社会問題小説・評論板
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 涙のカケラ
- 日時: 2012/06/04 16:12
- 名前: 侑李@優しい子コメくだちぃ♪ (ID: /gSTfiqf)
゜*。(o'∀')b。*゜こんにちは♪
また小説書くのかコイツー才能ねえのになぁ。
ハイ!知ってますwでも書くのです!
あと荒らしやめてください!
荒らされると引きこもりますよ←
それではイジメとか初めてなので下手かもしれないですが見てください!
「学園王子と普通の女子高生」もよろしくです♪
※もしコメくれる優しい人はタメでお願いします☆
- Re: 涙のカケラ ( No.11 )
- 日時: 2012/06/20 07:37
- 名前: 侑李@優しい子コメくだちぃ♪ (ID: /gSTfiqf)
ガチャ…
家の扉を開ける。
ガキンッ
「え!?」
扉は内鍵がかかっていて家に入れない。
「お母さん!!」
ピンポーン…
ピンポーン…
出ない。
でも人はいる。
男の人と女の人の…声。
「いいのかい?娘さん帰って来たんじゃないのかい?」
「いいのよ。あんな出来損ない…それよりアナタと二人でいたい」
…え??
何…?
何が起きてるの?
お父さん…?
お父さんが帰って来たの…?
ううん。
そんなことあり得ない。
だってお母さんはお父さんが大嫌いだしお父さんも…春芽さんの…。
ッ…
ダッ…
アタシは逃げた。
「ハァッハァッ…」
…でも当たり前だよね…。
だってお母さんとお父さん離婚してんだもん…。
「…グスッ…」
アタシは独り暗い街を歩いた。
- Re: 涙のカケラ ( No.12 )
- 日時: 2012/06/24 17:53
- 名前: シェルチョコレート (ID: e65Hbqlh)
4回目のコメです!しつこくてすいません!←
此方の小説も切ないですね・・・!
けど侑李さんの小説はそういうところが好きですよぅⅴ
お母さんと一緒に居た人は、如何いう関係なんでしょうか!
続きが待てそうにないですねっっっ
如月さん滅茶苦茶良い人じゃないですかー!
花奈ちゃんにも頑張って欲しいです!!!
この状況から如何いう展開になっていくのか・・・!
更新待ってます!
また来ますね**
- Re: 涙のカケラ ( No.13 )
- 日時: 2012/06/25 07:53
- 名前: 美愛‐Mia- (ID: /gSTfiqf)
>>シェルチョコレート様
しつこくないですよぅ〜嬉しいでっす!
ウチ切ない話しか書けないので…(;^ω^)
好き…?やっば嬉しいです(*ノωノ)キュン♪
お母さんね〜一体誰でしょう←考えてないw
続きはWEBで((殴
如月さんですね〜w裏あり設定にしようかと思ったけどやめました←
花奈ちゃん慰めてあげて下さいな〜☆
さぁさぁどうなってくのかお楽しみですよ〜((黙
シェルチョコレート様を待たしてはならぬっ!!
更新頑張ります〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪
- Re: 涙のカケラ ( No.14 )
- 日時: 2012/07/03 21:57
- 名前: 美愛‐Mia- (ID: /gSTfiqf)
「…はあ…」
夜の街は明るい。
街灯、キャバクラ、ホストクラブ、バー、コンビニ、パチンコ、ホテル…。
沢山の明かりでまるで朝。
街は眠ることを知らない——。
そして眠らない街に独り眠れないアタシ。
「ギャハハッ!」
ビクッ…
帰りたい。
ううん違う。
帰る家が欲しい。
暖かく『おかえり』と言ってくれるお母さんが欲しい。
「…うぅ…」
周りには帰る家があるのに帰らない人達の塊。
「ッ…」
「あれぇ〜!?…ック…お嬢ちゃ…ん一人ぃ〜?…ック」
うわ…お酒臭い。
「おじちゃん…と…ック…いいとこ行こぉ〜」
「…や…いや」
「いいじゃ〜ん。家…帰らないんでしょ?」
「ッ…!!!」
グイッ…
汚い。
「嫌だ!離して」
振り払おうとするが力が強くて振り払えなかった。
「うあああああッ!!!!!!!!」
…汚れた。
…汚れた。
せっかく生きる希望を見つけたのに。
こんな身体じゃ生きてく意味なんてない。
「うぁぁッ…うっ…っうう」
涙が止まらない。
もう…嫌だ。
辛い。
辛い。
ごめんね恵里。
ばいばい———。
明るい街。
そこを抜ければすぐに波の高い海。
青く綺麗な海。
そこにアタシの汚れた身体を投げる。
海を汚す。
ごめんなさい。
でも…もうこうすれば楽になる。
もう充分頑張ったよね…?
だからいいよね?
アタシは冷たい海に足を入れた。
- Re: 涙のカケラ ( No.15 )
- 日時: 2012/07/04 17:39
- 名前: 美愛‐Mia- (ID: /gSTfiqf)
ジャバ…
「冷たッ…」
暖かくなってきた季節とはいえ夜の海は冷たい。
まるで人間の心のようにー…。
真っ黒な空にはキラキラ光る星々。
そして真ん丸な満月。
そういえば空なんて見るの久しぶりだなぁ…。
いつも下ばかり見てたに等しいし…。
この世界から消える前にしっかり見ておこう。
「…ッ…」
何で?
何で…消えることを考えただけで涙が出るの!?
アタシは涙を隠したいから深い深い海に走った。
バシャバシャ…
「やめてッ…」
腰までの深さに達したとこだった。
誰かの叫び声。
グッ…
「きゃッ!?」
誰かに抱きしめられた。
「ハァッーハァッー」
「…愛莉?」
「…そうだよ…花奈」
「なんで…?」
「街で花奈の声が聞こえたから…探してみたらいなくて…でもずっとその場に居たら泣きながら走ってく花奈が見えたから追いかけたの」
「ッ…うぅぅぅ〜」
「ねぇ…死のうなんてやめよう?」
愛莉…。
「アタシ淋しいよ…ッ…うぅぅ…」
アタシのために泣いてくれる人なんていないかと思ってた。
でも…
「うぇぇぇ…」
ちゃんと居るじゃん…。
「ごめんねぇ…ごめんねぇ…愛莉ぃ〜」
ギュッー
さっきよりも強く抱きしめられた。
「アタシの家に来て」
「うん…」
その日は愛莉の家に泊まった。
でも愛莉は何も言わずにただ優しく包み込むように抱きしめてくれただけだった。