BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 小学生BL物です、新しい小説5月30日投稿
- 日時: 2015/08/12 23:53
- 名前: 千早 (ID: kIkEWl1w)
小学生BL小説物を書いてみました
登場人物
名前:白原 充
年:10歳の小学5年生
性格:ツンデレ
補足:大嵩 雪火が初恋の相手
名前:大嵩 雪火
年:10歳の小学5年生
性格:明るい
補足:白原 充にラブラブ
名前:星河 一葵
年:24歳、教師
性格:つかみどころない性格
補足:この学校に来るまで本気で人好きになったことはなかった
名前:咲坂つかさ
年:10歳の小学5年生
性格:おしとやかで大和撫子
補足:女装少年
名前:水城晶(みずき あきら)
年:10歳の小学5年生
性格:とげとげしていて不良みたいな性格
補足:星河 一葵の事が気になっている
名前:谷川光(たにがわ ひかる)
年:10歳の小学5年生
性格:いつもおどおどしていて泣き虫
補足:咲坂つかさの事が一目惚れです
名前:桜庭 優(さくらば ゆう)
年:10歳の小学5年生
性格:誰にも明るく天真爛漫の性格
補足:女装少年
名前:秋山 圭一(あきやま けいいち)
年:10歳の小学5年生
性格:めんどくさがりで物事がなんでも大ざっぱ
補足:優と幼馴染
作品
木ノ瀬 梓×宮地 優
(女装少年×女装少年)
>>33
春日部 湊×小向井 晃
(親友)
>>32
白原 充×大嵩 雪火
(幼馴染)
>>1 >>4 前篇>>5 後編>>6 >>15 >>17 >>24
水城晶×星河一葵
(生徒×教師)
>>8 >>10
谷川光×咲坂つかさ
(クラスメート×女装少年)
>>12 >>13
秋山 圭一×桜庭 優
(幼馴染×女装少年)
>>21
和久津 智×和久津 麻耶
(双子×双子)
前篇>>27 後編>>28
安達 真人×平沢 司
(親友×親友)
>>30
- Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.23 )
- 日時: 2014/04/23 20:29
- 名前: 千早 (ID: Zq2QG6kE)
すいません、放置していました、新作はもう少し時間がかかりますからもう少し待っていてください
- Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.24 )
- 日時: 2018/07/14 22:20
- 名前: 千早 (ID: Sh.As9LL)
この小説は小学生のBL物です
登場伽羅は白原 充と大嵩 雪火です
大嵩 雪火の視点で書かれています
〜不安の先にある物〜
俺には命よりも大切な恋人がいる、相手の名前は白原 充、幼馴染で親友でツンデレで可愛らしい男の子だ、そう俺は俺と同じ男を好きになったんだ、禁断の恋愛をしているのに後悔はしていないし、むしろ誇りに思っている、でもある事件をきっかけに揺らぐことになる
その日はアイドルの仕事で学校を休んだ、しかも久しぶりのテレビの仕事で疲れてがピ−クに達したので家に帰るのを急いだ、ちょうど駅前を通る時に充を見かけたから後ろから充に抱き着いた
「充〜〜〜!」
「……」
でも充はいつものように驚いて照れることはせずにただ無表情で振り返るだけだった
「充…?どうしたの?」
「雪火、俺達の恋人の関係を終わりにしよう」
「えっ…?冗談きついよ、充」
「冗談じゃない、もううんざりなんだよ,馴れ馴れしい態度も過激のエロ動作も雪火の全てに嫌気がさしたんだよ、もう俺に話しかけるなよ」
「冗談だよね…?」
充はそういうと汚い物を見るような表情で俺を見つめると直ぐに後ろを向くとその場を早歩きで離れ始めた
「ちょっとまて!充!俺の話を聞いてくれ!悪い所は治すから!」
俺の問いかけを無視するように充の姿が見えなくなった
「待ってくれ、充!!」
手を充の方に伸ばそうとして目覚まし時計のアラームに我に返りしばらく辺りを見渡すと自分の部屋だという事に気がついた
「今までの事は夢だったのか?凄くリアルティーのある夢だったな…」
俺はしばらく夢心地のように天井を見つめると二分ぐらいしてベットから出ると洋服に着替えだした
