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【ハイキュー!!】私的CP多
日時: 2015/02/09 20:15
名前: 伊吹 (ID: /uGlMfie)

どうも伊吹ですー。
今回は自分の好きなCPを多めに書いていこうかと…考えていますー。
黒研、兎赤、月山、クロ月…など、青葉城西はほとんど出てこないと予想されます…

まぁ、はっきり言って自分は強い黒研推しです。はい、とても黒研が足りてないわけでー、いやーうん((((
でも、黒研だけじゃなくリクも受け付けますので気軽にどうぞ。

Re: 【ハイキュー!!】私的CP多 ( No.11 )
日時: 2015/02/08 14:22
名前: 月見湯 (ID: ???)  

どーも、伊吹さん!

続き楽しみにしてます!!
頑張って下さいね!!

Re: 【ハイキュー!!】私的CP多 ( No.12 )
日時: 2015/02/09 20:14
名前: 伊吹 (ID: /uGlMfie)

月見湯さん

ありがとうございます!
観覧してくださって、感謝です!
更新遅いですが、自分なりに頑張ろうとおもいます!

………てかお前かよ

Re: 【ハイキュー!!】私的CP多 ( No.13 )
日時: 2015/02/09 20:14
名前: 伊吹 (ID: /uGlMfie)

前回(黒尾さんとの過去)の続き。



練習に練習、練習練習練習。バレー馬鹿の集まりであろうここにいる人はすごく楽しそうに練習を重ねていく。
だが、この合宿は普通に部活をやっている人間にとって暑苦しいほかない場所なのだ。
しかもこの合宿に集まった学校はとても強豪校が揃っているらしく、烏野はその中じゃ最弱だ。嫌になるくらいのペナルティ続き。
気怠い暑さが僕の肌を焼き付けていて、早く終わらないかと練習が早々と切り上げられることをただただ願うことで僕の思考回路はいっぱいいっぱいだった。

そして終わった練習。窓から見える微かな景色で夜だということがわかる。
今からまだ自主練をしようと言う奴まで沢山いて、よく体力が持つなと阿呆らしく思えた。そんな彼ら達を横目に僕は食堂へと足を急がせ、腹を満たそうと思い立つ。

『そこのメガネくん、練習付き合わない?』

あ、どうしよう。食堂へ行こうと第三体育館の前を通ると外でクールダウンしている様子の彼は僕に胡散臭い笑みを浮かべた。そんな思いもつかの間に第三体育館の前で呆然と立ち尽くす。
黒尾鉄朗さん___梟谷グループの一校である音駒高校バレー部の主将であり、実力派なミドルブロッカーとして頼れるみんなの父だとかなんかとか…言ってた気がしない事もない。
結構ですと頭を下げがちに通り過ぎようとすると来いよとでも言いたげな悪人ヅラで人相の悪い顔を突きつけてきた。

そして僕は黒尾さんのある挑発に乗ってしまい、第三体育館で自主練を付き合うことにしたのだ。練習方法はいたってシンプルなものでひたすら梟谷の二人___木兎光太郎さんと赤葦京治さんの攻撃をブロックすると言うものだった。でもまたこれが難しい。五本の指に入っているというスパイカー、木兎さんスパイクは当然強烈なものでメガネくんのブロックは弱々しいんだよとお説教をさせられながらなんとかブロック練習に励んでいた。

『ヘイヘーイ!!俺最強!!』
『はいはい、分かりましたからそろそろ切り上げますよ。夕飯食べ損ねたら元も子もないでしょう。』

何時間経ったのだろう。身体の疲労から意識が曖昧にありつつある今、夕食など口を通らないという変な自信がついてきた。御飯要らないかもなんて、運動部にしてはありえない思いが内心たくさん飛び交っていく。
そんな中、周りを見回すと僕と同じくキツそうに息を荒くして床に座り込んでいる黒尾さんが今にも死にそうな表情で俯きがちでいた。
そんな僕達を裏腹にフクロウペアはまだまだ元気そうに体を動かして最後の片付けを始めている。

『もーちょい練習したかったー!!うーちーたーりーねぇー!!』
『もう充分です。明日もあるし、黒尾さんと月島の顔…もろ死んでますよ。』
『メガネくんは身体つきからして弱っちぃけどよー、黒尾体格いいくせに体力カスだな』
『ちょ、木兎さ『んだと、てめーふざけんなよ!!ただの体力馬鹿に言われたかねーよ!!』…ほら、言わんこっちゃない』

やんややんやと目の前の茶番はとても騒がしいもので、そんな事に体力使ってどうするのと心底疑問を浮かべる。
この情景から見ても、やはり赤葦さんは母的存在なのだろう。木兎さんは長男のようで末っ子。手のかかる息子を持って大変ですね、赤葦さん。
一方、黒尾さんは冷静なようで挑発上手な人だと聞いていた。でも、このワンシーンだけを見ると、喧嘩っ早いキレ症なめんどくさい人以外の何者でもないだろう。…この人よりめんどくさい人はもう既に存在しているが。

