社会問題小説・評論板
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- ヒーローの夢物語
- 日時: 2015/01/19 18:40
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: CWUfn4LZ)
ある日を境に夢に出てきた同い年くらいの少女。
彼女は繰り返す。何回も何回も。俺を助けるために。
彼女が言うこの【夢】から。
____ボクはキミを助けるよ。絶対に。だから待っていて。
___×××。
初めまして、黒兎うさぎです。
小説自体は今まで何回か書いていましたが、このサイトでは初投稿となります。
この小説には、いじめ表現、少しの血描写があります。
苦手な方はブラウザバックをお願いします。
拙い文章ですが読んでいただけると嬉しいです。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.7 )
- 日時: 2015/01/21 21:42
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: .tpzY.mD)
「___ということで、彼女は転校してきました、皆さん仲良くするように」
すると生徒からは返事が返ってくる。
「じゃあ席は…「彼処がいいです。」
彼女が指差したのは、思わず二度見してしまったけれども俺の机の隣だった。教室が少しざわめく。
確かに俺の席は窓際の一番後ろで、隣は空いている。
しかし、周りの席からは不自然に離れていて、例え初めて見たとしても関わりたくないとは思うはずだ。
なのにわざわざなんで隣。
「彼処だけなんか離れてますし、ボクが座っても余裕はありますよね?」
「え…まぁそういうことなら…じゃあそこに置いてある机を使ってください」
「分かりました」
にこっと笑って、机を俺の隣に動かして座る。
「よろしくね。」
「っ、あぁ」
うわぁ、なんかめんどくさそうなことになりそう。
そういうの嫌いなのに。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.8 )
- 日時: 2015/01/22 15:58
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: z/hwH3to)
なんだかんだで時間は流れ、現在昼休み。
飯の時間だ。俺はいつも校舎の中でも人通りの少ない、中庭らしきところで食べる。
クラスの奴等と会うと面倒だし、ここら辺はたまに花とかに水をあげに来るおばちゃんくらいしか来ない。
それで今日も中庭で食べようとして、そこにあるベンチみたいなとこに座る。
すると足音が聞こえてくる。
おばちゃんだろうか。なら気にすることはな__
「っはぁ…っ、やっと見つけたぁ!」
「うわぁっ?!」
自分ながら情けない。
それもそのはず、転校して来た彼女だったからだ。
「いきなり居なくなるからびっくりしちゃったよ!」
「いや、何でそっちがびっくりすんだよこっちが一番びっくりだわ!」
「うぐぅ……ごめん…」
なにこいつ小動物なの?垂れてる耳が見えんですけど。
そもそも何しに来たんだ。
俺は別に普通のクラスメイトAでいいんだけど。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.9 )
- 日時: 2015/01/22 16:32
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: I4LRt51s)
「俺に何か用?」
そういうと彼女はぱあっと笑顔になって、
「そう!一緒にご飯どーかなぁって!」
いや、どーかなぁって言われても、ね?
転校生だし、こっちいじめられてるし、色々とヤバいんじゃ…
しかもこっちは名前聞いてないしあっちも知らないだろうし。
「名前なら知ってるよ?」
「……は?」
「でも普通に呼ぶんじゃつまらないから、キミの事は夜って呼ぶね!」
…?俺、そんな名前だったっけ?
……思い出せない。自分の名前くらい興味なくても覚えろよ…
「で、ボクの事は朝って呼んで?どうせキミのことだからボクの名前聞こえてないでしょう?」
「なんでそれ知って…」
「ふふ、なんとなく、だよ」
楽しそうにニコニコ笑いながら話している。
そして当然のように俺の隣に座って弁当を食べ始めた。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.10 )
- 日時: 2015/01/22 22:12
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: w7lzUlmG)
「ところでさぁ…」
「ん?なぁに?」
こてんっと首をかしげる。
そういう反応もろに出されても困るんだけれども。
「お前なんで俺なんかに構うんだ?」
「うーんとねぇ……ボクの目的のため、だよ!」
言い終わってから「ん?なんか違う…」とうんうん唸り始めた。
目的とかそのために転校してきたのかよ。(転校してきた理由を聞いていなかったなんて言えない。)
「まぁ、ボクはキミの為にやってきたのだよ」
「のだよってなんだよ」
「なんとなくだ!」
やべえこいつと話すのすごい疲れる。
関わりたくねぇ…
……キーンコーン…__
「おわぁっ?!やばいもうすぐ昼休み終わっちゃう!」
「はぁ…」
俺は地道に弁当を食べて片付けていたため、焦る必要はないんだけれど。
まだ五分くらいあるし。
「にゃあぁぁ…夜、早くいこう!」
「っはぁ?!まだ時間あるだろ?!そんなに焦んなくたって」
「ボクにはあんまり時間はないの!」
お前の都合なんか知らねぇよ。
って言おうとしたがいつの間にか校舎まで引っ張られていた。解せぬ。
- Re: ヒーローの夢物語 ( No.11 )
- 日時: 2015/01/22 22:53
- 名前: 黒兎うさぎ (ID: w7lzUlmG)
それからというもの引きずられた俺は教室まで連れていかれ、屍になっていたという。クラスのいじめグループも可哀想という目で見ていた。
「放課後だ!帰ろう!へばっている場合じゃないよ!」
へばってる原因貴女なんですけど。
黒板の上の時計を見ると下校時刻ギリギリだった。
仕方ないため机の横に掛けてあるリュックを背負う。それをみて朝は満足そうに笑う。
「よしよし、では帰ろうではないか!」
「だから何で俺につっかかってくんだ…」
「ボクの目的のためだ!」
「それが何だって聞いてんだよ!」
俺の言葉を聞いて少し顔を曇らせたあと、「教えてあーげない!」
と満面の笑みで返された。
「ほらほらぁ、早く校舎出ないと閉められちゃうよー」
というと教室からたったっと出ていく。俺もしょうがないから朝の後をついていく。
朝感じたあのふわふわした感覚は少し薄れている気がした。

