社会問題小説・評論板
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 私の王国 【題名募集中】
- 日時: 2015/12/27 11:56
- 名前: アリエル (ID: z/mcMK1B)
私は、孤独だった。
いじめられるとか、悪口とか、そういうのも無かった。
そういうのは無いけど、
私は、居ないのと同じにされた。
悲しい?いいえ。
それが私の王国であり使命なのだから。
そう自分に言い聞かせていた。 本当は、目立つ人達が羨ましかった。
でも、私が目立つ人達に対する嫉妬を口に出したら、大変な事になる。
ある日、転校生が来た。
お父さんが凄い俳優の子。
そんな子は私には関係無いだろう。そう思っていた。
でも、その子は私に話しかけてくれた。
その子と仲良くなって、私は変わった。
転校生の子と一緒に目立つ様になった。
数ヶ月して、その子はまた転校した。
だけど、私の人気は変わらなかった。
クラスの女王となり、全てを動かす様になってから、思った。
昔目立っていた奴らに仕返ししようと。
間も無くその作戦が実行される。
【題名募集について】
この度、題名募集をしたいと思います。
『私の王国』
は仮の題名です。
よろしくお願いします。
- Re: 私の王国 ( No.3 )
- 日時: 2015/12/25 19:57
- 名前: アリエル (ID: z/mcMK1B)
私はその間、黙って見ていた。
私に逆らうなんて許されない。
だって私は女王様。この学校はお城。
周りの人は使用人。そう、校長であっても。
貧乏人から女王に変わった私に逆らうなんておかしい事だと思わない?
「……………。ゲホッ‥。何‥?証拠なんてないじゃない。」
二人は助けを求めるようにそう言った。
「ふうん。そういえば最近まで、茉莉花が私の部下である事を知らなかったようね?」
「…はぁ……………。まあ。」
「茉莉花と貴方達。そう、小百合と結花は親友。だから、茉莉花に何か言っているはずよね。茉莉花。持っていらっしゃい。」
「はい。」
そう言って、茉莉花は録音機を持ってきて、再生ボタンを押した。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「茉莉花って偉そー!」
「お金持ちだからって威張ってさ!」
「本当ウザい。」
「居なくなればいいのに!」
「茉莉花はどう思う?」
「は?何言ってんの?杏奈様はとても素晴らしいじゃない。」
「え?何言ってんの?」
「バッカみたい。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「始めから悪口を止めなかったのは、この証拠を残すためでしてね…。私、緊急時用にカメラと録音機は持ち歩いているので。」
「有難う。茉莉花。」
「有難うございます。杏奈様にそんな事を言われるだけで幸いでございます。」
茉莉花は満足そうに笑う。
「茉莉花……………。親友じゃなかったの?」
「裏切り者っ!」
- Re: 私の王国 ( No.4 )
- 日時: 2015/12/25 20:15
- 名前: アリエル (ID: z/mcMK1B)
茉莉花は二人を蹴りつけ、笑う。
「何が親友?杏奈様に逆らう奴は許さない。杏奈様は素晴らしいのに……………。そんな事を言うなんて…。杏奈様に失礼じゃないの!」
美幸も言う。
「杏奈様にそんな事を言うなんて考えられない。罰を受けて当然だわ。」
私は前に出て行く。
教室が静まる。
「いい?二人とも。今日の昼休み、屋上に来てくださらない?来なかったら…分かっているわよね?」
「クラスの皆さんも、昼休みに来てくださる?その一部の方はちゃんと二人が来るか見張っていて欲しいんだけど、」
小百合と結花の顔が青ざめていく。
「さようなら。皆さん。ちょっと私には用事が。」
- Re: 私の王国 ( No.5 )
- 日時: 2015/12/26 18:35
- 名前: アリエル (ID: z/mcMK1B)
私は、授業を休む許可を得ている。
ーーーだから、保健室でテレビでも見ていようか。
「こんにちは、先生。」
「あら、山桐さん。」
優しく、綺麗な先生は続ける。
「TVでも、見ますか?」
「有難う。鎌田先生」
ポチッとリモコンのボタンを押す。
ーー面白くないな。
TV局に、電話でもしようかな。
仕方なく、映画を見ていた。
気がつけば、昼休み。
急いでご飯を食べて、屋上に行った。
- Re: 私の王国 ( No.6 )
- 日時: 2015/12/26 23:14
- 名前: アリエル (ID: z/mcMK1B)
私はコツコツと階段を上がる。
「こんにちは、皆さん?奴隷どもは来ていまして?」
フフッと笑う。
「それが、まだです。他の人が連れて来ているそうですが…なかなかしぶとくて。」
「わかったわ。」
……。私にとってこのゲームは必要だと思う。
何時もは良い子と言う名の仮面を被り、微笑んでいる。
でも、如何してもストレスは溜まってしまう。
だから、その仮面を破り捨てて、素の私に戻る。
だから、このゲームは、大事なんだ。
- Re: 私の王国 【題名募集中】 ( No.7 )
- 日時: 2015/12/30 23:21
- 名前: アリエル (ID: z/mcMK1B)
二人は、よろよろとよろけながら屋上へ来た。
「遅いわね。どうしたのよ?豚。」
そう言って小百合の腹を殴り、美幸は結花を蹴る。
「痛い?痛いわよねっ。」
そう言って小百合の頬を殴る。
「す、すみませ…」
「謝るなんて犬でもできるッ。」
そう言って、小百合の頭を思い切り、全身の力を振り絞って殴る。
「いやっ。」
「はあ。もういい。こいつムカつく。」
「許してくださるのですか?」
「いや……小百合を殺してっ!」
「えぇ。」
「皆。校庭から突き落として。」
「「「「はいっ!」」」」
「イャアアアアアアアアアアアアアアア」
悲鳴とともに小百合は消えた。