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超絶純情物語(オムニバス式
日時: 2015/01/26 00:38
名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)

初めまして。
こちらの方では、初投稿になります、雑談のほうで凜音、なりきりで時として活躍してまする音宮です!
完結目指して頑張ります!
ちなみにオムニバス式です。
きっと気に入るキャラクターはいると思います!


キャッチコピー↓
[くそ、あいつにドキドキしている!?
ちくっしょう、覚えてろよ!]

=目次の説明=
【】でカッコってあるのはメインの【俺と奴とバカ共】です。
()は(エンジェルとデビル)、
「」は「エゴイストと僕」です。

【目次】
キャラクター紹介>>1
【俺ははーふだからなっ】>>2-4
【一歩、前に踏み出せば】>>5
【俺は男だったはず】>>6

Re: 超絶純情物語(初投稿です! ( No.3 )
日時: 2015/01/13 11:23
名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)


「そういえば、明日からだよな、高校?」
穏彦の右隣を歩く。
「ああ。俺たちもやっと高校生だな」
そうなのだ。
俺はそのために帰国した。
英才教育を無事に終えたら華やかな高校生活を日本で送ることが俺の夢。
やっとやっと、叶えられるんだ!
憧れていた独り暮らし、彼女を作って
えんじょいハイスクールライフ!
くー、楽しみだぜ。
もう通う高校には、母さん達が手続きを済ませているし、明日からちゃんと高校生なんだ!
「ははは。えんじょいハイスクールライフー!」
ふふふとリズムに合わせて言う。
「気持ち悪いぞ」
じろりと変態を見るような目で見てくる。
「うっ」
と共にその言葉もグサッと俺の心に刺さる。胸を押さえるような動作をする。
グッと目に力を入れて睨む。
「俺は率直な意見を言ったまで」
ふんっと言うように顔をそらす。
クソ、やっぱりコイツ、かなりムカつく。
ちくしょう、覚えてろよ。
親友の恨みというのは怖いんだぜ。
べーと奴に向かってする。
それが俺ができる唯一の反抗というのは、言わないでおこう。

Re: 超絶純情物語(初投稿です! ( No.4 )
日時: 2015/01/14 00:10
名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)

「あ、ここか」
右ポケットから地図を出してそれを見ながら目の前にある高層マンションをもう一度見た。
「相変わらずだな」
ボソッと一言。
「何が?」
ちらっと穏彦を見て言う。
「煌の家が金持ちのことだ。このマンション、ここら辺で一番高いんだぜ?」
そ、そうなのか……
全然、知らなかった。
改めて見ると、確かに高級そうだ。
家賃はどれくらいだろうか。
いや。もはや、このマンション、俺ん家のものかも。
父さん、めんどくさがりや屋だからな。手続きとかめんどいとか言っちゃって買っていることだろう。
あとで母さん達にお礼言っておかなきゃ。
「えっと……中に入ろうか」
ぼーとマンションを見上げて立ち尽くしている彼に言う。
「すまん。行こう」
すたすたと俺たちは俺の新住居に入っていった。
「ここが俺の部屋かー」
自分の部屋に行くと、そこは独り暮らしにはもったいないほどの広さだった。
「すげぇ」
穏彦はただそれだけをいっただけで立ち尽くしている。
そんな時、スマホがなる。
「ん……?誰からだろう?」
画面を見る。
父さんからだ。
「煌か?」
渋い声が聞こえてくる。
「父さん、マンション、ありがとうございます!」
「あはは、気に入ったか。それは良かった」
「うん。あと、学校のことも」
「あー。その話なんだが……」
そのあと、俺はとんでもないことを知るのだった。

「えっ!!マジ?」
「マジな話だ。煌、すまないが、君は

      男子校に通ってもらう」

はああああ?なんでそうなんだよっ!?
くそじじぃー!!と本当は叫びたい。
だけど、言えないのが、この俺。
臆病で意地っ張りな俺は、今日、人生最悪な場所へと踏み出すのである。
昨日、ありがとうと父さん達に言ったことは、なかったことにしようじゃないか。

Re: 超絶純情物語(初投稿です! ( No.5 )
日時: 2015/01/17 23:29
名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)

[一歩、前に踏み出せば]

ついでに言うと、母さんの計らいでというよりも謝罪の意味だと思う。
でも、俺の唯一の親友だからという理由だけで、本人の断りも無しに、穏彦も突然、俺と一緒に転校という可哀想な事になってしまった。

