社会問題小説・評論板

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Discord
日時: 2014/10/10 19:29
名前: 荒瀬シア (ID: K3Hf956n)

この、物語は血表現、グロテスクな表現が含まれます。

苦手な方は戻ってください。

Re: Discord ( No.7 )
日時: 2014/10/13 19:41
名前: 荒瀬シア (ID: 22LHFLcQ)

レオside

馬鹿だ。

特にあのレネ。

あの時殺していれば助かったのに。

人より自分を優先しろよ。

まぁ、もしかしたら俺の様な心の汚れた人間かもしれないが。

[十年前]

ドンッ

「痛っ!」

僕、誰かにぶつかった・・・?

「おい、痛いのはこっちだクソガキ!」

僕の目の前にはお姉さんが立っている。

「お前のせいでジュースの染みがついたんだよ!!」

「ご、ごめんなさい!」

「ね〜雅子〜やりたいことやっちゃえばー?」

もう一人のお姉さんが言った。

Re: Discord ( No.8 )
日時: 2014/10/15 18:22
名前: 恵美 (ID: h4O0R2gc)

「じゃあ、私達が旅行終わるまでいじめようかな〜」

お姉さんはそういった。

それから地獄が始まった。

一日目はおなかをけられたりした。

二日目は顔を殴られた。

三日目は首を絞められて半殺し状態にされた。

そして、最後の日。四日目だった。

「今日でバイバイなんだよね〜だから、記念を残してあげる!」

お姉さんはそこら辺にあった棒で僕の目を潰した。





Re: Discord ( No.9 )
日時: 2014/10/15 19:04
名前: 荒瀬シア (ID: h4O0R2gc)

「う、うわぁぁぁん!!」

俺は急いで近くにいた人に助けを求めた。

だが、だれも、俺を見るやつはいなかった。

俺は家に帰ると母さんに話した。

実は知らない女の人に暴力をされていたこと。

目を潰されたこと。

そうすると、母さんは驚いた顔で寝室へ向かった。

Re: Discord ( No.10 )
日時: 2014/10/19 13:25
名前: 荒瀬シア (ID: rVkL8ucn)

「はい。レオ。」

そういって母さんは目玉を渡した。

「これを入れるのよ。病院はいきたくないから・・・」

俺は言われたとおりに潰された目玉を取って、入れた。

ヌチュっと音がした。

でも、偽眼だから涙は出ないし、見えたりもしない。

しかも、父さんの目は黒眼だった。

俺は青眼。要するにオッドアイになった。

そして、三年後。

「レオ・・・話したいことがあるの・・・」

いきなり母さんが言った。

それは俺の十二歳の誕生日だった。

「どうしたの?ママ。」

俺はケーキをほおばりながら聞いた。

「私、人を殺したの。」

「・・・え?」

誕生日なのにと思った。が、大好きな実の母親の話を無視したくはなかった。

「あのね、私レオのことしか見えなくなったの。だからレオのためにパパを殺して、レオに目をあげたのよ。ごめんね・・・」

母さんは涙を流していた。

「ママ・・・」

「誕生日なのにこんなこと言ってごめんね。さようなら、レオ・・・」

母さんは自分の寝室に行った。

俺は残った食べ物を冷蔵庫に入れると食器を洗った。

歯磨きと風呂を済ませると布団に入って色々考えた。

(僕のためになんか何で・・・?)

当時オッドアイだからといじめられていた俺は自己嫌悪の状態だった。

だから、目を潰された自分を心の汚い人間だと今でも思っている。

次の日、俺が起きるとテーブルには手紙が置いてあった。

(愛するレオへ

昨日も言ったとおり、私は貴方の実の父親を殺しました。

病院にどうしてもいかせたくなかった。

だって、私が子供のとき、私のおじいちゃんが、お医者さんに

殺されちゃったの。

それは六歳だったけど、私は優しいおじいちゃんが大好きだったのに、

殺されてショックを受けてトラウマになって、病院はいきたくなくなった。

あのときのように貴方が死んでしまうのがいやだった。

だから、お父さんを殺して、貴方にあげた。

お医者さんと同じだって、三年後に気づいたの。

大人気ないわね。ごめんね。

だから、死んで償いました。

今までありがとう。私の大好きな大好きなレオ。

貴方の母親エルヴィより。)

Re: Discord ( No.11 )
日時: 2014/10/19 15:24
名前: 荒瀬シア (ID: rVkL8ucn)

「!!」

俺は青ざめた。

急いで寝室に向かうと、首、手、足を切って首吊りをしていた。

「うそ・・・?マ、ママ?う、うあぁぁぁ!!」

俺はずっと泣いていた。気が済むまでずっと。

そのときに近所迷惑だと人がドアを壊してやってきたとき、

俺は助けを求めた。

その人は警察に通報した。

俺は警察に自分のせいだといったが、凶器に俺の諮問はついていないし

遺書もあったことから自殺と推定して逮捕はしなかった。

そして勿論、学校でも広まったため、いじめはエスカレートした。

そのある日。

「も、もう・・いじめないでよ!」

俺は勇気を出していじめのリーダーの女子に言った。

「はぁ?何言ってるの?あんた目の色ちがくてキモいし、あんたのところのお母さん死んだってね。そんな変なやついじめない人がおかしいでしょ?」

そういって俺のヘアピンを取って踏み潰した。

「あっ!駄目!!」

そういう前にヘアピンはもう壊れていた。

そのヘアピンは俺が三歳のとき、ガキ大将に遣られたとき母さんがなぐさめながらくれたヘアピンだったから、大切なものだった。

「お前!!」

俺は女子を睨んで殴った。

「きゃっ!!・・いたい!!」

「大丈夫!?シラ!!」

いじめリーダーの周りに人が沢山来る。

「うるせぇ!!皆死んでしまえ!!」

俺は我を忘れて鋏で切りつけた。

「きゃあああ!!」

「死ね!死ね!死ね!死ね!!」

俺はどんどん刺していった。

「うぐっ!わかったから・・・ごめんて!やめ・・・て!!」

俺は頭を踏みつけた。

「いやっ!!」

「俺のヘアピンはこんな気持ちだったんだ!!」

俺の一人称はそのときに僕から俺に変わった。

他の奴等は見てみぬ振りをした。

先生は何かをしようとはしなくなった。

皆は俺に歯向かおうとしなかった。

俺はこのとき、母さんを裏切る同様のことをした。

「誠実に生きるのよ?」という母さんの言葉を裏切った。


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