社会問題小説・評論板

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

魔法の粉〜憑かれた少女達〜
日時: 2012/01/17 22:50
名前: まちこ (ID: miRX51tZ)



クリック感謝です

まちこと言います!

この話は、『いじめ』じゃなくて『覚せい剤』などの薬物の話です

薬物などの種類の名前を間違えてしまったら教えて下さい!訂正します



プロローグ


サラサラ流れる白い粉…可愛い色の錠剤…小さな瓶に入ってる気体…

これらは、全て薬物…

一度使ったらもう、使わずには、いられない…

依存性が強いのだ…

ダメだとわかっているのに使ってしまう…

ほら、ココにもその魔法の粉に魅入られてしまった少女たちが…

その少女たちがどんな道を歩んでいるのか?

最後まで見届ける勇気は、ありますか?




プロローグ 〜完〜

Re: 魔法の粉〜憑かれた少女達〜 ( No.2 )
日時: 2012/01/18 23:33
名前: まちこ (ID: miRX51tZ)

第2話


不良が追いかけてこないのを見て走るのをやめた…

この余った時間どうしよう…

また、歩き始めた…街を進む人達は、大体働いている人だろ…

急がしそうにしている…

あたしは、つまらなくなった…そして、ふと思った…

家にこっそり帰れば親父に見つからないと…

思ったと通り親父は、気づいていなかった…

ほっとしてベットに横たわる…

そうするとなぜだか眠気に襲われた…

まぁ…このまま眠ってしまうのも悪くない…

あぁ…ずっと眠っていたい…

暗い闇の中…何もなくて自分が何者なのかわからない…

無…無…無…無…無…無…

全てがない…そんな世界に行きたいよ…

目が覚めると涙が流れていた…

窓の外は、もう真っ暗…

時計を指す針は、7時だった…

ヤバイ!!制服から私服に着替えて急いで家を出ようとした時、

親父が帰って来た…玄関の前であたしと親父は、会ってしまった…

「どこ行くつもりだ?」

低い声が玄関に響いた…

「…た、卵を…買いに…」

出任せを言ってしまった…

バシ

頬に衝撃がはしった…

「嘘をつくな!」

バレテいた…最悪だ…

「どうせ逃げようとしてたんだろ?」

親父に殴られて蹴られる…

痛い…痛い…

一方的すぎる…

だから、あたしは…

「あ、コラ!待て!!」

逃げ出した…

遠くへ行きたくて…

Re: 魔法の粉〜憑かれた少女達〜 ( No.3 )
日時: 2012/01/19 23:14
名前: まちこ (ID: miRX51tZ)

第3話


振り向くと親父の姿は、無かった…

どうしよう…もう、家には、帰れない…てか、帰りたくもない…

だから、人気のない公園に入った…誰もいなくて、シンとしている…

ベンチに座っていると…

「あ!昼間の中学生じゃん!」

昼間の不良がいた…

「どうした?こんなとこで1人?」

不良の2人組は、笑っている…

怖くなって逃げようとした…だけど…

「どこ行くの?」

簡単に捕まってしまった…

「逃げないでよ」

「少しだけ話さない?」

「嫌!嫌です!」

たまたま抵抗した時…手が不良の顔面に…

倒れこむ不良…

「…って……てめー!」

怖い…怖い…怖い…怖い…怖い…怖い…

殴りかかろうとする姿が親父と重なって見えた…その瞬間…体中の血を一気に吸い取られた感覚がした…

「…ご、ごめんなさい…ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…

「お、おい!大丈夫か?」

そう言われても怖くて怖くて返事ができずに謝り続ける…

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」

そのうちに意識が遠のいていく…なぜだろ?

なぜ、不良は、あたしのことを見て心配そうにしているのだろう…

なぜ…なぜ…?

