社会問題小説・評論板
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- 救世主は笑った((違うところで書き進めます
- 日時: 2011/09/19 10:24
- 名前: 臨 (ID: gp9wpgoS)
始めまして!臨です!
イジメ小説は初めてですので頑張ります!
俺が伝えたいことを伝えられるか分かりませんが
できるだけ伝えられるように頑張りたいです!
注意
・荒らしはやめてください!
・喧嘩しにきたってかたもやめてくださいね
・これはフィクションです
・暴力表現、流血表現も入ります
・恋愛とかもありかもしれません
・小説は下手です・・・
上のことがOKな方のみよろしくお願いします!
キャラ
‾‾‾
>>3 主要人物
風見 日和 KAZAMI HIYORI
紅雀 聖弥 KUJYAKU SEIYA
市松 姫 ITIMATU HIME
宍戸 蓮 SISIDO REN
風見 柚李 KAZAMI YUZURI
紅雀 陽奈 KUJYAKU HINA
ストーリー
‾‾‾‾‾
>>4 救世主は誰ですか?
>>5 救世主は変な人
>>10 救世主はそこにいた
>>13 救世主→悪魔
>>14 救世主さんはやっぱりメシア
>>17 救世主なんてただの弱虫
>>20 救世主は必要ないよ
>>21 救世主を助けたい
>>23 救世主になりたかった
>>24 救世主、困る
コメントをくれた神様
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
・ィワさん
・雅☆さん
・発戸さん
- Re: 救世主は笑った((題名変えました ( No.13 )
- 日時: 2011/09/11 20:36
- 名前: 臨 (ID: QrFqqwfB)
〜4話〜SIDE HIYORI
「えーっとぉ・・・・紅雀聖弥でーす。
電車に乗り間違えて遅れちゃいましたー」
てへっなんて言って舌をぺロッとだす救世主さんこと紅雀君
女の子は黄色い声をあげ、男子は嫉妬交じりの視線を送る
それにも関わらずにこりと笑い直しよろしくーと声を出す
席はきっと一番後ろの島根さんの隣
それに気ずいた女子数名は島根さんを睨む
対して島根さんは勝ち誇った笑み
「じゃあ、紅雀君の席は島根さんの横ね」
「後ろの?」
「えぇ」
やっぱり予想通りで・・・
なんだか寂しいなと感じた
「せんせー」
「何かしら?」
「俺、目ぇ悪いんだ」
「あら、困ったわね」
「でしょでしょ?」
にへらっと違う笑みを浮かべる
困ったように繭を潜めた笑い方だ
「じゃあ、風見さんの隣の鈴木君が島根さんの隣ね」
「じゃ、俺そこ?せんせ」
「えぇ」
鈴木君が島根さんの隣についたと同時に
紅雀君が私の隣についてよろしく〜と手を二三回振る
その後に襲ってきた寒気
後ろを見ると半数の女子がこっちを睨んでいた
* *
放課後
「あんた、聖弥君の隣なんてむかつく」
「ウチの隣だったのに・・・」
不条理だ
私はまったく悪くないはずなのに・・・
それなら紅雀君と先生に文句を言ってほしい
と、反論したところで暴力がひどくなるだけだから言わないけど
考えているときに思いっきりお腹にけりが入り
むせこむ、それに少し戸惑う人も居たけど
島根さんは嬉しそうに顔を歪めた
ここは屋上で下手したら見つかるのに・・・
あ、それはなかった
この人達、鍵かけてたな・・・
「ぐっ!あっ」
「うわ〜唾吐いた〜汚〜」
クスクスと笑う島根さんと他の人達
それに合わさって聞こえた少し低い笑い声
島根さんたちじゃない
「唾?お腹けられたの?だいじょーぶ?
