社会問題小説・評論板
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- 悲しき学校生活
- 日時: 2012/09/23 01:59
- 名前: 銀弧 (ID: Mt9DoeXY)
これは少し実話がまざっているお話です。
私がこのとき感じていた感覚などを書いたりしているので、ご注意ください。
この時点で駄目な人はUターンでお願いします。
安西 香奈 (あんざい かな)
小学五年生。
虐めを受けている主人公。
みんなからは暗いと思われているが、内心は明るいほう。
結構内心では毒はく。
西中 麻衣 (にしなか まい)
小学五年生
虐めのリーダー的存在
琴美 癒里(ことみ ゆり)
小学五年生。
他にも増えるかもです
- Re: 悲しき学校生活(半実話) ( No.4 )
- 日時: 2011/03/13 16:06
- 名前: 有希 (ID: ueXHoJNS)
来ました。
わたしも、ごみは置かれなかったけれど・・・
同じようなこと言われました。
でも、これを読んだらがんばれるような気がします。
絶対会わないけれど友達になりませんか?
- Re: 悲しき学校生活(半実話) ( No.5 )
- 日時: 2011/03/14 16:27
- 名前: 銀弧 (ID: NTjYMQnF)
有希様>>>はい、わたしなんかでよろしければ是非ともお願いいたします。
こんなもので元気づけられたならよかったです。
- Re: 悲しき学校生活(半実話) ( No.6 )
- 日時: 2011/03/14 16:48
- 名前: 銀弧 (ID: NTjYMQnF)
今日の実験内容は二酸化炭素についてだった。
やり方は、ビニール袋に息を吹いて、閉じた袋の中に石灰水を流し込む。で、石灰水が白く濁ったらその空気は二酸化炭素だっていう実験。
はぁ、かなりめんどくさいんだけど。こんなの絶対に白く濁るに決まってるじゃん。いちいちやる意味あんのかな?
ちなみに、私の班の人は男子3人、女子3人。
この女子の中の一人、
小田閑菜は私の保育所からの親友だった。
そう、だった。閑菜は私が三年生の時から私から離れていった。
理由は知らない。多分私が暗かったからだと思う。
私はその時何も言わなかった、言ったところでなにも変わらないと
そう思っていたから。もちろん、今もそう思っている。
ぼーっとしている内に班に一枚の袋が配られた。
これに息を入れろっていうことか、大方、私がやる事になるんだろうけど…。
だが、予想に反して閑菜がじゃんけんで決めようと言い出した。
他の人はぶーぶー言ってたけど閑菜に言いくるめられて結局じゃんけんとなった。
どういう風の吹き回しだろう…?
特に深い意味は無いのかもしれないけど、それでも私は少し、嬉しかった。この悲しいだけの時間のなかでの小さな小さな助け。
まぁ、閑菜にそんな気持ちがあったわけでもないだろうけど。
- Re: 人間って信じられるものですか? ( No.7 )
- 日時: 2012/02/14 23:38
- 名前: 銀弧 (ID: G1aoRKsm)
つまらない。
簡単に言えば、その一言だった。
本当はもっといろいろめんどくさい気持ちとか
ちょっかいだしてくるやつ等とかの反応がうざいとかあったけど
それ以上につまらなかった。
テンションの下がった理由はこれ。
私の落とした消しゴムを、閑菜が拾ってくれなかったのだ。
なんだ、そんなことかよ?って思うんだろうけど
結構私にとってはショックな出来事だった。
正直閑奈とは三年生以降はまったくといっていいほど
会う機会がなく仲がいいわけでもなかった。
でも逆に言えば悪いわけでもなく、ただの赤の他人で、
閑菜がいじめにいくとかそういったことはなかった。
だから、普通に消しゴムくらいは拾ってくれるだろうと、
とってくれるだろと思っていた。
まぁ、そんな期待をした自分が完全にばかだったんだけど。
予想通りというかなんというか、見事に拾ってくれなかったね、うん。
目の前にあったのに、数センチで届く距離にあったのにね。
本人は拾いたそうなのはよくわかった。
拾えない状況だというのも、すぐにわかった。
そう、閑菜は全然悪くない。
まわりのみんなが、ああいう目をするからできなかったんだと思う。
その場の空気が、そういう感じだったんだもん。
仕方ないよ。
むしろ、それで正しかったんだとおもっているよ。
なにも消しゴム一つでみんなからの評価を下げなくていいとおもうよ。
それがつまり、正解なんだから。
(でもやっぱり、なんかいやだなぁ)
- Re: 悲しき学校生活 ( No.8 )
- 日時: 2012/09/23 02:12
- 名前: 銀弧 (ID: Mt9DoeXY)
じゃんけんの結果、袋に息を入れる役目を担ったのは閑菜だった。
若干安堵の気持ちを覚えたが閑菜のちょっといやそうな顔を見て
少し罪悪感が芽生える。
そうだよね、いやだよね、皆の前でちょっと恥ずかしいんだよね。
やっぱりここは自分がやるべきだったのかなと思っていると閑菜は
配られた袋を手にすると少しの迷いの後その中に息を吹き入れた。
自分はとくにすることもなく、徐々に膨らんでいく袋を見てふと考える。
もし自分がこの袋のなかに息なんかいれたら、
絶対になにかしらの嫌がらせの言葉を浴びせられるんだろうな…。
そんなことを考える自分に思わず苦笑する。
なに自分からそんな後ろ向きなこと考えてんの。
閑菜だからこそ言われない言葉。
うらやましいって思ってしまって急に胸が痛くなった。
嫉妬なのか、自分よりも幸せな生活を送っている子に対しての。
(私って、嫌なニンゲンだなぁ)
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