社会問題小説・評論板

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大切なもの
日時: 2014/10/23 13:37
名前: 白雪 さくら (ID: CPoyQL3x)
プロフ: http://062505100612




あの日、あの人に出会わなければ

今、私はいなかっただろう。

今、幸せに暮らせていなかっただろう。



あの日…あの時…

彼がいたから…





私はここまでこれたんだ。



彼のおかげで



あの地獄から抜け出せたんだ。

Re: 大切なもの ( No.3 )
日時: 2014/12/09 21:29
名前: 白雪 さくら (ID: aQ8KRPnj)
プロフ: http://062505100612

ー 教室 ー

若菜 『おはよう〜!』

皆 『おはようー!』『はよー!』

皆にあいさつして、自分の席に着く。
学校ではいじめられてるわけでも、友達がいないわけでもない。


『わかなぁー!おはようっ!』

そう言って抱きついてくる、心友の神谷 凛。 (かみや りん)
凛とは保育園の頃からの付き合いで、もう10年くらい一緒にいるかな?笑

凛 『あれ?若菜、どうしたの?このあざ……』

若菜 『…あ、あぁ、これ?笑
昨日、階段から落ちちゃってさぁー笑 』

凛 『えぇ!? 痛そう…』

若菜 『大丈夫大丈夫。 そのうち治るし。笑』


よかった。バレるところだった…。
親に暴力をふるわれてることは、凛にも言ってない。
言ったらなんて思われるか…そう考えたら怖くて、言えなかった。

凛 『でさぁー、昨日 ママがさぁー…』

凛の家は、家族みんな仲が良くて。
よく家族の話をしてる。
凛の家に遊びに行った時にも、すごく良くしてもらって…
親から愛されてもいない私にとって、凛の家族の仲の良さは、
すごく羨ましいものだった。

Re: 大切なもの ( No.4 )
日時: 2014/12/09 21:44
名前: 白雪 さくら (ID: aQ8KRPnj)
プロフ: http://062505100612

凛 『…とかってさぁー!ちょっと若菜、聞いてる!?』

若菜 『え、あっ、ごめんごめん。笑』

もー!ってふくれてる凛。
いつもは明るくて天然で、頼りになるけど、
たま〜に子供っぽいところもある。笑

若菜 『ほら〜授業始まるよ?』

凛 『わっ、先生来るっ!』

そう言って急いで席に戻る。

私の席は窓際の1番後ろ。
凛の席は廊下側の一番前。
離れすぎでしょー笑



ーーガラッ


『ほらー席つけー』

そう言って入ってきた、私たちの担任、安山 隆大 (やすやま りゅうた) 。
生徒には "隆ちゃん" って呼ばれてる。笑

隆大 『えーっとなぁ、今日は転入生がいる!』

皆 『ええっ!?』

…え、ちょちょ、聞いてないけど?笑

男子 『おいおい、聞いてねーぞ!』
女子 『そうだよー!』

隆大 『そりゃあ、そうだ。今初めて言ったんだから。』


おいおいっ!笑
隆ちゃんらしいなぁ。笑


隆大 『とりあえず、入ってこーい』


ーーガラッ

Re: 大切なもの ( No.5 )
日時: 2014/12/17 15:43
名前: 白雪 さくら (ID: LnKEE4Q4)
プロフ: http://062505100612

_______

? 『失礼します。』

『今日から、この学校に転入して来ました。






__________南雲 慧 (なぐも けい) です。』


そう言って彼は微笑んだ。


____ドキッ…


彼の笑顔を見て、胸が高鳴った。
整っていて綺麗な顔立ち、ふわっとした黒髪、
しなやかで男の子にしては華奢そうな体つき。




私は彼に









______一目惚れした。

Re: 大切なもの ( No.6 )
日時: 2014/12/17 16:01
名前: 白雪 さくら (ID: LnKEE4Q4)
プロフ: http://062505100612


" きゃぁー…/// " " ちょーかっこいいんですけど…♡ "

周りからは女子のそんな声が聞こえる。


隆大 『えーっとじゃあ…若菜!』

若菜 『へ?あ、はいっ!』 ガタンッ

私は呼ばれたことに驚いて、勢いよく席を立ってしまった。

若菜 『あっ…/// 』

" あははっ笑 " " 若菜 大丈夫ー?" " どうしたんだよ、白雪ー笑 "

案の定みんなに笑われちゃって…恥ずかしいよー…/////

慧 『 (クスクス 』

しかも南雲くんまで!
もー…/////


隆大 『はいはい、静かにー!笑
じゃあ、若菜。よろしくな?』

若菜 『は、はーい…!』


そう言って座ると、南雲くんが歩いて来て隣に…。

慧 『よろしくね。えっと… 』

若菜 『あっ、小花依 若菜です…』

慧 『ん、若菜ちゃんね。あ、俺のこと名前呼びでいいから!
よろしくね (ニコ 』

若菜 『う、うんっ…よろしくね!/// 』



出会ってすぐだけど… 私は慧くんに恋をしました。






けど、なんでだろう…



慧って名前、聞いたことがあるような…
慧くんと、会ったことがあるような…



…まぁ気のせいか。




その時は何も気に留めていなかった。



…そう、私は忘れていた。

大事なことを___

Re: 大切なもの ( No.7 )
日時: 2015/03/09 23:05
名前: 白雪 さくら (ID: .cyOEvRH)
プロフ: http://062505100612

ー 1週間後

___ガラガラッ

若菜『おはよ〜!』

みんな『おはよー』『おはよ!』『おーっす』

凛『わかなおはよー♡ (ぎゅぅ』

若菜『お、おはよ凛...(苦笑』


若菜『おはよ!慧』
慧『おはよう、若菜 (ニコ』


あれから1週間が経って、慧はだいぶ学校に慣れたみたい。
クラスにも馴染んでるし、よかった!



♪〜 ♪〜 ♪〜 ♪〜

慧『ん?携帯鳴ってるよ』

若菜『あれ?ほんとだ
めずらしいな〜誰だろ...』


普段こんな時間に電話きたりしないのに..
誰だろ?

携帯を開くと、ディスプレイには

【おかあさん】



....え....私、なにかしたっけ..?

そういえば、ここ1週間は暴力をふるわれてない。
まぁ私が避けてるんだけど....


とりあえず出なきゃ....

あまり人気の無い階段に行き、
深呼吸をして、静かに電話に出た。


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