「充は心の底で本当は夢の充と同じことを思ってたのかな?否定はできないよな…」
違うとは頭に思ってるけれども、でも否定はできなくて、充に出会うのが憂鬱だった
俺は教室に入ると後ろから誰かに話しかけられた
「おはよう、雪火」
「あ…ああ、おはよう、充」
俺は戸惑いながらたどたどしく話した
「雪火、どうしたの?なんだか元気がないみたいだけれども…」
充は心配そうに俺の顔を覗き込んだ
「えっ!?ああ、昨日のテレビの収録で疲れただけだよ、収録がハードだったからね」
俺は少し充から視線をそらしながら話した
「雪火は大変だな、なんたって雪火は人気チャイルドアイドルだもんね、俺にできる事はなんかある?俺のできる事だったら何でもするよ」
「へ〜〜充は何でもしてくれるんだ」
俺は意地悪そうに微笑んだ
「うっ…できたらお手柔らかにお願いします…」
充は弱弱しく少し両手をを握り締めて身構えた
「どうしよかな?だったら…あっ…」
俺は充にエロい事をさせようと充にお願いしようとするけれどふと昨日の夢で充に取られた態度を思い出して言葉を詰まらせた
「やっぱりお願いしなくていいよ」
突然充は真剣な表情で俺を見つめてきた
「雪火!」
「な、何かな?」
俺は少し身構えたみたいに充から距離をとった、すると充は俺に近づくとそのまま口にキスをしてきた
「み、充?」
俺は戸惑いながら充を見つめていると怒ったように真剣な表情で話し始めた
「見損なうな!何があったか知らないが、どんな事があっても、たとえどんな事をされても、雪火を嫌いになる事だけは無いからな、もっと…恋人の俺を信用しろよ」
充は照れながら頬をかいた
「充には叶わないな…何でも俺の事をお見通しなんだな」
「当たり前だよ、何だって雪火は小学一年生から付き合いなんだからさ、で俺に何をしてほしいんだ?」
充は優しそうに俺の顔を覗き込んだ
「それじゃあ、俺の事を抱きしめてくれるか?」
「えっ、そんな事でいいの?てっきりもっと凄い事をお願いされると思っていたよ」
充は少し驚いていた
「今はこれで良いよ、駄目…かな?」
「うんん、そんな事ないよ、雪火のお望み通りに…」
充は優しく俺を抱きしめてくれた
充は俺の思っているよりもずっと大人なのかもしれない
今回の出来事で改めて俺は充の事が好きで充に依存していると実感された出来事だった
〜終わり〜
- Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.25 )
- 日時: 2014/09/07 09:58
- 名前: 千早 (ID: gG3G93SR)
皆さんに質問があります
18禁小説を書いたら読まれますか?
今、書こうか迷っています
苦手な人もいるみたいですから…
返事を待っています
- Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.27 )
- 日時: 2014/11/26 20:47
- 名前: 千早 (ID: fph0n3nQ)
小学生のBL小説です
ここの登場伽羅は全員小学5年生です
登場伽羅は和久津 智と和久津 麻耶です
〜僕は麻耶に恋してる〜
僕には双子のお兄ちゃんがいる
お兄ちゃんの名前は和久津 麻耶、僕と違って勉強ができて、運動神経も良くて、顔も良くて、三拍子揃った完璧超人です
「あ〜〜、テストを返す」
「嫌だな…」
僕は頭が悪いからいつも返却されるテストの答案用紙が苦痛でしかない
「…智」
「あっ、はい」
僕は先生からテストの答案用紙を受け取るとおそるおそるテストの点数を見るとテストの点数は十点だった
「良かった、一桁じゃない…」
僕はほっとして胸をなでおろして嬉しそうにテストの答案用紙を握り締めた
「なんだ、智、ずいぶんご機嫌みたいだな」
「い、いえ、そんな事は無いです」
「まったく智、お前な…兄のテストの点数をあわせて百点って、智、もう少し頑張れよ」
「えっ、麻耶は90点だったのですか?やっぱり麻耶は凄いな…」
「自分の事のように嬉しそうだな、とにかく智、お前ももう少し頑張れよ」
先生は僕の頭を軽く叩いた
「は、はい…」
自分の席に戻ると後ろの席の健が話しかけてきた
「智は相変わらず智の兄の麻耶の事が好きなんだな、凄い依存ぶりだな」
