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素直に[SERVAMP 桜椿]
日時: 2015/03/18 19:25
名前: 夏希@椿 (ID: cvsyGb8i)

初投稿ですが、よろしくお願いします!

Re: 素直に[SERVAMP 桜椿] ( No.3 )
日時: 2015/03/19 18:45
名前: 夏希@椿 (ID: cvsyGb8i)

桜哉side

宴会後。
すでに憂鬱組の皆は眠りについていた。
椿さんはというと、
「あは……ふぁ……無礼講……へへ」
……酔ってうとうとしていた。
しょうがないな……
オレは椿さんに布団をかけようとした、その時。
グイ、と腕を掴まれて引き寄せられた。
顔が……ち……近い!
息がかかるくらい近づいていた。
「つ……椿さん?どうしたんですか?」
「桜哉って可愛〜いぃ〜ねぇ〜……あはは」
やっぱり椿さんは寝ぼけているみたいで、引っ張っている手と違う手でオレの頭を撫でて言った。
まだ酔ってるのか……
なんて思った次の瞬間、椿さんに抱き締められた。
大好きな人の香りでいっぱいになる。
「椿……さん?」
「…zzz……」
寝た……な。
そっと起こさないように出ていこうとするが、椿さんの抱き締める力が強くて出られない。
仕方がない、な。
オレは椿さんと眠りに落ちることにした。

Re: 素直に[SERVAMP 桜椿] ( No.4 )
日時: 2015/03/19 20:21
名前: 夏希@椿 (ID: cvsyGb8i)

桜哉side

「______……哉!……桜哉!」
誰かがオレを呼んで……
「……つつ椿さん!?」
オレを呼んでいたのは、椿さんだった。
「桜哉ってば……僕が何回も呼んでも起きなかったんだよ?」
「す、すいません……」
オレ、あのあと寝ちゃったんだ……
「それに、ずっと手繋いでいるし」
「……………………?!」
手なんか繋い…………だな。寝る前に。
「すいません……」
「僕は怒ってるわけじゃないよ?」
あぁ、なら良かった。
「椿さんが午前中に起きるなんて珍しいですね。……って、皆はどうしたんですか?」
さっきから憂鬱組の皆が見当たらない。どこに行ったのか……。
「僕は起こされたんだよ。皆は桜哉が起きるの遅いから、先行っちゃったよ」
皆行っちゃったのか……という事は、
____椿さんと二人きり?!
いや、あまり考えない方が良い……
「ねぇ、桜哉」
「はい?!」
後ろから突然抱き締められて、耳元で呼ばれた。突然だったから、声が裏返ってしまった。

……心臓がドキドキと煩い。
服越しに椿さんの体温が伝わってきて、変に意識してしまう。
「な……何ですか……?」
「桜哉ってさ……好きな人とか、いるの?」
「……………へ?……い、いますよ」
事実を伝えるのはこんなにも難しい事なのか?
色々とモヤモヤ考えていたオレに、椿さんが話しかけた。
「桜哉の好きな人って……城田真昼?」
「真昼は、違いますよ」
オレの好きな人は貴方ですよ……椿さん。

Re: 素直に[SERVAMP 桜椿] ( No.5 )
日時: 2015/03/19 20:49
名前: 夏希@椿 (ID: cvsyGb8i)

桜哉side

「へぇ……?じゃあ、誰なの?」
椿さんは相変わらず耳元で続ける。
「な……そ、そういう椿さんは好きな人いるんですか?」
勇気を出して、思いきって聞いてみた。
椿さんは一瞬黙ってから、口を開いた。
「僕の好きな人はね……

……桜哉、君だよ」

「……え」
オレ……?
「……っ……ホラ、僕の好きな人言ったよ……?桜哉はどうなのさ」
椿さんの好きな人、オレなんだ……
……嬉しい。
オレは椿さんの手を握った。
「オレの好きな人は、椿さんですよ」
「……………!ほ、本当?」
「嘘じゃないですよ」
そう告げて、椿さんにキスをした。
「………!さ、桜哉大好き!」
「さっきまでの態度はどうしたんですか。……オレも大好きです、椿さん」
オレたちはもう一回キスをした。

