社会問題小説・評論板

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助けたい—でもできない
日時: 2011/08/09 14:42
名前: 由希  ◆Cxhpv4J8/o (ID: zjy96Vq7)


駄作・駄文世界一の由希です^^;
荒らし、なりすまし目的の方は戻るをクリックお願いします。


          プロローグ


もうやめて——わたし、知ってるよ?

あなたが本当はそんな人じゃないってこと——

そう、人をいじめるような——————

これ以上罪を重ねるのはもうやめて。

いじめがどれだけ虚しいことなのか、もう一度わかって。

復讐なんて意味がないよ

また、仲良くしようよ。三年前みたいに——————


        プロローグ終了 


    

Re: 助けたい—でもできない ( No.3 )
日時: 2011/08/09 15:18
名前: 由希  ◆Cxhpv4J8/o (ID: zjy96Vq7)


*ミッキーXさん*

ありがとうございます!
まさかプロローグだけでコメがいただけるとは・・・Σ(○д○ノ)ノ

Re: 助けたい—でもできない ( No.4 )
日時: 2011/08/09 15:43
名前: 由希  ◆Cxhpv4J8/o (ID: zjy96Vq7)


 第二話



「茉奈ぁ〜っ!ビッグニュース!」



「優生。どしたの?」



「今日っ転校生来るってっ。うちのクラスにっ。」


「茉奈、転校生ってキョーミない・・・」


「でもさぁ、どんな人来るか楽しみじゃん?」


「経験上、良い人が来たことないもん。全員悪い人。」


(トラウマか・・・茉奈は人と接するの、ニガテだもんね)


「はい。席について!今日は転校生来るから。」


おぉぉぉーという歓声。


「カワイイ女子か面白い男子がいいなぁ。」

という男子。

「明るい女子かカッコいい男子よね☆」

という女子。

つまりいい人ならだれでもいいってことか。



「はい。高城さん、入って。」


(たっ・・高城さん?!まさか亜樹なんじゃ・・いやそんな偶然ないか・・)



と、優生は思ったが、教室に入ってきたのは、亜樹子以外の誰でもなかった。



(ちょっ・・・ちょっと亜樹!この中学には若奈も凛も千尋もいるんだよ!?なのに、何でっ・・・)



「高城亜樹子です。よろしくおねがいします。」



感情のこもっていない亜樹子の声が、教室に響く。



そして・・・・・・



「うわあぁぁぁぁぁぁ!カワイイ!よっしゃ!」

亜樹子を知らない男子の声。

「あれ、高城?高城って入院してたんだよな?」

亜樹子を知ってる男子の声。

「わー、カワイイこだねっ。友達になれるかなぁっ。」

亜樹子を知らない女子の声。

「あれ、亜樹子だ。いじめられるって思ってないのかな。」

亜樹子を知ってる女子の声。



優生は何も言わず、驚きの表情のまま、亜樹子を見つめていた。


これから起こるクラスの問題を、亜樹子が作ってしまうとも知らずに————

Re: 助けたい—でもできない ( No.5 )
日時: 2011/08/21 18:16
名前: 結南  ◆XIcxIbyC92 (ID: lG2/Mifs)


放課後、優生と茉菜は亜樹子を呼び出した。


「亜樹子!どうしてここに来たのよ!!若奈がいるのに!それだけじゃない…千尋だって凛だって…なのになんで?!!」




亜樹子は、不思議そうな顔をして言った。



「若奈って…石川さん…のことですか?えっと、笹原さん。」



一端切ります

Re: 助けたい—でもできない ( No.6 )
日時: 2011/08/29 21:37
名前: 結南  ◆XIcxIbyC92 (ID: cSGMzERh)


はぁ!?優生はそう言いそうになった。


亜樹子の目は、完全に「初対面の人に何その態度」って感じだ。


「ちょっと待ってよ!私のこと覚えてないの!?」


「私は…小5の時に記憶を失いましたから……。」


「!?ねぇ、まさか亜樹…あの時…崖から突き落とされた時に記憶を失ったの…?」


「崖から…突き落とされた……?知らない…そんなこと…。でも気づいたら、病院のベッドの上にいた……。」



(そっか…そういうことだったんだね……。)


優生は、急に、亜樹子を突き落とした人が憎くなった。




「ね…ねぇ、優生。わたし…高城さんと話があるから、先帰って…。」



唐突に口を開いたのは、なんと茉奈だった。




「えっ…茉奈、亜樹と面識あるの?」



「……とにかく!どうしても!」






「わ………わかった…。」






「それじゃ、亜樹、茉奈、また明日。」





その時の私は知らなかった。




明日からは、今日のようには過ごせないということに—————






Re: 助けたい—でもできない ( No.7 )
日時: 2011/08/29 22:11
名前: 結南  ◆XIcxIbyC92 (ID: ikU4u6US)

優生が帰った後、茉奈が静かに言った。



「ごめんなさい。」





「え……?どういうこと………?」





「突き落としたのは…わたし…。」



「え!?」


亜樹子は混乱した。
(どういう…こと?つまりこの子が私を突き落として、
この子が私の記憶を…奪って…。
許せない許せない……許せない!)






「あなたを虐めてた主犯は若奈。石川若菜。
そのまわりに、凛や千尋がいた…。
若奈は、あなたを崖から突き落とそうと決めたけど、自分の手を汚すのは嫌だった。
自分の手を人殺しに使うなんて、嫌だった。
だから、他校のわたしを使った。
わたしは所詮、若奈のロボット。若奈のオモチャ。
わたしに、「いじめは絶対しない」って信念はなかったから……
言うとおりにしたの。」





「……っ!許さない!絶対許せない!明日から…あんたを虐めるわ!」







「そんな…い…や……。」





「何が嫌よ。私がどれだけあんたを虐めたって、その苦しみは、
私の苦しみを越えない。」









「そう…ですね……。」















ソシテイジメガハジマッタ————————


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