「別に依存してないよ…」
「なら麻耶の噂は知ってるか?」
「噂って?」
「麻耶は良く告白を断ってるじゃんか、その断ってる原因が好きな人がいるかららしいよ」
「えっ、それは…本当なの?」
「本当らしいよ、驚いているって事は、もしかして智は知らなかったのか?」
「う、うん、麻耶に好きな人がいるなんて初めて聞いたよ…」
「なら後で麻耶に聞いてみたら?智になら教えてくれると思うぞ」
「うん、ならそうするよ…」
僕は麻耶に噂の事を聞きたくて学校が終わると真っ直ぐに家に帰って麻耶の部屋に向かうと部屋のドアをノックした
「麻耶いる?話があるんだけれども、今大丈夫?」
僕はもう一度ドアをノックした
「麻耶、いないの?入るよ」
僕はゆっくりとドアを開けて部屋の中に入った
「なんだ、麻耶の奴、まだ帰ってきてなかったんだ、少し拍子抜けだな…あれ?」
僕はベットに麻耶のくしゃくしゃのTシャツが置いてあった
僕はベットの上にあがり麻耶のTシャツを手に取るとそのまま自分の顔に近づけて、ベットに倒れこんだ
「んっ…麻耶の匂いがする……まるで麻耶がそばにいるみたいだな…麻耶………」
僕は麻耶のTシャツを顔にうずくめながら目を瞑ると気がつくと眠ってしまった
しばらくすると口に柔らかい感触を感じて、ゆっくりと目を開けた
「やっと起きたか…」
「うっ…ん……麻耶…?」
僕は目をこすりながら起き上った
「まったく俺のベットで眠るとは、良い身分だな、しかも俺のTシャツを握り締めたままとはな…」
「えっ…?」
僕は麻耶のTシャツを握り締めたままなのに、気がついた
「あっ?これは違うよ、麻耶がTシャツが脱ぎっぱなしだったから洗濯籠に入れようと思って」
「へ〜〜〜…それで俺のTシャツに顔をうずくめて眠ったと…とんだ変態さんだな」
「わ〜〜〜!?お願い、それ以上は言わないで〜〜〜!」
「まあいい…それで俺に何か用事があったんじゃないか?」
「あっ、そうだった!?ねえ、麻耶に聞きたい事があるんだけれども…」
「俺にか?別に構わないよ」
「麻耶って良く告白を断っているけれども、その原因が好きな人がいるからと聞いたんだけれども、本当なの、麻耶?」
「…その事を誰から聞いたんだ?」
「誰からってクラスメートの健からだよ、結構噂が広まってるみたいだよ、ねえ、噂は本当なの?」
「…本当だと言ったらどうするんだ?」
「えっ…そうだよね…麻耶にも好きな人はいるよね」
僕は麻耶の口から改めて好きな人がいると聞かされて目の前が真っ暗になる感じがした
「麻耶の好きな人って、どんな人なの?」
「そうだな…頭が悪くてまったく駄目な奴だけれども、でもほっとけない奴かな…」
「そうなんだ…麻耶はその子の事が凄く好きなんだね…
ねえ、麻耶はその子の事に告白しないの?」
「告白はしないし、この先も告白するつもりはない」
「なんで?麻耶が告白したらきっと相手も麻耶の気持ちに応えてくれると思うよ、だって相手が麻耶だか」
嫌だ…本当はこんな事を言いたくない、麻耶の幸せを望まないといけないのに、どうしても麻耶と相手が上手くいかない事を望んでしまう…
「そうかもしれないが…それでも告白はできない、自分はともかく相手も不幸になるから、それだけはできない」
麻耶は少し辛そうに微笑んだ
「だったら…!!」
「智…?」
「うんん…何でもない」
僕だったら麻耶をそんな顔をさせないのに…でもここで告白しても麻耶を困らせるだけだと頭の悪い僕にもわかってるから思いの言葉をのみこんだ
「そうか?」
「うん…ごめん、聞きたい事は、それだけだから僕はもう行くから」
「おい、ちょっと待てよ、智!」
僕は麻耶の呼びかけを無視して麻耶の部屋を出て、真っ直ぐに自分の部屋に帰った
麻耶のうちに秘めた思いを聞かされて、何も考えられなくなった
ただ麻耶のそばにいると辛くて逃げるように麻耶の部屋から逃げ出した
僕は自分のベットに潜りこんで目を瞑った
その日は悲しくて、枕を涙で濡らした
〜つづく?〜
- Re: 小学生BL物を書いてみました ( No.28 )
- 日時: 2014/11/26 20:52
- 名前: 千早 (ID: fph0n3nQ)
これは小学生BL小説です
登場伽羅は和久津 智と和久津 麻耶です
