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- 【カゲプロ】シンタロー受け【短編集】
- 日時: 2013/04/12 00:11
- 名前: 如月 桃 (ID: hH3N1CbI)
ここでBL作品を投稿するのは初めてです、如月 桃です。
ここに投稿される作品は、私の妄想であり、自己満です。
誹謗・中傷お断り!荒らしは森へお帰り←
タイトルの通り、ここにはシンタロー受けしか書かないです。たぶん。
何故なら私がシンタローを溺愛しているからでして、今のところ、シンタロー受け以外書く気はございません。ご了承下さい。
そして、私は現在PCが使えない状態にあり、編集などができないので、目次は作れません。お手間をとらせるようで大変恐縮ですが、下部の方などで、ページ移動をして下さい。
また、カゲプロのストーリーの解釈や小説などで明らかになっていない人物の目の力についてですが、話によって変わる事があるかと思われます。じんさんが小説にて確かな情報を載せるまでは、私の解釈によってストーリーを進めさせて頂きます。
以上のことをふまえて、作品をご覧下さい。
少しでも萌えて頂けたなら幸いです。
内容について、リクエストを募集したいと思います!
(例)『〇〇攻めで、アジト内デート』
※(如月)アテンション!
・文才は仕事を放棄しました。
・気分でこのスレッドを放置するかも。
・気まぐれ更新。
・批判するとー 困っちゃうなー☆←
- Re: 【カゲプロ】シンタロー受け【短編集】 ( No.1 )
- 日時: 2013/04/17 18:00
- 名前: 如月 桃 ◆Ab0N6LczLU (ID: 6xeOOcq6)
【嘘を吐いて】カノシン
4月1日と言えば、誰もが俺が考えていることを察してくれるだろう。
と、短い前置きをしておいてなんだが、率直に言おう、エイプリルフールであると。
じゃあ遠回しに言うなと数人に突っ込まれた気がしないでもないが、まぁ待ってくれ、これは仕方ないことなんだ。俺は今それなりに動揺している。
「シンタロー君、大嫌いだよ」
そう言って、猫目の男はソファ越しに背後から俺の首に腕を巻いている。
突然の告白に、俺は頭が真っ白になる。
行動だけならいつものことだからまだ良い。いや、良くない。けど、とりあえず置いておこう。
しかし、その状態で耳に囁くように、しかも唐突に言われて、果たして誰が冷静に対処できようか。
少なくとも俺には無理だ。
こいつや、その仲間にも、前まではコミュ障即バレの勢いで話していたと言うのに、これは俺のコミュ力が足りなさすぎる。
しかも、耳と言うのは性感帯の一つと言うではないか。つまり、俺は耳が弱い。
俺は大声で問いたい。
これ、何ていじめ?
「ふっ、シンタロー君顔真っ赤だよ?」
「……ッ! う、ううううるさい!! 離れろばかっ……!」
「ぶっ……! どもりすぎだしっ!」
俺が必死に言葉を返していると知ってか知らずか、思っくそ大笑いをかましている猫目の男こと、カノ。くそ、目に涙まで溜めていやがる。
「ふふっ………、ねぇシンタロー君」
「………………」
「あれ、拗ねちゃった?」
「………………」
「それ睨んでるつもり? 全然恐くないんだけど、むしろ涙目に上目遣いとか僕を煽ってるだけなんだよねー襲って良い?」
「お前の台詞には脈絡が無さすぎる黙れ!」
黙って睨んでみた結果がこれだ。
なんだ煽ってるって。なんだ襲って良い?って。わけわかめ。
つかダメに決まってんだろ!
「あははっ、ねぇシンタロー君?」
「今度は何だ!」
本当は答えたくないけど、また黙ったら黙ったで、こいつは好き勝手にいろいろ言うんだろうと簡単に予想がついてしまって、返した。
カノは静かに、しかしはっきりと口を動かした。
「嫌いだよ」
「〜〜〜ッな………!!」
何だかんだで顔に集まった熱が引いていたのに、また顔が火照るのを感じる。
どうしてこいつはこうも恥ずかしげもなく言えるのだろうか?
「シンタロー君」
いつもと変わらない笑顔で、俺の名前をまた呼ぶ。
それしか言っていないのに、こいつが言わんとしていることが手に取るように分かる。
それはきっと、付き合い始めてからの月日がそれなりに経過しているからだろう。
「……あ……うぅ………」
言おうとしても、自分がこれから言う台詞を思うと、羞恥で言葉にできなくなる。
そうやっている内にも、顔に集まる熱はどんどん上昇し、湯気が出そうになる。
そこで、一度深呼吸をする。こういうのは、口から滑るように言うのが良い。
「───お、おれも………」
「俺も? 何?」
カノはその先を促すように俺の言ったことを復唱する。
やめてくれ、こんなのただの羞恥プレイじゃないか。
が、ニヤニヤとしているところを見る限り、どうやら中断させてくれそうにない。
今度こそ、腹をくくる。
「っ………。………お前なんか…………大っ嫌い!」
最後は思いっきり言って勢いよきそっぽを向いた。
今、この顔を見られたら、間違いなく俺は死ねる。死んでしまう。
もう顔が熱すぎて目眩を起こしそうになる。
「ねぇ、シンタロー君。顔上げてよ」
いつの間に前に来ていたのか、俯いていた俺はカノの足元を見つめた。
「…………無理」
絶対ダメだ。とてもじゃないが見せられた顔じゃない。
そう思っていると、俺は強制的に顔を上げられていた。
すると斜め上にはカノの顔があって、いつもは自分より下の位置にあるのに、と呑気に考えていたら唇に柔らかい感触が。
そして、ゆっくりとお互いの顔が離れていく。
「───なっ、ななななな、」
何した、何をした!
何がどうなってこうなった!
これ以上顔が赤くなることはないだろう。
カノはいつにも増して、優しいにこやかな笑みで言うのだった。
「うん、愛してるよ。シンタロー君」
そのまま抱き寄せられて、ちょうどカノのお腹辺りに顔が当たる。
俺は、カノの服にしがみつくので精一杯だった。
- Re: 【カゲプロ】シンタロー受け【短編集】 ( No.2 )
- 日時: 2013/06/11 17:28
- 名前: 神ねーさま (ID: 6SeEpuIV)
おもしろい
- Re: 【カゲプロ】シンタロー受け【短編集】 ( No.3 )
- 日時: 2013/07/21 19:09
- 名前: 空空 (ID: DYDcOtQz)
こんにちは、空空です。
私は悶えて発狂して叫びまわるくらいシンタロー受けが好きなんですが、
文は読みやすく展開は面白い、シンタロー君超可愛いしで
勝手に手がお気に入りボタンに行っていました。無意識って怖い。
ダメだ、コミュ障イケヒキニートってメシウマすぎる・・・。
更新楽しみにしてますね。