BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【異常性癖・ヤンデレ】恋の色。【その他BL】
- 日時: 2015/09/22 18:53
- 名前: 偽善者 ◆ZtIxy9nLcA (ID: UcGDDbHP)
はい、異常性癖・ヤンデレ小説スレ第五弾となりました。
前から来て下さっていた方々、誠に有難う御座います。
これからもどうか、宜しく御願い致します。
これが初見という方にも、楽しんで行っていただけたら幸いです。
そんな意味を込めて…
初見の方は、お初にお目にかかります。
既にご存知の方は、また会えて光栄に御座います。
なんて、言ってみたり(笑)
ここからは恒例のほぼコピーとなりますが、御了承下さいませ。
挨拶も程々に申し訳御座いませんが、このスレの説明を。
ここは、スレ主である文才皆無の小鳥遊が異常性癖やヤンデレ、タイトルには御座いませんが、シリアスの要素を少し取り入れたBL小説を淡々と書き綴っていくスレに御座います。
普通のBLや、出来ればほのぼのとしたものにも挑戦してみたいな、と考えております。
オリジナル、二次元、どちらもやっていきますので。
リクエストも受け付けさせていただきます。
タイトルもちょくちょく変わるかもしれませんので、一応御報告しておきます。
堅苦しいとよく言われますが、それは敬語の内のみ。
敬語が抜ければフレンドリーになりますので、是非絡んでいただければ幸いです。
また、少しばかり宣伝させていただきます。
スペースの無駄遣い、御許し下さい。
リク依頼・相談掲示板の方で、
「イラスト描かせていただけませんか…?(´・ω・`)」
というスレで活動させていただいております。
イラストのサンプルは上のURLに。
もう、リクエスト、下さい。←暇しているのです。
これくらいでしょうか…
また何かあれば書き足していくかと思いますので。
では、これより始まりと致します。
御時間に余裕の御座います方は、宜しければ立ち寄り、御付き合い下さいませ。
〜ジャンル別作品一覧〜
【カゲプロ】
クロハ×シンタロー『依存と独占、満たされない欲求』…>>555
セト×シンタロー『もっと近くで…』…>>560
シンタロー×遥『secret…』>>597
シンタロー×遥『いつまでも隣で』>>598
【アニメ】
「Free!」
真琴×遥『番の相手、一生の幸』>>599
【オリジナル】
斎藤 秋(サイトウ シュウ)×明智 樂(アケチ ラク)『写真部の恋』
一話>>620
二話>>621
三話>>622
最終話>>623
作品一覧を見ると小説の更新速度が著しく偏ってるのが分かる…
半分以上を雑談が占めてるな…申し訳御座いません、気を付けます。
- Re: 【異常性癖・ヤンデレ】恋の色。【その他BL】 ( No.622 )
- 日時: 2015/09/22 16:39
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
三話
それからというもの、秋は午後になると毎日屋上に通った。
二人で会っては他愛もない会話をし、笑い合った。
相変わらず樂の笑顔は綺麗だったが、たまに触れ合う手は冷たかった。
何度か、何故冬服に替えないのかと訊いた事がある。すると決まって、微妙な顔をしてはぐらかされるのだ。
そんな事を繰り返して、月日は重なった。
樂と会うのは楽しかった。毎日色々な、違った景色を見られる気がしてわくわくした。
勉強を教わったり、秋の撮った写真を一緒に眺めたり。時には、戯れにお互いを慰めたりもした。
秋は樂の変わらない笑顔を見るのが、いつの間にか好きになっていた。
そしてそれを実感する度に、大切な日々だと改めて感じるのだ。
そんなある日だった。
樂と会う時間も終わり、部室に来た時の事。
秋は顧問の出していた一枚の写真に、目を留めた。
「先生…これ…」
「ん?あぁ…これか?お前が入学する二年前の三年生だよ。あんまり人に言えたもんじゃないが…真夏日に死んだんだ」
顧問が何を言っているのか分からない。
目の前が真っ暗になり、気持ちがざわつく。
「あぁ、ちょうど今の三年…赤澤がいるだろう?そいつが一年の時に撮った写真だ。名前は確か…」
やめろ
頼むからやめてくれ
聞きたくない
「明智樂、っていったか…?」
写真の中の彼は、何時も秋に見せる眩しい笑顔で写っていた。
- Re: 【異常性癖・ヤンデレ】恋の色。【その他BL】 ( No.623 )
- 日時: 2015/09/22 16:56
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
最終話。一応言うと、赤澤も男。
「明智先輩、幽霊だったんだな」
全てを知った秋は、樂に話を持ちかける。
何故いつも夏服だったのか?真夏日に死んだ幽霊だったからだ。
冷たかった肌にも、今は何の疑問も持たない。
「あぁ…うん。まぁ…」
苦笑いを浮かべながらぽつぽつと話し出す樂。秋はそれをただ黙って聞いていた。
「まだ赤澤は写真部に居るよな?俺、好きだったんだ。
だけどさ、赤澤君に好きな人が居るって聞いて辛くなった。
告る前にフラれたんだよ、俺」
次第に樂の表情が曇っていく。秋は樂の手を握り、続けるように促した。
「ん…有難う。
まぁ、赤澤がノーマルなのは知ってたし、それは別に良いんだけどさ?
