BL・GL小説 （オリジナルで全年齢対象のみ）
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- 【BL】一度きりの記憶。【オリジナル】
- 日時： 2015/03/11 22:55
- 名前： ソラ ◆rhFJh.Bm02 （ID: mmrXmEUV）
お知らせ
(はやくも題名を『一度』から『一度きりの記憶。』に改名させて頂きました。この先、改名する機会があった場合ご了承下さい。)
こんにちは。または、こんばんは。
僕はソラと言います。
何度か別名義で本館の方へ、投稿させて頂いています。
その作品は、友人が見てくれているとのこと。
さすがにその友人にとってBLはキツいかな…と思い、現在に至ります。
深い意味はございません。適当な説明ですみません。一体、僕はなにが言いたいのでしょう。
さて。改めまして今回はクリック、誠にありがとうございます。
はじめてのBL作品。
年齢指定のつくような内容ではないものの、緊張しております。
別にBLの世界について詳しく知ってる訳でもないのに、どうしてBL枠に入ったのか、という件についてはあまり触れないで頂きたいです。
このシンプルな題名、もう少し何かいいものがあればよかったのですがね。
思いつきませんでした。
話が長くなり、申し訳ございませんでした。
それでは、この作品を読んで頂く際の注意事項を申し上げたいと思います。
●荒し・中傷狙いのコメント・感想はご遠慮下さい
●この物語に出てくる人物等は全て架空のものとなっております
●更新が遅くなる場合がございます、大目に見て頂けると幸いです
その他、追加していくと思われます。ご了承下さい。
以上の全てを了承した上で、この作品をお楽しみ頂けますよう、ご協力お願い致します。
- Re: 【BL】一度きりの記憶。【オリジナル】 ( No.8 )
- 日時： 2015/05/10 15:46
- 名前： ソラ ◆rhFJh.Bm02 （ID: mmrXmEUV）
第一章-事の発端-(5)
自分自身が180°回った時。
どこかで見かけたことのある顔が視界に映った。
______あの子は確か
________コンビニのバイトでいた…？
あの時のコンビニのバイトの美少女だ。間違いない……はずだ。
しかし、おかしいところがある。
いくら高校生と言えど、今日入学したばかりだ。
法律的に、中学生のバイトが許されているはずもないだろう。
まぁ。そこのコンビニの店長の子供だとか、誰にも言えないような家庭の事情があるだとかだったら、まだよくある話なのかもしれない。
しかし、問題はそこではない。
だって、
ここは_______
正真正銘の男子校、なのだから。
- Re: 【BL】一度きりの記憶。【オリジナル】 ( No.9 )
- 日時： 2015/05/23 19:44
- 名前： ソラ ◆rhFJh.Bm02 （ID: nnVHFXAR）
第一章-事の発端-(6)
俺が、頭を抱え込んでいると。不意に、例の彼女と目が合った。……いや、彼なのか？
その子は、俺の視線に気がついていたようで、いぶかしげにこちらを睨む。
___が、その表情は、何かを企んだような笑みにすぐ変わった。
______何か企んだ。絶対、何か企んだぞ
慌てて目をそらそうとしたのだが、相手がこちらに迫って来ているために、逃げることはできない。
こうなったら、とことんやってやんよ！
何をとことんやるのかは自分でも分からないが、とりあえず相手と向き合った。
すると、次の瞬間。
下半身に鋭い衝撃を覚えた。
何事か、と頭が真っ白になる。
しかし、何が起こったのかを理解するのは少し遅かったようだ。
俺の股間を蹴ったその子は、しゃがみこむ俺の耳元で、囁いた。
本当に、小さな声だったので、聞こえづらかった。しかし、俺にはちゃんと聞こえた。
「いつも、ご来店ありがとうございます」
と。
- Re: 【BL】一度きりの記憶。【オリジナル】 ( No.10 )
- 日時： 2015/05/23 22:09
- 名前： ライド ◆O40gZ3Dlvk （ID: bOxz4n6K）
初めまして、ライドと申します！
面白いですね！股間を蹴られたところに笑ってしまいました・・・ww
女と間違えて恋に落ちる。これまた王道（？）な・・・・・！
更新楽しみにしてます！
- Re: 【BL】一度きりの記憶。【オリジナル】 ( No.11 )
- 日時： 2015/06/04 18:58
- 名前： ソラ ◆rhFJh.Bm02 （ID: nnVHFXAR）
ライド様
返信、遅くなってしまい、大変申し訳ないです。
コメント、ありがとうございました。
まさか、笑って頂けるなんて想像もしていませんでした(笑)
ハハハ、しかし。王道と見せかけて、まさかの展開に持っていくのが僕流。楽しみにしていて下さいね。
改めて申し上げます。返信が遅くなってしまい、本当に申し訳ございませんでした。
引き続き、応援よろしくお願い致します。
- Re: 【BL】一度きりの記憶。【オリジナル】 ( No.12 )
- 日時： 2015/06/07 14:53
- 名前： ソラ ◆rhFJh.Bm02 （ID: nnVHFXAR）
第二章-彼の彼と彼の彼女-(1)
______
_______
_________
____________
入学式が終わり、帰ろうとした俺は誰かの声に引き留められた。
間違いなくアイツなのだろうが(親しくもないのにアイツ呼ばわりするのは少し気が引けるが)、俺は気つかないフリをして帰り道を急ぐ。
しかし、向こうもこちらの考えに気ついているようで。
「おい、聞いてんのかバカぁッ！！もう話しかけてやんないかんな！！」
こう、小学生でも思い付きそうな暴言を浴びせてくる…………罵声のつもりなのか？
それでも俺は知らないフリをする。
それを続けるといきなり静かになった。
___やっと諦めたか
そう、俺は安堵の溜め息とともに後ろを振り返る。
しかし、目に飛び込んで来たのは俺を睨みつけるアイツの顔ではなく……
真っ赤な顔で目に涙を溜め、うつ向くアイツの姿だった。
______は？
俺には状況が理解ができない。
全くできない。
国語のテストでは毎回90点以上は採る俺にもできない。
_____俺、なんかしたっけ？
頭を抱えて悩んでいると、アイツは泣き出してしまった。
_____可愛い……
思わず、見惚れてしまう。
小動物にでも例えるなら……
なんだろう。生憎、動物には詳しくないもので。全然例えるものが思い浮かばなかった。
しかし、本当に可愛いのだ。
先程までの、小生意気そうな面影はない。
________？
先程までは静かな道だったのだが、妙にざわつき始めていることに気がついた。
気が付くと、周りに人だかりができている。
________嫌な予感がするな
俺は、恐る恐る顔を上げる。
すると、周囲にいる人と目が合った。
どの人も、俺のことをケダモノを見るような目だ。
________やっぱりか？！
ただでさえ、可愛い顔立ちのコイツだ。
下手すると、女に見間違われる可能性がある。
無くても俺に危険が迫っているのは確実だろう。
すると、図太い声が俺の耳に入った。
「そこのお前！！何事だっ！！」
もしかすると…。いや、もしかしなくても警察、あるいはそういう類いのお父さんだろう。
とりあえず、ここは早めに立ち去った方がいいだろうな。
大事になる前に、と。俺はコイツの手を取り、全速力で家へ向かうのだった。