社会問題小説・評論板
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- いじめ ー牢獄ー
- 日時: 2013/07/24 09:40
- 名前: 葵 (ID: 9hHg7HA5)
初めまして、葵と申します。
今までは二次小説を書いてきましたが。。オリジナルもいいなぁと思って・・。
今社会問題になっている「いじめ」について書きたいと思います。
一人でもこの小説で元気をもらえる人がいたらうれしいです。
では始めます。
- Re: いじめ ー牢獄ー ( No.8 )
- 日時: 2013/09/06 18:09
- 名前: 葵 (ID: khxqjExY)
ー 第六話 リリカ −
今日見た夢はそれはそれはつらかった。
麻璃亜たちにいじめられてる夢だった。
寝てる間に泣いていた。
朝起きたら頬に涙が伝っていた。
でも必死で顔を洗って笑顔作っていつもと変わらないようにしてきた。
でもやっぱり学校へ近づいていくとやっぱり弱虫になってしまう。
未愛「はぁ・・。」
いろいろな事を考えながら学校へ向かっていた。
するとその途中になんとリリカがいた。
未愛(リリカとはあのグループに居た時一番仲良かった。もしかしたら許してくれるかも。)
そう思い私はリリカの方をたたいた。
未愛「リリカっ!」
リリカ「はっ?お前かよ。近づくな。」
未愛「ごめん!リリカ!許してくれない?」
リリカ「はぁ?お前何言ってんの?許すわけないじゃん」
未愛「なんで?めっちゃ仲良かったじゃん!」
リリカ「お前わかってないの?」
未愛「なにが?」
リリカ「人間の掟。」
未愛「何それ・・。」
リリカ「人間ってはじめっからランク付けされてるの。表で輝く人間と裏でひっそり生きる人間。私たち麻璃亜のグループは表の人間。お前はもちろん裏の人間。表の人間は時々裏の人間に優しくしてあげるの。でもね、あまり調子に乗りすぎたら教えてあげるの行動で。あんなのまだ朝飯前^^これから楽しみにしててね。」
未愛「リリカッ!」
リリカは行ってしまった。
知らなかった。
あんな掟。
麻璃亜たちははじめから私なんて地味子としてしか思ってなかったなんて。
どうして・・。
学校に行く前から疲れてしまった。
何をされるんだろう。
不安でどうにかなりそうだ。
- Re: いじめ ー牢獄ー ( No.9 )
- 日時: 2013/09/27 19:22
- 名前: 葵 (ID: khxqjExY)
ー 第七話 花凛 − 花凛目線
未愛は昔から、誰にでも優しくて、いつも笑顔でみんなに好かれていた。
引っ込み思案で恥ずかしがり屋の私とも仲良くしてくれて本当にうれしかった。
未愛は私にとって友達の前に憧れだった。
だけど、中学校に入って未愛は変わってしまった。
私たち、地味な子を自分の下のように扱い、私の事も嫌がってた。
ずっと苦しかった。
でも、未愛と一緒にいないと私は何も取り柄のない自分に思えて、必死で未愛のうでに自分の腕をからめて、ついっててた。
麻璃亜「花凛どうしましたの?ボーとして。フフフ」
リリカ「そうそう!どうしたのー??」
そら「ホラッ!初メンでプリ撮ろッ☆彡」
花凛「わ、私ゲームセンターとか初めてで・・。」
リリカ「じゃあ楽しもう!!」
そうだ・・。私は悪くない。
- Re: いじめ ー牢獄ー ( No.10 )
- 日時: 2013/09/28 12:31
- 名前: 葵 (ID: khxqjExY)
ー 第八話 絶望 −
母 「未愛ー!!起きなさーい!遅刻よ!!」
母の声に無理矢理起こされゆっくりと立ち上がった。
未愛「おはよう。」
母「朝ごはんは?」
未愛「いらない。」
母「どこか悪いの?」
未愛「あっその・・。今日は体力測定があるから!太っちゃうもん!」
母「それぐらいで変わらないわよ。」
未愛「じゃっ!行ってくんね!」
母「そういえばこの頃花凛ちゃん迎えに来ないわね。」
未愛「今そんな仲良くないから。行ってきます!」
母「行ってらっしゃい!」
未愛(今日も無視されるんだろうな・・。)
あれから一週間。私は、ほぼクラス全員から無視されている。
だれも話しかけてくれない。
いっつも胸が苦しくて仕方なかった。
未愛「はぁ・・。」
花凛「未愛ちゃん♪」
未愛「花凛!!なんで・・。私に。」
