社会問題小説・評論板
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- シンジルッテナンデスカ?
- 日時: 2014/02/20 20:40
- 名前: 呉羽 (ID: h2MT2xjq)
呉羽(クレハ)です。
高校一年生です。
このお話は重くなるかと思います。
虐待、虐め、DV…その他にも色々。
時々性的表現や過激表現などがあります。
苦手な方はご注意を。
- Re: シンジルッテナンデスカ? ( No.9 )
- 日時: 2014/02/23 22:36
- 名前: 呉羽 (ID: 1uNXOfR/)
スマホを取り出し時間を確かめる。
23時と表示されていた。
いい加減、帰らなきゃ…。
いくら私でもこんな真っ暗闇は怖い。
急ぎ足で家までの道のりを歩く。
ふと公園が目に入った。
ここを突っ切ればかなりの近道。
でも…不審者が多いってことで有名。
「いっか…。」
どうせすぐだし。
__今思えばやめておけばよかった。
近道なんてしないでまっすぐ帰るべきだった。
「ふぐっ!?」
不意に口を塞がれた。
「ん…。」
「叫ぶんじゃねーぞ?」
「うっ、うーうぅ…。」
ドン
勢いよく草原に押し倒された。
その上にまたがる男たち。
「やっ…。やめてっ!」
「うるせえ。」
「そこ抑えろ。」
そう言って1人の男は私の手の自由を奪った。
「やだっっ!」
そして2人の男は私の衣服を剥ぎ取った。
このままだと…本当に犯される!!
抵抗しようとしても男3人の力には敵わない。
次第に抵抗する力も何もなくなってしまった。
- Re: シンジルッテナンデスカ? ( No.10 )
- 日時: 2014/02/24 23:31
- 名前: 呉羽 (ID: 1uNXOfR/)
汚れた身体。
汚れた心。
生きてる意味を完璧に失った。
ヨロヨロしながら家に帰って部屋に閉じこもる。
「うっ…っ、ううううう!うあああああっ!」
私はある箱に手を伸ばした。
カタカタと中のものが揺れ動く。
その箱の中にはカミソリ、ロープが入っている。
私は箱の中を見つめそれを投げた。
「こんなんじゃ!こんなんじゃ死ねない!」
涙が溜まり視界がぼやける。
私はまた家を出ると近くのビルに向かって走った。
『関係者以外立ち入り禁止』なんて看板は眼中にない。
「はあっはあっ。」
何分経ったのだろう。
夢中で走っていて気づくと既に屋上。
「…こんな汚い世界で生きる意味なんてない!」
「さようなら。」
そう言って私は真っ暗な世界に吸い込まれるかのように落ちて行った。
__ドサッ
「何?今何か落ちてきた…よね?」
「…血の匂い、しない?」
「っー!ひいいいいいいい!」
- Re: シンジルッテナンデスカ? ( No.11 )
- 日時: 2014/02/24 23:48
- 名前: 呉羽 (ID: 1uNXOfR/)
まどかが死んでから…何もかもが変わった。
まどかの両親は逮捕された。
まどかの親友だった佳音はショックで倒れた。
いじめの主犯格ひ1人は捨てられ少年院に入れられた。
彩はまどかが庇ってくれたことを知り毎日まどかのお墓に通った。
まどかをレイプした三人もまどかの両親同様逮捕。
社会問題。
それは小さなこと?
いいえ、大きなことです。
虐待は教育?
違います。
いびめはお遊び?
違います。
レイプは楽しい?
そんなはずありません。
自殺してもいい?
いいえ、悲しむ人の気持ち…考えてみてください。
ひとことに『社会問題』と言っても沢山あると思います。
自分には関係ないから。じゃなくて、周りの子はた大丈夫かな?。
生きている人はあなただけではありません。
何億人といます。
一人一人の意識で『社会問題』は減ると思います。
平和、な世界がいずれ訪れることをお祈りしながらこの小説を完結とさせていただきます。
読んでくださった皆様本当にありがとうございました。
成人してない未熟者ですがこの小説で何かいい変化が一人一人にあるといいな、と心から思います。
- Re: シンジルッテナンデスカ? ( No.12 )
- 日時: 2014/02/25 22:43
- 名前: ルシファー ◆BdJLOScoFg (ID: KgobaFNd)
あぁ。逝っちゃった。
完結、おめでとうございます。
すごく面白かったです!
- Re: シンジルッテナンデスカ? ( No.13 )
- 日時: 2014/02/25 23:31
- 名前: 呉羽 (ID: 1uNXOfR/)
>ルシファーさん
逝っちゃいました…。
私の友達が自殺しててこういう展開にしようかって悩んだ末です。
ありがとうございます!
またべつの作品を思いついたら書きます!
読んでくださりありがとうございました!