社会問題小説・評論板

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*いじめ*〜私の過去〜とうとう完結だァァァ!!!
日時: 2011/10/11 18:05
名前: 愛歌 ◆zCS1o.kilU (ID: CFE7lDA5)
プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=mluYlyGkNk8&NR=1

テーマソング↑
初音ミクの歌です。あってないかもしれないけど…

初めまして。
愛歌です。
この小説は、ハッキリ言って、馬鹿作です。それでもよろしいのなら、
ルールです。

1、荒らしは禁止です。

2、恋人募集、ケンカ、他人を中傷、わいせつなどは禁止です

3、仲良くお願いします。

             以上です
登場人物>>9

地獄の始まり>>1理解できない虐め>>2
こう言うの「弱虫」>>3花蓮の恩人・解放>>6
冷たい目線の先は…>>7クズレハジメル>>8
決められた事>>10優奈の目線>>11
恐怖の歯車>>12悲しみの中の怒り>>13
〜ゴメンネ〜>>14

第2章 登場人物>>17 番外編>>26

第2章
楽しんでちょうだい>>15ターゲットの名は…>>16
優奈のせいで死んだんだ(由実が生まれ変わる時)>>18
私という私>>19誰にも言うんじゃないわよ…>>20
誰が作者?>>21受け止める真実>>22
『これから華麗なる復讐ショーを始めます』>>23
私の過去を…>>24明日が楽しみ>>25
表と裏の転校生>>27復讐ショーにようこそ>>28
優奈虐め休暇>>29莉衣目線の虐め>>30
頭が…>>31白い天井の保健室>>32
「誰だよコイツ!」>>33『キスだけど?』>>36
誘拐?はぁぁ!?>>37花蓮の過去>>38
暗い倉庫…>>39気が済まないの!>>40
「こうでなきゃぁぁー!」>>43
優奈との出会い〜正体を明かすとき〜>>46
すべてが戻っていく気がした>>47









〜最終回〜
「アタシには幸せという道があるから…」>>48



ついに完結しました!
誠にありがとうございましたぁぁ!!

Re: *いじめ*〜私の過去〜参照200ですか!? ( No.28 )
日時: 2011/08/27 12:54
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY (ID: CFE7lDA5)

「入ってきて」

ガラリ。

「わァ…」

入ってきたのは、なかなかの顔立ちの女の子。

「は、初めまして!仲伊 爾湖瑠です!」

へ〜、綺麗な子じゃない。

薄黒のふわふわヘアーにほっそりとした足。

ウエストも細くて、白い肌。小顔の顔のパーツはなかなか。

≪わー…可愛くない?≫≪めっちゃ可愛いじゃん≫≪爾湖瑠だってー≫

爾湖瑠ちゃんは、可愛い笑顔を作った。

しかし、そのザワザワを未刊が一瞬にして止めた。一言で…

「ふん…玲奈の方が数倍可愛いぜ。」

≪!!!≫

シーン…教室は一瞬で凍った。

爾湖瑠は未刊を見た後、隣にいる私を見た。

驚きの目ではなく、冷たい目つきだ。

「ちょっと、未刊、何言ってるのよ…」

ヒッソリと未刊に言うと

「だってそうじゃねーか。所詮、あんな奴可愛くもねぇ」

爾湖瑠は冷たい顔で私の目の前ににやってきた。あら?

皆は、美女二人がにらみあってるのをずっと見ていた

もちろん、私は睨んでないわよ?

「ちょっと!何言ってるの!?私の方が断然可愛いわよ!!」

と言って、ドン!と押してきた。

「おい!てめぇ!」

あーもー…未刊はデリカシーないんだから!

私が、未刊の前に手をそっと伸ばした。

「いいわ。ここは私が行くから。」

そうゆうと未刊は黙った。だけどまだ爾湖瑠をにらんでいる

前に出て、冷たく言った

「へぇ?今のは裏の顔かしら?さっきの顔はどうしたの?」

腕組をしながら、言う私

「あ…!このぉッ…!」

バシン!爾湖瑠は私の方を叩いた。皆驚きの顔をしている。

あら、久しぶりだわ。叩かれたの。

≪うわ!あのコ…玲奈様を叩いたよ!≫≪終わりだね…!≫

皆コソコソという。だけど爾湖瑠には聞こえてないようだ。

私は未刊と由香里に言った。

「こうなりゃ…ねぇ?未刊。由香里。」

「ああ…そうだな」

「そうですねえ。」

私は一歩前に出た

「何よ…!ヤル気!?」

「いいえ。別に?」

「はぁ!?」

爾湖瑠が口答えしたその時!