花凛「助けてくれるとか思った?なわけないじゃない。今のなんてまだ準備体操よ。未愛ちゃんが私を散々いじめたように今度が私が未愛ちゃんの心をズタズタにしてあげる。じゃぁまた学校でね。」
未愛「花凛!今のどういうこと!!」
私の叫びを無視して花凛は行ってしまった。
花凛があんなことになるなんて・・。
私はしばらく動けなかった。
未愛「フゥ・・。」
深呼吸をして私は教室のドアを開けた。
麻璃亜「来ましたわよ。」
そら「来たーー!」
花凛「フフ」
なんか様子がいつもと違う。
緊張しながら自分の席に向かった。
未愛「え・・。」
机や椅子。私のものがすべてない。
未愛「なんで・・。」
クラスメートA「ねぇまさか、外に落ちてた机とかって・・。」
クラスメートB「未愛のなんじゃない・・?」
その話を聞き、私は全速力で外に行った。
そこには、泥だらけになった私の机や椅子が落ちていた。
未愛「ウソでしょ・・。」
私はほぼ放心状態で机とかを教室に持って行った・・。
やっと運び終わり泥がまだついている椅子に座っていた。
すると。
花凛「ねぇ、みんなこんなとこにゴミが落ちるよー。でっかい。」
リリカ「ホントだー!」
そら「うわっ!泥だらけー!きったねww」
萌生「このゴミ排除しよ。」
麻璃亜「そうですわね。私のクラスに汚らしいゴミがあるなんて。嫌だわ。」
花凛「だって。じゃ排除しまーす。」
花凛はそういうとホウキを投げつけてきた。
そら「ほらっウチらもやろっ!」
そういってそらやリリカはボールを投げてきた
ホウキやボールいろんなものが体中に当たって痛い。
未愛「やっやめて!」
花凛「なんかゴミが言ってるよー。」
それは十分以上続き、最終的に移動教室があるのでみんな去っていき。
私は一人で倒れていた。
ずっと、涙が枯れるくらい泣き続けた。
静まり返った教室に私の弱弱しい泣き声だけが響いた。
- Re: いじめ ー牢獄ー ( No.11 )
- 日時: 2013/09/28 13:02
- 名前: 葵 (ID: khxqjExY)
ー 第九話 一筋の光 −
歩くのもできないほど体中が痛かった。
でも心に傷に比べたらマシな方だった。
未愛「ただいま・・。」
母「おかえり。まぁ!どうしたのそのケガ!!」
未愛「派手にこけちゃって・・」
母「もうっ。これじゃぁ明日は学校は無理ね。部屋で安静にしときなさい。」
未愛「はぁい。」
必死で笑顔を作った。
絶対に知られたくないから。
これは私のせいだから。
自分ひとりで耐えなきゃいけないから。
部屋に行き勉強机に座り30分くらいボーっとしてた。
そのうちバカらしくなって自分専用のPCを開いた。
検索のところになぜか私は「イジメ」と打っていた。
それで検索ボタンを押したら一番上に
「イジメで悩んでる子集まれ!!」
私はそのチャットに入った。
未愛 / 入らせてもらいました、未愛と言います。中2ですだれかいますか?
こう打ち込んだ。そしたら。
愛華 / はいはーい!いますよ!愛華です。私も中2よろしくね^^
侑李 / 侑李です☆彡ヨロー(#^.^#) 私は中3。タメ口でОK!
未愛 / よろしくですm−。−m二人ともイジメに・・?
愛華 / うんⓦ イジメられて今不登校。
侑李 / ウチはいじめる側・・。だけど怖くて・・。私も不登校。
未愛 / そうか・・。ごめんなさい!
侑李 / いいんだよ!!気にしないで!未愛は不登校?
未愛 / 私はまだ・・。一週間ぐらい前にいろいろあっていじめられるようになって・・。
愛華 / そうかぁ・・。未愛はすごいね!一人でがんばってるんだ!
未愛 / 私のせいなんです・・。
未愛 / 私が友達をいじめてて・・。それが倍返しになって5人にいじめられてて・・。
愛華 / そっか。友達をいじめてたのはだめだけど、でも5人にいじめられる意味はない!!未愛は嫌われ者なんかじゃない!!
侑李 / そうだよ。いじめられてる方に罪なんてない。未愛ちゃんは悪くない!
気が付くと二時間もたっていた。
未愛 / ゴメン!落ちるね。
愛華 / おk!また明日☆彡
侑李 / またね〜!バイビー。あっそうそう私たちはもう友達だからね!
未愛 / ありがとう!!バイバイ
たった一つだけ笑える場所を見つけられた気がした。
- Re: いじめ ー牢獄ー ( No.12 )
- 日時: 2013/11/12 17:32
- 名前: 舞桜 (ID: ???)
面白い!面白いです!
文才有りますね!
これからも更新頑張って下さいね!