社会問題小説・評論板

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櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜
日時: 2013/02/17 19:29
名前: 蘭藍 (ID: e806tJsj)



どうも〜
本館で知っている方はこんにちは!!
初めて見る人ははじめまして!!

今回は以前書こうと思って挫折してしまったいじめや体罰の話・・・
書いてて以前は
「つらい」
「悲しい」
などといった気持が書く手を妨げました。
でもそれは以前の話。

今は・・・確かにいろいろ気持ちが出できます。
でもたったそれだけで書く手を止めてはいけない。
私は読む人のために書いていました。

本当につらい人に読んでほしい。
これは・・・現実で起こっていることだから。
起こっているというのはいじめや体罰の事。
その人なら、分かるはずだから・・・




〜あらすじ〜
もう前には進まない・・・
そう決めた8人の少年少女。
いじめ、体罰、暴力・・・
彼女たちはその壁を乗り越えたいと望めるか・・・!
そして乗り越えた先にあるのは、櫻の花が咲く日々なのか・・・
それがすぐに沈む冬の太陽なのか・・・
ー奇跡を超えたその先を、君は見ることができるか!!

Re: 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜 ( No.8 )
日時: 2013/04/20 20:23
名前: 蘭藍 (ID: e806tJsj)

説明ありがとうございます!!!
高校1年でもバカはいるのですよ・・・(泣)
ちなみに今日カラオケ行きました!!
歌ったぜ・・・!


★本文★


〜東野愛鶴葵(ひがしの  あずき)

小さく嘆く
小さく呟く
小さな私はここで一人・・・

まず何から話すべきだろう。自分の事を話すのは大の苦手だ。
人からの目線でなら話せると思う。
身長は、145㎝、人より小さいのに髪は長い。実は願掛けをしている。
「背が伸びますように」と。
そして・・・
「おい!ちびき!早くしろよ!!」
「う・・・うん」
いじめられています。
理由は単純。小さいから。
それなのに、何一つ言えない。
人に何一つ言えない。そんな自分が嫌い。
だけど、それでいいと思い始めた。
「遅いなあ!!ちびき」
「うん・・・あははは」
「何笑ってんの?キモッ!!」
「うん・・・ごめん」
人がいる、私の周りに人がいる。
それが・・・”幸せ”。
そして私が「ちびき」と言われている理由、それは入学式に遡る。

ー入学式。それは自己紹介の時に始まった。
「花田葵です」
・・・次だ。
「はい、次の人」
「ひ・・・東野愛鶴葵で・・・」
「ねぇ、愛鶴葵さんって小さくない?」
ズキンッ!!
言われたくなかった。私のコンプレックス・・・
「う・・・うん」
「良かったらうちらのグループに入らない?」
「えっ!いいの?」
「はい1その話は後!!じゃあ次の人」
・・・その時は嬉しかった。
小学校の時はグループなんて存在しなかった。
グループ=目立つ人の集まり、そう思っていたからだ。
放課後、私はグループのリーダーに呼び出された・・・いや、その時は話しかけられた気分だった。
「何かな?話って?」
「あんたさぁ・・・うちらのグループに入ったつもり?」
「?どういう・・・」
その瞬間頭に衝撃が走った。
「おい、頭はダメだろ?余計小さくなるから」
「別にいいでしょ、変りなくない?」
「確かに!!」
・・・また頭に衝撃が走る。それは殴られた痛みではない。
心を殴られた痛み・・・
「とにかく、うちらのグループに入った気にならないでね」
「そん・・・な・・・」
「・・・そんなに入りたいならうちらと遊ばない?ちびき?」
「・・・えっ?」
「それいいねぇ。小さい愛鶴葵・・・だから”ちびき”」
そこから”遊び”がはじまったー

そして今に至る。
そう言えば、最近あるサイトを見つけた。
『マボロバ』だ
その中でも「bullying」という言葉。
辞書で調べたところいじめという意味があるらしい。
・・・惹かれた。
悔しいくらいに惹かれていく。
「あっ・・・名前・・・」登録する名前を考えなければならない。
『ちびき!!』
私は・・・少しづつでも
「変わるわ!!」

名前’あじゅ’














明日書けたら書きます!!!

Re: 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜 ( No.9 )
日時: 2013/04/28 16:47
名前: 蘭藍 (ID: kImpvJe5)


しばらく親がパソコンを占領してるので書けません(泣)
今は携帯からの投稿です(笑)

素直に携帯から投稿したいのですが…
面倒なのでこれくらいしかやりません。
運が良ければ今日投稿します!