「やめろ!爾湖瑠!」

莉衣が思いっきり叫んだ。

皆莉衣の方を見る

「へ?」

爾湖瑠が莉衣の方を見た

「アタシは杉山 莉衣。玲奈様に口答えはよせ!」

へぇ、莉衣、玲奈様何て呼んじゃってる…

「はぁ!?アンタ、この女の味方なの!?」

「そうよ。」

私が話す。

≪!!!≫

「アンタ意外、皆私の味方なの。そうでしょ?」

皆の方を向いた。そしたら、

「そ、そうだ!アタシ達は玲奈様の見方だ!」

「そーだそーだ!」

爾湖瑠は驚いている。

ふふふふふ…

え?許したかって?許すわけないじゃないの。

爾湖瑠を、可愛がってから、学校中で虐めるの。

「ちょっと待ちなさいよ!どう言う事!玲奈ってヤツ!
 名前を教えなさい!!」

爾湖瑠が私に指さして言う

≪うわぁ〜…終わりだね…≫≪カワイソ…≫≪自業自得だよね…≫

「私?後悔ししてもいいのかしら?」

「いいからさっさと教えなさいよ!」

「私の名前は 塔ノ崎 玲奈」

「!!!!!!」

爾湖瑠は腕を下ろして、床に座り込んだ

「あ、の…新聞にも載っていた塔ノ崎グループの養女…?」

「そうよ。」

「あ、う…ああ」

「だから言ったじゃない。後悔しても知らないって」

ニッコリと笑った。

どうやら、彼女もだ。



【復讐ショーの会場に足を踏み入れてしまったようだ。】

Re: *いじめ*〜私の過去〜参照200ですか!? ( No.29 )
日時: 2011/08/27 12:44
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY (ID: CFE7lDA5)

「あ…ああ…」

まだ爾湖瑠は座りこんでいる。

教室は一部コソコソ。一部シーン…

私は口を開いた。

「優奈虐めもあきてきたし…。爾湖瑠を虐めようかしら」

教室が騒ぎだした。わかっている結果だ。

≪やっぱり〜?≫≪でもさー、虐められなくていいじゃん?≫

すると、未刊が驚きの顔をして言ってきた

「いいのかよ?優奈をいじめないで。」

「そうですよお〜…楽しくないですう〜…」

あら?未刊と由香里ったら、ちゃんと話ぐらい聞きなさいよね。

「誰が、『優奈虐めを完璧にやめる』何て言った?休暇よ。休暇。」

「そうゆうことか。」

「さすがあ〜、玲奈様あ〜」

私が爾湖瑠のところに行って腕を組んだ。

「な、何よ!」

「あら?ターゲットのくせに偉そうな口ね。優奈の方が断然偉いわ」

これは楽しませてくれそうね…

「莉衣!麗!雨琉留!」

大声で3人の名前を呼んだ。3人とも元部下だったが

【いまだけは】部下だ。

「はい!」

「なんでしょ!?」

「はぃぃ〜!」

3人とも席をガタンと立った

「爾湖瑠に私の事を説明さしておいて。何も分かってないみたいだから」

≪はい!!≫

「行くわよ。未刊・由香里」

私は、教卓から下がると、教室を出た

「あ、おい!」

「まってえください〜」

由香里がドアを閉めて私の後を二人が急いで追いかけてきた。

「おい!どうして、今日から虐めないんだ!?」

「そーですよお〜。」

私は、立ち止まって、クスリと笑いながら言った

「今日は、虐めの怖さを、説明で味わってもらうの。3人のね……」

〜教室〜(目線を変えて莉衣)

ピシャン!

はぁ、玲奈様は何考えてんだろ?

