社会問題小説・評論板

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い じ め —涙—☆完結☆
日時: 2011/04/25 16:26
名前: マィ (ID: GudiotDM)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode=form

———あぁ・・・。





















もう朝だ———。






















今日もまた・・・。




























イ・ジ・メ・ラ・レ・ル———。











    い じ め —涙—

——————————

園田 澪—Sonoda Mio
主人公。みんなからいじめられている。

萱島 風李—Kayasima Huri
いじめのりーダー。だれも逆らえない。
いじめが好き。

多田 円佳—Tada Madoka
風李の友達。いじめが好き。

末木 千秋—Matuki Tiaki
いじめが好きで澪をいじめる。

本藤 潮音—Hondou Sione
いじめが好き。風李の友達。

関川 美亜—Sekikawa Mia
いじめが嫌い。風李に逆らえない。

——————————

   +*目次+*

第1話 >>1 第2話 >>2

第3話 >>3 第4話 >>5

第5話 >>8 第6話 >>10

第7話 >>16 第8話 >>24

第9話 >>33 最終話 >>38

——————————

Re: い じ め —涙— ( No.5 )
日時: 2010/11/15 22:42
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

      第4話

次の日———。


   澪は倉庫に閉じ込められている。


 二日間、家に帰ってない。


  でも、親は一つも心配をしない。


   「いつまで・・・



   こんな生活が続くの・・・?


    もう・・・


  やだよ・・・。」



    澪は毎日涙を流す。


  毎日が地獄の日々———。




    いつになったら・・・



   脱出できるのだろう———。



    ガラガラー



   倉庫のドアが開いた。


     今度は逃げなかった。


  逃げればもっとひどい目にあうから。


   「ちょっとこいよ。」


    また何人かの女子たちに


   取り押さえられ


     どこかに連れ去られた。



   連れてこられたのは・・・



     濁ったプール。


  今は真冬・・・。


     気温は6,7℃


   逃げたい!!!


    と思ったが逃げれない。


   今日は8人で澪を抑えている。


   「あんたの制服、


   汚れてるから


    ココで洗ってあげる〜♪」


    「え・・・」



   「さぁ!服を脱がせて!」



    「分かりました。」



  風李の指示で女子たちは一斉に


    澪の服を脱がせた。


   「やめて!!!


   離せ!!


     離せよ!!」



   澪は抵抗した。


    「手足をみんなで抑えれば


   動かないわ!」



     風李の言うとおりに



   みんなは澪の手足を抑えた。



    澪は全く動けない。



    「脱がせ脱がせー!」



   「やめてーーー!!!」



    円佳と千秋と潮音で


  服を脱がせた。


    「完成!風李!」


   「きゃはっははは!!」



     澪の制服を脱がせた。


  「さ…寒いよ…。」


   「凍死すれば〜?」


 「この服は・・・



      ポイっと♪」



    「あっ!やめてーーー!」





        ポチャ





    制服は濁ったプールの中に



   沈んでいった。



     「ざまーみろ♪



    クズ女に制服切る資格は


   ないんだよ!」



    「こいつをそこらへんに


   縛っときな。


     動けないようにね♪」



  「分かりました。風李様。」



    気温7℃で制服をきらずに


   外にいさせられた。


    「離してよ!


    嫌ーーー!」



   8人の力には全然勝てない。


    「うざいから口も縛って!」



   ギュッ!



    「−−−−−−−−!!!」





    「その上にシートをかぶせて!


  ばれないようにね♪」


  「ーーーーーーーーーー!!!」



   女子たちは大きいシートを


  澪の体にかぶせた。



    誰にもばれないように———。



   「完成!いこ!」



     「ーーーーーーー!!!」




   「きゃはっはははは!




   そのまま死ねば〜?



    どうせ誰も助けないし!」



   「つーか、あんたが死んでも



   誰も悲しまないし!」



   キャーーーハハハハハハハハハ!!!!!




     ポロッ・・・




   澪の目から大粒の涙が



    こぼれ出した。



     クスクス・・・

シクシク・・・




   「・・・・・。」



     ビュービュー



  風が冷たい。


  澪は薄着で手と足が縛られている。


   
   (さ・・・寒いよ・・・)



  澪の体温は・・・




    徐々に下がっていた———。


       —つづく—

Re: い じ め —涙— ( No.6 )
日時: 2010/11/15 23:42
名前: 柿P ◆DkiyhL22xI (ID: ydb695RL)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

澪ちゃん・・・!! 危な————い!
誰か気づいてあげて。。。

初めまして、小説の題名が気になり来ました。
いじめのキッカケって些細なことから
問題にもなるんですよね。
(いい意味で)ドキドキするので、頑張ってください!


(いい意味って読んでいじめを楽しんでるとかじゃないです)

呼びタメor友、おkですか?((←生意気

Re: い じ め —涙— ( No.7 )
日時: 2010/11/16 16:29
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

柿Ps
はじめまして♪
コメ、
ありがとうございます♪
読んでもらえてうれしいです!
呼びタメもち!
友達!嬉しいです★
これからも
頑張ります★

Re: い じ め —涙— ( No.8 )
日時: 2010/11/17 23:31
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode

        第5話

———澪が縛られて一時間・・・。


   冬だから誰もプールに来ない。


 誰も気づかない・・・。


   (だ…誰か…


     助け…て…。)



     教室では———。


    「キャーーーハハハハハハ!!!


    マジサイコー!」



    「風李様!


   やりましたね!」



     「これであいつも死にますよ!」



  「でもな〜…どーしよ」



    「どうかしたのですか?」


 「このまま殺したら


    つまんないじゃん?


 もっと苦しめて


   死なせようかな〜と思ってさ〜」



   「!!!!!」



   風李の言葉にみんなは一瞬



    息がとまった・・・。



    「風李?


