社会問題小説・評論板
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- さくら。
- 日時: 2012/09/16 21:07
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
■挨拶■
こんにちは。
うえってぃと言います。
亀更新ですが、よろしくお願いします!!!
■目次■
プロローグ>>1
第1話>>7
第2話>>8
第3話>>9
第4話>>10
第5話>>15
第6話>>16
第7話>>17
■お客様■
*夕凪☆゛様
*sakura様
*あおい。様
- Re: さくら。 ( No.8 )
- 日時: 2012/08/28 19:16
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
第2話「ローファー」
「きめえんだよ!」
「早く死ね、雑魚」
「目障りなんですけどー」
もう、私の心はボロボロだった。
人生なんて楽しくなかった。
———もう、いっそ……
駅のホームで電車を待っていた。
知らない人ばかりがわたしの周りをただ忙しく駆け回る。
——わたし、この世界に一人みたい……
孤独だ。
とてつもなく孤独だ。
たったこの世の歯車のまま死ぬのなら。
心をズタズタにされながら生きるのなら。
……今死んだ方がマシだ。
私の足はゆっくりと線路へ向かっていた。
カツ…カツ…
と、
高校の入学祝で買ってもらったローファーの音が私の脳内まで響き渡る。
ただ、分かっていたことは。
私の心はもう普通じゃない。
私の顔には表情がない。
ただそれだけは分かった。
あと、もうひとつ。
私の頬を冷たい涙が流れていくのが
分かった。
- Re: さくら。 ( No.9 )
- 日時: 2012/08/28 19:54
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
第3話「孤独」
ずっと辛かった。
孤独だった。
こんな人生ならいっそ。
なくなってしまえばいいんだ。
カツ……
私は線路ぎりぎりで立ち止まった。
あと一歩でも踏み出せば落ちてしまう。
「君、何をしている!!!」
誰かの声が私を呼び止めても気にしない。
他人ごときが私の人生変えられないんだ。
呼び止めて、あなたはこれからの私の幸せな人生を保障してくれる?
——できないくせに。
心の悪がそう呟いたと同時に。
私の体はフワッと軽くなった。
電車の明かりが近づいて眩しいけれど。
ブレーキの音が脳の奥まで響いてうるさいけれど。
もう、終わりだ。
私の人生。
ここで……
今日で……
幕を閉じる。
- Re: さくら。 ( No.10 )
- 日時: 2012/08/28 20:25
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
第4話「男の子」
もう、あとには戻れないんだ……
周りがスローモーションに映る。
これは自分で決めたこと。
誰かが悲鳴をあげるけど知ったことじゃない。
——他人なんだから。
「っ———?!」
瞬間、ぐいっと腕をひっぱられた。
「おい!!!」
怒鳴られたわたしはびくっと身を縮込ませる。
「ばかじゃねえの?!!」
同い年くらいの男の子だ……
わたしはハッと我に返る。
自分のしてしまった行為に恐怖を覚えた。
指先が震えるのが分かる。
「ごめん……なさい…」
謝ることしか出来なかった。
そして、わたしはその人に駅のすぐそばの公園へと引っ張られた。
- Re: さくら。 ( No.11 )
- 日時: 2012/08/28 21:39
- 名前: あおい。 (ID: nHgoSIOj)
あや!
来たよ!
何この文才!ww
マジ嫉妬するわwww
更新頑張ってね!
超☆応援してます(^O^)/
- Re: さくら。 ( No.12 )
- 日時: 2012/08/28 23:06
- 名前: うえってぃ (ID: HpE/sQXo)
来てくれたんだーww
嫉妬するほどの作品じゃないわぃww
これからもよろしくねー★