その内、友達だと思っていた奴には俺が男好きだとかバラされて…虐め、っつーのかな…嫌がらせとか色々受けてさ。
でも、死ぬ…飛び降りるつもりはなかったんだぜ?馬鹿らしくなって戻ろうとした時に足を滑らせただけで」
「そうだったんですか…」
「ん。それでさ?落ちる時って全部が凄くゆっくりに見えるんだ。
あぁ、死ぬんだな…とかそんな実感が湧くだけで、死にたくないとかは不思議と思わなかった。
なのに俺、もう二年間もずっと此処に囚われてる…赤澤が最後に撮ってくれた写真、ずっと思い出せなくてさ」
「それって…これの事ですか」
そう言った直後、秋は懐から一枚の写真を取り出した。
赤澤が撮ってくれたという、二年間も樂を縛り続けていたあの写真を。
「…ッ…これ…って…」
樂の目から、涙が溢れる。
「これ、明智先輩ですよね?赤澤先輩が撮った写真ってこれの事じゃないんですか?…あんたは笑顔の方が良い。それじゃないと、赤澤先輩に示しがつかないでしょう」
全てを思い出したように、涙を溢しながらも笑う樂。
あぁ、これだ。そう秋は思った。
秋はやはり、この人の笑顔が好きなのだ。
「ぅん…そうだなッ…有難う、秋…
そ、そうだ…!鉛筆、貸せよ…!」
何をするのかと疑問を抱きながらも鉛筆を渡すと、何やら壁の一角に書き込んでいる様子。
それを覗き込むが、見ては駄目だという合図をされる。
書き終わったらしく、鉛筆を返される。
すると、樂の身体が足の方から順に上に向かって消えてきている。
「何だこれ…幽霊の成仏ってやつか…?」
本人すらも驚いた様子だが、すぐに此方を向き直して軽く咳払いをする。
「ぇと…ちょっとの間だったけど有難う。凄く楽しかった…ッ…!!」
そう言ってまた、泣きながら笑う。
すうっと消えていく相手に、秋は特別何をしようなどとは考えなかった。
ただやっぱりあの笑顔が忘れられなくて、その場に立ち竦んだ。
ふと鉛筆で何かを書いていたのを思い出してその一角に向かうと、其処には文字が書いてあった。
「はッ…此処まで本気にさせといて…何が幽霊だよ…ッ…」
思わず涙が溢れる。
その文字…言葉を、自分の中でしっかりと受け止める。
『最後にお前に出逢えて良かった
本当に有難うな、秋
バイバイ』
少し肌寒い秋の空気に包まれた今日。
秋は
初めての失恋を経験した。
- Re: 【異常性癖・ヤンデレ】恋の色。【その他BL】 ( No.624 )
- 日時: 2015/09/22 17:01
- 名前: Re:rate (ID: UcGDDbHP)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
お、今更だけど…
閲覧3000有難う御座いますッ!!
- Re: 【異常性癖・ヤンデレ】恋の色。【その他BL】 ( No.625 )
- 日時: 2015/09/23 01:55
- 名前: 青 (ID: vBUPhhME)
こんにちは。
見覚えあるタイトルだなぁと思ったらやっぱり皆でしたね!
懐かしいです。
名前変えてる人もいるから誰が誰だかいまいち混乱してますが、僕は小説頂きにちょこちょこ見に来ますのでまた宜しくお願いします。
- Re: 【異常性癖・ヤンデレ】恋の色。【その他BL】 ( No.626 )
- 日時: 2015/09/23 07:26
- 名前: Re:rate (ID: /yMGlo86)
- プロフ: http://s.ameblo.jp/zjrc35a8kz/entry-12069762247.html
青君ッ!!おぉすげぇ青君だ!!
あ、元悠でテルゼで今はリレイトの俺です。レイトって呼んでね。
ん、またいつでもおいで!俺待ってるから!!
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