると、優羽が片手をだす。
「それじゃあ、指切りね！美紗都ちゃんも！」
「・・・・」
美紗都も片手を出し、指切りの形にしてから、3人の指を組む。
「指きりげんまん、嘘ついたら針千本飲ーます！指切った！」
指切りをして、私たちは笑みを零す。
この3人に出会えてよかった————。
こんな楽しいことが、明日も続くと思った。
ただ一つ・・・・。
後から辛いことが起こるとは知らずに・・・・。
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- Re: bullying game ( No.10 )
- 日時： 2009/11/12 22:00
- 名前： マユ ◆vars8VB/bg （ID: Hsu/pkT7）
- プロフ： http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.php?mode=view&no=12791
7、拒絶
朝、当たり前に学校へ行く。
・・・・が、桃と優羽がいなかった。
「どうしたんだろ・・・・」
そう悩みながらも、私は階段を上り、教室に入る。
朝読書の準備をしてから、桃と優羽のいる教室へ向かう。
その途中、桃と優羽が廊下を歩いていた。
「桃！優羽！」
安著の笑みを浮かべ、私は2人に近づいた。
「あ・・・」
怯えるような表情で、私を見つめる。
「桃？優羽？」
「来ないでッ！」
優羽の声が、廊下に木霊する。
・・・・・・え？
一瞬、訳が分からず、耳を疑った。
しかし、二度目の発言で、言っている意味が分かる。
「付いてこないでッ！」
信じられなかった。
2人は、私を拒絶していた・・・。
「何で・・・」
昨日、「裏切らない」って私の手を握ってくれたよね？
指切りして、約束したよね？
「舞なんて嫌いだよ・・・」
その一言が、胸に突き刺さった。
涙が浮かんでいるのが分かる。
「・・・・・ッ」
私は急いで、教室に戻ろうと走る。
教室に戻る途中、美紗都とすれ違った。
「美紗都！」
美紗都が足を止め、此方に振り向く。
だけど、美紗都は私を睨みつけ、再び歩き始めた。
『舞を裏切らないからね！』
その大切な約束は、たった一日で破れてしまった・・・・・。
あれは・・・・嘘だったの・・・・？
「———ッッ！！」
涙が零れそうだった。
私は屋上へ駆ける。
「はあ・・・！はあ・・・！ッ！」
途中、涙が流れそうになるのを、必死に抑える。
足音が廊下に響き、屋上に繋がる梯子へ手を掛け、扉のドアノブに手を掛けて。
ドオン
扉を閉めた。
「・・・・・ッ！！」
ついに涙が頬に伝い、床に落ちる。
「・・・ぐ・・ッ！」
声にならない声を出し、何度も涙を拭う。
しかし、涙は拭っても拭っても、また溢れてくる。
ねえ、何があったの・・・？
私が何かしたなら謝るから・・・。
だから、ごめん・・・。
ごめんなさい・・・・。
私はそこで、声を殺して泣き続けた・・・・。
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