「麗、雨琉留。行こ!」

「あ、うん。」

「ハイ…」

爾湖瑠のところに行くと、

「な…によぉ!」

キツイ目でキッと睨むと

「アンタ…玲奈様を殴るなんていい度胸ね!!」

と、腰に手を当てて言った。

「そうよ!玲奈様を何だと思ってんの!?」

「玲奈様を怒らせちゃダメなんですよ…もう遅いですけどね…」

二人も言いだす。

「何よ!所詮あんな女怖くないわよ!」

ちぃ…!しょうがない…

「麗・雨琉留。コイツの腕をつかんで」

「わかった。」

「ハイ…」

ガシッ。

「ちょっと!離しなさいよ!」

左の腕に麗。右の腕に雨琉留が掴んだ。

「付いてきて。」

「OK。」

「ハイ…」

ズリズリと引きずりながら教室を出て行く。

玲奈様を叩くからでしょ!自業自得じゃん!

「離しなさいよ!!」

廊下に大声が響く。他のクラスにも聞こえてるよね!

「いいから!早く連れてきて」

「うん。」

「ハイ…」

二人が力を強くして引きずっていく。

「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

この声聞きあきちゃった!

ドアを開けっ放しで教室を去った。

Re: *いじめ*〜私の過去〜参照200ですか!? ( No.30 )
日時: 2011/08/27 13:54
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY (ID: CFE7lDA5)

〜まだ莉衣目線〜

「きゃ!」

麗と雨琉留が突き放した。

爾湖瑠を体育館裏まで連れて来たよ〜!

爾湖瑠の近くまで行って、腕を腰に当てて行った

「アンタ…自分の状況わかってる?」

「何がよ…!」

「しょうがないわね!玲奈様の事説明してあげる」

そう言って口を開いた

「あの人、塔ノ崎 玲奈様は学校の女王なの。」

「女王…?」

「そう。クラスを支配してるし、学校も支配してる。」

「嘘…」

「ホント。知っての通り、今は県一番のお金持ちの娘
倒産の危機に陥ったけど、奇跡的に復活。前より大手に。
それは知ってると思うけど?」

「うん…知ってる」

「あの人はね、自分に何かしたらターゲットにするよう命令するの。
で、前は瀬名野 優奈って言う女子をいじめてたけど今回はアンタに切り替え」

「え…??じゃあ、それって…」

「クラス・学校中。それか県から虐められるの!!」

「あ、そん、な…」

「転校しようって無駄。玲奈様のお父様は他の県のほとんどの学校の
 校長とも仲がいいの。玲奈様が頼めば転校拒否されるから」

「嘘…嫌だぁ…」

「アンタはターゲットなの!」

爾湖瑠にビシっと指をさして言った

「そん…な…」

爾湖瑠の顔からは涙が何粒も出てきていた

爾湖瑠の涙顔を見ると何故かスッとした

そこに、雨琉留が息切れをしながら走って来た

アレを持って。

「持ってきました〜…」

あ、来た来た。待ってたよー!

「ハイどうぞ…はぁはぁ」

「ありがと!」

雨琉留が持ってきたのはロープ。

「何する気…!?」

爾湖瑠は後さずりした。

「何って…ターゲットだから苦しめなきゃ♪」

ロープをピンと張った。

「え…!ヤダぁ!いやぁぁぁ!」

爾湖瑠は立ちあがって走りだした

「あ!逃げた!麗!捕まえて!」

「おっけ☆」

麗は爾湖瑠の体をガシッと掴んで自分の足で爾湖瑠の足を引っ掛け

そのまま、バランスが崩れた爾湖瑠の体をしっかりと馬乗りして

押さえつけた。

「おお!さすが麗!」

「かっこいい〜…」

「えへへ!」

そして、爾湖瑠を麗と雨琉留が抑えつけて、アタシが爾湖瑠の

体をロープで頑丈に縛った。

「離してぇ!!ヤダぁ!!」

ウルサイ…

「麗!何か持ってない!?」

麗は日頃からいろんなものをポケットに詰め込んでいる

その数は大量で、とても一つのポケットに入ってるとは思えない

「え?う〜ん…」

ポケットからガサガサと探し出す麗

「ああーー!助けてぇーー!」

「早くして!!」

「ちょっと待ってってば…あった!ガムテープでどうよ?」

麗が取り出したのはガムテープ。

「さすが!麗最高!」

ガムテープを奪い取って適度なサイズに切り取った

「いやぁぁ!やめてぇ… ムグ!」

爾湖瑠の口にはりつけた。どんなもんだい!