なお登場伽羅の年齢は全員小学五年生です
これは僕は麻耶に恋してるの続き物です
この小説は麻耶の視点で書かれています
〜俺は智に恋してる〜
俺には双子の弟がいる、弟の名前は和久津 智、勉強も運動もできなくて、駄目な弟だけれども、俺に懐いてきてくれて甘えてくる、俺にとても可愛い弟だ、そしてそんな弟に恋してる
「…麻耶」
「はい」
俺はテスト用紙を先生から受け取ると席に戻ると後ろの席の歩がテスト用紙を覗き込んできた
「へ〜〜今回は珍しいな、満点ではないなんて、何か考え事でもしていたのか?」
「…別にそういうわけではないよ」
「当ててやろうか?ずばり智の事だろ」
「どうしてそれを?」
「麻耶は解りやすいからな、で告白はするつもりはないいんだよな」
「そこまでお見通しか…歩には敵わないな」
「で親友からのアドバイスだ、麻耶は考えすぎだ、本当に大切の事はいつでも一つだけだぞ」
「…どういう意味だ?」
「さあな、その先は自分で考えな」
結局、歩はその後も答えを教えてくれなかった
その日の放課後、買いたい漫画があったから本屋さんによって帰ったら家に帰りつくのが少し遅くなった、家に着くと真っ直ぐに自分の部屋に向かうと自分のベットで智が眠っていた
「まったく気持ち良さそうに眠ってるな…」
俺は智の顔を覗き込んで頬を突っついた
「う〜〜〜ん…麻耶……好き…」
「……智…」
俺は無意識に自分の唇を智の唇に近づけてそのまま智とキスをした、口を離してから三秒位してから智はゆっくりと目を開けた
「やっと起きたか…」
「うっ…ん……麻耶…?」
智は目をこすりながら起き上った
「まったく俺のベットで眠るとは、良い身分だな、しかも俺のTシャツを握り締めたままとはな…」
「えっ…?」
智は今置かれている状況に気がつき慌てだした
「あっ?これは違うよ、麻耶がTシャツが脱ぎっぱなしだったから洗濯籠に入れようと思って」
「へ〜〜〜…それで俺のTシャツに顔をうずくめて眠ったと…とんだ変態さんだな」
「わ〜〜〜!?お願い、それ以上は言わないで〜〜〜!」
「まあいい…それで俺に何か用事があったんじゃないか?」
「あっ、そうだった!?ねえ、麻耶に聞きたい事があるんだけれども…」
「俺にか?別に構わないよ」
「麻耶って良く告白を断っているけれども、その原因が好きな人がいるからと聞いたんだけれども、本当なの、麻耶?」
「…その事を誰から聞いたんだ?」
「誰からってクラスメートの健からだよ、結構噂が広まってるみたいだよ、ねえ、噂は本当なの?」
「…本当だと言ったらどうするんだ?」
「えっ…そうだよね…麻耶にも好きな人はいるよね」
「麻耶の好きな人って、どんな人なの?」
「そうだな…頭が悪くてまったく駄目な奴だけれども、でもほっとけない奴かな…」
「そうなんだ…麻耶はその子の事が凄く好きなんだね…
ねえ、麻耶はその子の事に告白しないの?」
「告白はしないし、この先も告白するつもりはない」
「なんで?麻耶が告白したらきっと相手も麻耶の気持ちに応えてくれると思うよ、だって相手が麻耶だからさ」
「そうかもしれないが…それでも告白はできない、自分はともかく相手も不幸になるから、それだけはできない」
そんなの言えるわけないだろ、智に俺と一緒に不幸の奈落の底に落ちてくれなんてさ
「だったら…!!」
「智…?」
「うんん…何でもない」
「そうか?」
「うん…ごめん、聞きたい事は、それだけだから僕はもう行くから」
「おい、ちょっと待てよ、智!」
智は辛そうに微笑むと俺の呼び止める声を聴かずに俺の部屋を去って行った
本当は智が何が言いたかったか解っていた、でも俺は解らないふりをした、智と関係が壊れるのが怖くて、何よりも智と地獄に落ちる覚悟がなかったから…
智に好きな奴の事を聞かれた日から智との仲がぎくしゃくした日が続いた
そんなある日、両親が旅行で三日間、出かける事になった
でもこんな時に限って三日間、智と二人だなんて…俺の理性がたもてるか不安で仕方がなかった
さいわいの事に一日目は理性を保てるまま終わろうとしていた
「それじゃあ、俺は、もう眠るな」
「ちょっと待って、麻耶!」
「どうしたんだ、智?」
「その…麻耶の部屋に行って良いかな?」
「俺の部屋にか?何か用事でもあるのか」
