BL・GL小説 (オリジナルで全年齢対象のみ)
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- 【オリジナル】たった少しの愛情表現
- 日時: 2015/02/01 21:25
- 名前: 晴哉@いーくん (ID: LpTTulAV)
知り合いが付き合うとかノロケてるので、お祝いと妬みをこめて書かせてもらいます。
コメント、アドバイス是非ともよろしくお願いします。ですが、悪口などマイナス表現はスルーしますのでお許しください。
これはオリジナル、そしてフィクションです。付き合ってる2人がこーなればいいなぁとか思ってます。
R-18は気分ではないのでふわぁっとした甘々で妬みたくなるほどのノロケをお届けします←
【登場人物】
聖也[セイヤ]
曲柘[ワダツミ]
では、精一杯の甘い小説を。お楽しみ下さいね?
- 第2章 どう森星人 ( No.4 )
- 日時: 2015/02/01 22:35
- 名前: 晴哉@いーくん (ID: LpTTulAV)
トントンっと靴をはいて出て行った曲くん。
全く、ノロケも大概にしてよね。
とか、心の中で毒づく俺は晴哉。
「あれ、そういやラルくんは?」
昨日辺りからラルくんは、チョコレートがどうのこうの言ってた気がする。
周りを見回すと部屋の隅ブツブツと呟くラルくんがいた。
「ラ、ラルくーん?」
「何で、なんで俺はチョコレート作ろうとすると焦げるんスか!?」
とりあえず聞いてみた俺に謝りたい。ラルくんは指いっぱいに絆創膏をして
顔は涙ダラダラだった。
まぁ、聖也くんとかも色々ありそうだけど。
ラルくん達も色々ありそーだね。
- 第2章 どう森星人 ( No.5 )
- 日時: 2015/02/02 07:09
- 名前: 晴哉@いーくん (ID: LpTTulAV)
昼頃になるとキッチンからラルの奮闘する声が聞こえた。
「とりゃ…とぉ!!ッス!!」
朝の出来事からラルに料理サイトを教えた俺。するとラルは興奮気味にキッチンへと走っていったのだ。
「ふぅ…出来たッスよ!!」
その声に歓声を上げる俺と蜩と黒くんと春蘭花。
「おぉ、どれどれ…?」
真っ先に見に行った蜩が目を見開いている。
残りの俺達の脳内に出てきた言葉は「失敗」だけだろう。
恐る恐る、蜩の後に見に行くことにした。
「わぁ!凄い…!!」
黒くんは手をパンっと叩き、目を輝かせている。
それもそのはずだ。
先程までチョコレートを切るだけで指を切っていたというラルくんは、それはもう高級チョコレートのようなものを完成させていたのだから。
すげぇな料理サイトの力ってとか本気で思ってしまった。
「味見お願いしますッス!」
褒められて喜んでいるラルくんのお尻から尻尾が見えたとか絶対幻覚だよね。
お皿にのったチョコレートは全部で4つ
1人1つずつ手にとって口へと運んだ。
「うめぇぇぇええ!?」
「美味しいっ!!」
- 第3章 鍵 ( No.6 )
- 日時: 2015/02/02 21:21
- 名前: 晴哉@いーくん (ID: LpTTulAV)
俺、聖也は激辛ラーメンから逃げていた矢先。あることに気がついた。
「あれ!?鍵は!?…忘れたか…。」
ポケットに入っているばすの鍵を探して見るが見当たらない。
深い溜め息をついた。
晴ちゃんはバイトが午後から確かあったし、
花ちゃんは買い出しというなのカルラとのデートで一時間は戻ってこない。
日向達はゲーセン行くって言ってたなぁ…。
曲柘は…んんー?どうだろ。
「ま、結局は一時間くらい玄関待ちかよ…。」
トボトボと歩きながら学校へ行く。すると後ろから走る足音が聞こえた。
「聖也…。お前鍵…っ…」
振り向くと曲柘が…鍵を!?
「え。あ、曲柘…!?」
どうしてだろう。きっと曲柘は鍵を持ってきてくれただけなのに…
こんなにも喜んでる俺がいるなんて…!!
「ほら、今度は忘れんなよ」
鍵を渡すときに触れる手は、走ったからなのか暖かかった。
神様…今のシチュ、もっかい再生出来ないですかね。
- 第4章 ゲームセンター ( No.7 )
- 日時: 2015/02/02 21:41
- 名前: 晴哉@いーくん (ID: LpTTulAV)
はいはい、どもども!日向蜩です!!
今回、俺達はゲームセンターに来ております!
「あ、ねぇ…あれ欲しい」
黒さんがチョンチョンっと俺の袖を引っ張るので視線をそちらに合わせる。
そこには世にいうクレーンゲームと言う物のなかに狐の可愛らしいぬいぐるみがあった。
「あの、狐のぬいぐるみ??」
指を指すとコクンっと黒さんは頷いた。クソ可愛いな!!
「よし、俺がとってくるぞ!!」
目指せ一発ゲット!!
チャリンっと100円玉を2枚いれる。俺はもう黒さんの視線を背中に感じながらミリ単位でクレーンを動かした。
「…うぉら!!」
クレーンの決定ボタンを押すとゆっくりアームが開き下へと落ちていく。
狐の首元を掴めば、ゆっくりと持っていく。
そして…出口へと運べば…!
「よっしゃ。取れた!」
流石俺、一発で狐のぬいぐるみをゲット出来た。
「凄い…。ありがと」
俺の元に駆け寄って上目で言ってくる黒さん。
俺がその場で吐血したのは言うまでもない((
- 第5章 買い物デート ( No.8 )
- 日時: 2015/02/03 20:22
- 名前: 晴哉@いーくん (ID: LpTTulAV)
「今日はなにがいい?」
そんな事を呟きながら近所のスーパーを回っていく。
「花さんのなら…何でもいい…。」
そんな事をカルラはサラッと言えるわけで、
俺の心臓に悪い。あ、もちろん、いい意味で。
「そっか。なら…にんじん安いしカレーかシチューだね。」
「シチュー、絶対シチュー。」
スパッと即答でシチューのルーをカルラは入れる。
カレーもいいんだけどねー。
「ん、そっか。」
他愛もない話を続けながらレジで会計を済ませてレジ袋につめた。
自動ドアを通り抜けようと袋を持つとソッとカルラは1つ袋を持ってくれる。
「俺が持つからいいよ?」
左手を出すと何故かカルラは右手を出して恋人繋ぎをした。
それも普通に、ごく自然に。
「寒い。手繋いだら暖かい…花さんだと特に。」
顔そらしているカルラの耳は真っ赤なのが伺える。
それが、とてつもなく嬉しかった。
「やっぱり大好き。」
耳元で、そんな言葉を呟いてもっと真っ赤にさせる。
あー、たまには買い物デートもいいよね。