社会問題小説・評論板
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- 私はお姫様、妹は奴隷。
- 日時: 2012/07/31 15:35
- 名前: キャンディ (ID: YjRhtU7o)
- プロフ: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6551
私はクラスのお姫様。
何をやっても、皆が、言うことを聞く。
それで、生意気と思った妹を虐めた。
蹴ったり、殴ったり、した。
妹は泣く。涙をぽろぽろ流して。
妹は叫ぶ。助けるものはいない。
こんなに楽しいものだったんだね、「虐め」って…
△第一話 お姫様編 プロローグ△
小説本編 >>1 >>2 >>7 >>8 >>10 >>11 >>12
番外編 準備中
イラスト URLにて募集中
お知らせ
参照150突破記念☆人気投票を開催中です。
投票したい方や、投票の詳細は、この小説内の>>15 を参考に。
- Re: 私はお姫様、妹は奴隷。 ( No.13 )
- 日時: 2012/07/30 14:08
- 名前: 黒猫ミシェル (ID: y3VadgKj)
才能ありすぎです!!
続き楽しみにしています♪
- Re: 私はお姫様、妹は奴隷。 ( No.14 )
- 日時: 2012/07/31 10:18
- 名前: ひら (ID: YjRhtU7o)
あれ、この小説最新少ないのに参照100超え…と思ったら…
めちゃくちゃ面白い!
すごいですね!文才…
続き楽しみー!
- Re: 私はお姫様、妹は奴隷。 ( No.15 )
- 日時: 2012/07/31 15:04
- 名前: キャンディ (ID: YjRhtU7o)
参照150突破記念☆人気投票
なんとこの小説、開始22日目にして、参照150突破!
記念として、人気投票開始!
○該当キャラクター
柊 杏奈 女 ポニーテールで、よく可愛いと評判になっている。
柊 翔子 女 短めツインテール。たれ目。顔は普通の日本人顔。
鮫島 雪 女 ショート。美形。スタイルも良いモデル体系。
緒方 玲子 女 黒髪ロング。ごく平均的な体系、容姿。
草原 舞 女 天然パーマロングヘアー。背が高く大人っぽい顔。
○投票の仕方
----------------キリトリ----------------
参照150突破記念☆人気投票用紙
( )ちゃんに投票します。
理由は、( )
名前( )
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上の投票用紙をコピペしてお使いください。
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また、期限は、管理人の気が済むまでです。
締め切ったら、お知らせします。
また、( )内には該当する文字をお書きください。
よろしくお願いいたします。
- Re: 私はお姫様、妹は奴隷。 ( No.16 )
- 日時: 2012/07/31 15:52
- 名前: キャンディ (ID: YjRhtU7o)
じゃー
かちゃかちゃ
ごしごし
じゃー
翔子の皿洗いの音が静まり返ったリビングに響き渡る。
じゃー
かちゃかちゃ
ごしごし
じゃー
退屈だなあ、と、テレビをつけてみる。
…囲碁の番組
…相撲の番組
…ニュース
…音楽番組
ろくなものがない。テレビを消して、ベッドに寝転がる。
雪たちも、たいして面白そうもなさげにそこに転がっていた分厚い文庫本をただぱらぱらとめくっている。
じゃー
かちゃかちゃ
ごしごし
じゃー
時計の針が、ちょうど1時を指した。
やばい。こうだらだらしている内に10分立ってしまった。
とりあえず、ストレス解消のついでに翔子で遊ぶか。
翔子を背後から思いっきり蹴る。
「えっと、洗剤は…キャッ」
「キャッだって!きもっ!ぶりっ子じゃん?」
すると、雪たちものって来て、
「ぶりっ子むかつくー。そういうやつはこうしないと。」
雪が、お腹を思いっきり殴った。
「う゛…」
翔子は、苦しそうに低い声を上げた。
「こうもしないといけないね。」
玲子が、翔子の胸倉を掴んで、思いっきり地面に叩き付けた。
「ひっ…痛…」
翔子は、床に倒れたまま泣き始めた。
「もっとしないと。」
舞が、床に倒れた翔子を、思いっきり蹴り飛ばした。
「もう…ゆるして…たすけて…」
翔子は、ただ涙ぐみながら痛さに悶える。
これを何回か繰り返し、20分たったのち、また私たちはリビングでぐうたらし始めた。
同時に、翔子も皿洗いを再開した。
じゃー
かちゃかちゃ
ごしごし
じゃー
- Re: 私はお姫様、妹は奴隷。 ( No.17 )
- 日時: 2012/07/31 16:13
- 名前: キャンディ (ID: YjRhtU7o)
「かくれんぼ、しようよ。」
ふと玲子がそう言い放った。
「やろうか」
「やろうよ」
「やろう」
私と舞と雪が賛成の声を上げて、鬼ごっこが始まった。もちろん翔子いじめ中心のかくれんぼを。
とりあえず、私が鬼になった。
十秒数えて、家中を探しまくる。
怪しいと思ったのは、まず私の部屋のカーテン。
異様にふくらんでいる。中に何かが入っている。
そっと、中をのぞいてみる。雪だ。雪ちゃんだ。
「雪、みーつけた」
「ちぇー」
雪を見つけて、次に怪しいと思ったのは私の部屋のクローゼットの中。
明らかにガサゴソ鳴っている。
ドアを開ける。舞がいた。
「芸がないなぁー、ひとつの部屋に2人隠れているなんて。舞、みーつけた」
「あーあ。私2番目?」
で、次に怪しいと思ったのはリビングのドア。開くときに、ドアと連動して動いているのか、わからないが、1回笑い声が聞こえたのだ。
見ると…
「玲子、みーつけた。」
残るは翔子。そこらじゅうを探してみる。
すると、「いたよー!」とダイニングから叫び声が。
見ると、そこにいるのは机の下に隠れてた翔子。
「へぇ…こんなとこにいたんだ。さぁ、最後のお楽しみを始めましょうか。翔子、そこにしゃがみなさい。
翔子がしゃがむ。世にも間抜けな姿で。
これは私たちのかくれんぼ恒例行事。
「最後の人には、鬼の遊び道具になってもらいましょうか。」
私は思いっきり翔子の頭を踏みつけた。
そう、最後のお楽しみは、鬼が最後に見つかった人を踏みつけたり蹴ったりして遊ぶお楽しみ。見てるほうもやるほうも楽しい。
もちろんわざといつも翔子をビリにしている。
「う…こんなのあんまり…」
そう言って涙を流す翔子の姿は、とても、よいもの。