わからない…わからない…わからない…わからない…

「おい!しっかりしろ!!」

遠くなる中で聞こえる声…

心配そうな顔が見えたのを最後に完全に意識を失った…

             

Re: 魔法の粉〜憑かれた少女達〜 ( No.4 )
日時: 2012/01/20 21:13
名前: まちこ (ID: miRX51tZ)

第4話



目が覚めると公園じゃない室内にいた…

どこかの店の裏側らしく賑やかな音が少しだけ響いてる…

あたしが寝ていた場所は、ソファーの上だった…

そっと起き上ると声をかけられた…

「…大丈夫か?」

さっきの不良の一人だった…

髪は、金髪に染めてあり胸元には、銀色の十字架のネックレスが掛かっていた…

「はい…もう、大丈夫です…すみませんでした…」

そう言って立ち上がろうとした時…

ドアが乱暴に開いた…

「おう!目が覚めたか?」

この人は、あたしが殴ってしまった人…

丸刈りで耳にピアスが開いている…

顔には、絆創膏が貼ってある…

「あの…さっきは…ごめんなさい…」

「まぁ…いいってことよ…こっちもちょっと乱暴だったからな」

そう言って笑って話す…

「ところでさぁ、自己紹介まだだったよな?俺は、洋介でこっちの丸刈りが、東間よろしく…」

「よろしくな!」

「え…っとあたしは、美野里って言います…」

「へぇ〜そうなんだ〜」

「…で…質問なんだけど、何であの時間、街ぶらついてた?普通、なら家にいる時間だろ?」

「それは…」

「今日の午前中だって…」

「まぁ…確かに言われてみれば…」

東間が考えながら言う…

「もしかして…家で何かあった?それとも学校?いじめか虐待か…どっち?」

洋介は、鋭い目つきをしていた…

「洋介!美野里ちゃん怖がるって…」

東間が焦りながら言うけど洋介は、聞いていない…

「…どっち?」

「それを聞いてどうするつもりですか?」

聞いてみた「そうだね〜」金髪の髪をかき上げて耳元で囁いた…





















                                助けてあげるよ…その地獄から…」






顔をあげると洋介は、笑っていた…

「ホント?」


洋介は、静かに頷いた…

あたしは、毎日が苦しくて仕方がなかった…

だけど、救いの手が差し出された…

それは、白い天使の物ではなく黒い悪魔の物だった…

そして、そのことを知るのは、もう少し先だった…



Re: 魔法の粉〜憑かれた少女達〜 ( No.5 )
日時: 2012/01/23 18:48
名前: まちこ (ID: miRX51tZ)

第5話


学校に行かなくなって1月…

久しぶりに学校に来た…

「久しぶりの学校ってドキドキするなぁ〜」

独り言を言いながら教室に行く…

教室では、楽しそうな声が響いている…

そっとドアを開けて、そっと自分の席に着く…

ヒソヒソヒソヒソ

「あの子学校来たんだ〜」「そうだね〜確か1カ月来てなかったよね?」「何で来たんだろ?」「さぁね?」

聞こえる声は、無視した…

そうして、そのままホームルームは、始まった…

窓の外を見ると、私が昨日いた場所がわずかに見えた…

ぼんやりと昨日のことを思い出す…


洋介は、頷いた後に言った…

「あたしを…助けて…ください…」

洋介は、二コリと優しく笑い「もちろん」そう言った…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ここで切ります

中途半端ですみません

見ている人がいたらすみません

Re: 魔法の粉〜憑かれた少女達〜 ( No.6 )
日時: 2012/01/27 22:38
名前: まちこ (ID: miRX51tZ)

第5話続きです

ポケットの中の物の感触を確かめる…

そして、一人のクラスメイトに話しかける…

「ねぇ…あのさ…良かったらこれ…」

そう言って差し出す

ピンクの飴玉…

これには、覚せい剤が入ってる…

最近では、薬物乱用防止教室とか言って、薬と言うキーワードに敏感になってきている…

だから、知らぬ間に薬を摂取していれば…

この子たちは、あたし抜きでは、ダメになる…

これを考えたのは、洋介だった…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


Page:1 2



小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。