「別に用事ってほどではないけれども…久しぶりに麻耶とゆっくりと話がしたいかなと思って…駄目…かな…?」
智は捨てられた子犬みたいな表情で俺を見つめてきた
「…好きにしろ」
「うん、好きにする、じゃあ、麻耶の部屋にお邪魔するね」
「ッ…」
智は嬉しそうににっこりと微笑んだ、俺は智の笑顔があまりにも可愛くて智から視点をそらした、俺と智は俺の部屋に入ると智は辺りを見渡した
「久しぶりだな、麻耶の部屋に入るのは」
「あんまり見渡すな…」
「でもこうして麻耶とゆっくり話すのは久しぶりだね」
「そうだな…智が俺を避けていたからな」
「き、気づいていたの?」
「ああ、あれだけろこつにされたらな誰でも気づくよ、それに智は解りやすいからな…」
「ご、ごめん、麻耶…」
「気にしてないよ、それに智にも思う所があったんだろしな」
俺はベットに腰かけて智を見つめた
「…やっぱり我慢できないよ」
智は俺をベットに押し倒すと辛そうに涙を流した
「智…?」
「麻耶…僕じゃ駄目なの?麻耶の好きな人には負けるかもしれないけれども…でも僕だって誰にも負けないくらい麻耶の事が好きなの!麻耶の為なら地獄でも何処でも落ちる覚悟はあるんだよ」
智は俺の口にキスをした
「やめろ…」
「嫌だよ、だって麻耶の事が好きなんだもん」
「良いから止めろ」
「何で?そこまで僕の事が嫌いなの?」
智は俺を押し倒したまま大粒の涙を流して泣いた
「ッ!?違う、このまま智にキスをされたら歯止めが効かなくなり智を襲ってしまうからだよ!!」
「麻耶…?」
「俺がどれだけ我慢してると思ってるんだよ!!智を襲いたくてうずうずしてるんだぞ!」
「麻耶が僕を襲う、な、何で?」
「智の事が好きだからだよ、でも嫌なんだよ、智が不幸になるのは、俺と付き合ったら、親父もお母さんも悲しむんだぞ、それに男同士でしかも兄弟で恋人同士になったら世間は大騒ぎになるぞ、俺達の進む先に待ってるのは身を滅ぼす破滅だけだ、そんなのわかってるのに智と付き合えるわけないだろ!」
「麻耶はどうなの?麻耶は僕が他の人と付き合っても良いと思ってるの?」
「……智が誰と付き合おうが俺には関係のない事だ」
「麻耶、それは嘘でしょう、僕が誰かと付き合っても、麻耶はこの先も誰とも付き合うつもりはないんでしょう、そんなの悲しすぎるよ、たとえ一時でも麻耶が僕と付き合って幸せになれるのなら、進む先が地獄の底でも麻耶となら喜んで落ちるよ」
「でも…」
「僕と一緒に歩いて行こうよ、実際この先の事は解らないけれども、麻耶となら何とかなるよ、だから僕の手を取ってよ、麻耶!」
「俺と付き合っても本当に良いのか?後悔はしないか?」
「後悔なんかしないよ」
「お母さんも悲しむことになるぞ」
「それでも僕は麻耶と付き合いたい」
「地獄に落ちる事になるぞ」
「地獄に落ちても麻耶と一緒ならそこは楽園だよ」
「……智の覚悟は変わらないんだな、なら智、俺と恋人になってくれ」
「うん、いいよ、改めて僕からもお願いするね、僕を麻耶の恋人にしてくれる?」
「ああ、かまわないよ…」
「ありがとう、麻耶」
智は満面の笑みを浮かべるとひとすじの涙が流れると徐々に目から涙があふれてきてぼろぼろと涙を流した
「あれ、嬉しいのに涙が止まらないよ、可笑しいな…」
智は両手で自分の涙を拭った
「寂しい思いをさせたな、智……」
俺は智を前から優しく抱きしめた
「う…うぅ……麻耶…麻耶……」
智は俺の背中に手をまわして抱きしめて大声をあげて泣いた、しばらくすると智は俺から離れてにっこりと笑った
「ありがとう、麻耶、もう大丈夫だよ」
「そうか…それなら良かった」
「ねえ、麻耶、もう一度キスさせて」
「もう一度か?」
「うん、駄目かな…?」
智は捨てられた子犬みたいな瞳で俺を見つめてきた
「駄目なわけないだろ…」
俺は智の頭を撫でた、すると智は発情したみたいにうっとりしながら俺を見つめてきた
「んっ…麻耶……」
「智……」
俺は智の肩を掴むと智は目を瞑り、それに合わせて俺も目を瞑り、ゆっくりと智の唇と俺の唇を重ねてキスをした
「ねえ、麻耶、この先もずっと一緒にいようね」
「ああ、いつまでも一緒だ、智…」
俺と智は見つめあってキスをした
この先の事は解らないけれども、でも智の事は幸せにすると、智とキスをしながら心に誓った
〜つづく?〜