社会問題小説・評論板
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- 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜
- 日時: 2014/04/11 18:15
- 名前: フリーク・カイノ (ID: QYM4d7FG)
携帯電話をカチカチと鳴らす音がする。
五月蝿すぎて耳を塞ぎたいぐらいの罵倒が聞こえる。
カイトは絶対裏切らないって思ってたよ。
それはただ私の妄想に過ぎないんだね
______プロローグ ノノハ視点_______________
- Re: 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜 ( No.9 )
- 日時: 2014/04/17 19:28
- 名前: フリーク・カイノ (ID: QYM4d7FG)
あ、新しくシリアス・ホラーで「目が覚めたら」を書きます。
そちらもよろしくお願いします
- Re: 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜 ( No.10 )
- 日時: 2014/06/28 19:28
- 名前: フリーク・カイノ (ID: QYM4d7FG)
目を覚ますと病室のベットの上だった。
隣にはタマキの両親が泣いている。
「どうして泣いてるの?」
私は目の前に立っている暗い顔をした軸川先輩の顔に聞いた。
「君は取り返しのつかない事をしてしまったんだよ。
例えば、タマキくんを椅子で頭を殴りつけて、血だらけになったところを攻撃してしまったんだ。今君の隣のベットに意識不明で寝込んでる。
多分もう脳が破壊された。今後、喋ることも歩くことも感情を出すことも永遠にできない植物人間になるね。」
カイトもまた隣のベットにいた。
「いやぁ、ビックリしたぜノノハ。お前、腕が変なふうに曲がってもすぐさ治療もせずに治っちまうんだからな」
一瞬カイトの目が赤く光った。
「まずい、軸川先輩。タマキさんの心拍数が低下している。」
本当にタマキの顔は誰かに首を絞められてしまったような顔をしていた。
私は病室のベットをそっと抜け出して、スマホを起動させて裏サイトを見た。
ツイッティアにはこう書かれている
『√学園 高校2年生 アインシュタインの称号持ち 大門カイト
今度の虐め(ゲーム)の標的(ターゲット)』
それを見ていた、アナがにやっと笑った。
「アナが思うに、面白い虐め(ゲーム)になりそうなんだな☆」
- Re: 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜 ( No.11 )
- 日時: 2014/06/29 11:24
- 名前: フリーク・カイノ (ID: QYM4d7FG)
_カイト視点_
今日俺が学校へ行ったら靴箱に
大量の紙が入ってた。
中身はこう書いてあった。
「お前汚い」 「お前だます」 「カイトなんて嫌い」
「死んじゃえよ」 「ロン毛」
俺は紙を握り締めて、ため息をついた。
上靴を履こうとしたが持ってきていた上靴が
ない。
しょうがないな、借りに行こう。
*****************
「ノノハ君、目が覚めたかい?」
あっ…あれ?カッカイトは?とっ隣にいない!
逃げたのかな…もう…パズルバカなんだから…
「いいや、ノノハ君。カイト君は入院してはいないよ。
悪い夢でも見たのかい?」
軸川先輩…一瞬目が赤くなりましたよ?まさか…レプリカ
リングが…しかもなんで心を読んだの?
腕につながる点滴をガタン、と動かした。
「ははっ、君にはまだ話してなかったね。ごめん。
僕の赤い目は能力があるんだ。今は明かせないけど。」
ザザーっ、ザザーン、ザザザザザっー
頭に浮かんでくる過去の自分が。
「今はなさないで!」
ノノハは敵視するかのように赤い目でソウジを見た。
「君の能力は…目を刳り貫く」
「目を…刳り貫く?」
「君はその目で人を何万人も視線で破壊し尽くすことができる。
隣にいるタマキ君も、君の視線で頭を操られてしまい自分で頭を机の下に寄せて
椅子で頭を壊そうとしたんだよ。いやぁ危ない、今君は僕の目を抉り取ろうとしたよ。
ノノハ君、この能力は危ない。その能力で未来も過去も書き換えたり、捨てたりすることができる!」
何を言っているんだと思うとノノハは口を結んだ。
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「すみません、先生。上靴が何かの拍子で隠されてしまいました。
天才クラスのみんなにも犯人がいないか伝えといてください。」
後ろから舌打ちが聞こえた気がした。
- Re: 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜 ( No.12 )
- 日時: 2014/11/01 08:40
- 名前: フリーク・カイノ (ID: QYM4d7FG)
久々に更新
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「嘘みたいなこと言わないでくださいよ先輩…」
ノノハはヘラヘラと笑い、真顔になる。
「いや、ノノハ君の目の色は間違いなく能力者の目であって」
「アニメの見すぎですよ、軸川先輩。」
確かに、自然の敵Pさんの曲にも赤い目をしたメンバーがいたはず。
軸川先輩は黙って口をつぐんだ。
そういや裏サイトはどうなってるかな?
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to:パズル男
なんでノルティ、いやノノハいじめんだよお前ら。
仲間いじめて何が楽しいんだよ。
to:あんなところに鹿がいるッス!ちょっと見てくるっす!
>>パズル男さん
そのとおり、何故いじめるんでしょう。
俺にはいじめるような理由がわからないっス。
でも、絶対にいじめられるようなことはノルティさんはやってないはず
なんスけど。
to:うにねこ
>>パズル男 あんなところに鹿がいるっス!ちょっと見てくるっす!
あんたら馬鹿?
此処は、井藤ノノハを叩くところだよ?
そんぐらいわかってるよね?
to:メデューサガール
いじめは、よくないよ!
やめようよ!
(´;ω;`)
to:猫目
天才クラスが何やってんの?
仲間叩くなんて最低なやつじゃないの?
to:数字王 G
大体さぁ、なんで関係ないやつが入ってくんの?
ウザイからやめてよwwww
????????????????????????????????
「目を刳り貫く…ねぇ。」
過去を書き換えられる能力かぁ…
羨ましい。
「目を、刳り貫く…?」
何もかも破壊できる能力か。
- Re: 何気ない日々〜ファイ・ブレイン〜 ( No.13 )
- 日時: 2014/11/04 13:06
- 名前: フリーク・カイノ (ID: QYM4d7FG)
_POG内 管理官室_
ルークが赤いハンコで「至急」と書かれた重要な書類を見る。
そしてため息をついた。
「ルーク様、何をお悩みで」
ビショップが問いかけながら、紅茶をすする。
「…いや最近、カイトがいじめられている気がしてならないんだ。」
「…そうですか。でも先にルーク様はこの書類を…」
「そんなの言わなくてもわかってるよ。」
ルークは仕掛けておいた、学園内の隠しカメラの映像を確認した。
カイトがため息をついている映像を見た。
「ビショップ、後で書類を終わらせるから、この映像について…調べて
くれないか」
「お言葉に甘えてそうさせていただきます」
ビショップはUSBメモリーをルークのパソコンから抜き、
別の部屋へ出て行ってしまった。
「カイト、今僕が助けてあげるから。」
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to:ノルティ
いい加減にしてよ。
仲間を傷つけて何が楽しいの。
私には何もわからない!
でもキューちゃんたちはそんなことしない!
カイトが、可哀想じゃない。
to:数字王 G
はいはい固有名詞出さない
固有名詞っていうか個人情報出されても困るんだけど
すっごい迷惑だよ。
パズル男のプライバシー侵害してるんだよ
それぐらいわかる?
to:うにうにねこ(名前変えたよー
そうだよ、個人情報出しちゃダメー
先生に教わらなかったの?
ノノハはそっとスマホの主電源を切った。