社会問題小説・評論板

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い じ め —涙—☆完結☆
日時: 2011/04/25 16:26
名前: マィ (ID: GudiotDM)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode=form

———あぁ・・・。





















もう朝だ———。






















今日もまた・・・。




























イ・ジ・メ・ラ・レ・ル———。











    い じ め —涙—

——————————

園田 澪—Sonoda Mio
主人公。みんなからいじめられている。

萱島 風李—Kayasima Huri
いじめのりーダー。だれも逆らえない。
いじめが好き。

多田 円佳—Tada Madoka
風李の友達。いじめが好き。

末木 千秋—Matuki Tiaki
いじめが好きで澪をいじめる。

本藤 潮音—Hondou Sione
いじめが好き。風李の友達。

関川 美亜—Sekikawa Mia
いじめが嫌い。風李に逆らえない。

——————————

   +*目次+*

第1話 >>1 第2話 >>2

第3話 >>3 第4話 >>5

第5話 >>8 第6話 >>10

第7話 >>16 第8話 >>24

第9話 >>33 最終話 >>38

——————————

Re: い じ め —涙— ( No.1 )
日時: 2010/11/14 23:21
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

       第1話

キャーーーーー!!!


今日も澪の悲鳴が聞こえる。


「あぁ〜うざ。

  その声がムカつく。
 
懲らしめてやって。」



「かしこまりました。風李様。」



みんな私の言うとおりに動く。


逆らう人はいない。



「痛いよー!


 やめて!」



澪がどんなに叫んでも



止める人はいない———。



だって———



いじめてるのは・・・。



クラス全員だから———。




35vs1・・・



今日は15vs1・・・。



勝てるわけがない。



澪の体は全身痣だらけ。


見てるこっちが気持ち悪くなる。




でも・・・



誰もやめない、止めない。




    ボカ!ドカ!ドン!バン!



澪は蹴られ、殴られ、打たれ・・・。




     「とどめの一発♪」



円佳がバットで思いっきり



   澪を殴った———。



澪の目から涙がボロボロ———。



    きゃっははっはは!!!



泣けば泣くほど笑いが大きくなってくる。




泣いても誰一人助けやしない。



「その顔なんか見たくない。



   トイレに連れて行って」




風李の命令で




    澪を抑え出し




トイレに連れて行かれた。




澪は最後まで抵抗した・・・が



15人には全く敵わなかった・・・。




         ドン!




トイレに連れ込み澪を取り囲んだ。



    「こいつを縛って」



   「かしこまりました」



風李の命令でみんなは澪を縛りこむ




  「やめて!離して!」



澪は抵抗したが



  みんなに抑えられちっとも動けない。



  「次はガムテープで口と目をふさいで!」



澪は縛られびくとも動かない



 千秋と潮音がガムテープでふさいだ。



    「モップでこするのよ」



     「分かりました。」


   「モップ準備♪」



一斉にみんながモップを取り出し



   澪の体中をこすり始めた 



    ゴシゴシ———。

ゴシゴシ———。

   ゴシゴシ———。




「〜〜〜〜〜!!!!!」



澪は叫んだが口がふさがれ




     周りは何も聞こえない



    「きゃははっははは!」



    「最後にお・ま・け♪」



   風李が溝水を澪にかけた



      「〜〜〜〜〜〜!!!!」




キャーーーーーーハハハハハハハハハ!!!




    風李がトイレから出ると


  それに続きみんなも出た。




・・・澪はそのままの状態で・・・。




   トイレの鍵を閉めた———。


       —つづく—

Re: い じ め —涙— ( No.2 )
日時: 2010/11/14 23:29
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

       第2話

次の日———。

  風李たちはトイレへと向かった。


澪は昨日と同じ状態だった。


   風李の命令でみんなはロープをとった


とった瞬間———


  澪が走り出した———。


風李たちも予想外だった。


    「あっ!捕まえろ!」


あとからみんなが追ってくる。


  澪には体力の限界が来ていた。


そして・・・。


    ガシ!!!


追っての女子たちが


  澪を抑えた。


    澪は床に押し倒され、


動けない———。


  風李は不機嫌だ———。



澪は必死に手を振りほどこうとしたが



   5〜7人くらいの女子たちに


抑えられ、動けなかった。


  「何逃げようとしてんだよ!」


  ドン!


「ッ!!」

 
   風李が澪の顔を思いっきり踏んだ。



    風李の命令で



   抑えてた女子達が針を持ち


   澪の手、足に刺しだし始めた。


 「痛い!!痛いよーー!!