両思い一日目の始まり。

Re: 素直に[SERVAMP 桜椿] ( No.6 )
日時: 2015/03/21 18:22
名前: 夏希@椿 (ID: 9AGFDH0G)

桜哉side


キッカケは、椿さんの一言だった。
「王様ゲームやろうよ♪」
「……………………は?」

「王様だ〜れだ!」
これで何度目だろう。王様ゲームを始めてからすでに2時間が経過していた。
「ボクだよォ〜!じゃあねェ〜……
2番と4番がポッキーゲームゥ!」
……はい?
オレはもう一度自分の引いた棒の先端を見た。
何度見ても同じだ。棒には綺麗な文字で『4番』と書いてある。
オレかよ……。2番って誰なんだ?椿さんだったらいいけど……。
「えぇっ?僕2番じゃないか〜。4番誰〜?」
マジかおい嘘だろ?!本当に椿さん!?
「ねぇ桜哉、何番?」
「……はっ?!……あ、あぁ、4番ですよ」
椿さんの顔がポッと赤く染まった。
……可愛いな。
「それじゃあ二人は早くやって下さい」
オトギリからポッキーを受け取った。
……皆は何も思わないのか?
「桜哉〜……や、やるんだよね?」
「はぁ……まぁ……はい」
お互いに照れながら口にポッキーをくわえる。
「……あれェ?桜哉いつもなら嫌がるハズなんだけどォ〜……」
……ギクッ
「……………やっぱり嫌です」
「今更?」
……やるしかないんだな。と言うか、やればいいんだな?
「じゃあ……ん」
「……………ん」

ポリポリポリ……

それぞれ端からちょっとずつ食べ進めていく。数秒後、お互いの鼻先が当たる距離まで食べ進め……____
「………………ん」
初めはそっと触れただけの唇が、さらに深く重なる。

「……なんか二人共、恋人同士みたいだねェ……キス長いよォ」
ベルキアのその一言でオレ達は我に返ってバッとお互いすぐ離れた。
しまった……つい長く……
「……あはは、ごめんね。

実は僕ら、付き合っているんだ」

「…………………………へっ?」
皆『えぇッ!?』と一斉に叫んだ。
そりゃあそうか……男性同士だし。
「………若……お、おめでとうございます」
シャムロックなんて苦笑いになっているじゃないか。
「ははは、別にオジサンは気にしないよ。二人で仲良くやってくれ」
いつもの笑顔でヒガンはそう言った。
「ボクも別にいいけどォ〜?」
「私も別に構いません」
……あれ、これって
「公認、だね。桜哉」
椿さんはオレの手を握ってふにゃっと笑った。
「……はい」
オレも笑って答える。
……良かった。


「それじゃあ次から恋愛系命令どんどん入れるねェ〜!」
「ふぇ!?ちょっとベル!あれ、地味に僕恥ずかしかったんだからね!?」
「そのわりにはやる気でしたよね?」

Re: 素直に[SERVAMP 桜椿] ( No.7 )
日時: 2015/03/22 11:18
名前: 夏希@椿 (ID: FpNTyiBw)

桜哉side


あれから数分後。
王様は超能力でも持っているのか?と疑問に思うほど、オレと椿さんの番号をドンピシャで当て、恋愛系命令を沢山出した。
「さ、桜哉っ……僕もう限界だよ…ぉ…!!」
「駄目ですよ。あと1分我慢して下さい」
「いいい1分も!?む、無理っ!!

……あはははははっ!!」
……今オレたちがやっているのは、『1番が2番を2分くすぐる』というなんとも下らない命令。まぁ、さっきまで『5番が3番に壁ドン』なんてオレと椿さんをあからさまに狙った命令よりはマシだが……。
「はい、2分経ったよォ」
「はぁ……疲れたよ……桜哉のくすぐり方が上手い……」
「それは誉めてるんですか?」


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