てかさー喧嘩なら、血ィ吐かせるまでが喧嘩だと想うんだよねー」
【救世主→悪魔】
((二ィッと笑った救世主さんがいた))
((この前の暖かい笑みじゃない、寒気がするような笑み))
(まぁ、どうみてもケンカじゃないけど)
- Re: 救世主は笑った((題名変えました ( No.14 )
- 日時: 2011/09/11 20:39
- 名前: 臨 (ID: QrFqqwfB)
〜5話〜SIDE HIYORI〜
二ィと笑った紅雀君
その表情に島根さん達も冷や汗をかいてるみたいで
少し後ずさる
「あぁ、怖がらないで。
俺は何もするつもりはないよー。ただ喧嘩なら混ぜてほしいな」
語尾に音符がつきそうなほど明るい声
だけど表情は救世主より悪魔
ははっと無邪気に笑う紅雀君に島根さんたちは逃げ出した
「あーれ?やっぱりただの弱虫か・・・
だいじょーぶかい?風見さん」
「えっあっ」
「ごめんな、ちょっと調子乗ったわ」
にへらとまた困ったような笑い方をする
それに笑い返すと頭を撫でられた
「蹴られたとこ大丈夫?血とかは?」
「大丈夫だよ…血もないし」
「そっか・・・それだけで良かったよ」
しゃがみこんでた紅雀君は立ち上がって
私に手を差し出す
久しぶりに触れた温かさに思わず頬があつくなる
「あのっ」
「ん?」
紅雀君が無理矢理私の手をとって立ち上がらせた後
さっさと歩いていってしまう紅雀君に声をかける
『ありがとう』小さくて聞こえるかわからなかったのに
へらっと笑って「何のこと?」と聞き返された
本当に嬉しくて次は涙が出た
【救世主さんはやっぱりメシア】
(ほらよっさっさと帰んぜ)
(・・・・・・・・)
(返事はぁ!!)
(はいィ!)
(それでよし)
- Re: 救世主は笑った((題名変えました ( No.15 )
- 日時: 2011/01/16 12:59
- 名前: 発戸 (ID: g8t52Hd5)
救世主様かっこよすぎます/////←ぇ?
やっぱ面白いですね!
何回見直しても飽きませんっ!!!!
あ。
これからタメでよろしいでしょうか(´・ω・`)?
良かったら返事ください^p^p^p^
- Re: 救世主は笑った((題名変えました ( No.16 )
- 日時: 2011/01/18 17:16
- 名前: 臨 (ID: fa4/7bJH)
>>発戸さん
こんにちは
タメですか?勿論OKですよ!
呼び捨ても勿論OKですよ!
発戸さんがくれる感想で俺の小説は進みますし!(とか言って遅いんですけどね、更新
何回見直してもおもしろいっていうのもすっごく嬉しいです!むちゃくちゃ狂喜してますw
- Re: 救世主は笑った((題名変えました ( No.17 )
- 日時: 2011/01/18 18:17
- 名前: 臨 (ID: fa4/7bJH)
〜6話〜SIDE SEIYA〜
風見さんを家に送った後
正反対の俺の家に帰る
なんで俺はここまで風見さんにやってるんだろ
そういう思いが込みあがってきて
答えを求めるように厚い雲に覆われた空を見上げる
今は夕方6時、夏はまだ明るいはずだけどな・・・雨でも降るか
「俺は何してるんだろーね」
違う疑問が頭を渦巻き
何をしたいのかもわからない
乾いた笑い声が通っていたトンネルに反響して
頭が痛くなる
「風見さん・・・・」
小さく呟いた彼女の名前はトラックの音にかき消される
彼女を何故助けたか・・・なんでだろうか?
体が勝手に動いていた、というのが正論
別に助けたいと思ったわけではない
ましてや、一目惚れなんかは論外だ
きっと・・・・・きっとなんだけど・・・・・
あの彼女の頬に伝う涙が
弱かった昔の俺と重なった
違う・・・彼女は弱くない
芯は通っていて、瞳には強い意志が宿ってる
俺は・・・・ただの弱虫
俺はマリオネット「あの人」に操られてる
目はいつも虚ろ、いつも空しか見てなかった
俺は泣くことしか出来なかった
「あの人」を救うどころか
自分さえも救えなかった・・・・お互いに壊しあった
俺はただ弱かった
【救世主なんてただの弱虫】
(ポツッと降ってきた雨)
(頬に伝い流れる)
(それを拭ったはずなのに)
(また雨が頬を伝う)