社会問題小説・評論板
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- 何故なのですか？
- 日時： 2014/02/03 20:38
- 名前： にゃる@ （ID: KVjZMmLu）
…誰も私を必要としてない。
誰も、誰も……！
お母さんだって、お父さんだって、先生だって……
あんた、だって。
＿＿＿もう、終わりにしてしまおうか？
＊*＊
はじめまして、にゃる@です。
小説を書くのは初めてです！
頑張ります！
- Re: 何故なのですか？ ( No.5 )
- 日時： 2014/02/05 20:25
- 名前： にゃる@ （ID: KdWdIJEr）
「はぁ……」
馬鹿なこと、したなぁ。
慣れてるじゃん。こんなこと。
私が何をしようと、地球はお構いなしなしに廻る。
私１人消えても、世界は何にも変わらない。
飛び出したまま、また教室に戻るのは躊躇うので、とりあえず家に帰ることにした。
いや…家は、嫌だ。
私の父は、女遊びが激しくて、いつも母と喧嘩していた。
そしてとうとう二人は離婚、私の母は、私に暴力を振るうことでストレスを発散していた。
ほんと……いい迷惑。
虐待にいじめ、なんて…漫画みたい。
「学校…帰るか…」
昼間から、制服姿でふらふらしている私を見て、誰がヒソヒソ話している。
居心地悪い。
私はそいつらを軽く睨みつけ、学校へと足を進めた。
＊
10分後、私は学校にいた。
学校の、屋上。
何をするか？
分かっているでしょう？
飛び降りるんだよ。
ここから飛び降りれば、全て終わる。
新たに絵里香の標的になる人には申し訳ないけど。
「………っ」
何躊躇ってるんだろ。
絵里香がいなければ、こんな苦しい思いはしないですんだ？
お母さんが、私をこんな顔にしなければ、いじめられなかった？
もういいじゃん。
終わらせようよ。
私は、ゆっくりと体を傾けた。
- Re: 何故なのですか？ ( No.6 )
- 日時： 2014/02/06 09:15
- 名前： にゃる@ （ID: 6MRlB86t）
(紫苑side)
「転校生？」
「可愛い…」
「天使やん」
先生と一緒に教室に入ってくる私を、クラスの人は大注目。
前とは違う形で注目されてる。なんか、むず痒い…
「はいはい、静かに〜」
私が転校してきたクラス、1年B組の先生は、20代前半のサバサバした先生。
いつもジャージ。髪は後ろに束ねているだけ。
名前は、神林 鈴。これもさっき職員室で聞いた。
転校、何回目だろう。
転校するごとに、今までの友人関係はリセットされる。
どんな表情、どんな態度をしていれば嫌われないか、も全て知ってる。
そんな私が辿り着いた結論。
友達は作らない。
友達なんていらない。どうせすぐ裏切るし………っ…
「宮沢さん！？大丈夫？」
目を開けると、目の前に神林先生がいた。
クラスの皆の視線が痛い。
私は教卓の横で、倒れてしまっていた。
【あの時】の事を思い出してしまったから。
- Re: 何故なのですか？ ( No.7 )
- 日時： 2014/02/06 20:22
- 名前： にゃる@ （ID: 6MRlB86t）
「だ、大丈夫です」
くらくらする頭を押さえながら、私は立ち上がる。
呼吸を整え、とびっきりの笑顔を作り…
「宮沢 紫苑です！よろしくお願いします！」
こーんな感じに振る舞えば、絶対嫌われない。
ほらほら、皆さん素敵な笑顔。これは好印象。
「……」
あれ…？
一人だけ、笑ってない。
あの子は……
「では、皆さん宮沢さんと仲良くするように。宮沢さんは……えーっと、佐倉さんのとなりが空いてるわね。じゃあ、そこで。これでHRを終わりにします」
- Re: 何故なのですか？ ( No.8 )
- 日時： 2014/02/06 22:21
- 名前： にゃる@ （ID: KdWdIJEr）
佐倉さん……やっぱり。
私は先生が指差した席につく。
すぐさま横を向き、まだ窓の外を眺めている佐倉さんに、挨拶……
「佐倉さんっ、私＿＿＿＿」
「ねぇねぇ、宮沢さぁーん」
これは転校生の特権だから、理解しているけど、大勢の人に囲まれるのは嫌いだ。
昔から、ずっと。
私に話しかけてきたのは、ツインテールの美人さん。
ああ、【あの時】と全然変わってないなぁ。
「私、倉木 絵里香よ」
「わ、私は宮沢 紫苑」
倉木さんが自己紹介をすると、後ろにいた数人の人たちも、自分の名前を言った。
その後、これも転校生のお決まり、質問攻めをされた。
「うん、うん」
速過ぎる質問攻めに、私は頷くしかなかった。
だって、速いんだもの！
- Re: 何故なのですか？ ( No.9 )
- 日時： 2014/02/09 23:26
- 名前： にゃる@ （ID: 6MRlB86t）
少し小説更新お休みします。
参照50ありがとうございます。
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