Re: 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜 ( No.10 )
日時: 2013/04/28 19:42
名前: 蘭藍 (ID: e806tJsj)


今日は頑張ります!!
親に取られる前に・・・

★本文★

〜斎藤尚斗(さいとう なおと)
人は支えあうから生きていく。
そんなの子供だましだと僕は知っている。
人は生を受けられたから生きているのだ。

今日は学校から直で塾に行かなければならない。
親がそう言ったから。
ふと、自分の腕時計を見た。
もう5時か・・・
早く行かないと授業に遅れてしまう。

急いで走ったかいがあった。
開始5分前・・・
「間に合った」
「あっ!尚斗君!!」
僕を見るなり少女は手を振った。
僕もそれに答えた。
「今日はぎりぎりだったね。いつも私の方が遅いのに」
「き・・・今日は、先生に色々頼まれ・・・たんだ」
「ふぇ〜、大変だね!」
彼女は谷口麻音(たにぐち まおん)。
つい先週、知り合ったばかりだ。
この知り合うのも僕にとっては幸運なのだ。
普通の人なら幸運として受けとめない。
これすら運命だと思うのではないか。
だが、僕にとってはこの上ない幸運なのだ。
「こんなの」を幸運という僕の過去を話そう。

僕は生まれつき悪運持ちだ。
生まれた時、一歩間違えれば死産だったそうだ。
一歳の誕生日、ケーキに刺さっていたロウソクが手首の服に引火した。
幸い少しやけどをしただけだった。
その時、両親は僕を「物」として扱うようになった。
「物」として愛され、「物」として教育を受けた。
塾に行くことになったのは
「あなたは物だけど、人以上の能力がいるの」
・・・両親の言っている意味は僕には分からない。
「物」なら、「物」として生きたい。
何故、「人」としての能力がいるの?
・・・いつからだろう。
僕は周りからも「物」として見られていた。
「お前は物なんだからお金なんていらないだろう?」
「お前は物なんだからノートなんていらないだろう?」
「「お前は物なんだろ!?」」
・・・そうか、僕は物なんだ。
僕なんていない方が良かったのだろうか?
きっとそうだ、物は生きていようと死んでいようと同じなんだ。
僕は物だ。物なんだ・・・!!

「斗君・・・尚斗君!」
ハッと我に返った。
ここは・・・
そうだ、塾だった。
時間はもう9時を指していた。
「・・・どうしたの?」
「えっ?何が?」
自らの感情なんてない。
押さえるものなんて何もない。
なのに、彼女と話すときは心の奥に何か塊がある。
「最近・・・ボーっとしてるから・・・」
心配そうに僕の顔を見ている彼女。

今まですべて耐えてきた。
親からの言葉も、クラスの仲間からの言葉も。
気の弱い僕が良く耐えたと思う。
これも幸運なのだろう。

「・・・やっぱりなんか変」
「そうかな?」
自らを別の人間のように演じることぐらい等の昔に出来たんだよ?
彼女はポケットから紙を出した。
ぐしゃぐしゃになっていたが、何とか読めそうだ。
「マ・・・ボ・・・ロバ?」
「そう、そこの『bullying』ってのを調べてみて」
「な・・・何それ?」
動揺が隠せない。
あまりにも急だったからだ。
「えっと・・・確か、いじめって意味らしいよ」
「・・・は?」
「今に君なら・・・きっと必要だから」
そう言うと彼女は帰ってしまった。

いつもならこの帰り道は足が重いのに異様に軽い。

帰宅後、両親はいなかった。
僕は急いで自室のパソコンを立ち上げた。
「見つけた・・・」
部屋の電気は点けずにパソコンを見た。
そこは自らの名前ではなくていいらしい。
「名前っか・・・」
気付いたら入る気になっていた。
「何してんだ・・・」
『・・・やっぱりなんか変』
ふと彼女の言葉が頭をよぎる。
その時の顔は・・・
『今の君なら・・・きっと必要だから』
泣きそうだった。
今のぼくでは彼女は救えない。
なら、いつか救えるぐらい強くならなくては!!
「僕は・・・」

ナイト


それが僕の名前だ。


ふと疑問が生じた。
彼女はなぜ
「このサイトの事を知っていたのだろう」












五月雨秋野はまたしてもこちらを見ている。
「もう半分まで来たわね。
 さぁ早く続きを見ましょう。
 総裁はお待ちかねよ。
 早くあなたたちに会いたいみたいよ?」
彼女は何を言っているのだろう・・・?





GWだからって書けるわけではないのです
でも、GW中に一つは書いときます!!

Re: 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜 ( No.11 )
日時: 2013/04/29 14:02
名前: 蘭藍 (ID: e806tJsj)

良かった!!
親が仕事でいない!!
今なら書ける!!
二つ・・・書けるだろうか?
書けなかったらすいません(泣)


★本文★
〜谷口麻音〜

自分じゃないからと目をそむける。
自分じゃないからと気付かないふり。
じゃあ、自分だったら?

