社会問題小説・評論板
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- 天使な悪魔
- 日時: 2014/04/13 19:08
- 名前: ルピカ (ID: oLuwXpG0)
私は 中西 瀬奈。中学一年生!
四月から花が森中学校に入学するはずだったんだけど、入学式前日、車にはねられ…。
全治3ヶ月の重傷を負いました←。なんとか辛いリハビリに耐え、ただいま校長先から入学を認めてもらいました。あー良かった。まぁ認めてもらえないってことはないけど。
私のクラスは1年C組だった。クラスには花が森幼稚園の時から一緒で、親友の
溝端 理乃ことりっちゃんもいるし、私の憧れ、黒澤 玲さんもいて、凄く学校が楽しみだ。
花が森中学校は主に、花が森小学校、花園小学校、森下小学校の三つから生徒がくる。
この3校は水泳記録会や習字大会などで一緒に交流する機会があったため、顔見知りの人がほとんどだし、友達のことでは大丈夫だろう。
先生も若い女の人で、ほんわかした雰囲気の優しそうな人だった。
私はウキウキな気分で、1ーCの扉にてをかけたー
- Re: 天使な悪魔 ( No.10 )
- 日時: 2014/05/03 11:40
- 名前: ルピカ (ID: xq4DbqqB)
「… ?」
あたし…寝ちゃってたみたい。ママに酷いこと言ってしまった。謝ろうー そう思ってドアノブに手をかけた時だった。
「瀬奈なら平気よ。そのうち心開くだろうし。」
「そうか?気難しい年頃だろう?」
「大丈夫大丈夫。」
「うーん。」
ママと男(彼氏)の声だった。
やっぱりママは全然分かってないやぁ。はは、私のことなんだと思ってんのよ…
ふざけないでよ…私はママの操り人形じゃないッ!
リュックに服や財布、携帯を詰めると部屋の外に出て外から鍵をかけた。
足音を立てないように階段を降りると、普段履いてる靴をそのままにして、あまり履かない靴を履いた。
家出したってすぐ分かったら、探されるかもしれないし。
行く当てなんてないけど、ここにはいたくない。
ママ さよなら
- Re: 天使な悪魔 ( No.11 )
- 日時: 2014/05/04 13:48
- 名前: ルピカ (ID: xq4DbqqB)
家出したっていっても、行くとこないなぁ。
小学5年生の時、彼氏に夢中のママの気を引きたくて家出した。
当然家出たって行くとこなかったから近くの公園の遊具に隠れてた。
凄く心細くて、一人で泣いていた。そしたら、犬の散歩に来てた黒澤さんが私に気づいて、何も言わずにずっと横にいてくれて。
2人で夕陽見てたんだっけ…
あの時隠れてた遊具の下に腰を落とした。何か小さく感じるなぁ。
あたし、一人だ。
親何かいない。
強くならなきゃ。
泣いちゃ駄目だ。
- Re: 天使な悪魔 ( No.12 )
- 日時: 2014/05/04 14:26
- 名前: ルピカ (ID: xq4DbqqB)
「ねぇ」
振り向くと、黒澤さんが居た。
「家出?」
「そうなの。家にいたくなくて。」
あの時みたいに黒澤さんは、それ以上何も聞いてこなかった。
「ふぅーん」
「黒澤さんは?何で公園に?」
「あぁー。散歩? シロ、死んじゃってさ。あの子、この公園大好きだったから。今も、あたしの近くにいると思うの。で、散歩道、歩いてた。」
「え、シロ死んじゃったんだ…。さみしいね。」
「さみしくないよ。あたしは、一人で平気。あたしが前より強くなったから、シロは安心したんだろうね。」
そっか…。
「あたしもね、今一人で生きるって誓ってたんだ笑 でも、自信ないよぅ
本当は凄くさみしいの…」
涙を我慢してたのに、溢れてきた。
黒澤さんはあたしを抱きしめると
「あたしがいてあげる。 強くなるまで見守ってあげる」
- Re: 天使な悪魔 ( No.13 )
- 日時: 2014/05/05 19:21
- 名前: ルピカ (ID: xq4DbqqB)
「ありがとう…あたし、負けないよ!」
クスッ
「瀬奈らしくなったね」
「あのさ、玲って呼んでいいかなぁ、」
「いいよ。」
「本当?あたしね、学校来て、玲のことさがしてたの
だけど教室にいないから…掲示板でも言ってたけど、1ーCっていじめがあるの?」
「うん、先生は気づかないし。役立たなくて困るよ。だから、あたしが何とかしないと」
「あたしも手伝う!」
「え?」
「玲の役に立ちたいの」
- Re: 天使な悪魔 ( No.14 )
- 日時: 2014/05/05 19:33
- 名前: ルピカ (ID: xq4DbqqB)
「本当?協力してくれるの?」
「うん。あたし、玲にいつもいつも励ましてもらってばかりで…何か恩返ししたい!だから、手伝わせて」
「ありがと。でも、あたし達はいじめに立ち向かうことになる。知恵のある大人でも苦戦する難問だから、相当手強いよ。」
「2人なら怖くないよ!」
今日から一人暮らししている玲に泊めてもらうことにした。
ただし、一つの条件付き。
「親に言うこと」
まぁ、しょうがないないかぁ…
プルプル…プルッ「…はい?」だるそうな声でママが電話に出た。
「もしもし?あたし。瀬奈だけど」
「あー何?」
は?何こいつーwうざww
「今日からす玲の家に泊めてもらうからー」
「ふぅーん。迷惑かけないでよー?そういうの面倒くさいから」
こいつクズだゎw
「りょーかいー男とよろしくやってろ」
ブチッ
そういって電話切ってやったwざまぁw