社会問題小説・評論板
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- 虐め復讐代行屋
- 日時: 2013/03/21 18:37
- 名前: 小夜子 ◆TnvMAK6A4. (ID: RnkmdEze)
はじめまして小夜子と申します
私の書く、虐め復讐代行屋は名前の通り、
虐めと復讐が主な内容です
それらの内容が苦手な方はお気をつけ下さい
それでは、不規則な更新になりますが、
よろしくお願いしますm(_ _)m
- Re: 虐め復讐代行屋 ( No.8 )
- 日時: 2013/03/24 22:32
- 名前: 小夜子 ◆TnvMAK6A4. (ID: CWUfn4LZ)
〜桜花視点〜
お昼休みに、私たちは被害者である
美優から話しを聞くことにした。
だが、昼のチャイムが鳴ると美優はどこかに行ってしまった。
慌てて追いかけようとすると、
「三人ともぉ、どこに行くのぉ?」
………姫華が話しかけてきた。
「おっ、お昼を食べに……」
「私たちとぉ、お昼ごはん食べないぃ?私ぃ、お料理得意だからぁ、いっぱいお弁当つくったのぅ。だからぁ、一緒にどぅ?」
じれったい……
ねっとりとした口調で、私たちに言う姫華の手には重箱らしき物がある。
「姫華は料理上手だからな。毎日楽しみだよ!」
駒野が明るく言う。
こんな香水くさい女の料理なんか食べたくないわ。
「私たちは用があるから、遠慮するわ。……旭?一緒に食べたら?」
天音が旭を見ながら言った。
一気に青ざめる旭。
拒否する気でいる旭のひじを軽くつつく。
私のほうを見る旭に対し、少し微笑みながら頷く。
自分の役目を果たしなさい。
「…ああ。せっかくだから…食べさせて貰うよ。」
うんざりとした様子の旭に、姫華がまとわりはじめたところで、
私たちは教室をあとにした。
- Re: 虐め復讐代行屋 ( No.9 )
- 日時: 2013/03/25 18:54
- 名前: koronn (ID: saz7BosX)
面白いですね!もっと書いてください!!
ためOKですか?
- Re: 虐め復讐代行屋 ( No.10 )
- 日時: 2013/03/25 21:29
- 名前: 小夜子 ◆TnvMAK6A4. (ID: DXOeJDi3)
koronnさんコメントありがとうございます♪
ためOKですよ♪
- Re: 虐め復讐代行屋 ( No.11 )
- 日時: 2013/03/26 12:15
- 名前: 小夜子 ◆TnvMAK6A4. (ID: pRgDfQi/)
〜天音視点〜
旭があのぶりっ子を引きつけているあいだ、私たちは被害者である美優を探す。
その際、私たちはあることに気づいた。
誰一人として、美優の味方がいない。
美優の居場所を聞こうと訪ねるも、
あからさまにいやな顔をされ、あげくには悪口を聞かされた。
「どうやら姫華は、美優の逃げ場が無いようにしていたようね。」
桜花が廊下を歩きながら言った。
私は辺りを見渡しながら答える。
「それにしても、どこにいるのかしら?」
校内に味方がいないとすれば、行ける場所は限られているはず。
ふと、図書館が視界に入った。
桜花を見る。
桜花は図書館の扉を見つめると、おもむろに扉を開いた。
昼時、まだ人がいない。
いや、一人だけ奥にいた。
「橋野さん……」
桜花が優しい声で呼びかける。
「始めまして。私たちの事はご存知
ですか?」
「……今日転校してきた………」
「んーちょっと違うよ?」
私が言うと、美優は訳がわからないという顔をした。
桜花は顔つきをかえて、一言。
「復讐代理屋です。」
- Re: 虐め復讐代行屋 ( No.12 )
- 日時: 2013/03/27 00:24
- 名前: 小夜子 ◆TnvMAK6A4. (ID: kaDNG7L3)
〜旭視点〜
桜花と天音がクラスからいなくなった。
隣には厚化粧のぶりっ子。
俺はそのまま屋上につれていかれた。
お姫様とそのとりまきとの食事。
姫華がべったりくっついてくる………
「旭くぅん。これぇ、私がぁつくったなかでぇ、一番のぉ自信作なのぉ。」
上目遣いで唐揚げを指差す。
俺は軽く流して、自分の弁当を空けて食べだす。
こいつの手作りなんて食いたくないし。
だが…
「はぁい、旭くぅん。あーん」
こともあろうか箸で唐揚げを摘んで俺の口元に…!
「じ…自分で食えるから大丈夫…」
「なーに?七瀬くん照れてるのー?」
俺の必死の言葉を、とりまきの女が間違った解釈をして冷やかし
始めた。
姫華は今だに俺に食わせようとしている。
俺が嫌々食べると今度は駒野が、
「旭は幸せ者だな!」
と、ふざけた一言。
「おいしぃ?」
姫華が聞いてくるが、香水と化粧で鼻が馬鹿になったのか味がわからない。
ああ…ここで正直に言えたらどれだけ楽か。
作戦開始までの我慢だとはわかってはいるが、つらすぎる。
俺はその後も姫華の精神的攻撃にあいながら、昼を過ごした。