  まだあの事…怒っているの…?」



   円佳が聞いてみた。



   「当然じゃん!



   思い出すだけで腹立つ!!



    マジサイテー!」




    「そっか・・・。」



   「ふ…風李様…



   いつまでいじめを


    続けるつもりですか…?」


  美亜が恐る恐る聞いた・・・。



   その言葉に風李はカチンときた。



     「は?


   あんた何様のつもり?



   私に逆らう気?」



    「いえ…。違います…!




   も…申し訳ありません…」



   「悪いけど…



  私、心が狭いんだよねー。



    許したくないわ!



  誰か美亜を抑えて!!」



   「え…?そんな…!



   待ってください!



    許してください…!



    嫌!!!は…離して…!」



      ガシ!



    風李の命令で



   周りにいた女子が美亜を抑えた。



    美亜はちっとも動けない。


    「生意気美亜め。


  ちょっとは懲らしめないと



   分からないわね。」



   風李は手にバットを持った・・・。


    「ご…ごめんなさい…!


   許してください…!



    土下座でも何でもしますから…!」



   風李が止まった・・・。



    「今行ったこと本当?」



     「は…はい…。


   だから…許してください…」



    「美亜を離していいわ。」



    抑えてた女子が美亜を離した。


     「あ…ありがとうございます。」



  「美亜。今から



    あいつをここに連れてきて。」



     「は…はい…。



    分かりました…。」



  美亜はプールへ向かった



   「珍しい!



   風李が許してあげるなんて」




   風李の友達の



     千秋が言った



    「いつもだったら



  もういじめてるじゃん?」




   「いつもだったらねー



  でも、美亜は何でもするって


   うちに約束した。



  ってコトは…



    パシっても文句は言えないじゃん。」



     「・・・。」



    「まぁ〜



   美亜が本気で澪をいじめたら



   許すけどね〜…逆に、



   うちの命令を一つでも




     断ったら…












     …生贄追加♪」






   アーーーーーハハハハハハハハハ!!!



  (風李は・・・



   何を考えているの・・・?)




  女子たちは・・・




   風李に違和感を持ち始めた・・・。



        —つづく—

Re: い じ め —涙— ( No.10 )
日時: 2010/11/18 20:39
名前: マィ (ID: CwTdFiZy)
プロフ: http://www.kakiko.cc/novel/novel4/index.cgi?mode=form

      第6話

   美亜は風李の命令で



      プールに向かった。



  プールの端に大きなシートが



   かぶさっていた。



    おそるおそる開けてみた・・・。




    「!!!!!」




   澪の唇は青くなっており、



   体全身、鳥肌が立っていた。



    息はしていた・・・。




    「み…み…あ…」



  澪が口を動かした。




   「!!!!!」




   美亜は澪の変わり果てた姿に



    呆然としていた。




   (このまま澪を教室に連れて行ったら



  またいじめられる…。…でも、



    連れて行かなかったら…



  うちがいじめられる…。




    やだよ!!あんな…



  ひどいことされるなんて…!)




  美亜は澪をもっていくことにした。




   どっち道、連れ出さなくては



    澪は死んでしまう。




   美亜は何も言わずに



    教室まで運んで行った。


        +++



     「ガラガラー」




   美亜が教室に着いた。



     「!!!!!」



    (や…やば…)



     (マジ死にかけてるじゃん…)



   (風李…本気で殺したいの…?)




    澪の変わり果てた姿に




  みんな唖然としていた・・・。




     (やば…!



    みんなこいつの姿に



      動揺している!)




   風李はみんなが惑わされないように




    すぐに命令を下した。




     「よ…良くやったわね、美亜。



    みんな、ロープをとって!」




    「・・・・・・。」




    「ちょっと!



   聞いてんの?命令に背くの?」




    風李の「命令」という言葉に



    みんなは我に返った。




    「も…申し訳ありません!



    かしこまりました・・・!」




   女子たちはすぐに澪のロープをとった。




   「なにこいつの姿。



   死にかけたゴキブリみた〜い!」




   「きゃはっはははっは!!」




   そのすきに




    澪は教室を出ようとした。



  「おい!何逃げようとしてんだよ!



   誰か!こいつを抑えて!」




       ぐい!



   風李の命令で



   4,5人の女子が澪を抑えた。



   澪は動く力もなかった。




    そして風李が



  澪の髪を引っ張った。



    「まだ終わってねーぞ!



       クズ女!」




   「・・・。」




    「誰か油性のペン持ってきて。」



    「か…かしこまりました。」



   (お願い…やめてよ…)




   (そ…園田さん…!




    このままじゃ…




    園田さんが…)




    すると、女子がペンを持ってきた。




    「風李様。どうぞ。」



     「ありがとー♪」




    「マジムカつく。クズのくせに。



    本当はあんたを




    プールで死なせようとしたけど




   このまま殺しても



     つまらないし、



   あんたをまだ生かせることにした。



   どう?嬉しいでしょ?




    死なずに済んで。」




     ぐい!




    風李がもっと髪を引っ張り上げた。




    「ッ!!!」




   (痛い…!



   誰か…助けて…)




    「さ〜て、



   今からあんたの顔を




    アレンジしちゃお〜と!」




    「…ぇ…。」




    すると風李はペンを近づけた。




   澪は抑えられてる。動けない。




    ・・・と、その時!!!




    「もうやめて!!!!!」



     (・・・?)






    「!!!!!!!!!!!!」




    誰かの言葉にみんなは



    動きを止めた・・・。




   一番驚いたのは風李だ。




   「誰?今言ったの。



    出てきなさいよ!」



      ザワザワ———




    「・・・私だよ。」




    風李の目の前に現れたのは・・・































       美亜だった・・・。


        —つづく—    


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