社会問題小説・評論板

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天使な悪魔
日時: 2014/04/13 19:08
名前: ルピカ (ID: oLuwXpG0)

私は 中西 瀬奈。中学一年生!
四月から花が森中学校に入学するはずだったんだけど、入学式前日、車にはねられ…。
全治3ヶ月の重傷を負いました←。なんとか辛いリハビリに耐え、ただいま校長先から入学を認めてもらいました。あー良かった。まぁ認めてもらえないってことはないけど。



私のクラスは1年C組だった。クラスには花が森幼稚園の時から一緒で、親友の
溝端 理乃ことりっちゃんもいるし、私の憧れ、黒澤 玲さんもいて、凄く学校が楽しみだ。

花が森中学校は主に、花が森小学校、花園小学校、森下小学校の三つから生徒がくる。
この3校は水泳記録会や習字大会などで一緒に交流する機会があったため、顔見知りの人がほとんどだし、友達のことでは大丈夫だろう。
先生も若い女の人で、ほんわかした雰囲気の優しそうな人だった。

私はウキウキな気分で、1ーCの扉にてをかけたー


Re: 天使な悪魔 ( No.1 )
日時: 2014/04/13 21:36
名前: ルピカ (ID: oLuwXpG0)

ガラガラッ
手をかけた瞬間、教室の扉が内側から開いた。
「⁉︎」
「ぅわっ!びびったーって、瀬奈じゃん!」
聞いたことあるハスキーな可愛い声がした。「りっちゃん?」
久しぶりにあって、小学生の時より大人っぽくなったりっちゃんがいた。
「瀬奈〜足大丈夫かぁ?待ってたぞッ」

りっちゃんは変わってないなぁ笑。
面白くて、優しくて、姉御肌でー。

「瀬奈おいでよ!みんな待ってたんだよ~!」りっちゃんに手を引っ張られ、
私は教室に入った。
クラスはざわざわしていて、みんななかよさげにふざけ合っていた。
すごく、男女仲が良くて一つにまとまっているクラスだなって思った。

みんな、すぐ私を受け入れてくれて安心した。
瀬奈ってよんでいぃー? 足大丈夫? 一緒に帰ろー!とか、よく声をかけてくれた。
そういえば、黒澤さんがいない。小学校の時はよく席に座って本を読んでた。必ずいつも教室にいるから不思議に感じた。「りっちゃん、黒澤さんは?」私が言うとりっちゃんの顔が引きつった。というかクラスが急にシーンとした。「?」え、なになに…どうしちゃったの?NGワードだったのかッ「さ、さぁ?トイレ?それより今日プリクラ撮りいこ!」
「うん、行こう行こうッ!」みんな何もなかったように騒ぎたした。りっちゃんが助け船を出してくれたんだ。でもなんで?黒澤さんがどうかしたの?1ーCには何があるの?何か隠してることがある。 私は一瞬でそれを悟った。

Re: 天使な悪魔 ( No.2 )
日時: 2014/04/13 21:32
名前: ルピカ (ID: oLuwXpG0)

放課後
「りっちゃん、黒澤さんになにかあったの? 」
私がそう言うと、りっちゃんは黙って立ち止まった。下を向いたまま。
「瀬奈、今からあたしが言うこと、他の人に言ったり、聞いたりしないって、約束できる?」
りっちゃんがいままで聞いたことないような低い声でいった。
「う、うん」








「1ーCには、天使の仮面を付けた悪魔がいる。」

Re: 天使な悪魔 ( No.3 )
日時: 2014/04/14 21:25
名前: ルピカ (ID: oLuwXpG0)

「………。」

私はこの時、りっちゃんの言っている意味がさっぱり分からなかった。りっちゃんに聞いても、「意味何て分からない方がいいかもしれない。」
そう言って地面の石ころを蹴っ飛ばした。
石ころは勢いよく転がると、やがて家の石段にぶつかり、真っ二つに割れた。
「瀬奈、瀬奈は何か感じたり、見たりしても、何も知らないフリをするんだよ。
大丈夫。そうすればきっと…。」
りっちゃんは駄々をこねる子供に言い聞かせるように言った。
「う、うん…?」何となく返事はしたけど、やっぱり、りっちゃんの言っている意味がわからない。ちんぷんかんぷんだ。今日の私の宿題は、りっちゃんの言った意味を理解することだな。家に帰って、じっくり考えるとしよう。


Re: 天使な悪魔 ( No.4 )
日時: 2014/04/15 14:31
名前: ルピカ (ID: oLuwXpG0)

…。やっぱり、りっちゃんの言った意味がわからない。
私は凄く馬鹿なもんだから…テストなんて70点とれるかとれないかだし、赤点だから、居残りの常連客なのだ。そういえば、私が何故、黒澤玲さんに憧れているというと…頭がよくて、どんな事にも動じない、落ち着きがあって…話すと長くなるんだけどね。ま、とりあえず私と正反対てこと。一匹狼で、りっちゃんがいないと何もできない私には遠い存在でもある。


黒澤さんになにがあったのか、花が森中学校1ーCにはなにがあるのかー

はぁ… 私には難しすぎるから、知恵を貸してもらうしかないな。


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