「すまん、穏彦」
入学式真っ最中の今。
俺は、昨日のムカつく事を思い出して腹をたてている。
と当時に、それに穏彦まで巻き込んでしまったことを悔やんでいた。
「大丈夫だ、俺は。だからそんな顔をすんな」
綺麗な姿勢で前を向き、口だけ動く。
そんな姿に同じ年齢だということを一瞬、忘れて見いってしまった。
「わ、わかった」
だからちょっと返事が遅れてしまった。
『生徒会長から後輩に向けて。生徒会長、お願いします』

アナウンスが物静かな空間に綺麗に響く。
『はい』と声が聞こえたかと思うと、
生徒会長らしき長身の男が壇上に上がる。
生徒会長ねー。どんな奴か、見ておいても損はないだろう。
ええと……。
首をまず伸ばして、姿勢をピンと正し、人と人の狭い隙間からやっとのことで見えてきた。
お、あいつか。
ペラペラと話す奴。ライムグリーンの透き通るような瞳でコバルトブルーのやけにさらさらとした髪、逆三角形の輪郭……って顔立ちヤバい。
ここからだからまだ見れるけど近くで見たら相当な威力を発揮するな、あれ。あれって殺人器として扱われるのだろうか。あんなので殺されたらたまんねー。後ろの方で良かったと改めて思った。ちなみに後から聞いた噂によると、前方は全て血の海だったらしい。もちろん、失神者多数。
その噂の生徒会長の話以降、俺の興味は薄れ、意識がだんだんなくなっていった。


「おい、煌」
ゆさゆさと揺さぶられる。
「んぅ……やす………ひこ?」
どうやら寝てしまったようだ。
もうだるかった入学式も終わってる。

「ああ、俺だ。ほら、帰るぞ」
目を擦りながら頷く。
それを合図に穏彦は俺の手首を引っ張って歩き出した。
穏彦は、俺が寝ていたことに怒らず、
心配してくれた。
また眠たくなってふらふらした足取りになってきた俺をおぶってくれた。
俺は安心してその大きな背中に全身を預け、黒髪のさらさらした彼の頭に頬を近づけ、深い眠りへと向かっていったのだ。

Re: 超絶純情物語(初投稿です! ( No.6 )
日時: 2015/01/26 00:27
名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)

【俺は男だったはず】

ん。
朝日がまぶい。
シャーっとカーテンが開く音がした。
思わずまぶたを開く。

「まぶ……っ」

くいっと辺りを見回す。
そーか、俺の部屋……あれ……俺の部屋じゃねぇ。

「……?ここ、どこだ」
とりあえず布団から起き上がる。

「な、なんだ!?この格好……!?」

目の前にあった全身写る鏡に俺の姿がある。そこに写る俺は、ダボダボのシャツ一枚というなんとも恥ずかしい格好。
「やっと起きた」
ドアに寄りかかってこっちを見てくる俺の親友。

「穏彦、何故、お前がここに!?
ふ、不法侵入だぞ。覗きに来たのか、変態め!」
うずくまってくいっと目に力を入れて見る。
「馬鹿。お前、ここをどこだと思ってる。俺の家だ、どアホ」
ペシッと頭を軽く叩かれる。
「どアホって俺は仮にも坊っちゃんなんだぞ!しかももう専門知識もいろいろ取得してんだ!」
叩かれた頭を両手で抑えながらシャーと威嚇。
「それはご苦労様だな。でもここまで運んで体まで洗ってやった人に向かってその言い方はないと思うが」
布団を整えながら黒い瞳でちらっと見てくる。
クソ。ちくしょう。
そんなありがてーことされてたら文句も言えねーじゃんか。

「……あんがとよ」

ぼそっと言う。悔しいがあれから寝てしまってここまで世話になったんだ。
だからお礼を言う。
本当は言いたくないけどなっ!
これはしょーがなくいってやってんだ。しかも感謝の気持ち入りだ。
ありがたく思え!
親友はにっと笑った。
俺はやっぱこいつにしか心を開けなくて本性を表せなくて。
やっぱりこいつが唯一の親友だということを自覚させられた一瞬でもあった。

Re: 超絶純情物語(初投稿です! ( No.7 )
日時: 2015/01/26 00:35
名前: 奏 (ID: g1jgOPDD)

はじめまして〜


小説、読んでいてもいいですか〜?


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