BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 超絶純情物語(オムニバス式
- 日時: 2015/01/26 00:38
- 名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)
初めまして。
こちらの方では、初投稿になります、雑談のほうで凜音、なりきりで時として活躍してまする音宮です!
完結目指して頑張ります!
ちなみにオムニバス式です。
きっと気に入るキャラクターはいると思います!
キャッチコピー↓
[くそ、あいつにドキドキしている!?
ちくっしょう、覚えてろよ!]
=目次の説明=
【】でカッコってあるのはメインの【俺と奴とバカ共】です。
()は(エンジェルとデビル)、
「」は「エゴイストと僕」です。
【目次】
キャラクター紹介>>1
【俺ははーふだからなっ】>>2-4
【一歩、前に踏み出せば】>>5
【俺は男だったはず】>>6
- Re: 超絶純情物語(初投稿です! ( No.1 )
- 日時: 2015/01/12 23:41
- 名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)
【メイン?】
遠山煌 Toyama Akira
緑川穏彦 Midorikawa Yasuhiko
- Re: 超絶純情物語(初投稿です! ( No.2 )
- 日時: 2015/01/13 00:19
- 名前: 音宮 (ID: Jc47MYOM)
【俺は、はーふだからなっ】
「やっとついたぜ!」
季節は、ポカポカと暖かい風がなびくのが、気持ちー……ちがう。
「くっしゅんっ!」
ちくしょう。日本に着いて速攻このくしゃみかよ。
かんべんしてくれ。
実は、俺、海外で有名な香水会社の次男、遠山煌なのだが、それが、花粉症って……かっこ悪。
坊っちゃんの癖に。
しかも金髪のマリンブルーの瞳といういかにも外国人面している奴が!
「づいてねぇー」
じゅるじゅると鼻をすすりながら空港から出る。
「おーい!あきらー!!」
向こうから走って来たのは、俺の幼馴染み兼親友の緑川穏彦。
「やすひこ!?」
別れる前は、俺と同じくらいの背格好だったはずなのに、めっちゃくちゃでかくなってる。
「でか!」
下から上まで見て口から自然に出てきた言葉。
「あー。あれから10年経つからしょうがない。煌は全然だな」
「な……っ」
親友からそのような言葉を聞くとはっ。
おおおおお、俺だって10年で8cmのびたもん。
「お、お前が、伸びすぎなんだよ!」
そうだよ。俺は普通だ、普通。
「そうなのか?」
「おう」
んーと首をかしげながらいろいろ考えている穏彦を無視して歩き出す。
「お、おい。待てって」
追いかけてくる。その時にさりげなくボストンバックをとられ、俺は手ぶらになってしまう。
「何でついてくんだよ」
横目で彼を見ながら聞く。
「それは、煌の10年ぶりの帰国を親友の俺が迎えに来た。それだけで充分だろ?その問にはさ」
自信たっぷりに言う。その顔が憎たらしい。
つまり、迎えにきたんだから家まで送るのが俺の仕事とでも言いたいのだろう。
「あっそ」
そっけなく答える俺だけれども
本当はすごく嬉しいんだ。
久しぶりに友人に会えて、こうして素直に慣れない自分も。
こうしていられるのが、あの過酷な英才教育から抜け出せたことを意味しているようで。
「やっぱり煌、小さい」
ボソッと彼がその禁句を呟いたのを、
俺は聞き逃さなかった。
「なぁんだとっ!俺は、普通だ」