「あはは!最高!」

笑い転げた

「んぐー!ふぬふぬー!」

あーでも…

「でもまだうるさいよ?どうする?」

「そうだよね。これじゃあ誰かにバレル…」

二人で悩んでいたら雨琉留が言った

「じゃあ…今は使われていない汚いプールの倉庫に閉じ込める…?」

実は、学校にはもう8年ほど前から使われていない汚いプールがあった。

「おおー!賛成!早く連れてこ!」

「うんうん!」

「ハイ…!」

爾湖瑠を持ちあげた

「ふんぬー!ふぬーーー!!」

〜プール(汚い)〜

ギィィィ…

「うわ!臭っ!?」

「汚れてるし…!」

「真っ暗ですよねー…」

倉庫には窓がないから光などない。

そして何より…

「寒ぅっ!」

マイナス3度はいってんじゃないの!?(そこまでいってない)

「じゃあ、とにかく、コイツを入れよ。かなり奥に…」

「あ、待って。いい事考えた。」

麗が言いだす

「何?」

「何ですか…?」

「あのさ、服脱がしちゃおーよ。」

おお!ナイスアイデーア!

「いいじゃん!その案賛成!早く脱がそ!」

「おk!」

「ハイ!」

3人は爾湖瑠の服を脱がし始めた

「ふぬー!ふぬふぬふぬーーーー!!」

3分後…

「出来た!これなら寒すぎるでしょ!」

「ふんぬーーー!」

爾湖瑠は下着だけになった。

「全部脱がさないの??」

「そーですよー…」

え!?全部脱がしたいの!?

「だって、全部脱がしちゃ、いくらなんでもなー…読者様に悪いし…」

「まったく!莉衣は甘いなー!」

麗は腕組をして呆れた顔になった

「そ・の・か・わ・り!倉庫の奥にあるロッカーに閉じ込めちゃお!」

「いいね!」

「賛成です〜…」

3人は、倉庫の奥にある、普通の大きさのロッカーを2分の1のサイズの

大きさのロッカーがたくさん並んである所に行った。

ガチャリ。と236番を開けた

「う〜ん、これくらいなら入るよね」

「うん。」

「ですよね〜」

3人は爾湖瑠をロッカーに入れた

「ふんぬーー!ふぬふぬー!」

すっぽり入ったしw

「って言うかさ〜、何で大きいのにしないの?倉庫に大きいのあるじゃん」

麗が聞く。

「へ?ああ、簡単簡単。大きいロッカーだと重心がドアの方にやると
倒れるじゃん?だから、もし誰か来た時に倒れて気付かれるかもだから」

「なる〜!莉衣頭いいー!」

「えへへ!!」

一応ちゃんと、虐めでも頭は使うよ?決まってるじゃん。

そして…

「じゃあね☆バイビ〜」

「ばいなら〜」

「さよなら〜…」

ロッカーに入った爾湖瑠にさよならを告げ…

バタン!ガチャリ!

ロッカーを閉めて、鍵もかけた

「おおー!寒寒…早く出よ」

「うん…寒い…」

「爾湖瑠の方が寒いと思いますけどねー…」

≪あははははは!!≫

倉庫を出て鍵を閉めた。一応、麗がいつも持ってる錠と鍵セットの錠を

かけた。そして、ドアに【絶対に立ち入り禁止!風邪をひきます!】

と書いた。これならオッケーでしょ。

「じゃ、もどろっか。」

「うん!」

「は〜い…」

あー!やっぱ虐めって最高!!!

Re: *いじめ*〜私の過去〜参照200ですか!? ( No.31 )
日時: 2011/08/30 13:36
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY (ID: CFE7lDA5)

次の日…

ガラリッ!

