社会問題小説・評論板
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- 親友『だった』わたしたち【題名変更】
- 日時: 2013/01/18 18:54
- 名前: かやこ (ID: KcCt4pR0)
こんにちは!
クリックありがとうございます。
がんばって書いていこうと思いますので、応援よろしくお願いします!
〜〜〜〜登場人物〜〜〜〜
主人公
藤堂 彩音 (とうどう あやね)
引っ込み思案な女の子。
中学3年生。
美咲 友香 (みさき ともか)
彩音の親友。
中学3年生。
とある財閥のお嬢様。
※登場人物は随時追加します。
〜〜〜目次〜〜〜
プロローグ >>1
第一話
はじまりの話 >>2
うそだよね? >>3 >>4 >>5
楽しかった学校 >>6 >>7 >>8
- Re: 親友ってなんだろうね? ( No.4 )
- 日時: 2012/12/28 14:02
- 名前: かやこ (ID: KcCt4pR0)
とうとう、次の日になってしまった。
今日、友香はうちに来るだろうか・・・。
いつも友香と私は一緒に通学していたから・・・。
昨日のことが未だに信じられない。
・・・ピンポーン
あ、きた・・・!
やっぱり昨日のことは夢だったんだ!!
そうに決まってる!!でなければ、来るわけないもん!
「友香!!」
「おはよう、彩音」
よかった!いつもどおりの友香だ!
けど、私は気づいてしまった・・・。
「友香・・・?あの後ろの子達は?」
「あぁ、そうそう。私、今日からこの子達と行くから」
「え??どういうこと?」
「う〜んとね。彩音とは今後一切、一緒に登下校はしないってことだよ」
- Re: 親友ってなんだろうね? ( No.5 )
- 日時: 2012/12/30 14:49
- 名前: かやこ (ID: KcCt4pR0)
- プロフ: http://tanabatakiseki.blog.fc2.com/
一瞬、目の前が真っ暗になった。
うそでしょ??
私と友香は・・・親友なのに。
「親友なのに・・・」
思わずつぶやいたその言葉に
「あぁ、それ間違ってるよ」
友香はいった。
「親友『だった』でしょ??」
「あはは、友香ウケるんですけど!」
友人たちの声がうるさい・・・
「一応言っておくけど・・・、私たち仲って小4くらいで終わってるから」
そういうと友香は笑いながら友達と歩いて行った。
「親友なのに・・・」
私はまた、ポツリとつぶやいた。
ありえない。こんなことってあるわけない。
そう思っていたけれど、私は何もすることができなかった。
- Re: 親友『だった』わたしたち【題名変更】 ( No.6 )
- 日時: 2013/01/07 02:51
- 名前: かやこ (ID: KcCt4pR0)
- プロフ: http://tanabatakiseki.blog.fc2.com/
〜楽しかった学校〜
キーンコンカーンコーン
チャイムがなる・・・。
私は気づいたら、教室にいた。
ショックが大きすぎて何をしていたかも覚えていない。
あの、チャイムは・・・まだ予鈴のはずだ。
そう思い、席に向かった。
そこで見たのはありえない光景だった。
「・・・なにこれ?」
私の机に多くのキズが刻まれていた。
キモイ、死ね、バカ、消えろ、うざい・・・
そんな単語が私の目の前にあった。
私の机に・・・。
「お!!主役のお出ましだァああ!今日は来るの遅かったね?あ・や・ね・ちゃ・ん?」
そういったのはクラスメイトの村田さんだった・・・。
- Re: 親友『だった』わたしたち【題名変更】 ( No.7 )
- 日時: 2013/01/17 19:03
- 名前: かやこ (ID: KcCt4pR0)
- プロフ: http://tanabatakiseki.blog.fc2.com/
びっくりした。
だって、私に話しかけてくれる人なんて、元々そんなにいなかったから。
「お、おはよ、う」
あいさつをしたが声はとても小さかった。
朝あったことと、机の事で混乱していた。
すると、村田さんが言った。
「ねぇねぇ?そこってゴミ置き場だよね??だって汚いもん!!」
そういって、私の机の方を見た。
「ち・・・」
ちがうよ。そう言いかけたところで
バサっ!バサバサ
私の机の上に何かが、村田さんの持っていた袋の中身が、私の机にぶちまけられた。
「これねぇ、うちの生ゴミ!!ゴミ置き場がこんなとこにあって助かったわ!」
袋の中身は生ゴミだった。
腐ったキャベツの葉や食べ残し、卵の殻が私の机に散乱している。
臭いもすごかった。
クラスのみんなが騒ぎ始めた。
くっさー、なにあれ?最悪なんだけど、どっかいけよ、片付けろ
口々にみんな文句を言っている。
私は悪くないのに・・・。
やったのは村上さんなのに・・・!!
- Re: 親友『だった』わたしたち【題名変更】 ( No.8 )
- 日時: 2013/01/18 16:47
- 名前: かやこ (ID: KcCt4pR0)
- プロフ: http://tanabatakiseki.blog.fc2.com/
ガラガラッ!
扉が開き、先生が入ってきた。
先生!先生なら、助けてくれるはず!!
「ん?なんだこの臭いは?」
「せ、先生・・・」
声を出し、助けを求めようとした。
「なんだ?これは!さっさと片付けなさい」
うそでしょ?
「ち、違うんです!先生・・・あの」
村田さんがやったんです、と言おうと思ったとき、村田さんが私を見た。
それを見たとたん、私は急に怖くなった。
なぜなら、それは、私が昔いじめられていたときの、いじめっこの目だったからだ・・・。
「どうしたんだ?」
先生が私に問いかける。
「な、なんでもないです・・・」
私は、そう答えていた。
「そうか、じゃあ片付けなさい」
みんなが、朝の学活をやっている間、私は片付けをしていた。
そんな中、私はこんなことを思っていた。
小学3年生・・・。
あの時の悪夢がまた、蘇るのか、と・・・。