「おはよう!」
教室に入ると仲間の元気な声が聞こえる。
「麻音!!おは・・・」
ガタっ!!
机が倒れた。
それは私の友達が倒したのではない。
・・・教室の片隅。
またやってる。
私は目線を、片隅に置いた。
しゃがみ込む少女。
その周りは数人の女子。
あぁ・・・またやっている。
一瞬で教室の空気が凍った。
私が入るまで穏やかで何もない日常だったのに・・・
「おらっ!立てよ!!」
「痛っ!!!」
これが、私の日常。

入学して一週間とたたずいじめが始まった。
クラスになじめなかった子だった。
私自身馴染めた気分ではなかったが、何とかして合わせた。
おかげでいじめのターゲットにならなかった。
が、いつか自分も
「いつまでそーしてるの?」
「キャハハ!!ばっかじゃないのあんた」
ああなるのではないか・・・?
ならないという保証がどこにある?
見て見ぬふりなんてできない。いつも怯えてる私に何ができる?
そんなある日・・・彼にあった。

特別カッコいいわけではない。むしろ少しダサい。
だけど、何故か親近感を抱いた。
最初は何故そう思ったのか分からなかった。
ふと、視線を下におろした。
「・・・何・・・これ?」
・・・痣だった。
「あぁ、今朝転んでな・・・」
嘘だ。
私もこの手の嘘をよくつくから分かる。
・・・いじめ?
それなら親が手を打つのでは?
それにこんなに目立つ痣・・・
「・・・親にやられたの?」
「?家で転んだんだよ?」
・・・冷や汗をかいている。
気付いてほしいと思うのに対し知って欲しくないという感情がある。
その時、全ての謎がとかれたように何かが破裂した。
彼は私と一緒だ。
裏表の感情。精神の耐久。
彼も・・・

その日は早めに帰れることになった。
多くの仲間は急ぎ足で帰って行った。
私もその一人だ。
家に着くと、今日は塾がない事に気付いた。
彼に会いたい。会って話がしたい。
気付くと枕は涙で濡れていた。
いつか自分の番が来るのではないか。
いつかあんな風に・・・
「私・・・戦いたくない」
完全に負けが決まっている勝負を誰が受ける?
戦って苦しむくらいなら、不戦敗していた方がましだ。

・・・頭の中にある単語が出てきた。
「マボロバ・・bullying」
パソコンの電源はついていた。
朝かまったのを思い出した。
会員登録の時、名前を考えなければならなかった。
少し悩んだ。

固まった心は簡単には崩せない。
画面で我慢する世界なんて私がいたい、本当の場所?
『えっと・・・こんばんわ』
・・・彼の、尚斗君の顔が浮かんだ。
「何よ・・・いまさら」
『家で転んだ』
・・・何で私は、彼のsosに何故気付けなかった?
転んだならあんな痣つくわけない。
「彼を・・・助けなきゃ!!」
私はマリン。

次の日彼にこのサイトの事を教えた。
お願い、私はあなたが助かって欲しいの。
私はあなたの心で固まった壁をぶち壊そう。

だから・・・私も助けて!!

Re: 櫻の花が咲くまでに〜生きるために必要なこと〜 ( No.12 )
日時: 2013/04/29 14:54
名前: 蘭藍 (ID: e806tJsj)



★本文★
〜青木樹理(あおき じゅり)

僕は何もしていない。
ただ相手が・・・
そんな言葉、誰も聞いてくれなかった。

「おいっ!!こいつまだあいつの事好きなんじゃないの?」
・・・違うよ?付き合ってすらいないよ?
「ホモだし・・・どっちでもよくね?」
・・・好きになったのは僕じゃなくてあっちだよ?
そんな言葉も言わせてくれない。
ここは男子中学。
少し珍しいが中高一貫の男子高だ。
唯一の女性は登校中、高校の先生だけ。
男子同士の恋愛もないわけではない。
でもここまで大きくなることはない。大体は流すくらいだ。
ならなぜここまで大きくなったか。
それは少し前に戻る必要がある。

入学後一日もたっていない。
「付き合って欲しい」
年上の現生徒会長に告白された。
特に何も考えなかった僕は
「はい、別にいいですよ?」
・・・その日を境に、僕の生活が一変した。
ー次の日、僕が生徒会長に告白したことになっていた。
「違う!!告白したのは向こうだ!!」
「でも、良いと言ったのはおまえだろ?」
・・・すべてが茶番だったのか?
こういう風に僕を追い詰める為に・・・
いや、そんなわけない!!
生徒会長に相談しに行った。
「取り消してください!!貴方から告白したと彼らに言ってください!!」
すると彼はため息をついて
「君は良いと言ったろう?いまさら変えるのかい?」
「あたりまえでしょう!!」
「俺は君のためにも変えない事をお勧めしよう」
・・・意味が分からない。
変えないで耐えろと言うのか?
「君にとって今の環境はつらいだろう。その点は少しでも改善させよう」
「その改善が本当の事を言うことだと言っているのです!!」
「良いだろう、言ったことにしよう。そしたらこの環境はさらにひどくなるだろう」
「なっ!!」
なんでそうなるのだ?
「考えてみろ。俺は生徒会長、人気が厚い」
貴方にはかなわない。
人望が厚ければ悪いのは僕になる。
なら・・・

僕はすべての罪をかぶった。

パソコンを触っていると小学校からの親友があるサイトの存在を教えてくれた
「マボロバ」
口に出して読んでみると何かを感じた。
霊などではないが・・・

会員制かぁ・・・
入ってみるか。
名前は・・・
以前読んだ本にこんな名前があった
「修兎」
これにしよう
案外安楽的に決めてしまった。が、後悔はしていない。


「僕も幸せになれるかな?」


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