そんなこんなでやっとおわった片付け。
本当に時間がかかった。あの後、黒尾さんと木兎さんは『このトサカ野郎!!』『あ!?筋肉脳!!』などと、低レベルな罵り合いを続けていて、ふと目があった赤葦さんには月島、ごめんねなんて謝罪をされる始末。
いえいえ大丈夫ですよ、お母さん。はっきり言っちゃうとめちゃくちゃ迷惑だったんですけどね。あえて言いませんから。

そして、でかい男四人が渡り廊下を通して食堂へと向かった。180越えの男が揃いに揃って、流石に疲れたのであろうフクロウペアも無言で歩いてく。もう着くかな、なんて思ったそんな時、なんとなくこの空気になれないのだろう、そわそわとしだす木兎さんは口を開いた。

『…腹減って死にそう。』
『もう時間が時間ですからね。食堂締まっててもおかしくないです』
『『閉まってたらお二人の責任ですから』』

お、素晴らしい僕たちのコンビネーション。
無駄に揃ったな!?なんてほざいている黒尾さんは意外と驚く様子もなく、飯なかったらどーしよーかと少し困っている程度のようだ。その反面、木兎さんはえええええええええ、ちょいちょいちょいちょいちょいちょいちょい!!!黒尾ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!と、赤葦さんからうるさいですと説教されるくらいに叫びまくっていた。すぐ隣で叫ばれると鼓膜破れるんでやめてもらえますか、
うるせぇきめぇ叫ぶなミミズク、と嫌味トリプルを言われて酷くね!?と異様なリアクションの良さで今にもしょぼくれモードに突入しそうになっている木兎さんを赤葦さんが元気付ける、いつも通りの展開。


『なんかもう、めんどくさい人達だなぁ…』

あ。と口を塞ぐがもう遅い。
『なんだって????聞き捨てならないなぁー??』
『月島がそれ言うの?』

え?と顔を歪めながらこちらを見てくる黒髪男子2人はお前に言われたくないとでも言うように言葉を発した。

『まぁ、あえて言うなら…木兎さんよりはマシだね』
『同意』

木兎さんよりはって全くもって嬉しもなんともないんですケド。地獄耳と思われた木兎さんの脳内はもう飯という一文字しかないようだ。

『…閉まってる』

げっ、と驚きつついつもの冷静さを保ちながらそう言う赤葦さんはみんなより一歩先に食堂を覗いていた様子。そこから、僕と黒尾さんは急ぎ足で赤葦さんに近づき同じように中を覗くのだった。
ドアは当然閉まっていて、硬く厚い紐と頑丈そうな鍵がかけてある。防犯対策ばっちりとでも言いたいのだろうが、食堂のいたるところについている、換気扇や小さな窓が全開な事には感心しない。

『うわぁー…も少し早く来りゃよかったな………』
『本当に。誰かさんが駄々こねて挑発なんかしなければこんな事態にはならなかったんですけどねー』
『あかーし!?絶対それ俺のことじゃん!!』

それから僕たち四人は腹の虫をどうにか抑えるため、黒尾さんが言い出したコンビニいこ…の一言で僕らの食事場所は決まった。
もう夜遅いため、夜道も暗い。体育館からコンビニまで約1㎞と少し。車道の通る場所はここから五百メートルと歩かないとならないわけで。

『遠いし、めんっっっどくさいんですけど…』

不意に本音が出てしまう。
仕方ないのはわかっている。早く練習を切り上げられなかった、自分たちの不注意だと言うことも10も承知。

『まぁ、もう少しだよ。頑張って、月島。』
『『うん、頑張る!!』』
『お二人のこと言ってるんじゃありません。木兎さんと黒尾さんはまだ体力残ってるでしょう。……どいつもこいつもめんどくさいこと言わせんな…』

赤葦さんの口からちょっとした本音が聞こえたきがするけど一番憧れの、優しくて頼りになるとてもいい先輩だ。空耳だと思っておこうと自分の中で肯定をした。


つづきます

Re: 【ハイキュー!!】私的CP多 ( No.14 )
日時: 2015/02/11 13:18
名前: 実乃梨(みのり) (ID: Cxg94Lby)

うっ!!
す、凄い☆パチパチ
小説お上手です。

伊吹さん、|陰|ω-)q陰から応援してます。
頑張ってくださいね

Re: 【ハイキュー!!】私的CP多 ( No.15 )
日時: 2015/02/12 20:03
名前: 伊吹 (ID: rS2QK8cL)

実乃梨みのりさん

ありがとうございます!!
文章力とか真っさらないのですが頑張ります!!


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