「っつぅ…」

昨日から頭が痛いの。大丈夫だけど。

「おい、大丈夫か?玲奈。」

「そ〜ですよお〜。大丈夫ですかあ〜?」

二人が後ろから心配そうに付いてくる。

「平気よ。未刊、由香里」

頭を押さえながらゆっくりと歩く。

イスに座って、足を組んだ。

良く見れば爾湖瑠がいない…

「もう…」

私はゆっくりとたち、莉衣と麗と雨琉留の所に行った

「莉衣、麗、雨琉留。」

「あ!ハイ!」

「なんですか!?」

「ど、どーか…しましたか…?」

3人は背筋をピンとただした

「爾湖瑠は…?何処へ行ったの?」

すると、莉衣が早口で答えてきた

「実は昨日、今は使われていないプールの倉庫に閉じ込めておきました!!」

んもう…早口はやめて欲しいわ。

「あら…そう…じゃあ…付いてきて…」

そして、ゆっくりと教室を出て行った

莉衣達も後を追いかける

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ガタン!錠を取り、扉を開けた

体が重い…さっきよりしんどいわ…

真っ暗で寒かった。今にも倒れそうだった。

「麗…爾湖瑠を何処へやったの??」

「あ、えっと…こっちです!」

ゆっくりとゆっくりと足を進める。息が荒くなってきた

「大丈夫ですか…?玲奈様」

莉衣が私の顔を覗き込んできた

「ええ…大丈夫よ…はぁはぁ…」

ゆっくりとゆっくりと歩いていたらロッカーがたくさんある所が見えた

麗は小走りし、一つのロッカーの前に立って指をさした

「ここです!」

物音一つも聴こえないから、少し心配だった

「カギを…開けてちょうだ……い」

グラリと立ちくらみがした

「玲奈様!!」

莉衣と雨琉留が支えてくれた

「ありがと…う。ゴホ!」

またゆっくりとたち、ロッカーの前に行った

そして、手をかけ…

「爾…湖瑠…」

バンッと開けると気を失っていた爾湖瑠がいた

「大丈夫…!?爾湖瑠…!はぁはぁ…」

体をさすったが、とても冷たかった

これは…大変…じゃないの…。

「はぁはぁ…保健室に…連れて行くわよ……」

と言って、爾湖瑠をお姫様だっこした

≪あ、ハイ!≫

3人は一気に返事をした

重い足で、扉に向かう…。ゆっくり…ゆっくり…

はぁはぁはぁ…クラクラする…

爾湖瑠を背負って、前へ…前へ…

莉衣が扉に手をかけ、ギイィと開けた。

冬なのに、真夏の様な太陽が体にあたった。

「あ…うう…」

まぶしい…苦しい…

目まいがする…

「玲奈様…?」

視界が薄くなってきた。

「う…うう…あ…」

スロモーショーンみたいに周りがゆっくりと見えた

体が左に倒れて行く……視界が消えて行く…

































ドサッ…












≪きゃあーーーー!!玲奈様ぁぁぁーーー!!!≫







何も聞こえない…


























































Re: *いじめ*〜私の過去〜参照200ですか!? ( No.32 )
日時: 2011/08/31 11:13
名前: 愛歌 ◆mkSlAKVcCY (ID: CFE7lDA5)
プロフ: http://www.youtube.com/watch?v=jYkoYepbpls

〜優奈の目線〜

また今日も学校休んじゃった…

「明日は行かないと怒られる…はぁ…」

どうせ虐められるんだもん。行きたくないよ…

ベッドに寝転んで泣いた。

私はケータイを開くと裏学校サイトを検索。

「はぁぁ〜…ん?何これ?ローリンガール?」

そこには、一人の人の書き込みで

—————————————
===========
8時40分 梨香
===========
ねー!アタシさ、
ローリンガールって言う音楽が大好き
なんだ!皆も一度聞いてみてぇ*
めちゃめちゃいいから
—————————————

「へぇ??」

書き込みの参照を押すと、三日月がたくさん並んでるような画面が

出てきた。(ローリンガールは参照です)

≪ローリンガールはいつまでも♪届かない夢見て♪≫

聞いたら、何かすっとした。

歌ってる子も可愛い声。

「なんか、カッコイイ…」

でも…ローリンガールの歌詞の意味って何だろ?

良くわかんない…

そう思って、検索。

「あ、出てきた…」

そこには、酷い文字が並んでいた

「自虐待」・「いじめ」・「崖から落ちる」

見ていてぞっとした。

背筋が凍った

「こんな意味があるの…?」

ケータイを落として身震いした

「でも…いじめってあってる…私と…」

少し、気持ちが解る気がした

でも…!こんな風にあきらめたくない!

