BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- カゲ腐ロ小説
- 日時: 2013/08/04 14:41
- 名前: モスマック (ID: aBTAkqDJ)
モスマックと言います。カゲプロの事はあんまり知らないのでキャラが別物になるかもしれないです(笑)ごめんなさい。 (r18までは、いくかいかないか、いや多分いかない)腐が苦手な方は見ない方がいいです。 リクエストは出来るだけ答えます
- Re: カゲ腐ロ小説 ( No.29 )
- 日時: 2013/08/19 18:58
- 名前: モスマック (ID: aBTAkqDJ)
続き
「じゃあ、俺は先に帰る。」
「うん、わかった」
キドが帰ると、ヒビヤは今日の出来事をカノに話し始めた。
「あのね、おじさん。今日ね、おじさんにそっくりな猫がいてね。触ったら、すりよってきたんだよ。それからね___…」
話し終わっても、もちろん返事は返ってこない。いつもなら相槌はもちろん、感想だって返ってくるのだ。
だが、カノは眠ったまま目を覚まさない。
「このまま起きなかったりして…」
冗談で言ったつもりだったのに、それが本当になってしまう気がして、ヒビヤは泣きそうになった。
帰ったヒビヤは明日はどんなことが起こるだろう…と考えた。考えている間に、いつの間にか眠りについた。
次の日、ヒビヤはカノが居る病院へ向かった。
相変わらずカノは眠っていて。
「おじさん、起きてよ。もう朝なんかとっくに過ぎたのにさ、ずっと寝てる気なの?変なおじさん。」
ヒビヤはそう言っても、やはりカノは起きない。
当たり前だ。助からない病気なのだから。
だがヒビヤはその事を知らない。キドの言葉を信じているから。
「あのね、おじさん。今日ね、メカクシ団のみんなで、トランプしたんだよ。僕、6回ババ抜きした中で、3回勝ったんだよ。おじさんもいればもっと盛り上がったと思うよ。」
そこまで言った時、カノの口が微かに動いた。
「おじさん、どうしたの?聞こえない。」
ヒビヤが言うと、今度ははっきりとヒビヤの耳にカノの声が届いた。
『ご め ん ね』
確かに、そう、呟いた。
もう一度切ります
- はじめまして ( No.30 )
- 日時: 2013/09/22 14:13
- 名前: りる。 (ID: CW38StRe)
つ、続きが気になります……!
シリアスっぽいのって好きなので、続きが待ち遠しいです!!
お気に入り追加しておきます……!!
- Re: カゲ腐ロ小説 ( No.31 )
- 日時: 2013/10/14 16:44
- 名前: GUMI★ (ID: e6njF9z8)
あわぁぁぁ!チョー感動!
死ネタサイコー!
切ないけど好きなんだよねー
- Re: カゲ腐ロ小説 ( No.32 )
- 日時: 2013/11/05 21:45
- 名前: 鹿野 (ID: b634T4qE)
つっ続きがきになる・・・
シリアスなのもいいですね
頑張ってくださいq(^-^q)
- Re: カゲ腐ロ小説 ( No.33 )
- 日時: 2013/11/06 21:14
- 名前: モスマック (ID: DjVjPc1U)
続き
『ご め ん ね』
確かに、そう、呟いた。
「え…おじさん…?」
カノが呟いた後、少し呼吸が浅くなったように感じた。
だがヒビヤは、気のせいだろうと思い病室を出た。
「『ごめんね』ってどういう意味だろ…」
ヒビヤはそればかり考えていた。
「うーん…やっぱり分かんないや」
ヒビヤそう呟き、眠った。
朝
「ん…朝か…」プルルルルルル…
ヒビヤが起きたと同時に電話が掛かってきた。
「もしもし『ヒビヤか!?頼む、今すぐカノの病室に来てくれ!!分かったか?今すぐだ!!』わ、分かった!」
電話を掛けて来たのはキドだった。かなり焦っているようだ。
「どうしたの?」
病室にはキドが居た。カノは眠っていたが、何かが無かった。
「……あっ…」
そうだ。チューブだ。あんなに沢山繋いであったチューブが、カノにひとつも繋がっていないのだ。
「キド…カノ、どうしたの」
ヒビヤはおそるおそる聞いてみた。
するとキドは、とても辛そうな顔をして、
「カノは…カノは……………さっき…心臓が動かなくなった……」
その言葉を告げると、キドは何かが切れたように泣き出した。
「な、なんで…嘘だよね?だって…キド…命に別状ないって…」
ヒビヤは信じられなかった。
昨日まで動いていた心臓が動いていないなんて、とても信じられなかった。
更新遅れすぎました
一旦切ります