   やめてよーー!!」


どんなに抵抗しても




  無駄な力を使ってるのと一緒だ。



    澪はびくとも動けない。





   きゃははははは!!!



  グサッ!グサッ!



  何十個の針が澪の皮膚に刺された。



激痛が体全身にまわってくる。


    「もういいわ。」


   「ハイ。風梨様。」


 風李の命令でやっと痛みが解放された。


「おい園田。いや…クズ女。


   この腐れたパンを食べろ。」


   「え・・・?」


   風李が持ってきたのは


   カビの生えた腐ったパンだ。


    「ほら。早く食べろ。」


   「む…無理だよ!


     食べれるわけないじゃん!」

  「フーン。あっそ!

    みんな!抑えて!

  食べさせやって!」


       ぐいっ!


「嫌っ!!!お願い!!!

    これだけは・・・!!」


  「円佳!口、

    あけさせるのよ!」


  風李が言うと円佳は


    澪の口を無理やり開けた。



  だが澪は必死に口を開けない。



   体全身を使い暴れ出した。


   「ちょっ!あばれんなよ!」


  暴れれば暴れるほど


    女子たちが増えてきた。


  「あーーーーーーーーーーーー!!!」


    澪は大声を出した。


     「黙れよ!」


千秋が澪の髪を引っ張った。


  10人で澪を抑え、


     2人で口を開けさせ、


   そして、風李がパンを口の中に


 突っ込んだ———。


    「嫌ーーーーーー!!!!!!」


   キャハハハハハハハハ!!!


     「気持ち悪ーい!」


  「ゴミ女!」


      「死ねよ♪」


   「今度は倉庫に閉じ込めておいて!」



 「分かりました。」



  澪は連れて行かれ———


    倉庫に投げ捨てられた———。


     「開けて!


    開けてよ!」


     きゃはははははは!!!



    風梨たちは



    澪の声を無視した———。


       —つづく—

Re: い じ め —涙— ( No.3 )
日時: 2010/11/15 22:12
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

      第3話

そもそもこうなったのは・・・。



  ・・・一か月前———。



  澪は風李と仲が良かった。


   円佳や千秋たちといつも一緒だった・・・。


これからもずっと仲良しな・・・



     ・・・はずだったのに・・・。


 風李は絵が上手だった。



  県でも1位を取れるほどの


       実力を持っていた。


  それなのに・・・。


     澪が風李の作品に水をかけてしまった。



  掃除中、澪が足を滑らせ


   水がこぼれてしまい


   風李の作品の上に・・・。



  風李は怒りが爆発状態だった・・・。



     「最低!!!


    あんたなんか・・・


        死ねよ!!!」


    風李は元からキレやすい性格。


  些細なことでもキレる。


   誰にでもすぐにキレる。


   ・・・だが今回は些細なことではない。


 県1位の作品を澪がでたらめにした。


  怒って当然のことだ。


   風李はこのことを許さず


 澪をいじめることに決めたのだ・・・。



  そのことには誰も反対しなかった。


 風李から嫌われないためだろう———。


  そして・・・。


   いじめはドンドンエスカレートしていった。


 澪はいじめのことを親に話していない。


  ・・・いや・・・話せない・・・。


   澪の家族は3人家族。


   両親は毎日喧嘩———。


  顔を見合わせたらいつもだ。


   それで澪に八つ当たりしてくる。


 家に帰っても虐待される。   

    
   少しでもしゃべりかけようとすると


   「うるさいわね!


      あっちへ行ってなさい!」



  ・・・と言わされ・・・



     バシン!!!


 必ず一発ぶたれる。



    ご飯は作ってくれない。


  食べるのはいつも漬物の残りだけ。


   それも部屋で食べる。


    第一、リビングにも入れてもらえない。


そして・・・



    母親はいつもこういう。


   「あんたがいなければ


  もっと楽にできたのに!


    …もう、


     家に帰ってくるな!」


  ・・・だから、


   家に帰ってこなくても


    誰も心配しない。


   制服が汚れてもなにも言わないし


  しゃべりかけない。


   家にいてもいじめられる。


  学校にいてもいじめられる。


    誰も助けてくれない。


  誰一人・・・






      味方がいない———。







    そして澪はこう言う・・・。












   「もう・・・















     死にたい・・・。」


       —つづく—

Re: い じ め —涙— ( No.4 )
日時: 2010/11/15 22:16
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

だれか・・・


コメを・・・><


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