私はベッドから降り、自分の部屋を出た

急いでリビングに行き、リビングに滑り込んで叫んだ


「お母さん!!私、今から学校行きたい!!!」


〜その頃の学校〜(玲奈目線)

「ん…」

ココは…?真っ白い天井。

横を見るとずらりと並ぶ白いパイプベッド

薄緑色のカーテンが風に揺れて光っている

ココは…保健室ね…

「でも…どうして…?」

グッと起き上がった

その時、頭がズキンと痛くなった。

「あ…っつぅ…!」

そうだわ。私…プールの倉庫から出た時に倒れたんだわ

横をまた見ると、私のベッドの隣に爾湖瑠が寝ていた。

倉庫から出て来たときのように下着だけではなかった

「はぁ…。ん?」

良く見ると、目の前にソファが2・3個あった

そこに未刊と由香里が座っていた。

保健の先生はいなかった

「未刊…由香里」

「!! 玲奈!大丈夫か!?」

「ええ。大丈夫。」

「心配しましたあ〜。よかったですう〜」

「ありがとう。もう平気」

ニッコリと笑った。

ズキン…痛っ

「どうした…?大丈夫か?」

未刊が顔を覗き込んできた

「大丈夫ですかあ?」

由香里も顔を覗き込んできた

「ええ。大丈夫…。まだちょっと頭が痛むけど」

「そうか。何かあったら言えよ」

「うん。」

そう言えば…

「ねぇ、誰が運んできてくれたの?莉衣達?」

すると、未刊が頭をひねらせた。

「確かなぁ〜…莉衣達は、爾湖瑠を抱えてきてたぞ」

「未刊様って、保健委員ですからねえ。」

「ああ、しかも今日当番だったから保健室にいたんだよ。
 その時に、莉衣達と黒髪の背が高い男子がきたんだよ。
 莉衣達が爾湖瑠を抱えてて、黒髪が玲奈を姫だっこしてた」

誰かしら?

「すんごおーく、かっこよかったんですよおー」

「カッコイイ…?」

そんなの知らないわ?

「まさに、玲奈とミスマッチッて言う感じ」

「玲奈様とあまりにもあってたからあ、彼氏さんかと思いましたあ」

彼氏…?いないわよ!

「まぁ、誰でもいいぜ。玲奈が無事なら」

「うん…」

キーンコーンカーンコーン

「あ!ヤベ!授業に遅れる!行くぞ由香里!」

「はいぃ!」

「あ、待って!私もいかなきゃ…」

ベッドを降り用としたら未刊に突き飛ばされた

「バカ!寝とけ!」

「え?でも…」

「まだ、回復してないでしょお?また倒れたらあ…由香里ぃ…」

由香里は涙目になった。出た!必殺!由香里theうるうる!

「…わかったわ。でも、お願いがあるの。」

「なんだ?」

「昼休みに莉衣達に来てもらうよう言ってくれる?」

「ああ。わかったぜぇい!」

ハイテンション…;

「それじゃあ!またあとで見に来る!」

「ええ。」

「行くぞ!由香里!ブサ先に一発やられるぞ!」

「はあい!」

「じゃあな!玲奈!またあとで」

パタパタパタパタ…

未刊と由香里は靴を履き替えて廊下を走って、二人の足音は消えた

ポツン…

一人;ω;

「はぁ。暇だし、寝ようかな?」

そう言ってベッドに寝転んだ。


数分後…てんてんてんて〜〜ん♪


「すぴ〜…むにゃむにゃ…」

爆数中;(すんげー)

すると、ガラリとドアが開いた。

人影は玲奈のベッドの前まで来た

「すーすー…」

『…………』

人影は玲奈の上に、腕をたてて乗った

ドス…と、低い音が鳴る

『……きづかねーとか…どんだけ天然なんだよコイツ』

カッコよくて甘い声が保健室に響く

「ふにゃふにゃ…にゃあーー”!」

足を思いっきり上げた。

予想通り人影に当たる。

ドガ!

『うげ!』

人影はベッドから落ちる。

そのまま、気絶w



☆マメ知識☆

(玲奈は寝ているときに自分の力がコントロールできないのである
だから、玲奈が寝ているときに近寄るのはやめた方がいい)


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